海上保安官
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海上保安官(かいじょうほあんかん、Japan Coast Guard Officer)とは、海上の安全及び治安の確保を図ることを任務とする日本の行政機関である海上保安庁の職員のうち、法令の海上における励行、海難救助、海洋汚染等の防止、海上における犯罪の予防及び鎮圧、海上における犯人の捜査及び逮捕、海上における船舶交通に関する規制、水路、航路標識に関する事務その他海上の安全確保に関する事務並びにこれらに附帯する事項に関する事務を行う職員(国家公務員)を指す(海上保安庁法第2条、第14条)。海上保安庁法第31条において、特別司法警察職員として海上保安官(司法警察員)と海上保安官補(司法巡査)が指定されている。
- ^ 歴史群像編集部(編)『海上保安庁パーフェクトガイド』学習研究社〈歴史群像シリーズ〉、2005年5月、6頁。ISBN 978-4-0560-3720-3。
- ^ 海上保安庁法 第20条
- ^ 旧海上保安庁の総監と副総監には階級もあり海上警備監である
- ^ a b c 法令上は警察庁長官などと同じく階級ではなく役職名であるが、独自の階級章があり、最上位級の階級に準じた扱いを受けるため便宜的に記す。
- ^ a b 階級は海上警備監
- ^ 2013年5月15日以前は警備救難監。
- ^ 大学校本科卒業の専攻科生は研修科国際業務課程を終えたものが任命される。
- ^ 海上保安学校の課程卒業で勤務。
- ^ 海上自衛隊警務隊では3曹以上が司法警察員。
- ^ 海上自衛隊警務隊では海士長以下が司法巡査。
- ^ 海上保安学校の門司分校研修生は入校すると三等海上保安士で任官。有資格者は二等海上保安士に任官される。一般の初任海上保安職員は海上保安学校本校で教育を行う。
- ^ 防衛大学校卒業生、海上自衛隊幹部候補生、先任伍長はこの階級からの任官が行なわれる。
- ^ 一般の初任海上保安職員の学生は海上保安学校本校での課程を卒業することにより任命される。
- ^ 海上保安庁施行令の第九条、法第十四条第二項の規定による海上保安官補の階級は、一等海上保安士補 二等海上保安士補、三等海上保安士補となっている 。
- ^ 海上公安局法では海上公安官補を海上公安員長以下の階級としている。
- ^ 海上公安官補は司法巡査。海上保安官補も司法巡査。
- ^ 海上保安庁職員服制、別表第三(第二条関係) 袖章・胸章・肩章は金モール、金ボタン
- ^ 海上保安庁施行令第十六条、巡視警戒に任ずる船舶の乗組員(海上保安官を命ぜられた者を除く。)は、海上保安官の職務を助ける。別表第三(第二条関係) 袖章・胸章・肩章は銀色製
- ^ 保安大学生・保安学校生には肩章、胸章、袖章についての規定があり、海上保安庁職員服制では、「黒色ラシャの台地に金モール製(海上保安学校の学生にあつては銀モール製)の船舶用コンパス、救命浮環及びかもめを組み合わせたもの並びに船舶用コンパスの周囲に救命浮環を描いた金色のボタン一個を配する」とされている。
- ^ 防衛庁設置法の第二節、防衛省の任務及び所掌事務(任務)、第三条 『防衛省は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つことを目的とし、これがため、陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊…』
- ^ a b 海上保安庁. “海上保安レポート2017 海上保安官の仕事 > 目指せ! 海上保安官”. 2019年7月15日閲覧。
- ^ 海上保安官採用試験の特徴・レベル|公務員試験ラボ|公務員・就職試験対策の専門機関 上野法律セミナー
- 1 海上保安官とは
- 2 海上保安官の概要
- 3 職務
- 4 海上保安官に対する表彰
- 5 外部リンク
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