浅草寺 先祖供養

浅草寺

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/12 21:33 UTC 版)

先祖供養

浅草寺では先祖供養も出来る。

霊験あらたかと言われる浅草寺では毎日、家の宗派と無関係に先祖供養を受け付けている。浅草界隈を長年取材している五木寛之によれば、宗派を問わず全く無関係な人でも供養を申し込めるため、五重塔内の位牌には昭和天皇マザーテレサダイアナ妃の位牌まで存在するという。

毎日6時(10月から3月は6時半)、10時、14時から先祖供養、厄よけ、等の祈祷が行われる。
特定の個人の名前で受け付ける他、○○家先祖代々、という形でも受け付ける。
志納金は3,000円から。

主な年中行事

ほおずき市の屋台

浅草寺に纏わる逸話

秘仏本尊

秘仏本尊の聖観音像は、長期間にわたって見る者がなかったので、明治時代には実在が疑われるようになった。明治2年に役人が来て調査を行ったところ、本尊はたしかに存在していることが明らかになったという。この時の調査によれば、奈良時代の様式の聖観音像で、高さ20センチほど、焼けた跡が伺え、両手足がなかったという[22]。現在、常時拝観可能な「裏観音」が秘仏本尊と同じ様式であるとされるが、高さは89センチと異なっている[23]。本尊の大きさについて、しばしば「一寸八分(約5センチメートル)の観音様」と言われるが、浅草寺によれば「一寸八分」は江戸時代以来の俗説であるという[24]

おみくじ

浅草寺のおみくじは、細いの入った両手で抱えられる程度の大きさ・重さの角柱円柱形の状の箱を振って箱の端の小さな穴から棒を1本出し、棒に記された番号のくじを受けとる方式である。その内訳は、大吉、吉、半吉、小吉、末小吉、末吉、凶の7種類であり[25]、末吉まではお守りとして持ち帰り、凶を引いてしまった場合だけ、傍の結び棒にておみくじを結ぶことになっている。

最古の招き猫由縁の地

「浄るり町繁花の図」より 部分拡大
嘉永5年 歌川広重

招き猫の発祥については全国に由縁の地といわれるところがある中で、記録と実物、錦絵などによってその発祥が確実視されるのが、浅草寺境内である。武江年表藤岡屋日記嘉永5年の項目には、当寺境内三社権現鳥居横にて老婆によって今戸焼製の招き猫が売りだされ大流行になったと記されている。その特徴としては背面に丸に〆の陽刻があり、「金銭や福徳を丸く勢〆る」という縁起が担がれたものであって、具体的に招き猫とも浅草観音猫とも丸〆猫(まるしめのねこ)とも記されている。同じ嘉永5年に出された錦絵「浄るり町繁華の図」には、浄瑠璃の登場人物になぞらえて丸〆猫を売る床店が描かれている。近年都内の近世遺跡からは、色のとれた背面に「丸に〆」の陽刻のある招き猫の出土が数件確認されている。これらから総合的に、実物と記録のはっきりした最古の招き猫ということができる。




  1. ^ よくあるご質問(浅草寺公式サイト)
  2. ^ 概ね6位前後を推移している。
  3. ^ 村山市役所公式サイト「浅草寺大わらじ奉納」
  4. ^ 浅草寺の本堂も…チタン建材を「城の瓦」に 新日鉄住金が防災価値をアピール
  5. ^ a b c チタン瓦の五重塔公開=浅草寺 - 時事通信
  6. ^ 「ヒョウタン池身売り 浅草観音の本堂再建資金に」『朝日新聞』昭和26年7月13日 3面
  7. ^ 「本堂」(浅草寺公式サイト)
  8. ^ 「本堂」(浅草寺公式サイト)
  9. ^ 『東京近郊仏像めぐり』(学研、2009)では裏観音、不動、愛染の3体とも制作年代は不明とする
  10. ^ 「御宮殿御煤払・御宮殿開扉法要」(浅草寺公式サイト)
  11. ^ 『浅草寺に井波の扁額 彫刻師 南部白雲さん制作』北日本新聞 2020年6月12日26面
  12. ^ 辻区史編さん委員会編「鋳物師の郷・辻の歴史」(1999)によれば、太田近江大掾藤原正次は「釜六」とも称す江戸幕府御用を務めた鋳物師の名跡。釜六初期の梵鐘は都内に3口あり浅草寺の他には豪徳寺 (世田谷区)、感応寺 (江戸川区)に現存する。
  13. ^ 「東京近郊仏像めぐり」の推定。製作年は厳密には不明である
  14. ^ 社団法人江戸消防記念会『江戸消防 創立五十周年記念』東京消防庁監修、非売品、2004年
  15. ^ 東京府は太政官政府に対して、他に芝公園上野公園深川公園飛鳥山公園を公園地として上申し指定された。
  16. ^ 浅草開園式(blog)2012年12月23日付
  17. ^ 1920年代の浅草における大衆文化(杉山千鶴)
  18. ^ 公園指定に伴う浅草寺に対する認識の変化(川畑香奈)
  19. ^ 区立公遊園等の紹介台東区HP(2015年6月付)
  20. ^ 浅草燈籠祭2017開催場所
  21. ^ 観音経』の読誦が終わると同時に緞帳が下ろされ、法要の後に閉扉される。
  22. ^ 五木寛之 (2009). 百寺巡礼. 第五巻. 講談社文庫  による。なお、仏像ではなく金龍の頭であるという説もあるが疑わしい。
  23. ^ 『東京近郊仏像めぐり』学研パブリッシング、2009年10月。ISBN 978-4056056884
  24. ^ 「浅草寺のご本尊」(浅草寺公式サイト)
  25. ^ “浅草寺 おみくじ配分事情”. 日本経済新聞朝刊. (2016年6月21日). https://style.nikkei.com/article/DGXKZO03831820Q6A620C1L83000?channel=DF140920160949 2019年1月3日閲覧。 
  26. ^ 平成27年7月8日文部科学省告示第119号
  27. ^ 本堂(浅草大百科)”. 浅草槐の会. 2019年12月8日閲覧。
  28. ^ 浅草寺を知る”. 浅草寺. 2019年12月8日閲覧。
  29. ^ 浅草寺の絵馬については、『金龍山 浅草寺 絵馬図録』(金龍山浅草寺発行、1978年)に詳しい。
  30. ^ 台東区の遺跡-浅草寺遺跡


「浅草寺」の続きの解説一覧



浅草寺と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「浅草寺」の関連用語

浅草寺のお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   
検索ランキング



浅草寺のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの浅草寺 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS