泉ピン子 泉ピン子の概要

泉ピン子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/15 08:01 UTC 版)

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いずみ ぴんこ
泉 ピン子
本名 武本 小夜(本名)
江口 小夜(旧姓
生年月日 (1947-09-11) 1947年9月11日(72歳)
出生地 日本の旗 日本東京都中央区銀座
身長 154cm
血液型 B型
職業 女優
活動期間 1966年 - 現在
配偶者 あり
主な作品
テレビドラマ
おしん
渡る世間は鬼ばかり
おんなは度胸
自治会長 糸井緋芽子 社宅の事件簿
マッサン
ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(第4期)
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親族

  • 夫は消化器内科医の武本憲重。
  • 父は浪曲師の広沢竜造(江口鉱三郎)。
  • 継母は浪曲師の三門お染。
  • 叔母(広沢竜造の実妹)は声帯・形態模写・漫談家の翠みち代。義理のおじ(みち代の夫)は落語家の4代目桂福團治。従弟(福團治とみち代の長男)は落語家の桂福若

来歴

東京の品川区立日野第二小学校[1]品川区立日野中学校卒業[2]日本音楽高等学校中退後の1966年牧伸二に師事し三門 マリ子(みかど まりこ)の芸名で歌謡漫談家としてデビューするがキャバレー回りが続く。その後、1975年日本テレビテレビ3面記事 ウィークエンダー』の番組リポーターを担当したのを機に泉ピン子と改名。『ウィークエンダー』は出演者に欠員が生じたところ、その話しぶりの面白さに目を付けられて起用された[3]。この番組で初めてのレポートはセックスであり(本人は「のオッパイも嫌なほど可憐な女の子だった」と言っていた)[2]、以後もゲイバーストリップなどレポート内容が下ネタ中心になっていた時も一時期あった[4]ことから、新日本婦人の会が選ぶ「ワーストタレント1位」に選ばれたこともあった[5]

同じ1975年にTBSの演出家・鴨下信一に「美人でなく、知的でもなく、金もない“3ナイ女優”を探していた」とのことからドラマに誘われ[5]、鴨下演出のテレビドラマ花吹雪はしご一家』に出演。この頃から女優業に乗り出し、1980年に『手ごろな女』(日本テレビ)でドラマ初主演。歌手としても1977年に「哀恋蝶」が10.9万枚(オリコンチャート最高位37位)のヒットを記録した。

NHK紅白歌合戦』への出場を狙ったが、落選した。以後、紅白に対しては「歌手としての意地がある」と何度も応援出演依頼を断り、紅白出演歴は長らくなかった[6]。ただし、NHK連続テレビ小説マッサン』が放送される2014年に紅白出演を希望する発言を行い[7]、初出演を果たした。

1983年4月 - 1984年3月放送のNHK連続テレビ小説『おしん』の母親役で女優として評価を得る。加えて同作の脚本を書いた橋田壽賀子にも高く評価され、以降は橋田作品に数多く出演。

1990年に『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)が放送開始。以後20年以上にわたりシリーズ化され、泉の代表作の一つとなる。長い台詞にも動じない安定した演技で、以後橋田ファミリーの旗頭的な存在である(後述「橋田ファミリー関連」参照)。

2019年文化庁長官表彰[8]。同年、旭日小綬章受章[9]

女優業の傍ら『渡る世間』での大人しい嫁役とは相反し、バラエティ番組では元コメディエンヌとしての才を活かし、テンションも高く時に辛口なコメントも交えたトークを展開している。

人物

歌謡漫談家時代
歌謡漫談家のネタの中にコント55号が作成したものもある。ある日、街角でキャバレーの呼び込みに「うちで働かない?」と声をかけられたが、「はばかりながら、こっちはもっといい商売やってんだよ!」と一蹴した。キャバレーの呼び込みは、「いけね。トルコ嬢に声かけちまった」と言ったという[10]
芸名について
「泉ピン子」の芸名は芸能人であることをずっと反対した父親が「芸人にはピンからキリまであるのだから、志しの一番なピンの芸人になれ」と、泉に話したことから。本人によると、他の理由として「顔が丸くて麻雀牌のイーピンみたいだから」「泉の部分は『過去に泉という名前で売れた芸能人がいないので、お前で試す』と言われた」とのことで牧伸二に名付けられたとも語っている[11]。これ以前に駈け出しの前座歌手時代に泉 小百合(いずみ さゆり)の芸名を名乗っていたことがあり、『泉』を芸名にしていたのはこの時が初めてである[12]
元芸人として
元々はコメディエンヌコメディアン)であり、歌謡漫談家時代を基にした本人主演の自伝的ドラマ「おんなは一生懸命」が制作されたこともあったが、一時期『ウィークエンダー』に出演した過去をなかった事にして自身を「女優」と公言する姿にレギュラーとして共演した桂ざこばなどから「生意気だ」と批判された。泉とざこばは不仲で関係が修復せず、彼女のドラマ以外の発言では否定的である[13][14]。一方では、元々漫談家としてデビューした当時の先輩芸人とのエピソードを嬉々として語る[15]など、後に自身がお笑い出身であることを全く隠さなくなった。



  1. ^ 泉ピン子著『四年目のラブレター』(スコラ)200ページ
  2. ^ a b 泉ピン子著『ここだけのおしゃべり』(立風書房)48ページ
  3. ^ 泉ピン子著『みんな悩んでる -ピン子のツンデレ人生相談』(光文社)147-148ページ
  4. ^ 週刊文春 2009年8月13日・20日号 148ページ
  5. ^ a b c AERA 2003年6月9日号 54-59ページ
  6. ^ 次述する『おしん』が放送された1983年の『第34回NHK紅白歌合戦』では、ヒロイン役の田中裕子と共に紅組司会の候補に挙がっていたという(合田道人『紅白歌合戦の舞台裏』)。
  7. ^ http://www.daily.co.jp/gossip/2014/09/04/0007299197.shtml デイリースポーツ(2014年9月4日)
  8. ^ 平成30年度文化庁長官表彰名簿
  9. ^ 『官報』号外第151号、2019年11月3日
  10. ^ 『ここだけのおしゃべり』12ページ
  11. ^ 『ここだけのおしゃべり』55ページ、『四年目のラブレター』151ページ
  12. ^ 『ここだけのおしゃべり』68ページ
  13. ^ 2014年7月1日 日本経済新聞 夕刊『こころの玉手箱「落語家 桂ざこば」』より。
  14. ^ 2013年5月26日 (日)「上沼・高田のクギズケ!」”. gooテレビ (2013年5月26日). 2014年10月28日閲覧。
  15. ^ 『みんな悩んでる -ピン子のツンデレ人生相談』「Part8・告白ピン子のどん底(4)・不遇の時代」など。
  16. ^ 婦人公論 2000年4月7日号 73-75ページ
  17. ^ 2012年7月20日放送『ぴったんこカン・カン』”. TVでた蔵 (2012年7月20日). 2014年10月28日閲覧。。この時は和田利子に扮していた。
  18. ^ 『みんな悩んでる -ピン子のツンデレ人生相談』81ページ
  19. ^ 週刊文春2017年1月5日・12日新年特大号』216ページ
  20. ^ 泉ピン子が聖火リレー 平昌五輪、ソウルでサンケイスポーツ2018年1月15日閲覧。
  21. ^ 2010年10月22日放送『ぴったんこカン・カン』”. TVでた蔵 (2010年10月22日). 2014年10月28日閲覧。
  22. ^ 2011年6月28日放送『紳助社長のプロデュース大作戦!』”. TVでた蔵 (2011年6月28日). 2014年10月28日閲覧。
  23. ^ 泉ピン子「なんだ素人、コラ!」 上田兄罵倒でブログ「炎上」騒ぎ(J-CASTニュース、2012年4月9日)
  24. ^ 読売新聞 2012年4月13日分朝刊27面 放送塔「言葉遣いの悪さ、がっかり」
  25. ^ 『四年目のラブレター』196ページ
  26. ^ 『四年目のラブレター』50ページ
  27. ^ 『四年目のラブレター』52-53ページ
  28. ^ 『四年目のラブレター』161-162ページ
  29. ^ 『四年目のラブレター』154ページ
  30. ^ 『四年目のラブレター』148ページ
  31. ^ 『みんな悩んでる -ピン子のツンデレ人生相談』52ページ
  32. ^ 『四年目のラブレター』148ページ
  33. ^ 『四年目のラブレター』205ページ
  34. ^ 『西郷どん』新キャスト発表!”. NHKドラマトピックス. NHK (2018年2月14日). 2018年2月14日閲覧。
  35. ^ 泉ピン子、昼ドラ初出演 嫁いびりの姑役は「朝ドラのおかげ」”. ORICON (2015年7月24日). 2015年7月24日閲覧。
  36. ^ “泉ピン子、『ドクターX』初参戦 ラーメン店じゃない白衣姿に大張り切り”. ORICON STYLE. (2016年9月21日). http://www.oricon.co.jp/news/2078752/full/ 2016年9月21日閲覧。 
  37. ^ 「よみうり自分史」、泉ピン子さんの映画とコラボ『文化通信』(2018年3月13日)


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