河野臨
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/15 06:31 UTC 版)
タイトル
- 天元 3期 - 第31~33期 3連覇(歴代3位タイ)
- NECカップ囲碁トーナメント戦 2期 - 第27・29期
- 竜星 2期 - 第17・23期
- JAL新鋭早碁 1回 - 第1回
棋聖戦挑戦者決定リーグ戦
※新制度より(第40期から)
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回 | 期 | 開催年 | 所属リーグ | 結果 | |
---|---|---|---|---|---|
1 | 40 | 2015 | Aリーグ | 1位 | 昇格 |
2 | 41 | 2016 | Sリーグ | 1位 | 挑戦者 |
3 | 42 | 2017 | Sリーグ | 4位 | |
4 | 43 | 2018 | Sリーグ | 2位 | |
5 | 44 | 2019 | Sリーグ | 1位 | 挑戦者 |
6 | 45 | 2020 | Sリーグ | 1位 | 挑戦者 |
7 | 46 | 2021 | Sリーグ | 5位 | 降格 |
8 | 47 | 2022 | Aリーグ | 2位 | 昇格 |
9 | 48 | 2023 | Sリーグ | 6位 | 降格 |
棋風
ヨセに強い冷静な棋風であったが、タイトル獲得前後から戦闘力も身につけ、2007年には韓国の李世ドルをねじり合いの末に撃破した。三村智保は、形勢が悪くなっても無理な手は選ばず常に本手で対応し、正確なヨミと計算で地合を詰めていく棋士であると評している。
人物
- 3大リーグ入り直前で何度も参加を阻まれてきたが、2008年に初の棋聖戦リーグ入りを果たした。
- 平成四天王とほぼ同世代で「第五の男」と呼ばれることもあった。
- 「河野さんが日本で一番勉強しているのではないか」と張栩がコメントしている。(月刊碁ワールド2008年10月号)
- 日本棋院の賞金ランキングで2005年から2021年までの17年間連続でトップ10に入っていた。
- 近年、日本棋士が世界棋戦で総じて苦戦している中、孤軍奮闘している光景が見られる。
- 2023年10月7日、囲碁棋士の奥田あやが河野と婚約したことを自身のSNSで発表[2]、11月15日(いい囲碁の日)に婚姻届を提出したことを報告した[3]。
得意布石
河野は布石の研究に熱心なことでも知られ、近年では中国流(通常は黒5でa)から一路ずらした図のような布石を多用している。この布石は河野の名を取って、「臨戦中国流」と呼ばれることがある。またこの布石を「スモール中国流」と呼んだ解説書も出版している(下記)。
固有名詞の分類
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