河童 脚注

河童

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/26 21:54 UTC 版)

河童(かっぱ)は、日本の水の妖怪水神、またはその依り代、またはその仮の姿ともいう。天狗と並んで日本の妖怪の中で最も有名なものの一つとされる[1][2]。関連する有形の遺物としては、各地に河童神社、河童塚(鯨塚、道具塚と同じ)がある。


注釈

  1. ^ 合羽橋など、地名の由来となっている例もある。
  2. ^ などの内臓を意味するという説もある。
  3. ^ 日本書紀』には「時天皇夢有神 誨之曰 武臟人強頸 河內人茨田連衫子 衫子 此云 於河伯 必獲塞 則覓二人而得之 因以禱於河神」の「河伯、河神」(仁徳天皇11年条〈西暦換算323年条〉)や、「於吉備中國川島河派 有大虯令苦人」の虯令(みづち)(仁徳天皇67年条〈西暦換算379年条〉)など河神の記述がある。
  4. ^ 河童のコスプレ局員が巡回? 先日立ち寄った道原貯水池内で見つけたナイスな注意書き”. げたきち通信(非公式ウェブサイト). 個人 (2016年8月1日). 2019年8月13日閲覧。■ページトップにて、河童の注意書き看板の画像を16種類・16か所分掲載している。注意を促す文は「立入禁止」「きけん」「あぶない!!」「はいるな!」「ここであそんではいけません」「このなかはあぶないぞ!」などなど。管理者名に「国土交通省」「土地改良区」「千葉県」「北九州市水道局」「所沢警察署」などとあるものは、公的に認められた看板である。「○○土木事務所」「○○PTA」などもあるのが分かる。
  5. ^ 河童の正体とは何か?”. 探検コム(非公式ウェブサイト). 個人. 2019年8月14日閲覧。■ページトップに、「このへんはこわいぞ」の文字と不敵に笑う河童のイラストで構成された注意書き看板の画像が掲載されている。
  6. ^ バッジ自体は1956年から販売。

出典

  1. ^ 京極夏彦多田克己編著『妖怪図巻』国書刊行会、2000年、147頁。ISBN 978-4-33-604187-6 
  2. ^ 多田克己『幻想世界の住人たち』 IV、新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、110頁。ISBN 978-4-91-514644-2 
  3. ^ 香川 2014, pp. 55–60.
  4. ^ 香川 2014, pp. 60–69.
  5. ^ 北斎漫画~森羅万象のスケッチ”. 公式ウェブサイト. 太田記念美術館 (2016年). 2019年8月12日閲覧。
  6. ^ a b c 山内勝也「河童の証文-百道での溺死人なくす」福岡市市長室広報課・編『ふくおか歴史散歩』第二巻 福岡市 1983年 P.107-108
  7. ^ a b c 山内勝也「地行河童の松-酒好きの河童が恩返し」福岡市市長室広報課・編『ふくおか歴史散歩』第二巻 福岡市 1983年 P.109-110
  8. ^ 『広辞苑』 尻子玉 - コラム・イナモト 2006-12-21 尻子玉参照。
  9. ^ 若尾五雄「河童の荒魂」、近畿民俗学会会報 近畿民俗 (56)所収
  10. ^ 石川純一郎『河童の世界』(新版)時事通信社、1985年、129-131頁。ISBN 978-4-78-878515-1 
  11. ^ 吉川豊『ドキドキ! 妖怪めぐり』理論社、2000年、22頁。ISBN 978-4-65-201534-6 
  12. ^ 『河童の世界』、231-237頁。 
  13. ^ 折口信夫『古代研究II』223–252頁、中公クラシックス、2003年
  14. ^ 柳田國男遠野物語
  15. ^ 第3章 珍禽奇獣異魚 - 描かれた動物・植物”. 国会図書館 (2005年). 2012年6月10日閲覧。
  16. ^ 中山市朗『妖怪現る』(遊タイム出版、1994年)など。
  17. ^ 1991年 河童が人家に入りこんだ?『ムーSPECIAL 戦後日本オカルト事件FILE』(学研プラス)
  18. ^ 本堂清『河童物語』 批評社 2015年 ISBN 978-4-82-650630-4 pp.18,36.
  19. ^ 石川純一郎『河童の世界』新版 時事通信社 1985年 ISBN 978-4-78-878515-1 pp.83-84.
  20. ^ 駿国雑志24巻下”. 令和2年11月17日閲覧。
  21. ^ 駿国雑志24巻下”. 令和2年11月17日閲覧。
  22. ^ 駿国雑志25巻”. 令和2年11月17日閲覧。
  23. ^ 河童の妙薬(久下地域)”. 熊谷市. 2022年11月25日閲覧。
  24. ^ 曼荼羅淵の河童”. 真言宗豊山派 秋津不動尊持明院 河童寺. 2022年11月25日閲覧。
  25. ^ 佐久教育会歴史委員会編『限定復刻版 佐久口碑伝説集 南佐久篇』佐久教育会、1978年、93 - 94ページ。
  26. ^ 宮本幸枝・熊谷あづさ『日本の妖怪の謎と不思議』学習研究社〈GAKKEN MOOK〉、2007年、33頁。ISBN 978-4-05-604760-8 
  27. ^ 北野天満宮の歴史”. コスモスの町きたの. 北野町商工会. 2009年1月31日閲覧。
  28. ^ 松浦一酒造HP”. 2010年2月6日閲覧。
  29. ^ a b c d e f g 伊藤達也(地理学者法政大学教授)[1]小原丈明(地理学者、法政大学准教授) (2017年). “河童による水辺環境保全運動の特徴と地域振興効果 - 第17回学術研究助成” (PDF). 公式ウェブサイト. 公益財団法人国土地理協会 (JGDC). 2019年8月14日閲覧。
  30. ^ 河童連邦共和国(2018年4月30日閲覧)
  31. ^ 第9回 かつてカッパが暮らした街、遠野![後編]”. web R25 (2009年9月25日). 2014年1月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月5日閲覧。
  32. ^ "カッパ捕獲許可証"が岩手県で発行!! カッパは捕獲できるのか!?
  33. ^ この夏は「カッパ捕獲許可証」を手に入れてカッパを探す旅に出よう!
  34. ^ 写真入りカッパ捕獲許可証ゴールドのお客様へ
  35. ^ かっぱ捕獲許可証を取得しカッパ淵で捕獲大作戦?【岩手県】
  36. ^ 「かっぱハウス:14年ぶり再開 銚子、土日祝日に」『毎日新聞』朝刊2017年7月25日(千葉県版)、『産経新聞』朝刊2018年4月27日「【大人の遠足】千葉・銚子 大内かっぱハウス/グッズ4000点が並ぶ異空間」。
  37. ^ おもしろかっぱ館(2018年4月30日閲覧)
  38. ^ 大石南小だより 8・9月号 (PDF) p. 2 - 上尾市(上尾市立大石南小学校)、2015年8月25日、2016年5月22日閲覧。
  39. ^ a b c d 福崎町役場 地域振興課 (2019年5月7日). “福崎町の妖怪たち”. 公式ウェブサイト. 福崎町. 2019年8月13日閲覧。
  40. ^ a b c d 河童のガタロウとガジロウ”. 公式ウェブサイト. 福崎町観光協会. 2019年8月13日閲覧。
  41. ^ a b c d 河童に天狗!?兵庫県福崎町「辻川山公園」で妖怪ウオッチング”. 公式ウェブサイト. LINEトラベルjp. 2019年8月13日閲覧。
  42. ^ 【兵庫県・福崎町】河童に鬼・天狗、現代に蘇った妖怪だらけの町”. たびこふれ (2021年9月24日). 2021年10月1日閲覧。
  43. ^ 福崎町地域振興課 小川知男 (2015年3月1日). “快進撃の河童『河次郎』誕生秘話” (PDF). 広報「福崎町文化」第31号. 福崎町文化センター. pp. 10-14. 2021年9月30日閲覧。
  44. ^ a b 志木市役所. “志木とカッパ”. 公式ウェブサイト. 志木市. 2016年5月22日閲覧。
  45. ^ 民話”. 真言宗智山派 宝幢寺. 2022年11月25日閲覧。
  46. ^ かっぱ伝説 - 色麻町役場ホームページ、2016年6月9日閲覧。
  47. ^ レファレンス事例集 : かつて東京都の都民の日につけて都営施設に行くと無料で入場できた「カッパのバッジ」の(1)デザインの由来、(2)写真が見たい。(2020年)”. 江戸東京博物館. 2023年10月7日閲覧。
  48. ^ a b 「カッパバッジ」新デザインで復活 東京都”. 日本経済新聞電子版. 日本経済新聞社 (2018年6月2日). 2023年10月7日閲覧。
  49. ^ 「Old meets New 東京150年」事業について東京都報道発表(2018年1月5日)
  50. ^ 広辞苑






河童と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「河童」の関連用語

検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



河童のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの河童 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS