沖縄県 地理・地域・公海

沖縄県

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/22 03:40 UTC 版)

地理・地域・公海

沖縄県の地図

国土交通省による日本の14地域区分の1つである沖縄は、沖縄県1県のみから成る[注 4]。なお、「九州地方」の一部または「九州・沖縄地方」と呼ぶ場合もある(「九州#近現代の「九州」」を参照)。国土交通省は、「沖縄本島」を、「本土」5島の一つとしている[注 5][注 6]国土地理院海上保安庁によると、沖縄県は363の島から成っている[3]。49の有人島と多数の無人島から成り、0.01km2以上の面積を有する島は160島存在する[13]。最東端から最西端までは約1,000km、最北端から最南端までは約400kmと、広大な県域を持つ[14]。 南西諸島は鹿児島県から台湾近くまで長く延びており、地理的分布では北のトカラ列島までと、奄美群島沖縄諸島および先島諸島の3つに大きく分けられる。 沖縄本島宮古島の間は宮古海峡と呼ばれ最狭区間でも約145海里(約270km)の距離があり、そのうち約48海里(約89km)が領海接続水域になっており、残りの約97海里(約180km)が排他的経済水域になっている。 与那国島と台湾の間は約54海里(約100km)である。

沖縄県の端[15]
所属自治体 備考 位置
最北端 硫黄鳥島 久米島町 有人島に限れば伊平屋島[16]
硫黄鳥島
波照間島
北大東島
与那国島
那覇市
伊平屋島
沖縄県 (南西諸島)
最南端 波照間島 竹富町 日本最南端の有人島[17]
最東端 北大東島 北大東村
最西端 与那国島 与那国町 日本最西端の島[18]

離島が多いものの、離島の医療は人材的あるいは経済的理由から不足気味であり、病院がなく診療所のみという島も多い。そのため、離島で治療できない急患患者の沖縄本島への空輸を陸上自衛隊海上保安庁が行っている。なお、宮古島石垣島には県立の総合病院が設置されているため、それらの島の周辺離島での急患は沖縄本島ではなく宮古島や石垣島に搬送される場合もある。

県庁所在地である那覇市の半径1,000km圏内には九州島全域や下関市上海福州台湾島全域が含まれ、1,500km圏内には大阪南京ソウル平壌マニラ香港などが位置する。2000km圏内には東京仙台北京瀋陽海南省海口市長春ウラジオストク等が存在し、2500km圏内には稚内成都重慶ハノイグアム北マリアナ諸島パラオが収まるなど、まさに東アジア東南アジア日本との接点とも言える位置にある。

沖縄本島の中南部は那覇市沖縄市を中心として都市化や人口集中が進んでおり、全面積の約5分の1に110万人以上が居住している(沖縄本島#中南部都市圏 も参照)。その上、治外法権の米軍基地が多数存在しており、利用できる面積はさらに限られる。そのため人口密度は全国で第9位であり、三大都市圏の都府県を除くと福岡県に次いで2番目に高い。

地質

琉球諸島は太平洋側の琉球海溝と東シナ海側の沖縄トラフに挟まれる。琉球海溝はフィリピン海プレートユーラシアプレートに潜り込むことによりできたもので、これは南海トラフと同様の成因である。また背海盆沖縄トラフはユーラシアプレートが新しい時代に引き裂かれて陥没した1000〜2000の窪みであり熱水鉱床などがみられる。地質的には琉球列島(諸島)のうち沖縄島と奄美大島はケラマ海裂とトカラ海峡とに挟まれた中琉球と呼ばれ、島は海洋地殻の上に海洋地殻の付加体(海洋地殻の陸側斜面となるユーラシア・プレートの下にフィリピン海プレートが沈み込むときに、海溝の陸側斜面ユーラシアプレートの端に押し付けられて隆起した海洋地殻の上の堆積物)で構成され、さらに3億〜5000万年前の古い付加堆積物で作られる沖縄島北側と、500万年前に作られた現地性堆積物により構成される沖縄島南側に大きく分けられる。

自然

生物
亜熱帯地帯で生物に好適な気候に恵まれ、貴重な動植物が多い。沖縄本島北部には山原と呼ばれる森林が広がっており、ノグチゲラヤンバルクイナヤンバルテナガコガネといった天然記念物等貴重な生物が生息している。山原と沖縄本島の海岸線の一部、慶良間諸島等が沖縄海岸国定公園に指定されている。西表島一帯および石垣島の一部が西表石垣国立公園に指定されており、マングローブ林が広がるほか、イリオモテヤマネコ等の貴重な生物が生息している。なお、環境省が指定する日本の重要湿地500のうち、55ヶ所が沖縄県内にある。これは、北海道(61ヶ所)に次いで日本で2番目に多い。
大雨水不足
2005年(平成17年)から2007年(平成19年)各年の6月梅雨前線の影響で大雨とが沖縄本島を襲い、各地で冠水、土砂崩れ崖崩れ等が相次いだ。平年値では年間を通じて降水量が多いが、梅雨台風による降雨が多いこと、年による変動が大きいこと、大きな河川がなくすぐに海に流出してしまうことなどから、気候および地形的に水不足に陥りやすい[19]。また、1946年に約51万人だった人口が、本土復帰の1972年(昭和47年)に約96万人と増加し、需給関係から1990年代前半までしばしば水不足による断水が行われた[20][21]。特に1981-1982年の渇水では日本最長の326日間にわたって給水制限が実施された。そのため、屋根の上などに給水タンクを設置している家が多い。しかし、沖縄本島北部から南部への導水が進み、また1997年(平成9年)に気候に左右されず安定して水の供給が可能な海水淡水化施設が北谷町に完成したことで[22]2005年(平成17年)に県人口が約136万人と増加したものの、断水に見舞われることは減った。
地震
「地震大国」と言われる日本において、九州などと同じく、一年あたりの(有感)地震回数が少ない。しかし、損害保険料率算出機構の最新の統計集では2等地となっており、特段リスクが低い地域と見なされなくなった。過去には1771年八重山地震による大津波で、先島諸島に多大な被害が生じている。最近では2010年(平成22年)の沖縄本島近海で発生した地震で約100年ぶりに沖縄本島で震度5以上を観測し、勝連城跡の城壁の一部が崩壊した[23]

気候

那覇市
雨温図説明
123456789101112
 
 
107
 
19
14
 
 
120
 
20
15
 
 
161
 
22
17
 
 
166
 
24
19
 
 
232
 
27
22
 
 
247
 
29
25
 
 
141
 
32
27
 
 
241
 
32
27
 
 
261
 
30
26
 
 
153
 
28
23
 
 
110
 
25
20
 
 
103
 
21
16
気温(°C
総降水量(mm)
出典:気象庁 那覇(1981年 - 2010年の平均値)
インペリアル換算
123456789101112
 
 
4.2
 
66
57
 
 
4.7
 
68
59
 
 
6.3
 
72
63
 
 
6.5
 
75
66
 
 
9.1
 
81
72
 
 
9.7
 
84
77
 
 
5.6
 
90
81
 
 
9.5
 
90
81
 
 
10
 
86
79
 
 
6
 
82
73
 
 
4.3
 
77
68
 
 
4.1
 
70
61
気温(°F
総降水量(in)

日本国内における気候区分では南日本気候に属する。

宮古島多良間島石垣島西表島与那国島波照間島および沖大東島熱帯性気候でケッペンの気候区分では熱帯雨林気候 (Af) に、それ以外の地域は亜熱帯性で温暖湿潤気候 (Cfa) に属する。沖縄県各地方ともに高温多湿で年間降水量は2,000mm以上で、年間平均気温は約22°Cとなっている。しかし、最高気温が35℃を超える猛暑日になることはほとんど無い[24]。これは、沖縄は陸地面積が狭く周りを海に囲まれていること(海洋性気候)から、フェーン現象や晴天弱風と都市化がもたらす大規模なヒートアイランド現象のような要因がないためである(但し都市部での小規模なヒートアイランド現象の研究報告はある)。また沖縄は台風銀座と呼ばれており、毎年多くの台風が接近する。月別で注目すると、降水量は梅雨入りの平均期間である5月と台風が多く接近する8月に多い。また、日照時間は7月に長く、冬期の1月・2月では短い。冬季は北からの季節風の影響で雨や曇りの日が多い。梅雨明け頃には、夏至南風(沖縄本島ではカーチーベー、宮古・八重山周辺ではカーチーバイ[25])と呼ばれる秒速10m以上の南寄りの強い風が吹き、夏の到来を告げる季節風として知られている[26]

降雪

冬期に降雪があることはごくまれであるが、1977年(昭和52年)2月17日久米島で、2016年(平成28年)1月24日に久米島と名護市でそれぞれみぞれ(気象記録上はと同じ扱い)が観測された[27][28] [29]気象庁が公式に発表した沖縄県での降雪記録はこの2例のみで、久米島での降雪は日本における降雪の南限記録である[30]

観測開始以前においては、琉球王国の正史とされる『球陽』によると、1774年1816年1843年1845年1857年にそれぞれ現在の沖縄県の領域で降雪があったことを記録している[31]

なお、昭和38年1月豪雪では県内各地であられひょうなどが観測されており農作物への被害も発生している[32]

1999年(平成11年)12月20日とその前後に那覇市などで「雪が降った」という目撃談が複数報告され、NHK沖縄放送局でその「雪らしきもの」の映像を放送したが、気温が高かったことなどから気象台は否定的で[33][34]、公式な降雪記録とはなっていない。

沖縄県内各地の気象データ[35]
平年値
(月単位)
沖縄諸島 大東
諸島
宮古諸島 八重山諸島
沖縄本島















石垣島 西表島





国頭村
名護市 金武町 那覇市 南城市
糸数
登野城 伊原間 祖納 大原
気候区分 Cfa Cfa Cfa Cfa Cfa Cfa Cfa Cfa Cfa Af Af Af Af Af Af Af Af
平均
気温

()
最暖
26.7
(7月)
28.8
(7月)
28.6
(7月)
28.9
(7月)
27.1
(7月)
28.3
(7月)
26.7
(7月)
28.8
(7月)
28.5
(7月)
28.7
(7月)
29.0
(7月)
29.5
(7月)
28.8
(7月)
28.9
(7月)
28.9
(7月)
28.9
(7月)
28.8
(7月)
最寒
14.5
(1月)
16.3
(1月)
16.2
(1月)
17.0
(1月)
15.2
(1月)
16.1
(1月)
15.3
(1月)
16.7
(1月)
17.7
(1月)
18.0
(1月)
18.4
(1月)
18.6
(1月)
18.3
(1月)
18.3
(1月)
18.0
(1月)
18.8
(1月)
18.4
(1月)
降水量
(mm)
最多
309.5
(6月)
248.2
(8月)
228.8
(5月)
260.5
(9月)
253.3
(6月)
269.9
(6月)
268.8
(5月)
263.9
(6月)
200.6
(5月)
262.5
(8月)
249.6
(8月)
261.6
(8月)
250.6
(9月)
273.6
(8月)
284.1
(8月)
197.7
(9月)
293.2
(9月)
最少
138.3
(12月)
96.2
(12月)
78.3
(12月)
102.8
(12月)
111.7
(1月)
97.5
(12月)
124.1
(12月)
119.0
(7月)
84.7
(1月)
130.8
(1,7月)
127.2
(12月)
126.3
(12月)
122.3
(7月)
141.6
(7月)
137.6
(3月)
106.2
(12月)
138.5
(7月)
日照
時間

時間
最長
239.2
(7月)
245.7
(7月)
218.1
(7月)
238.8
(7月)
210.1
(7月)
289.8
(7月)
230.5
(7月)
255.4
(7月)
278.8
(7月)
246.7
(7月)
199.1
(7月)
264.5
(7月)
245.6
(7月)
253.2
(7月)
245.4
(7月)
259.3
(7月)
258.9
(7月)
最短
78.3
(1月)
86.2
(2月)
88.3
(2月)
87.1
(2月)
93.0
(2月)
91.5
(1月)
87.8
(1月)
77.4
(2月)
114.5
(2月)
82.6
(2月)
73.9
(1月)
82.1
(2月)
70.5
(1月)
74.5
(1月)
86.5
(2月)
91.9
(1月)
55.7
(1月)
  • 1981年から2010年まで(ただし金武町、多良間島は1971年から2000年まで)の平均値

島嶼

沖縄県に属する島嶼の面積上位20島
島嶼名 面積 (km2) 島嶼名 面積 (km2)
1 沖縄本島 1,206.98 11 多良間島 0019.81
2 西表島 0289.61 12 渡嘉敷島 0015.31
3 石垣島 0222.25 13 伊是名島 0014.12
4 宮古島 0158.87 14 波照間島 0012.73
5 久米島 0059.53 15 北大東島 0011.93
6 南大東島 0030.53 16 黒島 0010.02
7 伊良部島 0029.06 17 下地島 0009.68
8 与那国島 0028.95 18 小浜島 0007.86
9 伊江島 0022.76 19 屋我地島 0007.82
10 伊平屋島 0020.66 20 粟国島 0007.62
出典:国土地理院(2016年10月1日現在)[36]

自然公園

沖縄海岸国定公園(万座毛

地形

山岳
河川

本県の河川の特徴としては、急勾配でかつ、河川延長が短く、流域面積が小さいことが挙げられる[40]。その為、河川流量の変動が顕著で、大雨による増水、少雨による水不足に陥りやすい。またマングローブ林など県外と異なる亜熱帯特有の自然環境を形成している[41]。現在、沖縄本島北部では赤土の流出、中南部では畜舎からの排水等の影響による河川汚染が問題となっている[42][43]

本県には国内で唯一、一級河川が存在しない。二級河川の開発は知事の要請に基づき沖縄振興特別措置法により、日本政府の直轄事業として改良・修繕工事を行っている[44]

  • 浦内川 - 沖縄県最長の川でマリユドゥの滝などを有する。
マリユドゥの滝
湖沼・干潟等

地域区分

2019年現在、沖縄県には11市、5郡、11町、19村があり、町は全て「ちょう」、村は全て「そん」と読む。

現代(2020年)において沖縄県の地域は北部地域中部地域、南部地域(南部離島地域)、宮古・八重山地域に大分される[45][46]

南部離島地域は、南部地域に包含される場合があるが、沖縄本島と、伊江島、伊平屋島および伊是名島を除く沖縄諸島大東諸島の島々の町村を含んだ概念である。

また、伊江島、伊平屋島、伊是名島の村域は北部地域に包含される(「北部離島地域」と言う呼び方は公式ではない)。

ただし、本島周囲の離島であって国頭村、大宜味村、今帰仁村、本部町、名護市、恩納村、うるま市、豊見城市、糸満市、南城市に属する小島嶼[注 7]はこれら離島地域には含まれない。

歴史的な地域区分

1896年(明治29年)4月1日郡制施行(沖縄県区制)に伴い、那覇区首里区と、国頭郡中頭郡島尻郡宮古郡八重山郡の5郡が設置された(2区5郡)。この時点では沖縄県発足以来継続していた旧慣温存政策により琉球王国時代の間切制が残存していた[注 8][注 9]。これは、1908年(明治41年)4月1日に沖縄県独自の島嶼町村制施行により、間切→村(そん)に移管されるまで続いた。

この1896年沖縄県区制施行当時の郡区分を特に「郡制」と言う事があり[注 10]、この境界をもって5地域(5地区)に分ける慣例が制度上も残っている。

この歴史的経緯により、旧郡制当初から現代まで、伊平屋村伊是名村は島尻郡に属しているがその一方で現代行政区分としては北部地域に組み入れられている。ほか、沖縄本島と伊江島を除く沖縄諸島と、大東諸島の島々の市町村も同様に島尻郡に属しており、必ずしも南部とは言えない南部地域(南部離島地域)に組み入れられている。

その他の行政区分および都市圏

行政による地域区分は上記のほか、沖縄本島(周辺離島を含む)における広域行政圏として北部広域市町村圏中部広域市町村圏南部広域市町村圏を持つ。

これら広域行政圏は、沖縄都市圏や那覇都市圏の影響を受けており、行政機能的、商業的にもより実態に即した圏域を構成している。そのため、中部地域に属する浦添市は南部広域市町村圏に組み入れられている。西原町は公式にも中部広域市町村圏だが、より実態に即して南部扱いされる場合も一部にある。

沖縄本島(本島周囲離島及び伊平屋島、伊是名島、伊江島を含む)

北部広域市町村圏
(旧)国頭郡の範囲に、島尻郡の伊平屋島と伊是名島を加えた範囲。郡の名称から「国頭地区」とも呼ばれる。
中部広域市町村圏
(旧)中頭郡の範囲から浦添市を除いた範囲。
南部広域市町村圏
(旧)島尻郡および旧那覇区、旧首里区[注 11]と、これに中部地域の浦添市を含めた範囲(ここでは沖縄本島部分を扱う)。
なお、西原町は中部地域かつ中部広域市町村圏に属するが、一部の事務組合については南部と合同になることもある。

沖縄諸島(伊平屋島、伊是名島、伊江島を除く)

南部広域市町村圏(離島)
いずれも(旧)島尻郡、南部広域市町村圏に属している。南部離島地域と同様の概念で「南部離島」等とも呼ばれる。

先島諸島

宮古地区
旧宮古支庁、(旧)宮古郡の範囲
八重山地区
旧八重山支庁、(旧)八重山郡の範囲

米軍基地

沖縄の米軍基地

2017年現在、在日米軍の専用施設は沖縄本島の総面積の15%を占めている[47][48]


注釈

  1. ^ 2019年の首里城火災で焼失。
  2. ^ 日本最南端は東京都に属する沖ノ鳥島であるが、人は住んでおらず民間人が自由に立ち入ることはできない。
  3. ^ なお「漂着」とする説が見られるが、文献、研究書で漂着と解しているものは見られず、原文も単に『同到阿児奈波』としているだけである。
  4. ^ 14地域:北海道、東北、関東内陸、関東臨海、東海、北陸、近畿内陸、近畿臨海、中国山陰、中国山陽、四国、九州北九州、九州南九州、沖縄[10]
  5. ^ 国土交通省では、島国領土がすべてから成る国)である日本を構成する6,852島を、本土5島と離島6,847島に区分している[11]。ただし、島について地理学上はこのような分類・区分けはない。
  6. ^ 日本のの面積順上位10島:本州北海道九州四国択捉島国後島沖縄本島佐渡島奄美大島対馬[12]
  7. ^ 次の「沖縄本島に属する市町村の位置」図に掲載。
  8. ^ すなわち、この時点の間切制が琉球王国時代末期(最終)の間切制をほぼ継承していたと考えられる。
  9. ^ なお、この間切制の大きな区分として、沖縄本島は「国頭方」「中頭方」「島尻方」の3つに大分されていた。これは古琉球14 - 15世紀の三山時代の国界に由来している(多少の相違はある)。「地下三方諸離(じじさんぽーしゅはなり)」の「地下三方」が国頭方・中頭方・島尻方を指す。「諸離」は本島の周囲離島、周辺離島を概ね指す。
  10. ^ 郡役所などにより行政実体として機能していた時代を指す。郡制廃止以降、郡は単なる地理的名称と残っている。沖縄県外でも同様だが、沖縄県では時代的経緯は異なる。
  11. ^ ただし首里区は旧郡制下の一時期、中頭郡役所が置かれるなど中頭の一部として機能した時代もあった。沖縄戦後に那覇市に編入された。
  12. ^ ただし名目上は琉球の一部とされた。詳細は奄美群島の歴史を参照。
  13. ^ 当時、内地(非植民地である日本本土)であった樺太庁及び千島でもソ連軍と激戦が繰り広げられたため、「唯一の地上戦」ではない[50]
  14. ^ 大隅諸島および上三島を除く。
  15. ^ 沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律」では、形式上、戦前の沖縄県および戦前の県内の市町村制から、戦後の地方自治法に基づく沖縄県および市町村に継承されるものとした。あくまでも法律上の形式的継承の問題である。
  16. ^ なお復帰に際して日本は米国に対し総額3億2000万ドルを支払っている(現在の為替レート(2016年10月時点)で約5000億円)。
  17. ^ 八重山日報は2017年4月1日に沖縄本島で沖縄本島版の発行と朝刊配達を開始したが、2019年2月末を以て八重山版と統合するとともに配達を中止して郵送に切り替えた[88]
  18. ^ 大韓民国の「家庭連合」(世界平和統一家庭連合=旧統一教会)系全国紙の日本語版。
  19. ^ 宮古・石垣のケーブルテレビでは先発3社・4局もアナログ放送を配信していたが、4:3の通常画質だったそれらとは異なりQABははじめからレターボックス16:9を使っていた。
  20. ^ 以前は他地域での経営上の理由(ケーブルテレビ局側における設備上のコストや県内既存局の圧力)などで再送信されなかったケースもたびたびあったが本土の県庁所在地の中心部のケーブルテレビ局は4大系列とも再送信されることが一般的である。なお2紙では県内の主要ケーブルテレビの独自チャンネルの番組表を掲載しているため、前記鹿児島読売テレビを一部再送信している「テレビにらい」の番組表は掲載されている
  21. ^ 2019年1月に伊良部島に中継局が開局し、宮古島とその周辺の離島ではFM沖縄が受信可能になった。
  22. ^ ただし、NHK-FM は2011年(平成23年)9月からラジオ第1・第2とともにインターネットを通じた同時配信により聴取可能となったが、すべて東京からの放送となるため本来の沖縄県域および九州・沖縄ブロックの番組と権利上の理由で同時配信されない番組がある場合は中継局が整備されない限り聴取不可。なお、2012年度に東京都小笠原諸島の父島・母島両中継局が開設されたが、大東諸島では依然として開局のめどが立たず、全国で唯一 NHK-FM のラジオ放送による直接受信ができない地域となった。なお、後述のインターネットラジオの配信サービス(radiko・らじるらじる)で聴取可能であるが、条件や特記事項がある
  23. ^ 沖縄本島に16局(那覇市・沖縄市・宜野湾市に2局、浦添市・豊見城市・糸満市・南城市・うるま市・名護市・与那原町・北谷町・本部町・読谷村に1局)、久米島(久米島町)・宮古島(宮古島市)・石垣島(石垣市)にそれぞれ1局設置。
  24. ^ 琉球政府章典や各種法令で公用語は定められていないが、琉球政府章典や各種法令には日本語、米軍からの布令布告には英語が使用されている[92]

出典

  1. ^ ウチナー” (日本語). 首里・那覇方言音声データベース. 2020年6月9日閲覧。
  2. ^ 国立国語研究所(2001)『国立国語研究所資料集 5 沖縄語辞典』財務省印刷局、538頁。
  3. ^ a b 離島の概況について/沖縄県”. 2017年10月12日閲覧。
  4. ^ 日本最西端、260m北北西へ 沖縄県・与那国島の岩を地形図に 琉球新報、2019年6月11日閲覧。[リンク切れ]
  5. ^ 【島旅Topic】外国人にも大人気!日本の離島5選♪ | 島日より、旅日より” (日本語). shimatabibiyori.com. 2021年5月4日閲覧。
  6. ^ 沖縄の産業/産業のうちわけ - 2014-12-4閲覧
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