毛 (動物) 動物一般における毛

毛 (動物)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/08 02:25 UTC 版)

動物一般における毛

無脊椎動物まで目を広げると、一般的に体表面の糸状の突起を毛と呼んでいる。キチン質などの表皮を持つものでは、太くて鋭く、あまり曲がらないものは刺毛(しもう)と呼ばれる。

節足動物の場合

節足動物の場合、毛は体表の外骨格の突出部である。太くて曲がらないとは異なり、毛は細くて曲がることができる。その基部に曲がるための構造(ごく薄くなったクチクラなど)がある場合もあり、各部に刺激の受容部を持って、感覚器として働く場合も多い。クモ類では、その基部に毛の動きを捉えるしくみがあり、音を聞く(空気の振動を受容する)構造と考えられるものがある。これを聴毛(ちょうもう)という。

環形動物の場合

環形動物多毛類では体節毎に存在する疣足に特異な形の針状の構造の束がある。これを剛毛という。貧毛類では疣足はなく、剛毛のみが体節毎に配置する。これらは体に半ば埋もれており、種によっては出し入れでき、運動の補助的役割を果たす。その先端は鈎型、櫛状など様々で、分類上の特徴ともなっている。

植物の場合

植物体の表面から突出する細長いものも毛という。これは動物の場合と異なり、普通は細胞、あるいはその一部が突出したものである。に生える毛は、普通は独立の細胞、あるいは複数の細胞からなる。には根毛があるが、これは表皮細胞の一部が伸びたものである。

細胞に関わるもの

細胞表面の毛で運動に関わるものに鞭毛繊毛がある。

人体の毛

人間の身体(人体)の保護の為に生えるという説があるが、本来保護の必要な幼少期より第二次性徴期からの青年期への移行期にかけて生え始める体毛脇毛陰毛など)もあるため現在では必ずしも正しくないとされている。現在体毛には男性ホルモンの影響を受ける男性毛(腕、膝など)・男女関係なく性ホルモンの影響を受ける両性毛(脇毛、陰毛)・無性毛(まゆ毛、まつげ)の3種があると言われている。[1]また体毛の多寡などは生死に関わる分野でもなく、専攻する医師も多くないため、現代医学においても研究が進みにくく未だ判明していないことの多い分野である。加えて人体の毛は男女によって捉え方が非常に異なっていることが多く、目につきやすい部位(腕部・脚部・脇など)の毛の脱毛マナーエチケットに基づき処理すべきか否かといった論争が今も続いている[2][3]

また、かみそりなどで剃ったときに濃くなると信じられていることがあるが、それは嘘である。自然に生えている毛は先端に向かうにつれて細くなっていくが、その毛を剃ることで剃る前に比べ毛の先端が太くなるため、濃くなったように錯覚するためである。

部位

脱毛・除毛

関連項目




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