正解するカド 用語

正解するカド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/22 09:47 UTC 版)

用語

カド
異方からの第1の力。羽田空港に出現した四方2キロメートルに及ぶ正六面体の境界体。その表面は徹甲弾さえ通さない。品輪はカドの境界を「フレゴニクス」と名付けている。境界体であると同時に異方とこの宇宙を繋ぐ変換機構でもある。カドに取り込まれた乗客乗員251名を開放後、狭山湖に移転する。
異方(いほう)
ヤハクィザシュニナが来た、この宇宙の外の存在。異方の言葉では「ノヴォ」と呼ぶ。真道は判りやすい解釈として「高次元世界」と答えるが適切な表現ではない。
この世界(3次元)より37乗倍の処理速度と37乗倍の広がりを持つ。その膨大な処理能力であらゆることを一瞬で処理できるがゆえに、常に情報不足に苛まれている。そのため、無数の「情報の繭」を創造し高密度の繭の中でたった1つの黄金の糸ともいえる特異点「人類」を作り出した。
ユノクル
地球上で適切な表現が存在しないが、共感や共有に近い表現。
ワム
異方からの第2の力。電力を無限に取り出す球体状の装置。2つで対になっている。形状が重要であり作成できる者は限られているものの紙のような簡単な材料で作り出すことができる。
サンサ
異方からの第3の力。睡眠を不要にする装置。人類に異方を認識させる形状、(映像による間接的も含め)一目見るだけで異方を覗き、異方の感覚を得ることができる。多数次元の個体存在を感覚し、1人が眠り1人が起き続ける、つまり自分自身をワークシェアリングし全く睡眠をとらなくすることができる。ワムと違い、現在の人類が持つ科学力では模倣は不可能に近く、異方にも短時間での量産は難しいとされる。
ナノミスハイン
異方からの第4の力。異方存在の腕ともいえる、重力制御、慣性制御、質量制御等の異方の制御を人類が行うことができる補助器具。宇宙内部から操作を行うことで、宇宙の設定に手を加えることができる。物体を手を触れずに移動したり、時間を制御することさえできる。ワムやサンサと異なり1度でも直接触れる必要がある。
隔絶体(かくぜつたい)
小星型十二面体の異方存在を閉じ込める檻。
アンタゴニクス
フレゴニクスを破るために開発された人造フレゴニクス。フレゴニクスと触れ合うことで互いに打ち消し合う。
SETTEN(セッテン)
売上高3兆円、時価総額100兆円のネットサービス企業。主なサービスは検索エンジンと動画共有サービス。報道機関並に自社の報道ヘリや人工衛星を持っており、サンサを全世界に向け発信した。
補足用語
時系列
  • 2017年6月12日-7月18日 真道、刑部鍍金と用地買収交渉
  • 2017年7月25日 10:00 羽田空港にカド出現
  • 2017年7月26日 21:00 日本政府代表との初の対話
  • 2017年7月29日 12:00 乗客の解放開始
  • 2017年7月31日 18:00 内閣総理大臣の緊急会見、ワム製造法公開
  • 2017年8月8日 カド移転計画公表
  • 2017年8月21日 真道、実家に帰省
  • 2017年8月25日 最後の乗客解放
  • 2017年8月26日 6:00-18:00 カド移転






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