機動戦士クロスボーン・ガンダム シリーズ概要

機動戦士クロスボーン・ガンダム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/02 03:44 UTC 版)

シリーズ概要

富野が原作・原案として携わったものは第一作『機動戦士クロスボーン・ガンダム』のみであり、それ以降の続編の作話は長谷川による。

機動戦士クロスボーン・ガンダム

『月刊少年エース』(角川書店)において、1994年12月号(創刊号)から1997年3月号まで全27話が連載され、単行本全6巻が刊行された。

劇場用アニメ『機動戦士ガンダムF91』(1991年)の10年後、宇宙世紀0133年を舞台とし、ベラ・ロナを中心に再興した宇宙海賊クロスボーン・バンガードと、木星圏を根城とする木星帝国(ジュピター・エンパイア)との戦いを描く。

制作にあたり、富野由悠季がアニメのプロット26話分に相当する原作を提供している[2](コミックスの著者近影欄にも全冊コメントを寄せている)。

TV ゲーム『SDガンダム GGENERATION-F』にてストーリーを追体験可能な形式でキャストや専用BGMと共に初収録される。その後『第2次スーパーロボット大戦α』、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』などゲーム作品へ登場し、主役機のクロスボーン・ガンダムハリソン・マディン専用量産型ガンダムF91プラモデル化されている。また『SDガンダム GGENERATION-F』に登場する際に作成された音楽は、他のゲーム作品でもクロスボーン・ガンダムのテーマとして扱われている。

アニメーション情報サイト「アニメ!アニメ!」の主催による読者アンケートでは、アニメ化を望む完結マンガ作品の第1位に数回選ばれている(2015年[3]・2018年1回目[4]・2018年2回目[5])。

機動戦士クロスボーン・ガンダム外伝

本作以降に描かれた続編は長谷川裕一によるオリジナル作品であり、富野由悠季は原作として関与していない。

本来『クロスボーン・ガンダム』は1作のみで終了する予定だった[6]が、その後『ガンダムエース』などに散発的に長谷川による読み切り作品が発表され、2005年には後述する全てのエピソードを収録した単行本『機動戦士クロスボーン・ガンダム スカルハート』が発売された。

本編連載開始以前に発表された長谷川の読み切り漫画作品『機動戦士Vガンダム外伝』とのクロスオーバーが見られる[7]

機動戦士クロスボーン・ガンダム 鋼鉄の7人

『ガンダムエース』2006年7月号から2007年9月号まで連載。宇宙世紀0136年において始まった木星帝国との最終決戦を描く。黒澤明の映画『七人の侍』がイメージのベースとなっており[2]、作中でもこの映画に関する話が出ている。

本作より後の時代(宇宙世紀0153年)を描いた『機動戦士Vガンダム』のキャラクターや技術も登場する。

機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト

『ガンダムエース』2012年1月号から2016年5月号まで連載。作中年代はテレビアニメ『機動戦士Vガンダム』と同じくとなる宇宙世紀0153年で、ザンスカール帝国最終兵器を知ってしまい追われる身になった主人公と、彼を救う人物が搭乗する、この時代には既に存在しないはずのクロスボーン・ガンダムとの邂逅から始まる。

続編の打診を受け、ガンダムは終われないと考えた長谷川は本作の最後を「完結」ではなく「章の終わり」というまとめ方にしている[8]

2017年発売の『ガンプラエースSpecial 月刊ガンダムエース9月号増刊』には、『ゴースト』の登場人物であるハロロを主人公とするスピンオフ作品「ハロロDEガンプラ」が掲載された。作者は榊蒼十郎

機動戦士クロスボーン・ガンダム DUST

『ガンダムエース』2016年6月号にて連載の告知が発表され、2016年9月号から2021年2月号まで連載。『クロスボーン・ガンダム ゴースト』から15年以上経過した宇宙世紀0169年を描く。本作からクロスボーンの綴りが「CROSS BONE」から「CROSS BORN」に変更されている[9]

機動戦士クロスボーン・ガンダム X-11

『ガンダムエース』2021年7月号にて連載の告知が発表され、2021年8月号から連載中。『クロスボーン・ガンダム DUST』と同時間軸をカーティス・ロスコの視点で描く。


  1. ^ 月刊ガンダムエース』2019年12月号、角川書店、198頁。
  2. ^ a b 月刊ガンダムエース』2018年5月号、角川書店、445頁。
  3. ^ “1位は『クロスボーン・ガンダム』“アニメ化してほしいマンガ作品は?”完結作品編”. アニメ!アニメ! (イード). (2015年2月11日). http://animeanime.jp/article/2015/02/11/21943.html 2015年3月10日閲覧。 
  4. ^ “「アニメ化してほしいマンガは?」完結作品編 「彼方のアストラ」「PSYREN」抑えた1位は…”. アニメ!アニメ! (イード  ). (2018年3月30日). https://animeanime.jp/article/2018/03/30/37229.html 2018年4月20日閲覧。 
  5. ^ “「アニメ化してほしいマンガは?」【完結作品編】「クロスボーン・ガンダム」人気根強し!前回ランキングからは実際にアニメ化も”. アニメ!アニメ! (イード  ). (2018年11月16日). https://animeanime.jp/article/2018/11/16/41480.html 2018年11月16日閲覧。 
  6. ^ 月刊ガンダムエース』2018年5月号、角川書店、446頁。
  7. ^ 『機動戦士クロスボーン・ガンダム』第1巻(電子書籍版)、角川書店〈角川コミックス・エース〉、2011年、188頁。
  8. ^ 『月刊ガンダムエース』2018年5月号、角川書店、448頁。
  9. ^ NXEDGE STYLE ファントムガンダム商品化記念『クロスボーン・ガンダム ゴースト』長谷川裕一先生インタビュー”. 魂ウェブ. バンダイスピリッツ (2017年6月27日). 2019年2月12日閲覧。
  10. ^ 一部のゲーム作品においてはニュータイプ扱いとなっている。また、原作でも本人が自称するだけでなく、ニュータイプ特有の描写が多々ある。
  11. ^ 「死の旋風隊」で「デス・ゲイルズ」と読ませる場面も存在する。
  12. ^ このMは本来搭乗する予定であったミノルの頭文字であった。急遽搭乗者が変更になったが、ドレックのファーストネームがミッチェルであったため、そのまま使用する事となった。
  13. ^ 『機動戦士クロスボーン・ガンダム ゴースト』第3巻、角川書店〈角川コミックス・エース〉、2013年、カバー折返し。
  14. ^ えっくすとりーむ” (2011年12月3日). 2017年5月26日閲覧。
  15. ^ 実際は娘の身を案じたテテニスとカーティスにより、妊娠発覚後に資源探査のクルーとなった。
  16. ^ ベルには亡くなったとされる父親の画像データを渡しているが、合成写真のように見えるため、より疑いを強くしている。
  17. ^ ローズマリーの著書でも戦死とされていた。
  18. ^ 金に固執しているがケチという訳ではなく、使うべきところへは惜しみなく投資し、団員たちへの金払いはしっかりとしている。そのため、団員たちからの信頼は厚い。
  19. ^ 例として、人質となった子供たちに菓子を与えたり、子供たちを助けようと、フォントにわざと脱出するためのヒントを与えたりしている。
  20. ^ 後にこれはモビルスーツを操縦する際にコンピュータの処理を軽くしようと視覚センサー以外の探知機器をカットしていたという本人のミスも関係していたことが判明した。
  21. ^ 『ゴースト』11巻, p. 187.
  22. ^ 「DUST」の時代ではサイド3は「ザビ・ジオン」、「ハイ・ジオン」などを名乗る4つの勢力が乱立している。






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