機動戦士ガンダムNT プロモーション

機動戦士ガンダムNT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/25 21:49 UTC 版)

プロモーション

2018年4月20日に行われた「ガンダムシリーズ 新作発表会」にて制作が告知され、メインビジュアルと主要スタッフなどが発表された[2]。その後、同年8月16日に主要キャストおよび各種設定が公表された[1]

前売券は制作発表直後からムビチケより発売され、第1弾にはキービジュアルを使用したクリアファイル[2]、第2弾には劇中設定を劇中世界の匿名人物が報告書というかたちでまとめた体裁を取った数量限定特製ブックレット「報告書-U.C.0097-」が付属する[1]。また、2018年10月19日には同時期劇場公開の『GODZILLA 星を喰う者』とのコラボレーションイラストを使用したクリアファイル付き前売券が発売された[21]ほか、同年11月2日には両作品の本編映像を用いたコラボレーション動画が公開された[22]

劇場公開に合わせ、本編冒頭23分が2018年11月30日にAbemaTVほか各動画配信サイトにて配信されたほか、同年12月1日にBS11、12月4日にTOKYO MXにてそれぞれテレビ放送され、12月13日にはPlayStation VRで配信された[23]

劇場公開初日の2018年11月30日には丸の内ピカデリー1にて初日舞台挨拶が開催され、ヨナ・バシュタ役の榎木淳弥、ミシェル・ルオ役の村中知、リタ・ベルナル役の松浦愛弓、ゾルタン・アッカネン役の梅原裕一郎、監督の吉沢俊一、脚本の福井晴敏、プロデューサーの小形尚弘が登壇した[24]

2019年7月12日には中国で上映されたが、中国での上映はシリーズ初である[25]

2019年9月13日には、機動戦士ガンダム40周年プロジェクト『ガンダム映像新体験TOUR』の一環として、4DX版がユナイテッド・シネマ計20館にて『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』と併映された[26]

2021年1月1日にBS11(1月2日にTOKYO MX、1月3日にはMBS)で『ガンプラ40周年記念『機動戦士ガンダムNT』特番』と題して地上波初放送[27]

入場者特典

週替わりの入場者特典が9週間に渡って数量限定で配布された[28]

1週目(2018年11月30日 - 12月6日) - 「UC&NT複製原画セット」
機動戦士ガンダムUC』と本作の作中シーンから選ばれた複製原画。2枚1組で計6種がランダム配布された。
2週目(2018年12月7日 - 12月13日) - カイ・シデン報告『サイド6ヘリウム3備蓄基地爆発事故異聞』コラムペーパー
物語の顛末を作中世界の登場人物であるカイ・シデンがジャーナリストとして綴ったという体裁を取ったレポート・コラム。本作のエンディング後に、劇中の出来事が作中世界の人々にどのような形で公表されたのかを描く。
3 -4週目(2018年12月14日 - 12月27日)
「ガンダムトライエイジ『機動戦士ガンダムNT』公開記念プロモーションカード」
アーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』でナラティブガンダムA装備として使用可能な、キービジュアルをあしらったカード。
3周目(2018年12月14日 - 12月20日) - 「平成最後のガンダムNT年賀状」
年賀状として使える絵はがき。シャア・アズナブル、フル・フロンタル、ゾルタン・アッカネンの3人が肩を並べるイラストと、富士山を背景にしたキービジュアルの2種類がランダム配布された。
4週目(2018年12月21日 - 12月27日) - 「ガンダムNTカレンダー」
ユニコーンガンダム1号機、2号機バンシィ、3号機フェネクスを描いたカレンダー。
5週目(2018年12月28日 - 2019年1月3日) - 「『機動戦士ガンダムUC』Unreleaced Soundtrack」
アニメ版『UC』劇伴曲の未使用曲集CD。
6週目(2019年1月4日 - 1月10日) - 「『機動戦士ガンダムNT』複製原画セット第2弾」
本作の作中シーンから選ばれた複製原画。2枚1組で計3種がランダム配布された。
7週目(2019年1月11日 - 1月17日) - 「『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』イメージスケッチカード」
本作の公開と同時に制作が発表された映画『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』のイメージスケッチを基にしたカード。全3種がランダム配布された。
8週目(2019年1月18日 - 1月24日) - 「『機動戦士ガンダムNT』モニターワークスカード」
劇中の導入場面で登場人物が閲覧しているナラティブガンダムのスペック表と、主人公ヨナの履歴書をあしらったカード。いずれかがランダム配布。
9週目(2019年1月25日 - 1月31日) - 「矢立文庫でおなじみ! 大川ぶくぶ先生の描き下ろし漫画」
『IPポリスつづきちゃん』『ポプテピピック』などの著作がある漫画家、大川ぶくぶによるパロディ4コマ漫画。

  1. ^ 劇中、爆発による影響シミュレーションにおいて、破片がL5から地球へ降り注ぐ図が表示されている。
  2. ^ ハービック社はRX-78-2 ガンダムコア・ファイターなどの開発に関わったと設定されている企業。
  3. ^ 監督の吉沢は、原案小説「不死鳥狩り」の描写から、ヨナの強さを映画『逆襲のシャア』に登場した強化人間、ギュネイ・ガスと戦ってあっさり負ける程度として設定したという[45]
  4. ^ トレーディングカードアーケードゲーム『ガンダムトライエイジ』、コンシューマーゲーム『スーパーロボット大戦30』ではニュータイプとして扱われている[50]
  5. ^ 小説版によるとミシェルは、リタであればある程度は自力で生き抜いてみせるだろうと見込み、まずはルオ商会を介して先にヨナを解放させ、その次にリタを救出する算段を立てていたが[58]、リタはこれから自分の身に起こることを宿命と考えており[59]、結果的にはリタの救出が間に合わなかった[58]、といった真相が明かされている。ただしヨナはミシェルの弁明に納得しておらず、劇中では幾度もミシェルを「嘘つき」と罵っている[60]
  6. ^ 映画では「約束の時刻に30分遅刻した」程度の重さの謝罪、という意図の演技になっている[20]
  7. ^ 劇中では「マウリ中将」と呼ばれており、公式サイトなどでも単に「マウリ」と表記されていたが、Blu-ray特装限定版特典の「完全設定資料集」でフルネームが明かされた[73]
  8. ^ 小説「不死鳥狩り」の描写が踏襲され、既に小説「不死鳥狩り」を読んでいる観客に対し、イアゴの死を意識させる演出となっている[20]
  9. ^ イギリスの芸能人、リッチー・ホゥティンの髪型がモチーフとされる[99]
  10. ^ のちの担当医によれば、体調が回復してから処置が必要とのこと。
  11. ^ 小説版では、自分だけ生き残れることに安堵する描写となっている[110]。映画の該当場面ではそうした描写がなく、モナハンの指示に安堵しているのか困惑しているのかは明確にされていない。
  12. ^ 頭部のアンテナ形状や脚裏にある噴射口のレイアウトなどは、νガンダムと共通性のある意匠となっている[14]。映画制作発表直後の設定では「νガンダムの試験機」とされており[148][96]、そのことが話題となったが[106]、公開直前のインタビューで本作プロデューサーの小形尚弘はこれを明確に否定し、「νガンダム以前に作られたサイコフレーム試験機」であると述べている[106]
  13. ^ 映画公開当時のインタビューでは、ナラティブガンダムへのサイコフレーム搭載有無は明確化しておらず[76]、制作スタッフの間でも解釈が分かれている[152]
  14. ^ ジェネレーターとOSが新型に交換されているとされる[14]。μガンダムは『ガンダム・センチネル』で名前のみ設定されていた[14]、νガンダム以前のサイコフレーム試験機。
  15. ^ 小説版では「神話」を意味するとされ、「不死鳥狩り」が神の領域に触れる行為であることから、戒めとしてミシェルたちがその呼び名を冠している[154]という、異なる理由が語られている。
  16. ^ 換装はモビルスーツデッキ上での大掛かりな作業を必要とする描写となっており、戦闘中の換装が可能という描写はない。
  17. ^ 前作『ガンダムUC』のユニコーンガンダムは従来の約束事を踏襲し、ユニコーンモードからデストロイモード、最終的にフルアーマーという形のパワーアップがなされていた[106]
  18. ^ a b 演出の意図については「#鳥で始まり鳥で終わる映画」を参照。
  19. ^ 小説版ではサイコ・キャプチャーとサイコ・フィールドの激しい鍔迫り合いを行っている。[167]
  20. ^ シールドの連結形態は劇中未使用。
  21. ^ 外装に取り付けられたサイコフレームは、RX-0シリーズ(ユニコーンガンダム)用のパーツであり[174]、同シリーズの1機分に相当するとされる[146]。形状もガンプラ「MG1/100ユニコーンガンダム」のクリアパーツ(サイコフレーム部分)がモチーフとなっており、ガンプラのパーツを使って立体構造の検証がおこなわれた[18]
  22. ^ IIネオ・ジオングに撃墜される直前には頭部、左腕、脚部を損失しつつコア・ファイターを射出し、『機動戦士ガンダム』最終話でシャア・アズナブルが搭乗するジオングと相討ちになって撃破されるアムロ・レイのRX-78-2ガンダムの最期(ラスト・シューティング)を想起する破損描写となっている[181]。しかし監督の吉沢にはオマージュの意図はなく、指摘されるまで類似性に気がつかなかったとし、キャラクター性のある機体が壊れていく演出のお約束を踏襲した結果であるとしている[181]
  23. ^ 表記ゆれがあり、劇場で販売されたパンフレットでは「ローズバッ[184]、パンフレット特別版に付属する特典冊子「最終報告書」や[46]、小説版では「ローズバッ」と表記されている。また、漫画『機動戦士ムーンガンダム』では前者とされている。
  24. ^ 劇中には何らかの協力者がいて補給手段を得ていると推測する場面があるが[189]、これは登場人物の推測が誤っているという演出である。
  25. ^ リタの身体はコクピット内で消失したとされる[188]
  26. ^ 「臨界爆発」という現象(科学用語)は存在しないため、どのような爆発なのかは不明。
  27. ^ 小説版における設定では、ゾルタンの部隊の半数は本物の「袖付き」構成員という違いがある[189]
  28. ^ 暴走したナラティブガンダムと合体する場面で用いられるイデオンの効果音は、「世界が軋んでいる音」というイメージで急遽追加されたものとされる[67]
  29. ^ 現実にはヘリウム(同位体含む)は化学的に安定なため、ガス爆発を起こすことはない。
  30. ^ 小説版では、元々ネオ・ジオンの機体であったものを改良したという経緯の説明や、「《シルヴァ・バレト》タイプの新型機」という記載がある[206]
  31. ^ TBS系列局が所在しない秋田県福井県徳島県佐賀県を除く(遠距離受信および区域外再放送は含めず)。





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