機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの登場人物 地球連邦政府

機動戦士ガンダム 逆襲のシャアの登場人物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 02:37 UTC 版)

地球連邦政府

以下の人物は各項目を参照。

アデナウアー・パラヤ

Adenauer Paraya[64]

声 - 嶋俊介(映画版) / 喜多川拓郎(カセット文庫『ベルトーチカ・チルドレン』) / 中多和宏(ゲーム『SDガンダム GGENERATION SPIRITS』)

地球連邦政府の参謀次官[13]。政府の密命を受けており[13]、ロンド・ベルを相手にせず、ネオ・ジオンとの和平交渉を進めようとする。典型的なアースノイドであり、地球のこと以外は顧みようとしない[65]。小説『ベルトーチカ・チルドレン』でも、虚栄心は強いが皮肉を投げかけられても気が付かないような人物として描写されている[66]

クェスの父親だが、彼女が父親の愛情に飢えていたのに対し、アデナウアーは家庭を顧みない利己的な人物であり[65]、クェスからは軽蔑されている。小説『ベルトーチカ・チルドレン』によれば、本妻は家を出て宇宙移民となっており現在は音信不通とされ[67]、クェスからは愛人がアデナウアーから実母を奪ったと思われていることが描写されている[68]。宇宙に上がろうとした際には愛人キャサリン(声 - 小宮和枝)が同行していたが、クェスの同行を嫌った彼女とは宇宙空港で喧嘩別れしてしまい、このときに空いた席を居合わせたハサウェイに譲ったことが、ハサウェイとクェスを引き合わせることになる。

シャアの真意には気がつかないまま、ネオ・ジオンのアクシズ落としに利用される形で交渉を進め、最終的にはネオ・ジオンの武装解除という名目で立ち会ったルナツーにおいて、乗艦していたクラップのブリッジに攻撃を受け死亡[13]する。このとき艦を攻撃したヤクト・ドーガを操縦していた人物は、ネオ・ジオンのパイロットとなっていた娘クェスであったが、アデナウアーがそのことに気がつくことはなかった[69]

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ジョン・バウアー

映画本編では冒頭で名前が挙がるのみ。ミライ等のために宇宙行きの航空券を取っており、紹介状の名義人となっている。またアデナウアーにもなんらかの貸しを作っていたらしい表現がなされており、アデナウアーがシャトルの席をハサウェイに譲る理由として、バウアーへの「借り」に言及する場面がある。

小説版『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(ハイ・ストリーマー)では、アムロとブライトの会話の中でも名前が登場し、補給関係の重鎮を務める良心的な参謀で[70]ジェガンの量産を強行させたり[71]νガンダムの建造のためにアナハイム・エレクトロニクスフォン・ブラウン工場を確保するなどしたが[72]、アムロが入手を希望していたΖガンダム百式についての行方は知らず、保存を取り決めた閣議決定を覆すほどの力はない[73]、と言及されている。

後に『機動戦士ガンダムUC』にも名前が登場し、ロンド・ベルの創設に関わった政治家であるという言及がされている。

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注釈

  1. ^ これについては強化人間の技術の進歩によるものではないかと推測する解説もあるが[17]、詳細は不明。
  2. ^ 小説『ベルトーチカ・チルドレン』での描写によれば、インド大陸北部のガンジス川沿いにある都市、カーシーにいたとされる[33]
  3. ^ a b 小説『ベルトーチカ・チルドレン』によれば、クェスはシャアの「重力に魂を縛られる」という言葉に自分が修行中に探し求めていた、自分の家庭内の不和や戦争の原因に対する解答を見出したとされ[37]、作中において、それを不幸な人にしか実感できない概念であると評している[38][39]。また小説中では、父親の愛人を生んだ地球を破壊できるのはシャアのおかげであり、そうすれば父親もクェスの実母とよりを戻せるかもしれないという願望を口にしているが[40]、クェスはこの時点で既に父親を殺めた後であった。
  4. ^ 小説『ベルトーチカ・チルドレン』によれば、クェスは父アデナウアーが乗艦するクラップ巡洋艦から、特別な色のついた思惟を感じていたとされ[42]、父を手にかけた瞬間にはその断末魔の思惟を感じ取って混乱するが、それが父親のものであることを理解することができなかったと描写されている[43]
  5. ^ ただし、ギュネイと2人掛りでもνガンダムを駆るアムロには歯が立たなかった。
  6. ^ 最期の瞬間は、単にハサウェイを退けようとしたのか助けようとしたのか曖昧な描写となっているが、関係者などのコメントでは「クェスは、死ぬ間際には、ちゃんとハサウェイを救けようとするんです」と説明されている[44]
  7. ^ 映画本編にはこの偽名で呼ばれる場面はほとんどないが、後に発売された「HCM-Pro ヤクト・ドーガ クェス・エア専用機」「HGUC 1/144 ヤクト・ドーガ クェス・エア専用機」などの商品では、商品名としてこの名が用いられている。小説『ベルトーチカ・チルドレン』によれば、この名はクェスの側が名乗ったものであり、シャアはそれが偽名であることには気が付いていたとされる[45]。彼女がアデナウアーの娘であることまで知っていたか否かについては描写がない。
  8. ^ 具体的には、素直さや感受性の強さを出すように留意し、単に自分勝手で怒りっぽい人物に見えないように試みたという[15][27]
  9. ^ 当初のデザインは決定稿とはまったく異なっており、富野からの指示を受けて全体の雰囲気や髪型、輪郭、目元などを幾度も修正したという[51]。また最終的に決まったデザインもアニメーターにとっては似せるのが難しくて描きにくく、作中で着替える衣装が多いこともあって手間のかかるものであったという[52]
  10. ^ 小説ではビームライフルを、角川カセット文庫版ではハイパーバズーカを発射。
  11. ^ 詳細は「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ#登場人物」を参照。

出典

  1. ^ a b c d e f 公式サイト 2011.
  2. ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア パンフレット』5ページより
  3. ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア パンフレット』5ページより
  4. ^ 『THE OFFICIAL GUNDAM PERFECT FILE 84』
  5. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』373ページ。
  6. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 中編』52ページより
  7. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 後編』71ページより
  8. ^ ファクトファイル100 2006, p. 31.
  9. ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア パンフレット』5ページより
  10. ^ ファクトファイル146 2007, p. 29.
  11. ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア パンフレット』5ページより
  12. ^ ファクトファイル19 2005, p. 31.
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u 映画パンフレット、§MAIN CHARACTERS RELATION。
  14. ^ 別冊アニメディア1998、76,96,97頁。
  15. ^ a b c d e 映画パンフレット、§MESSAGE MAINCAST。
  16. ^ a b c 別冊アニメディア1998、76頁。
  17. ^ a b 別冊アニメディア1998、81頁。
  18. ^ ベルトーチカ・チルドレン、89頁。
  19. ^ a b c 別冊アニメディア1998、19頁。
  20. ^ ベルトーチカ・チルドレン、115,203頁。
  21. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』268ページ
  22. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア中編』149ページ
  23. ^ a b 小黒 2010, §463 ギュネイ・ガス
  24. ^ a b 別冊アニメディア1998、90頁。
  25. ^ ベルトーチカ・チルドレン、334頁。
  26. ^ a b c d e f g h 別冊アニメディア1998、14-15頁。
  27. ^ a b c d 別冊アニメディア1998、109頁。
  28. ^ a b c d e 小黒 2010, §462 クェス・パラヤ
  29. ^ 小黒 2010, §459 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』
  30. ^ a b 小黒 2010, §469 シャアが狙った完全勝利
  31. ^ a b c 映画クライマックス、アムロとシャアの台詞による。
  32. ^ 映画本編、ロンド・ベルに身を寄せていた際にクェスがチェーンに対して発した台詞による。
  33. ^ ベルトーチカ・チルドレン、25,28頁。
  34. ^ ベルトーチカ・チルドレン、66頁。
  35. ^ 映画本編、撃墜される直前にクェスがチェーンに対して発した台詞による。
  36. ^ a b 別冊アニメディア1998、77頁。
  37. ^ ベルトーチカ・チルドレン、152-153頁。
  38. ^ 映画本編、シャアに対してクェスが発した台詞による。
  39. ^ ベルトーチカ・チルドレン、172頁。
  40. ^ ベルトーチカ・チルドレン、299頁。
  41. ^ ベルトーチカ・チルドレン、181頁。
  42. ^ ベルトーチカ・チルドレン、221頁。
  43. ^ ベルトーチカ・チルドレン、223頁。
  44. ^ 『月刊ニュータイプ』1988年4月号、角川書店、15頁。
  45. ^ ベルトーチカ・チルドレン、171頁。
  46. ^ 月刊ニュータイプ』誌[要追加記述]より。
  47. ^ 小黒 2010, §466 サザビーVSνガンダム
  48. ^ 小黒 2010, §471 大人にならなかったニュータイプ
  49. ^ 小黒 2010, §472 今日からちょっと低空飛行
  50. ^ 映画パンフレット、§MESSAGE MAINSTAFF。
  51. ^ a b 別冊アニメディア1998、94-97頁。
  52. ^ 別冊アニメディア1998、105-106頁。
  53. ^ ベルトーチカ・チルドレン、179,219頁。
  54. ^ ベルトーチカ・チルドレン、356頁。
  55. ^ 「Q.5月12日は母の日!シャアの母になれそうなキャラクターは?」はララァ・スンが1位!【5/6~5/12】”. GUNDAM.INFO (2019年5月12日). 2020年7月12日閲覧。
  56. ^ ベルトーチカ・チルドレン、197頁。
  57. ^ 漫画『機動戦士ガンダム C.D.A. 若き彗星の肖像』14巻、78~79ページより。
  58. ^ ファクトファイル140 2007, p. 29.
  59. ^ 別冊アニメディア1998、86頁。
  60. ^ 書籍『データガンダム キャラクター列伝[宇宙世紀編II]』117頁より。
  61. ^ ファクトファイル148 2007, p. 28.
  62. ^ プラモデル「AMS-119 ギラ・ドーガ(レズン・シュナイダー専用機)」組立説明書, 1/144 HGUC, バンダイ, (2009-01) 
  63. ^ ベルトーチカ・チルドレン、259頁。
  64. ^ ファクトファイル3 2004, p. 31.
  65. ^ a b 別冊アニメディア1998、14,74頁。
  66. ^ ベルトーチカ・チルドレン、217頁。
  67. ^ ベルトーチカ・チルドレン、45頁。
  68. ^ ベルトーチカ・チルドレン、299頁。
  69. ^ ベルトーチカ・チルドレン、222頁。
  70. ^ ハイ・ストリーマー第2巻, p. 48.
  71. ^ ハイ・ストリーマー第2巻, p. 42.
  72. ^ ハイ・ストリーマー第2巻, pp. 48-49.
  73. ^ ハイ・ストリーマー第2巻, p. 49.
  74. ^ ファクトファイル17 2005, p. 31.
  75. ^ 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア パンフレット』5ページ
  76. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』276ページ8行目。
  77. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』259ページ。
  78. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』328ページ。
  79. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』336ページ。
  80. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』367ページ。
  81. ^ 小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』373ページ。






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