機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダムNEXT
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/30 09:27 UTC 版)
システム
基本的なシステムは前作を踏襲しているものの、Gクロスオーバーは削除された(これにより『連邦vs.ジオンDX』以来のゲージによる特殊システムがなくなっている)。ゲームスピードはシリーズ最速を誇る。
NEXTダッシュシステム
本作の新システム。ブーストボタンを2度押しする(ブーストダッシュをする)事で、ブーストゲージを消費する代わりに任意の方向へ行動をキャンセルしつつ移動できる。ブーストゲージがある限り何度でも行うことが可能。各種攻撃硬直をキャンセルしてNEXTダッシュすることも可能で、射撃の硬直を消したり、格闘攻撃を連続で当てることも可能。ゲームスピードが高速化した影響もあり、どこでNEXTダッシュをするかといった直観力が必要になってくる場合もある。ほぼいつでも可能であるが、着地硬直中は不可能。
空中ブーストダッシュ
NEXTダッシュとは違う物である。前作ではブーストボタンを2度押す形式だったが、今作では前作の変形コマンドにあたる操作で空中ブーストダッシュになる。また、変形がある機体はブーストダッシュではなく変形が行われ、NEXTダッシュをした後、ブーストボタンを押し続ければブーストダッシュになる。
シールド防御
今作のシールド防御は全てC.E.vsシリーズの手動発動式(レバーを下→上と入力する)になった。格闘攻撃もガードすることが可能になった。
ただし、今作も一部機体は特定の攻撃モーションにシールド防御判定が付いていることがある。
武装変更・特殊能力
今作も一部の機体は特定の動作や特定の条件を満たすことで武装の変更や性能の強化をすることが可能。ただし、今作では換装すると、試合中に元の機体に戻れない、または撃墜されるまで元の機体に戻れない機体もある。
CPU戦
本作のCPU戦はまずAからHまでの8つあるコースから1つを選ぶ。難易度は5段階のパイロットランプ形式で表示される。今回も戦果画面に諸処の条件によって各種のマークが表示される[3]。AからC、Hコースではステージクリア後に最終ステージなど一部のステージ以外で複数あるステージ候補の中から1つを選ぶよう(正式名称:「NEXTステージセレクト」)になっている。A-CとE・Gコースでは、ステージ6にモビルアーマー、もしくはそれに準ずるモビルスーツを相手にするステージが登場。A-CとE-Gコースのステージ6で特定の条件をクリアすると次の「NEXTステージセレクト」の選択で「EX」が登場する。このステージでも一定の条件をクリアすればステージ8でも「EX」が選択できる。さらに特定の条件を満たして最終ステージをクリアすると、「FINAL NEXT」と呼ばれる隠しステージに進出できる(「隠しボス」の項目参照)。
今作はC.E.vsシリーズにあったターゲット撃破型のステージも復活(複数のターゲットが存在するステージもある)。
コース名 | 難易度 | ステージ数 | 登場するモビルアーマー |
---|---|---|---|
A | 3 | 9 | MRX-009 サイコガンダム |
B | 3 | 9 | MAN-08 エルメス |
C | 5 | 9 | NZ-000 クィン・マンサ |
D | 2 | 6 | なし |
E | 3 | 9 | ZMT-S29S ザンネック、(※1)MRX-009 サイコガンダム |
F | 4 | 9 | なし |
G | 5 | 9 | NZ-333 α・アジール、NZ-000 クィン・マンサ |
H | ? | 9 | (※2)JDG-009X デビルガンダム、他5体のモビルアーマー、ZGMF-X20A ストライクフリーダム(FINAL NEXT仕様) |
※1:EXステージのみ出現。 ※2:NEXTステージセレクトの選択次第ですべて回避可能。
チームシャッフルシステム
ロケテストやAOUショーでは確認できなかったが、今作でも搭載されている。
その他
前作からの変更点で、上に挙げたもの以外の主なものを以下にまとめる。
- 全体的に耐久力が下がった。コスト1000では平均320(前作はアレックス除いて一律350)、コスト2000では平均560(前作は一部除いて600)、コスト3000は平均650(前作は平均700)。
- 一発あたりのダメージ量が減少した。
- 味方CPU機への指令が5つ(ノーマル、集中、分散、突撃、回避)になった。
- 空中からの着地の硬直が長くなり、一切の行動を取ることができなくなった。
- 格闘の入力がC.E.vsシリーズと同様になった。(レバーニュートラル、レバー前、レバー横、レバー後、ブースト+格闘ボタン同時押し(特殊格闘)、ブーストダッシュ中(レバーを前に入れる必要あり)の6種類。射撃専門機体以外の一部機体はレバー後やブーストダッシュ中の格闘が存在しない。また今作では一部の機体はレバー左と右で出す格闘が異なるというパターンも登場した)
- 増援(乱入者)が登場しても前作はその対戦は続行されたが、今作ではC.E.vsシリーズまでと同じように、その時点でコストの減少が止まるようになった。
- 勝敗を決めた最後の一撃を決めたプレイヤーの画面にカットインが付く様になった。
- 戦闘開始時の通称「よろしく通信」のテロップ文章にキャラの個性が入るようになった。
- また、戦闘途中での特定機体へのロックオンや特定の組み合わせによる戦闘前後での掛け合いで出る特殊演出は前作よりも大幅に増えた[4]。
- イベントモード[5]限定で、制限時間を無制限にすることができるようになった。
- また、ダメージレベル(一発のダメージ量の変更)と制限時間の設定が8段階になった(前作までは4段階)。
- ^ a b am-netデータベース ガンダムvsガンダムNEXT。
- ^ 『NEXT』のテーマはGacktが歌う!『ガンダムVS.ガンダム』全国大会レポ - Gpara.com 2008年11月25日
- ^ 前作よりもマークの種類が増え、表示はシンプルになった。新たに加わったものでは「短時間でクリア」「一度でもシールドガードを成功する」などがある。
- ^ 例:ゴッドガンダムとデュエルガンダム、トールギスとターンX(パイロットの声が同一声優繋がり)、ガンダムとνガンダム(回顧)、デスティニーガンダムとシャア専用ザク(赤いザクでルナマリア・ホーク搭乗と誤認)、ガンダムヴァーチェとノーベルガンダム(ノーベルをガンダムナドレと誤認)など。
- ^ 一戦だけ対戦でき、勝っても負けても強制的にゲームオーバーとなる大会開催時などに使われるモード。
- ^ 携帯公式『スタッフルームから』 「モビルスーツ裏話」 - 2009年4月10日
- ^ a b c d e 前作のPSP版からの登場。
- ^ a b パスワードレベル3の入力で使用可能。
- ^ a b パスワードレベル5の入力で使用可能。
- ^ パスワードレベル2の入力で使用可能。
- ^ パスワードレベル1の入力で使用可能。
- ^ 特定の条件を満たして全ステージをクリアすると出現する「FINAL NEXT」ステージ、またはHコースのステージ8で出現。
- ^ 試作1号機が撃墜されると強制的にこの形態になる。フルバーニアンの状態で撃墜されてもフルバーニアンのまま。
- ^ ガンダムヴァーチェの特殊射撃「アーマーパージ」を使用することでこの形態になる。ナドレの状態で撃墜されるとヴァーチェに戻る。
- ^ 後述のPSP版『NEXT PLUS』ではリゼルに変更されると発表されている。
- ^ パスワードレベル7の入力で使用可能。『ガンダムUC』のビデオゲームへの出演は今作が初。
- ^ 背景を変えたΖ・CCA・0080ステージは含まれない。また背景の空中に描かれている人物は戦闘中は出なくなっており、勝利・敗北が確定した時点で現れるようになっている。
- ^ その他の前作ステージはステージ名が原作タイトルになっている。
- ^ 携帯公式『スタッフルームから』「お久しぶりです。」 - 2009年4月1日
- ^ パスワード自体は開放される日の朝にカプコンからFAXや電子メールという形で導入ロケーション、または基板業者へと配布される。
- ^ 「シャイニングガンダムとガンダムMk-II(カミーユ機)を開放せずにGコースだけ開放する」というようなことはできない。
- ^ メディアクリエイト調べ(Best版含む)、2012年1月1日現在。
固有名詞の分類
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