横須賀市 地理

横須賀市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/18 03:03 UTC 版)

地理

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歴史

約3万年前(旧石器時代)に遡る石器や29000年以前に作られた長方形の落とし穴列が船久保遺跡で発見されている。縄文時代に入ると生活の跡である貝塚も市内に散見されるようになる。古墳時代には小規模ながら古墳がつくられ、奈良時代中ごろまでは相模国から上総国へと抜ける古東海道が通じていた。

市内公郷の宗元寺(曹源寺)は県内屈指の古刹であり、三浦郡の行政の中心地であったともいわれる。中世には三浦氏、後に相模三浦氏が一帯を支配するようになるが、戦国時代に北条氏により滅亡、その後徳川家康の領地となる。江戸時代に入ると海上からの首都の玄関口となり、燈明堂や奉行所がおかれた。1720年(享保5年)に浦賀奉行所が置かれて以降は浦賀が商業地として栄えた。

幕末には黒船来航の地となり、観音埼灯台の点灯、横須賀製鉄所横須賀鎮守府設置、横須賀線の開通など、近代化や国防における要所として発展、県内では横浜市に次いで2番目に市制施行を果たした。昭和時代に入ると大日本帝国海軍の一大拠点となり、軍事施設を持つ周辺の町村を併合することでほぼ現在と同様の市域が形作られた(逗子町は後に分離)。このため横須賀市では昭和と平成の大合併に伴う市町村合併は行われていない。

戦後アメリカ軍自衛隊が駐留する一方、東京横浜など首都圏ベッドタウンとして発展した。

年表

人口

1992年(平成4年)5月1日に43万7171人と最高値を記録した。その後は減少に転じ、2018年2月には推計人口が399,845人と発表され[7]、1977年以来41年ぶりに40万の大台を割り込んだ。2023年(10月1日現在)の人口は37万5424人[8]

横須賀市と全国の年齢別人口分布(2005年) 横須賀市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 横須賀市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

横須賀市(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より

注釈

  1. ^ 「ハイランド」は、全国で初めてのカタカナ町名。
  2. ^ 自治体国際化協会のサイトでは「友好都市協定」としている[18]

出典

  1. ^ 市税年度比較”. 横須賀市. 20200321閲覧。
  2. ^ a b 横須賀の共信銀行が休業『中外商業新報』大正14年3月24日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p143 大正ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  3. ^ 第ニ銀行横須賀支店で取り付け『中外商業新報』大正14年4月12日(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p143)
  4. ^ 豪雨やまず、東京で七万五千戸浸水『東京日日新聞』昭和13年6月30日夕刊(『昭和ニュース事典第6巻 昭和12年-昭和13年』本編p219 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  5. ^ 六大府県で味噌、醤油の割当配当『朝日新聞』昭和17年1月8日夕刊(『昭和ニュース事典第8巻 昭和17年/昭和20年』本編p124)
  6. ^ 神奈川県暴力団排除条例(平成22年神奈川県条例第75号) 令和4年改正 令和4年11月1日施行”. 神奈川県 (2022年). 2022年9月19日閲覧。
  7. ^ “横須賀市の人口、41年ぶり40万人割れ 若い世代の転入少なく”. 東京新聞. (2018年2月14日). オリジナルの2018年2月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180214012658/https://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/list/201802/CK2018021402000131.html 2021年5月26日閲覧。 
  8. ^ “横須賀市 推計人口 令和5年10月1日現在”. https://view.officeapps.live.com/op/view.aspx?src=https%3A%2F%2Fwww.city.yokosuka.kanagawa.jp%2F0830%2Fdata%2Ftoukei%2Fsuikei%2Fdocuments%2Fs2310.xlsx&wdOrigin=BROWSELINK 2023年11月8日閲覧。 
  9. ^ 横須賀市議会とは”. 横須賀市. 2019年4月23日閲覧。
  10. ^ 会派別”. 横須賀市. 2019年5月18日閲覧。
  11. ^ a b c d e f 姉妹都市、友好都市”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  12. ^ a b 横須賀に会津藩士のお墓があるのはなぜ?”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  13. ^ a b c d e f g h i 姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2013年9月21日閲覧。
  14. ^ 米国テキサス州コーパスクリスティ市と姉妹市提携(昭和時代)”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  15. ^ フランスのブレスト市と姉妹都市提携(昭和時代)”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  16. ^ オーストラリアのフリマントル市と姉妹都市提携(昭和時代)”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  17. ^ a b c d イギリスのジリンガム市と友好都市提携(昭和時代)”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  18. ^ 姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2013年9月21日閲覧。
  19. ^ a b c 群馬県倉渕村と友好都市提携(昭和時代)”. 横須賀市. 2013年9月21日閲覧。
  20. ^ a b 施設 / はまゆう山荘の生い立ち”. はまゆう山荘. 2013年9月21日閲覧。
  21. ^ ご利用案内”. はまゆう山荘. 2013年9月21日閲覧。
  22. ^ 市立学校一覧表”. 横須賀市. 2021年3月23日閲覧。
  23. ^ About Our School”. Sullivans Elementary School. 2024年1月18日閲覧。
  24. ^ Home”. Yokosuka Middle School. 2024年1月18日閲覧。
  25. ^ お年寄りら待望「ハマちゃんバス」、2月から運行へ/横須賀 2012年1月26日 カナロコ 2012年3月29日閲覧。
  26. ^ 京浜急行バス公式サイト横浜駅(YCAT) ⇔ 横須賀西地区線(2012年6月閲覧)
  27. ^ 京浜急行バス公式サイト 横浜駅(YCAT) ⇔ 横須賀西地区線(2012年6月閲覧)
  28. ^ 横須賀観光情報 ここはヨコスカ
  29. ^ 『アニメマシテ』番組公式サイト バックナンバー”. 2014年10月20日放送分. 2021年11月7日閲覧。
  30. ^ 星のダンスを見においで - マンガ図書館Z(外部リンク)
  31. ^ 「たまゆら」×「横須賀市」タイアップについて 横須賀市観光情報2011年9月5日閲覧(2012年10月1日時点でのアーカイブ
  32. ^ タウンニュース アニメファン呼び込め 2011年7月22日号
  33. ^ 物語の舞台は横須賀! ハイスクール・フリート公式(外部リンク)
  34. ^ 亜美のサイクリングBlog Vol.2 三浦半島ツーリング ろんぐらいだぁす!公式(外部リンク)






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