棚 棚の概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/21 06:33 UTC 版)

概要

垂直と水平板を組み合わせた床に置く方式の移動可能な棚や、など家屋などの構成材に直接に水平板を取り付けた(移動不可能な)棚などがある。床に置く方式の(そして移動可能な)棚は「置き棚」といい、家屋の構成材に直接棚を取り付けたものは「造りつけの棚」という。#種類・分類

「置き棚」の長所は必要なら移動できることで、短所は地震の際に(あらかじめ対策をしていない限り)倒れる可能性があり人が下敷きになり人命も危うくなる点である。 「造りつけの棚」の長所は室内造作や装飾と高度に一体感を持たせるよう設計でき、地震の際も倒れず安全だということであり、短所は移動ができないことである。

棚は広く使われており、たとえば次のような場所で、たとえば次のような用途で使われている。

  • 店舗(商品展示棚、(バックヤードの)商品保管棚、資料用棚など)
  • 物流倉庫(流通させる商品を一時的に保管するための棚)
  • 図書館(書棚。来館者が直接見られる開架だけでなく、来館者は直接見られない「閉架」が大量にあることが多い)
  • 博物館(バックヤードの資料保管棚、収蔵品保管棚。来館者に見せるための展示用の棚(ガラスで覆われていることも多い)。)
  • 住宅、一般家屋(食器棚、食糧保管棚、リネン類を置いておくための棚、本棚、各種道具棚、等々)

英語では棚は基本的には「shelf シェルフ」である。 「rack ラック」の方は、元々は物をひっかけたり蓄えるための仕組み(レール状のもの、棒状のもの、フックなど)であり[2]、それに水平の板をひっかけて棚にして用いることも多くなっているので、結果として、棒状の部品と水平板で構成される構成物全体まで「rack ラック」と呼ぶ用法も広まっているのである。

種類・分類

さまざまな分類法がある。

移動できる棚と移動できない棚に分類する方法がある。 床に「置く」方式の、移動可能な棚を「置き棚」という。置き棚にはたとえば(一部の)戸棚、茶棚、書棚などがある[1]。 家屋などの構成材に直接取り付けている棚(移動できない棚)は「造りつけの棚」という。例えば、書院造の「床脇棚」なども「造りつけの棚」の一種である。

置くもの、何を置くための棚なのかで分類する方法もある(想定されている置くものと「棚」の字を組み合わせて「~棚」とよぶ)。 本棚は本を置くための棚。食器棚は食器を置くための棚。 商品棚は、商品の陳列に用いられる棚である(後述)。 商品を(客に見せるために)陳列する棚を(古い言い方では)「みせだな」という。「みせだな」は漢字を充てる場合は「見世棚」も「店棚」もありうる[3]。 「閼伽棚」は仏教の閼伽を置く棚。「神棚」は、神道の神具などを置いておく棚。

戸棚は、特に棚の前面(手前側)に(や)をつけたもの。

ワイヤーシェルフは棚の高さが自由に調整出来る組み立て式金属棚。止め具には円柱型プラスチックが用いられ、円柱型ポール棒および棚四方隅配置円柱型穴の3者が咬み合い固定される仕組みとなっている。棚はメッシュ構造である為、殆どの部品が金属製であるにも関わらず全体重量は同サイズの家具より比較的軽い。重量など物理的衝撃には頑丈な反面、棚留めにプラスチックを使用しているので火災がもたらす高温熱に対しては脆弱で留め具が溶解して全体形状を保てず倒壊する。主にホームセンターDIYショップで販売されている[4]

他、素材による分類としてはスチール製のものをスチールラック(スチールシェルフ、メタルラックとも)、木製の棚を木製棚や「木棚」という。


  1. ^ a b 広辞苑第六版【棚】
  2. ^ [1]
  3. ^ 精選版日本国語大辞典
  4. ^ 棚 ontech
  5. ^ 『日本大百科全書』【棚】
  6. ^ 『新訂 総合国語便覧』 第一学習社 ISBN 4-8040-3301-7 p.25.p.24に写真あり。
  7. ^ 特に承久の乱で、天皇勢力が(自分の実力を見誤り過大評価し)武家勢力に対して余計な文句をつけたことが裏目に出て、武力衝突する事態に陥り、天皇側が惨敗・完敗し、「首謀者」後鳥羽上皇は罪人として流罪の刑に処され、その結果、日本全土の人々にあまねく、本当はどちらの勢力が強いか、本当はどちらが実質的な日本の支配者なのかはっきり知られてしまう結果になり、以降、武家政権が日本の支配権を握ることになった。
  8. ^ NHK系列番組 『美の壺』を一部参考
  9. ^ 鈴木旭著 『面白いほどよくわかる 戦国史』 日本文芸社 2004年 p.49.
  10. ^ 同鈴木旭著 p.73
  11. ^ 同鈴木旭著 p.73より。
  12. ^ 鈴木旭著 『面白いほどよくわかる 戦国史』 日本文芸社 2004年 p.73
  13. ^ 『広辞苑 第六版』岩波書店、【冠棚】
  14. ^ 「内緒のへそくりどう作る?どこに隠す?気になる夫婦のお財布事情」
  15. ^ 参考・川口謙二著 『続 神々の系図』 東京美術 初版第8刷1996年(1刷1980年) ISBN 4-8087-0062-X p.143.
  16. ^ 倉林正次 『祭りの構造 饗宴と神事』 NHKブックス 1975年 p.29.
  17. ^ 同『祭りの構造』 p.30
  18. ^ 同『祭りの構造』 pp.28 - 29






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