枡席
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/21 02:11 UTC 版)
交通機関
交通機関、とりわけ鉄道車両・船舶において座席のうち、区画を区切り、その区切られた区画に定員を定めてカーペットや座布団・布団・枕などを設置し使用する座席を指す。なお、名称上カーペット席( - せき)などと称されるが、「(車両・船室の)区画を区切り、椅子を供しないで横臥・座ることが可能な座席」という形態であてはめられるものを指す。
船舶の場合、長距離大量輸送に耐えうるなど成立の事情から運賃の最も安価な座席に設定される場合が多いが、鉄道車両の場合、夜行列車のうち、寝台車の代替として、あるいはジョイフルトレインの1形態である畳敷きの「お座敷列車」の畳や、カーペットに変えたものも指し、この場合、列車の設定によるため[7]、必ずしも乗車時に必要な最低運賃・料金ではなく、別に料金を課す場合が多い。
脚注
関連項目
外部リンク
- 両国国技館枡席の案内 (国技館サービス社公式サイト)
- ^ a b c 服部幸雄『歌舞伎ことば帖』岩波書店〈岩波新書〉1999年、ISBN 4004306116 pp.183-192.
- ^ a b 物価も経済事情も異なる江戸時代と現在の単純な比較はできないが、仮に米価をもとに当時の1両が今日の約10万円ほどの価値だったと推定すると、当時の25匁は今日の約4万5000円、当時の1朱は今日の約6500円ぐらいだったことになる。
- ^ この伝統的な桟敷の伝統は現在の歌舞伎座にも「桟敷席」として残っている。→「歌舞伎座座席表」
- ^ 本場所十五日制実施決る『東京日日新聞』昭和14年3月23日夕刊(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p299 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 芸妓同伴、昼酒は禁止『朝日新聞』昭和15年12月15日(『昭和ニュース事典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p300)
- ^ 幕内の仕切り制限時間、七分に短縮『東京日日新聞』昭和16年12月27日夕刊(『昭和ニュース辞典第7巻 昭和14年-昭和16年』本編p300)
- ^ このような設備を持つジョイフルトレインは、カラオケなど団体輸送向けの特別な設備を備え、グリーン車となっている場合がある。2014年現在現役の車輌の一例としてJR西日本のあすか (鉄道車両)が挙げられる。
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