東映アカデミー 東映アカデミーの概要

東映アカデミー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/04 05:13 UTC 版)

概要

東映株式会社東京撮影所の一部門で、俳優、声優、子役が所属するプロダクションであった。同じ敷地内に養成所も併設していた。制作会社を母体とした強みで、実践的な俳優や声優の育成も行っていった。

1958年に「東映児童演劇研修所」として発足[1]

1958年7月、児童タレントの養成を行う「東映児童研修所」、タレントの映画・テレビ等の出演提供を行う「東映演技研修所」、子役専任プロダクションの「東映児童劇団」に分かれる[2]。当時の東映東京撮影所長・岡田茂が、1961年9月から東映京都撮影所長に転任した1964年2月まで、東映児童研修所・東映演技研修所の取締役所長を兼任した[3]

1966年、東京撮影所に「東映演技研究所」が新設[1]。同研究所の卒業生並びに在学生を、東映傘下の映画、テレビ等に優先的に出演させる[1]。また成績優秀者には「東映芸能」専属タレントとして契約した[1]

1994年、各研修所、研究所、劇団が合併して「東映アカデミー」となる。

2011年3月31日をもって閉鎖後[4]、所属タレントのマネージメントは「東映東京撮影所」が担当し、「東映俳優センター」と統合した事務所は東映本社に置かれ、「東京撮影所 マネージメント部(東映マネージメント)」として運営している[5]

東映アカデミーになる前の主な出身者

東映アカデミーに所属していたタレント

☆は現・東映マネージメント所属。

所属俳優

男性

女性

所属声優

男性

女性

声優・俳優・歌手兼業者

男性

女性

東映アカデミーがキャスティングした番組

アニメ / 海外ドラマ

1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年

実写


  1. ^ a b c d 「スタジオ速報 東映演技研究所で生徒募集―東映東京撮影所内に新設―」『近代映画』1966年6月号、近代映画社、212頁。 
  2. ^ 「経営戦略期を乗り越える東映戦線の拡大から守備攻勢の布陣」『映画時報』1962年11月号、映画時報社、26頁。 
  3. ^ 「岡田茂 年譜」『文化通信ジャーナル』2011年6月号 VOL.51、文化通信社、34頁。 
  4. ^ 吉三寿華秀 (2011年3月9日). “学ぶ側から教える側”. 2014年8月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月1日閲覧。
  5. ^ 東映マネージメント”. 2012年8月2日閲覧。
  6. ^ 俳優・小倉一郎、小学校1年生でひとり上京。相次ぐ身内の不幸を乗り越え“芸能生活60周年”
  7. ^ 「新春テレビ特集 『いまからマークしよう! 70年のビッグ・ホープ4 70年にゼッタイかつやくしそうなこの4人。これからあなたのブラウン管にも、ドンドコ顔をあらわすはずだ。ばっちりマークしよう! 岡田由紀子"お手伝いさん"は短大1年生」『月刊明星』1970年2月号、集英社、114頁。 


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