東京外国語大学 基礎データ

東京外国語大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/06 08:10 UTC 版)

基礎データ

所在地

象徴

校章

校章1899年(明治32年)に制定された。意匠は、中央の炬火と両脇の羽翼を組み合わせたもので、炬火には「L」の文字が巻きついている。炬火は「光は世を照らす」ことを、「L」はラテン語の「Lingua」(言語)の頭文字であり、羽翼は当時設置されていた8語学科を表しているとされる[5]

また、2004年(平成16年)の国立大学法人化を機に、新たにロゴマークを公募し、制定した。また、ロゴマークは商標として登録された。

教育および研究

組織

学部

発足当初は12学科からなる外国語学部のみであったが、徐々に学科や専攻する言語の数を増やし、2012年には学部改編が行われ、言語文化学部と国際社会学部という2つの学部が設置された。また、2019年4月に、言語文化学部及び国際社会学部を改組し、2学部に加えて国際日本学部を設置することとなり、3学部体制となる。

  • 国際社会学部
    • 国際社会学科[注 5]
      • 専攻地域
        • 西ヨーロッパ
          • 配属言語:英語
        • 北アメリカ ※「北西ヨーロッパ」とともに募集し入学時に選択
          • 配属言語:英語
        • 中央ヨーロッパ
          • 配属言語:ドイツ語、ポーランド語、チェコ語
        • 西南ヨーロッパ
          • 配属言語:フランス語、イタリア語
        • イベリア
          • 配属言語:スペイン語、ポルトガル語
        • ラテンアメリカ ※「イベリア」とともに募集し入学時に選択
          • 配属言語:スペイン語、ポルトガル語
        • ロシア
          • 配属言語:ロシア語
        • 中央アジア
          • 配属言語:モンゴル語、ロシア語(2年次以降はロシア語に加え、ウズベク語も学ぶ)
        • 東アジア
          • 配属言語:中国語、朝鮮語
        • 東南アジア第1
          • 配属言語:インドネシア語、マレーシア語、フィリピン語
        • 東南アジア第2
          • 配属言語:タイ語、ラオス語、ベトナム語、カンボジア語、ビルマ語
        • 南アジア
          • 配属言語:ウルドゥー語、ヒンディー語、ベンガル語
        • 中東
          • 配属言語:アラビア語、ペルシア語、トルコ語
        • アフリカ
          • 配属言語:英語(英語に加え、フランス語、ポルトガル語、アラビア語のうち一つを学ぶ。さらにスワヒリ語も学ぶことが推奨される)
        • オセアニア
          • 配属言語:英語(英語に加え、フランス語、中国語、インドネシア語、マレーシア語、フィリピン語のうち一つを学ぶ。)
      • コース[注 6]
        • 地域社会研究コース
        • 現代世界論コース
        • 国際関係コース

研究科

  • 総合国際学研究科(教育組織)
    • 言語文化専攻(博士前期課程)
      • 言語・情報学研究コース
      • 文学・文化学研究コース
    • 言語応用専攻(博士前期課程・高度専門職業人養成系)
      • 日本語教育学専修コース
      • 英語教育学専修コース
      • 言語情報工学専修コース
      • 国際コミュニケーション・通訳専修コース
    • 地域・国際専攻(博士前期課程)
    • 国際協力専攻(博士前期課程・高度専門職業人養成系)
      • 国際協力専修コース
      • 平和構築・紛争予防専修コース
    • 言語文化専攻(博士後期課程)
    • 国際社会専攻(博士後期課程)
  • 総合国際学研究院(研究および教員組織)
    • 言語文化部門
      • 言語研究系
      • 文化研究系
    • 国際社会部門
      • 地域研究系
      • 国際研究系
    • 先端研究部門
  • 国際日本学研究院(研究および教員組織)

附属機関

東京外国語大学には以下の付属機関・組織が設置されている[6]

  • アジア・アフリカ言語文化研究所(ILCAA、AA研)[7]
    • フィールドサイエンス研究企画センター (FSC)
    • 情報資源利用研究センター (IRC)
    • プロジェクト研究部
      • 言語学研究ユニット
      • 地域研究・歴史学研究ユニット
      • 文化人類学研究ユニット
  • 留学生日本語教育センター (JLC)
  • 附属図書館

研究センター等

  • 南アジア研究センター
  • 現代アフリカ地域研究センター
  • 国際日本研究センター
  • 語学研究所
  • 総合文化研究所
  • 海外事情研究所
  • 国際関係研究所
  • 世界言語社会教育センター
  • 多言語多文化共生センター

教育支援・社会連携等組織

  • 保健管理センター
  • 総合情報コラボレーションセンター
  • 教育情報化支援センター
  • 英語学習支援センター
  • TUFSオープンアカデミー
  • 社会・国際貢献情報センター
  • グローバル・キャリア・センター
  • 留学支援共同利用センター
  • 学生相談室
  • ボランティア活動スペース
  • 東京外国語大学出版会
  • 大学文書館
国際学術戦略本部

国際学術戦略本部[注 13](とうきょうがいこくごだいがくこくさいがくじゅつせんりゃくほんぶ、Office for International Academic Strategy、略称OFIAS)は、東京外国語大学における海外諸機関との連携、共同研究、海外研究拠点の運営、国際協力活動の効果的推進に資すると共に、海外ネットワーク、外国人研究者の受入体制の強化を図り、併せてこれらに携わる専門スタッフの人材養成を目的として2005年(平成17年)9月に役員会直属として設置された組織である。また、OFIASは文部科学省大学国際戦略本部強化事業に採択されている。

研究

世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業

世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業として2件のプロジェクトが採択された[8]

  • 2006年度(平成18年度)
研究領域2 地域のアイデンティティーの解明 -相互理解を深めるために-
中東とアジアをつなぐ新たな地域概念・共生関係の模索(中東)
東南アジアのイスラーム:トランスナショナルな連関と地域固有性の動態(東南アジア)

21世紀COEプログラム

21世紀COEプログラムとして、2件のプロジェクトが採択された。

  • 2002年(平成14年)
    人文科学
    言語運用を基礎とする言語情報学拠点[9]
    学際・複合・新領域
    史資料ハブ地域文化研究拠点[10]

グローバルCOEプログラム

グローバルCOEプログラムとして、1件のプロジェクトが採択されている。

  • 2007年(平成19年)
    人文科学
    コーパスに基づく言語学教育研究拠点[11]

教育

  • 特色ある大学教育支援プログラム
    • 26言語情報リテラシー教育プログラム:2003年(平成15年)採択[12]
    • 生きた言語取得のための26言語・語劇支援:2005年(平成17年)採択[13]
    • 「教養日本力」高度化推進プログラム:2007年度(平成19年度)採択
  • 現代的教育ニーズ取組支援プログラム
    • 在日外国人生徒への学習支援活動:2005年(平成17年)採択
    • e−日本語−インターネットで拡げる日本語の世界−:2005年度(平成17年度)採択
  • 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
    • 多言語社会に貢献する言語教育学研究者養成プログラム:2005年度(平成17年度)採択
  • 大学教育の国際化推進プログラム
  • 新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム
    • e-アラムナイ協働による学生留学支援:2008年度(平成20年度)採択
  • 質の高い大学教育推進プログラム
    • グローバル戦略としての日本語eラーニング:2008年度(平成20年度)採択
    • 世界的基準となる日本語スタンダーズの構築:2008年度(平成20年度)採択
  • 大学院教育改革支援プログラム
    • 高度な言語運用能力に基づく地域研究者養成:2007年度(平成19年度)採択
    • 平和構築・紛争予防修士英語プログラム:2007年度(平成19年度)採択
    • 即戦力通訳者養成のための高度化プログラム:2007年度(平成19年度)採択
    • 国際基準に基づく先端的言語教育者養成:2008年度(平成20年度)採択
  • 社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム
    • 多言語・多文化社会に必要とされる新たな職種としてのコーディネーター養成プログラム:2007年度(平成19年度)採択

学生生活

外語祭

学園祭は「外語祭」と呼ばれ、毎年11月下旬に5日間に渡って開催される。各語科・サークル・ゼミ等が発表や出展を行う。各専攻語の1年生はキャンパス中央広場でそれぞれの専攻語が使用されている国や地域の料理を振る舞う「料理店」を出店し、2年生以上の学生は専攻語で外国語劇「語劇」を上演する。語劇は「生きた言語修得のための26言語・語劇支援」プログラムとして、2004年文部科学省特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)に採択された[13]

スポーツ

  • 硬式野球部は東京新大学野球連盟に加盟している。
  • かつて旧大阪外国語大学との対抗戦が行われていたが、大阪外国語大学の廃止に伴い対抗戦としての歴史を終えた。
  • ボートについて、筑波大学東京海洋大学東京工業大学および防衛大学校との間で五大学レガッタが毎年春に開催されている。また、「学内競漕大会」が毎年5月中旬の水曜日に戸田ボートコースで開催され、そこでは主に1年生を中心とした専攻語別対抗のレースが行われている。

注釈

  1. ^ 博士後期課程3専攻のうち「共同サステイナビリティ研究専攻」は、東京農工大学電気通信大学との共同専攻である。
  2. ^ 主専攻語28言語に加え、その他46言語、合わせて74言語を学ぶことができる[3]
  3. ^ 2021年(令和3年)入学生用の学生募集要項[1]によると、「言語」ごとに募集。また、入学後、志望言語に関係する「地域」に配属(複数ある場合はどれか1つに配属)。
  4. ^ 2020年度(令和成2年度)入学者用の言語文化学部の履修案内[2]によると、3年次から所属する。
  5. ^ 2021年(令和3年)入学生用の学生募集要項によると、「地域」ごとに募集。また、入学後、志望地域に関係する「言語」に配属(複数ある場合はどれか1つに配属)。
  6. ^ 2020年度(令和2年度)入学者用の国際社会学部の履修案内[3]によると、3年次から所属する。
  7. ^ 2015年度(平成27年度)入学生用の博士前期課程の学生募集要項(秋期募集)[4]、2015年度(平成27年度)版の大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内[5]によると、一般言語学、記述言語学、社会言語学、対照言語学、音声学、言語情報学などの観点から人間の言語について総合的に研究する。
  8. ^ 2015年度(平成27年度)入学生用の博士前期課程の学生募集要項(秋期募集)、2015年度(平成27年度)版の大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内によると、特定の個別言語(主として27言語の一つ)に対象を絞って音声学・音韻論、形態論、文法論、意味論、語用論などの観点から理論的かつ実証的に研究する。27言語は、中国語、朝鮮語、モンゴル語、フィリピン語、ベトナム語、カンボジア語、ラオス語、タイ語、マレーシア語、インドネシア語、ビルマ語、ベンガル語、ヒンディー語、ウルドゥー語、ペルシア語、アラビア語、トルコ語、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、ロシア語、ポーランド語、チェコ語、日本語。
  9. ^ 2015年度(平成27年度)入学生用の博士前期課程の学生募集要項(秋期募集)、2015年度(平成27年度)版の大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内によると、超域文化、批評文化、古典文化(古典ギリシャ語文学、ラテン語文学、サンスクリット語文学)、表象文化、人類文化といった領域の事象に注目、領域横断的な対象を設定し、それを研究するうえで必要不可欠な分析装置の習得を目指す。
  10. ^ 2015年度(平成27年度)入学生用の博士前期課程の学生募集要項(秋期募集)、2015年度(平成27年度)版の大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内によると、世界の諸言語(主として27言語の一つ)で書かれたテクスト(詩、小説、戯曲、哲学、思想)の読解を通じて、作家論、テーマ分析、物語論、イメージ論、コミュニケーション論などの観点から研究する。
  11. ^ 国立大学法人東京外国語大学大学院学則によると、アジア・アフリカ、オセアニア、ヨーロッパ、アメリカ、日本の各地域に関する授業科目は、それぞれ歴史文化論、政治経済論という2本立てで構成されている。
  12. ^ 2015年度(平成27年度)入学生用の博士前期課程の学生募集要項(秋期募集)、2015年度版(平成27年度)の大学院総合国際学研究科博士前期・後期課程案内によると、国際関係論、政治学、経済学、社会学、教育学、文化人類学やジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズなどの体系的知識を踏まえ、主に社会科学の手法を用いて諸地域の出来事にアプローチする。
  13. ^ 2015年度(平成27年度)版の大学概要では、教育研究組織の中に位置づけられておらず、運営組織を構成するものとなっている。

出典

  1. ^ a b 歴史・沿革”. 東京外国語大学. 2018年9月7日閲覧。
  2. ^ 大学院総合国際学研究科”. 東京外国語大学. 2019年4月5日閲覧。
  3. ^ 大学概要2018 (pdf)”. 東京外国語大学. p. 16. 2019年4月5日閲覧。
  4. ^ a b https://www.topuniversities.com/universities/tokyo-university-foreign-studies
  5. ^ 校章・スクールカラー”. 東京外国語大学. 2018年9月7日閲覧。
  6. ^ 組織・附属機関”. 東京外国語大学. 2019年4月5日閲覧。
  7. ^ 研究組織構成”. 東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所. 2019年4月5日閲覧。
  8. ^ 世界を対象としたニーズ対応型地域研究推進事業”. 日本学術振興会. 2018年9月4日閲覧。
  9. ^ 平成14年度 21世紀COEプログラム 採択拠点”. 日本学術振興会. 2018年9月7日閲覧。
  10. ^ 平成14年度 21世紀COEプログラム 採択拠点”. 日本学術振興会. 2018年9月7日閲覧。
  11. ^ グローバルCOEプログラム”. 日本学術振興会. 2018年9月7日閲覧。
  12. ^ 平成15年度「特色ある大学教育支援プログラム」 テーマ別採択状況”. 文部科学省. 2019年4月5日閲覧。
  13. ^ a b 100年以上にわたる歴史を誇る、26言語の「語劇」公演――東京外国語大学「外語祭」”. 大学プレスセンター(東京外国語大学によるプレスリリース) (2008年10月10日). 2018年9月7日閲覧。
  14. ^ 東京外国語大学留学生支援の会 (TUFS International Student Support Association)”. Facebook. 2018年9月7日閲覧。
  15. ^ 東京外大、農工大、電通大 三大学による基本協定を締結”. 東京外国語大学 (2017年3月3日). 2018年9月7日閲覧。
  16. ^ 協働高大接続教育プログラム プログラム概要”. 文理協働型グローバル人材育成プログラム. 2018年9月7日閲覧。
  17. ^ 協働共通・専門教育プログラム プログラム概要”. 文理協働型グローバル人材育成プログラム. 2018年9月7日閲覧。
  18. ^ 三大学共同大学院について”. 文理協働型グローバル人材育成プログラム. 2018年9月7日閲覧。
  19. ^ 日刊工業新聞、2018年5月24日木曜日。web版
  20. ^ a b c 《日経HR》企業の人事担当者から見た大学イメージ調査 『就職力ランキング』”. 2021年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月18日閲覧。
  21. ^ 日本の大学数 2021年度は788大学 (PDF) 」 『今月の視点』第172号、旺文社 教育情報センター、2021年4月1日、2021年7月18日閲覧。
  22. ^ 《日経HR》『人事が見る大学イメージ調査』”. 2022年6月3日閲覧。
  23. ^ 日本経済新聞令和4年6月1日朝刊.35面.東京・首都圏経済
  24. ^ 小樽ジャーナル
  25. ^ 週間ダイヤモンド「大学出世ランキング」
  26. ^ 週刊ダイヤモンド「出世できる大学」 神戸商科大学は5位、大阪市立大学は27位 大阪府立大学は14位
  27. ^ 大学数・学生数|国立大学協会
  28. ^ 週刊ダイヤモンド 出世できる大学ランキング
  29. ^ 日本の人口推移と大学数の推移|大学改革 参考資料 平成30年2月 内閣官房人生100年時代構想推進室 14/17頁
  30. ^ 「有名大学卒ほど出世しやすい」はもはや昔の話?小樽商科、滋賀、大阪市立――地方の意外な実力校|週刊エコノミスト(2010年8月31日号)より


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