東京タワー 運営会社

東京タワー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/09 15:08 UTC 版)

運営会社

株式会社TOKYO TOWER
TOKYO TOWER Co.,Ltd
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
105-0011
東京都港区芝公園四丁目2番8号
設立 1957年(昭和32年)5月8日
(日本電波塔株式会社)
業種 情報・通信業
法人番号 1010401023011
事業内容 総合電波塔の設置経営、観光施設の経営、不動産賃貸業
代表者 代表取締役社長 前田 伸
資本金 12億円
従業員数 162人
決算期 3月31日
主要株主 東映 13.48%
マザー牧場 11.25%
(2007年3月31日現在)
主要子会社 東京タワースタジオ
東京タワーパーキングセンター
外部リンク https://www.tokyotower.co.jp/index.html
特記事項:2019年10月1日、現商号に変更。
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東京タワーの建主は株式会社TOKYO TOWER: TOKYO TOWER Co.,Ltd)であり、管理ならびに運営も同社で行っている。

1957年5月、「大阪の新聞王」と呼ばれ、当時、産業経済新聞社大阪放送(ラジオ大阪)各社の社長を務め、後に関西テレビ放送[注釈 2]の社長にも就く前田久吉日本電波塔株式会社(にっぽんでんぱとう、: NIPPON TELEVISION CITY CORPORATION)を設立。久吉はタワーの完成とほぼ同時の1958年、産経新聞社を国策パルプ工業(現・日本製紙)社長の水野成夫に譲渡してその経営から手を引いたが、日本電波塔(東京タワー)とラジオ大阪の経営には引き続き携わった。この結果、日本電波塔は当時の産経新聞グループはもちろん、その後のフジサンケイグループからも完全に切り離されて前田家主導の同族企業となった。その名残で産経新聞グループから離脱する直前の1957年10月、文化放送ニッポン放送などと共に発足した、中央ラジオ・テレビ健康保険組合[注釈 3]基幹会社の一社として2019年現在でも加入している[4][5]。また、ラジオ大阪も2005年にフジサンケイグループ入りするまで、前田家主導で独自の経営をしていた。

久吉はタワーの建設候補地として千葉県富津市鹿野山に山林を取得しており、これを有効活用するため1962年マザー牧場を開設し、傘下に収めている。この関係で、2009年にマザー牧場や日本電波塔の関連会社が同県木更津市のコミュニティFMであるかずさエフエムの株式を取得し運営しているほか[6][7]、同市や君津市を中心とする地域で整備され2010年1月に経営破綻したかずさアカデミアパークの再建スポンサーを同年8月から日本電波塔・マザー牧場・ホテルオークラ・グリーンコアの各社が務め、経営再建を行っている[8]

1964年には敷地内に東京タワー放送センター(現・東京タワーメディアセンター)を建設し、同年開局した日本科学技術振興財団テレビ事業本部(東京12チャンネル)に賃貸した。この建物は、事業を承継したテレビ東京1985年まで本社として使用していた。テレビ東京天王洲スタジオ完成後の2000年より日本電波塔による自主運営となり、2005年7月には子会社「東京タワー芝公園スタジオ」(のちに東京タワースタジオ)に移管され、2012年に閉鎖されるまでテレビスタジオとして利用された。なお、東京タワースタジオ閉鎖後、内部改装を施し「東京タワーメディアセンター」に名称を変更、2019年1月時点でも営業を続けている。

また1960年代に東京タワーへのアクセスとして、日本電波塔自ら浜松町 - 東京タワー間1.2キロにモノレールの敷設を計画したが、これは実現しなかった[9]

東京タワーは、全国FM放送協議会(JFN)のキー局エフエム東京(TOKYO FM)の大株主(学校法人東海大学に次ぐ第2位)でもある。この他にもJFNの系列局であるKiss-FM KOBEの経営破綻による新会社・兵庫エフエム放送(Kiss FM KOBE)にTOKYO FMとともに19.2%を出資[10]。また、同じくJFN加盟局のエフエム大阪(FM大阪)に20%[注釈 4]、JFN特別加盟局のInterFM897に9.4%[注釈 5]をそれぞれ出資している[11]

2018年12月23日、東京タワーの開業60周年を機に、運営会社の商号を株式会社東京タワーに変更[12]。翌2019年10月1日には株式会社TOKYO TOWERに変更した[13]


注釈

  1. ^ 正式には332.6メートルである。
  2. ^ 関西テレビは、日本電波塔設立の約9ヶ月後の1958年2月に会社を設立し、同年11月に後に系列を組むフジテレビに先行して放送を開始した。
  3. ^ フジテレビは1958年度中の開局に向け、中央テレビジョンの仮称で会社設立準備中で、1957年11月に会社を設立し、1959年3月に放送開始。
  4. ^ 2010年10月1日現在。
  5. ^ 2021年6月9日現在。
  6. ^ 財団法人日本動物愛護協会は「二度とこのような事件が起きて欲しくない」という思いから「動物愛護」のシンボルとして、当時開業したばかりで話題の場所だった東京タワーに記念像を造った。
  7. ^ タワーでの結婚式はこの一度きりであり、その後、他にも申し入れがあったがタワーでの結婚式サービスは行われていない。
  8. ^ 弧を描くように「TOKYO TOWER」の文字が配置しており、東京タワーがある小高い丘(芝公園)や地球をイメージしている。中央のTだけオレンジ色で大きく、東京タワーを思わすデザイン。文字の上に並んだ緑色の丸は、地球環境への貢献や自然との共存をイメージしている。デザインは尾村匡昭、竹鶴孝太郎。当日は来塔者のうち先着1000人に、新ロゴをデザインしたクリアフォルダがプレゼントされた。
  9. ^ 2012年2月2日にNHKで放送された『ブラタモリ』第2シリーズ「東京タワー・芝」(本放送:2011年3月10日)の再放送では、本放送翌日に発生した「東日本大震災」で折れ曲がったアンテナの先端部が番組冒頭に流された。
  10. ^ 渋谷のNHK放送センターから銚子市役所まで102km、 水戸市役所まで104km。
  11. ^ ニッポン放送の事実上の創業者。後のニッポン放送、フジテレビジョン、産業経済新聞社の社長、フジサンケイグループ初代議長。ただし、この当時は前田が経営していた産経新聞との関わりはなかった。
  12. ^ 工業デザイナーの柳宗理は東京タワーができた時、80年前のエッフェル塔にくらべても、シュトゥットガルトのテレビ塔にくらべても何の新しさも美しさも感じられない、と酷評している[51]
  13. ^ 鳶職の頭であった桐生五郎は2012年に死去。
  14. ^ TBSの情報番組『そこが知りたい』でTBSの男性アナウンサー8ミリビデオカメラと共に塔体最上部に向かうが、強烈な電波によってビデオカメラが停止。再度8ミリフィルムカメラを持って上り銘板の撮影を行ったものが放送された。
  15. ^ この集約構想により、1958年11月に開局した大阪の関西テレビ放送は開局から約3ヶ月間ネットワークに属さず、独立局の様相だった。
  16. ^ 麹町の自社敷地内の送信所そのものは東京タワーに移設したあとも予備送信所として新宿センタービルに移転するまで試験電波発射を中心に運用を続けた。
  17. ^ 『TBS 50年史』にも記載されている。
  18. ^ 公式HPではメインデッキ1階が145m、2階が150mとしているが海抜表記である。
  19. ^ 開業時は125mと称していたが、特別展望台増設時に海抜に変更し150mとの表記に変更した[76]
  20. ^ 公式HPではトップデッキは250mとしているが海抜表記である。
  21. ^ 六本木ヒルズ展望台も同じ海抜250mとしているが、(六本木ヒルズによれば)実際には東京タワー特別展望台の方が数m高いとしている[76]
  22. ^ 2020年の東京オリンピック・パラリンピックで増加する旅行者に対してのサービスと、環境に優しい都市というこれからの東京のシンボルになるという理由から、東京都とシャープ等が協力して日本で初めて東京タワーの足下で2015年10月7日にサービスを開始。
  23. ^ 2011年10月8日〜2012年5月31日まで「◆不思議アート展 〜トリックアーティストコレクション〜◆」として再登場。
  24. ^ 頭頂部の改修工事のため、2012年5月8日〜2014年9月12日の間は22時に消灯していた。
  25. ^ 放送大学はUHFのため1波長が鉄塔幅よりも小さくなってしまい、VHF同様に4面にアンテナを設置しても指向性を円形にすることが難しいのと既にテレビ東京のアンテナが設置していたためにスキュー配列となった。
  26. ^ 当初は2013年3月31日に東京タワーからの送信を終了し4月1日から送信所をスカイツリーに一本化する予定だったが、2012年東京都知事選挙及び第46回衆議院議員総選挙の実施に伴い選挙報道や政見放送の公平性を確保する必要があったことから当初予定していた東京タワーの減力ができなかったため、移行予定にも遅れが生じた。
  27. ^ VHFテレビ7chに相当する周波数帯
  28. ^ VHFテレビ3chに相当する周波数帯。
  29. ^ 実況アナウンサー(橘正晃)がいるNHK千代田放送所の電波塔を襲う場面はある。

出典

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