来島海峡大橋 事故

来島海峡大橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/29 19:42 UTC 版)

事故

1998年(平成10年)6月10日午後0時2分頃、今治市馬島の来島大橋馬島高架部鋼上部工工事現場(7A-P4間、来島海峡第三大橋の馬島高架部)で架設桁の解体降下作業中に架設桁と作業台車が約60 mの高さから地上に落下する事故が発生し、作業台車に乗っていた8人のうち男性作業員7名が死亡した[5][6]。馬島の事故現場と来島海峡SAに犠牲者の慰霊碑が建てられている。

備考

  • かつて愛媛県内では本四架橋を「瀬戸内海大橋」と呼ぶ向きがあったが、その瀬戸内海大橋とは、「瀬戸大橋」がある瀬戸中央自動車道ではなく、西瀬戸自動車道、さらに狭義にはこの来島海峡大橋を指していた[7]。1970年代には愛媛県の県庁所在地、松山市にある愛媛県庁本館の正面に「かけよう 瀬戸内海大橋」の文字看板が掲げられ、尾道・今治ルート実現が愛媛県の長年の悲願であったことを伝えていた。
  • 今治市のゆるキャラ、バリィさんの頭のクラウンは、この橋がモチーフだとされる[8]

写真集

関連項目

外部サイト


  1. ^ JB本四高速・しまなみ海道の橋・来島海峡大橋”. 本州四国連絡高速道路株式会社. 2016年2月14日閲覧。
  2. ^ 佐藤健太郎「国道の名所を行く」『ふしぎな国道』講談社〈講談社現代新書〉、2014年、33頁。ISBN 978-4-06-288282-8 
  3. ^ 自転車乗りは急げ! 今だけ「瀬戸内しまなみ海道」を無料でツーリングできる”. マイナビニュース (2014年7月4日). 2014年7月23日閲覧。
  4. ^ 瀬戸内しまなみ海道の自転車通行料金の無料化について”. 愛媛県 (2014年7月3日). 2016年4月27日閲覧。
  5. ^ 来島大橋架設桁落下災害調査委員会の調査結果について”. 労働省労働基準局安全衛生部建設安全対策室 (1998年12月18日). 2016年2月14日閲覧。
  6. ^ 来島大橋架設桁落下災害調査結果報告書(概要)”. 独立行政法人労働政策研究・研修機構. 2022年6月18日閲覧。
  7. ^ 愛媛県史 県政 第三節 高度成長 二 高度経済成長の展開と県政 8 新しい瀬戸内海時代へ”. 愛媛県 (1988年11月30日). 2016年2月14日閲覧。
  8. ^ いまばりバリィさんのホームページ・プロフィール”. 第一印刷株式会社. 2016年2月14日閲覧。


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