服装規定
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/18 08:41 UTC 版)
概要
軍隊の軍服や学校・法執行機関の制服などは規則として定められていることが多いが、一般的に言われるドレスコードはそれらと比べて強制力を持つものではなく、時代の進展によりその規範も徐々に薄れている。なお、礼装について西洋文化では、パーティや集会においては、正礼装(ホワイトタイ)、準礼装(ブラックタイ)、略礼装、平服、などと呼ばれ、また、その集会が行われる時間帯(昼間or夜間)によって昼会服(モーニングドレス、アフタヌーンドレスなど)、夜会服(イブニングドレス、ディナードレスなど)[3]と区分されるなどの伝統的規範があり、国家の公式行事などでは今日でもそれが適用される。
こうした服装の規定は、個人の生活の中では冠婚葬祭などの特別に改まった場面において顕著に現れてくるが、これらも明文化された規則はなく、マナーとしてその時代の一般常識の範疇にあるため、国や地域、時代による変化は大きい。なお、高級なレストランやホテル、クルーズ客船、カジノで、短パン・サンダル・ノーネクタイが禁止されることもこの一種である。また、品位ある社会人としてスーツを着用する場面において、女性のストッキングは男性のネクタイと同様でその着用がビジネスマナー[4]とされている[5][6]が、それも広い意味では服装規定に属する観念である。
国会では、参議院だけが院規則で、院内での帽子・コート・襟巻着用及びステッキなどの携帯禁止を定めている(第209条)。
フォーマルウェア
- 紋付羽織袴
- モーニング(昼会服)
- フロックコート(昼会服)
- ディレクターズスーツ(昼会服)
- 燕尾服(夜会服)
- タキシード(夜会服)
- ウェディングドレス
- カクテルドレス
- イブニングドレス(夜会服)
- ボールガウン(夜会服)
- ローブ・デコルテ(夜会服)
- 裃
- 振袖
- 留袖
- 衣冠
結婚式
古来は準礼服以上が基本であったが、現代の一般社会では略礼装レベルが通常であり、日本では「平服でお越しください」と招待状に記載されていることが多い。
- ^ "ドレスコード". デジタル大辞泉. コトバンクより2021年3月27日閲覧。
- ^ 清家壽子 2002, p. 85.
- ^ 『新明解国語辞典 第七版』「夜会服」
- ^ 【スーツに合わせるべきストッキングとは】女子就活生は知っておくべき足元の身だしなみ
- ^ なぜストッキングを穿くの?マナーと言われるその理由
- ^ ストッキングは社会人としてのマナー? 約6割のOLが素足で仕事はNGと回答
- ^ 国際儀礼の基本講座 ~その3~(外務省)
- ^ 例:全国高等学校体育連盟テニス専門部服装規定
- ^ 例:FIS 競技用品規格[リンク切れ]
- ^ 例:全日本柔道連盟試合服装規定[リンク切れ]
- ^ “IJF Sport and Organisation Rules (SOR) - 08.07.2020 - ENG” (pdf). IJF. p. 59 (2020年7月8日). 2020年8月22日閲覧。 “Coaches’Dress Code”[リンク切れ]
- ^ 例:中村学園三陽中学校・高等学校_制服規定
- ^ 例:川崎市立高津高等学校_学校生活・規則
- ^ 例:宮城県白石高等学校_生徒の服装
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