月刊コロコロコミック
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執筆室
1980年代までのコロコロ編集部は、小学館本社近くの貸しビルに漫画家たちが泊り込みで漫画を描ける「執筆室」を用意していた。初代編集長である千葉和治の発案により[25]、資金繰りの苦しい若手漫画家たちの、編集部までの交通費を浮かす等の理由で設けられたもので、利用した漫画家たちはお互いの原稿を手伝うなどして横の繋がりを深めていた。執筆室の常連だった漫画家には、たかや健二、ながいのりあき、大林かおる、小林たつよしらがおり、当時はまだ新人でアシスタントとして出入りしていた面々には徳田ザウルス、飛鳥昭雄、岩田和久、安江浩司らがいる[25]。漫画執筆のみならず、執筆の合間の食事、様々な話題の雑談、酒などの楽しみもあった[25]。たかや健二によれば、執筆室は夢と情熱にあふれた若い漫画家たちの場であり、当時の仲間たちとの交流はその後も続いており、執筆室はいわばトキワ荘のような存在だったという[25]。
40周年記念プロジェクト
2017年に創刊40周年を迎えるにあたり、創刊40周年記念プロジェクトを展開している。
- モンテリーズジャパン「リカルデントKIDS」- コラボレーションガムの発売
- 東京スカイツリー - コラボカフェの設置およびスタンプラリーの実施
- 東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・東武亀戸線 - スタンプラリーの実施
- 日刊スポーツ新聞社・日刊スポーツ新聞西日本 - 「コロコロ40周年新聞」を7月15日から発行[26]
- パ・リーグ(日本ハム・楽天・西武・ロッテ・オリックス・ソフトバンク) - パ・リーグ親子プロジェクトの2017年度コラボテーマとして実施
- サンリオ - 歴代の人気連載漫画のキャラクターを同社がアレンジデザインしたグッズの発売
Webアニメ
『40周年だよ!!コロコロオールスター小学校』は、YouTubeコロコロチャンネルで配信の40周年記念Webアニメ。
登場キャラクター
演じた声優も併せて記載。
- 『ドラえもん』
- 『妖怪ウォッチ』
- ジバニャン - 小桜エツコ
- ロボニャン
- 『100%パスカル先生』
- パスカル先生 - 佐藤はな
- 『ベイブレードバースト』
- 蒼井バルト - 井上麻里奈
- 『なんと!でんぢゃらすじーさん』
- じーさん - 中村大樹
- 『ケシカスくん』
- ケシカスくん - 岩田光央
- 『デュエル・マスターズ』
- 切札ジョー - 小林由美子
- 『フューチャーカード バディファイト』
- 未門牙王 - 水野麻里絵
- 『怪盗ジョーカー』
- ジョーカー - 村瀬歩
- 『ウソツキ!ゴクオーくん』
- ゴクオーくん - 西墻由香
- 『マジで!!まじめくん!』
- まじめくん - 池辺久美子
- 『パズドラクロス』
- 龍喚士エース - 吉永拓斗
- 『ゾゾゾ ゾンビーくん』
- ゾンビーくん - 安井咲希
- 『手裏拳トンマ』
- 目賀トンマ - 虎渡瑞季
- 『野球の星 メットマン』
- 星野空 - 弘松芹香
- 『おぼっちゃまくん』
- 御坊茶魔
- 『うちゅう人 田中太郎』
- 田中太郎
- 『つるピカハゲ丸』
- ハゲ田ハゲ丸
- オリジナルキャラクター
- 新キャラくん
- 編集長 - 和田誠
スタッフ
- ドラえもんアニメパート
- コロコロオールスター小学校パート
-
- 監督 - 小高義規
- 脚本 - 永野たかひろ
- 絵コンテ - 小野勝巳
- 演出 - 春藤佳奈
- 作画監督 - 小沢久美子、佐藤和巳、しもがさ美穂、武内啓、長森佳容、薮本陽輔、山田俊也
- 色彩設計 - なかむらちほ
- 色指定・仕上げ検査 - 小日置知子
- 美術監督 - 宮家昌和
- 背景 - 新間夏海
- 撮影監督 - 浅川茂輝
- アニメーション制作 - OLM TEAM KAMEI
- 音響監督 - 飯塚康一
- 音響制作 - HALF H・P STUDIO
- 録音スタジオ - スリーエススタジオ
- 音楽 - 鳴瀬シュウヘイ
- 製作 - 小学館 コロコロコミック編集部
- 協賛 - ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社、株式会社キッズステーション、株式会社コナミデジタルエンタテインメント、株式会社タカラトミー、株式会社タカラトミーアーツ、株式会社バンダイ、株式会社ブシロード、株式会社レベルファイブ、映画『妖怪ウォッチ』プロジェクト2017、『ポケットモンスター サン&ムーン』、『ポケモンの家あつまる?』
- 協力 - 相棒学園2017、ウィザーズ・オブ・ザ・ゴースト、怪盗ジョーカープロジェクト、パズドラクロスプロジェクト2017、100%パスカルプロジェクト、BBB Project、妖怪ウォッチプロジェクト
各話リスト
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話数 | サブタイトル | 配信日 |
---|---|---|
第1話 | コロコロキャラがガチバトル! 夢の対決! No.1決定戦 |
2017年 7月14日 |
関連項目
- 幼年漫画
- 週刊少年サンデー
- てれびくん
- 別冊コロコロコミック
- コロコロイチバン!
- ぷっちぐみ
- 久保雅一(デスク、副編集長験者)
- 佐々木多利爾(1986年より表紙装丁を担当)
- 次世代ワールドホビーフェア(小学館主催のホビーイベント)
- おはスタ(テレビ東京系の子供向け情報番組)
- 高橋健一(読者コーナーで「イラスト中のスペースにハガキの応募宛先がはめ込まれる」パターンを考案した[27])
- ガリガリガリクソン(ネタの時にコロコロのTシャツを着用)
- T-Pistonz+KMC(コロコロコミック35周年記念応援歌を製作)
- 岡崎体育(コロコロコミック40周年記念応援歌を製作)
- みゆはん(コロコロコミック45周年記念応援歌を製作)
注釈
- ^ 「モンゴル国の皇帝チ( )・( )ン」の穴埋め問題がついた肖像画に男性器を書き足し、この問題を「チ(ン)・(チ)ン」と埋める内容。
- ^ なお、『ボンボン』の創刊はコロコロコミック創刊の4年半後の1981年10月15日である。
- ^ 正確には1973年版に続き二度目のテレビ化。
- ^ おおむね年度下半期に5-6回程度。これとは別に通常の読みきり(「ドラえもん大会」。毎回2-3作品)も連載されていた
- ^ ただし、2002年4月号から連載されている再収録版は目次では情報頁扱いである。
- ^ 表紙のドラえもんについては、近年では大きく描かれてるのは毎年3月号のみでそれ以外の号では描かれないことが目立つようになった。
- ^ 必ず描かれるようになったのは1985年5月号から。それ以前は他の藤子作品や藤子以外の漫画作品のキャラのみで背表紙を飾ることもあった。
- ^ 現在では募集と結果発表のみが行われており、受賞作品が掲載されることは殆ど無い。
- ^ もう1つは、月刊コロコロコミック2023年6月号の内容が収録される。
- ^ 月コロの方は通常通り単独版発売もあるが、ミラコロは単独版は発売されず合体版のみ。
- ^ コロコロアニキの雑誌刊行終了後も、親世代にも楽しめる新作漫画が連載開始されている。(例:『ぷにるはかわいいスライム』、『炎の闘球女 ドッジ弾子』など)
- ^ なお、最終回の前号である2000年12月号でもこれまでと同じように投稿ネタを募集していたが、2か月後の2001年2月号では1月号で募集した「コロコロバカデミー」の投稿ネタの一部(2月号の入稿日までに届いたネタ)が掲載されたのみで、12月号の「コロコロFC」で募集したネタは未掲載となっている。
出典
- ^ a b 『月刊コロコロコミック』2024年4月号、小学館、2024年3月15日。裏表紙の奥付部分より。
- ^ a b “コロコロチャンネル【公式】”. ユーチュラ. オモシロ. 2024年2月15日閲覧。
- ^ a b “コロコロチャンネルNEXT”. ユーチュラ. オモシロ. 2024年2月15日閲覧。
- ^ a b c d 千葉和治「藤本先生の魂の雑誌『コロコロコミック』」『ミラ・クル・1 / 宙ポコ / 宙犬トッピ』小学館〈藤子・F・不二雄大全集〉FZ-090、2010年11月30日初版第1刷発行、320-324頁、ISBN 978-4-09-143445-6
- ^ 日経MJ 2017年5月10日付 1面
- ^ 渋谷直角編『定本 コロコロ爆伝!! 1977 - 2009』飛鳥新社、2009年、70頁。
- ^ “コロコロ漫画にモンゴル大使館が抗議文 チンギス・ハンの顔に落書き...「非礼な行為」「非常に残念」”. J-CASTニュース. (2018年2月23日15時31分) 2018年2月26日閲覧。
- ^ “「漫画でチンギス・ハンを侮辱」モンゴル政府が抗議 小学館が謝罪 元朝青龍も怒り”. 産経新聞. (2018年2月23日21時21分) 2018年2月26日閲覧。
- ^ “『コロコロコミック』3月号が販売中止 小学館「書店での混乱を避けるため」”. ねとらぼ. (2018年3月6日12時53分) 2018年3月6日閲覧。
- ^ “チンギス・ハン問題、作者が謝罪 「コロコロ」サイトに載った文面”. J-CASTニュース. (2018年3月6日13時14分)
- ^ 販売中止のコロコロコミック、早くも値段高騰 フリマアプリで2000円 デイリースポーツ公式ホームページ
- ^ SDガンダム:コミックボンボンの人気マンガシリーズが電子書籍で復活 26日配信開始 - まんたんウェブ・2016年8月10日
- ^ 現役大学生に聞いた、「コロコロ」「ガンガン」「ボンボン」……何派だった? 半数以上が◯◯派! - マイナビ学生の窓口・2016年1月20日
- ^ 「コロコロ爆伝!!」の著者・渋谷直角氏に裏話を色々と聞いてきた - builder by ZDNet Japan・2009年8月6日
- ^ コロコロアニキから大切なお知らせコロコロオンライン 2020年11月14日
- ^ a b “コロコロ編集部が作る 「週刊まんが誌」が新創刊!! 『週刊コロコロコミック』本日爆誕!!”. コロコロオンライン (小学館). (2022年3月15日) 2022年3月15日閲覧。
- ^ “全1164ページの超極厚号、爆誕! 「月コロ6月号」と「ミラコロ2023春号」が1冊になった『合体コロコロコミック』が5月15日(月)発売! | コロコロオンライン|コロコロコミック公式”. 小学館. 2024年1月25日閲覧。
- ^ “【月コロ11月号特報】大好評につき2回目! 月コロとミラコロが究極合体した極太コロコロ「合体コロコロコミック」が再誕!!コロコロオンライン|コロコロコミック公式”. 小学館. 2024年2月23日閲覧。
- ^ “【次号予告】1200ページ超えの極厚誌「合体コロコロコミック」来る! まんがの総選挙「ミラコログランプリ冬」参戦作品を先行公開!! コロコロオンライン|コロコロコミック公式”. 小学館. 2024年2月23日閲覧。
- ^ a b c “週刊コロコロコミック創刊!子供も大人も楽しめる新作&名作を続々配信”. コミックナタリー (ナターシャ). (2022年3月15日) 2022年3月15日閲覧。
- ^ 『月刊コロコロコミック』2024年3月号、小学館、2024年2月15日。裏表紙の奥付部分より。
- ^ 「コロコロ漫画とのぼり棒で性と生を学んだ」高橋健一「コロコロコミック」編集部に潜入 ‐ニコニコニュース
- ^ a b c d e f g h 社団法人日本雑誌協会 JMPAマガジンデータによる該当期間中に発売された雑誌1号当たりの平均印刷部数。
- ^ コロコロ×スカイツリーのコラボビジュアル公開、カフェメニューも明らかに、アニメ!アニメ!、2017年5月4日18:00。
- ^ a b c d たかや健二 著「コロコロ執筆突撃隊」、塚原正寛・荒木淳・関俊行 編『熱血!!コロコロ伝説』 Vol.2、小学館〈ワンダーライフスペシャル コロコロ30周年シリーズ〉、2007年、221-227頁。ISBN 978-4-09-106343-4。
- ^ コロコロ40周年新聞 日刊スポーツ
- ^ “キングオブコメディ高橋健一「コロコロコミック」を捜索。一大革命を起こした小学生時代の投稿に出会えるか”. エキサイトニュース. (2015年8月6日). オリジナルの2015年8月7日時点におけるアーカイブ。 2015年8月8日閲覧。
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