映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合! 映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!の概要

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映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/27 06:57 UTC 版)

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映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!
映画の舞台となった横浜みなとみらい21
監督 大塚隆史
脚本 村山功
出演者 沖佳苗
喜多村英梨
中川亜紀子
三瓶由布子
樹元オリエ
本名陽子
音楽 佐藤直紀、高梨康冶
制作会社 東映アニメーション
製作会社 映画プリキュアオールスターズ製作委員会
配給 東映
公開 2009年3月20日
上映時間 約70分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 10億1000万円[1]
前作 映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪
次作 映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?
映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!(シリーズ次作)
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キャッチコピーは「プリキュアたち14人が夢のコラボ!!」、「力を合わせて、みんなの未来を救え!」。

概要

前年の『映画 Yes!プリキュア5GoGo! お菓子の国のハッピーバースディ♪』で同時上映された短編映画『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』の内容を再編集・再構成した、長編作品としては初のオールスターズ映画である。『ふたりはプリキュア』シリーズ、『ふたりはプリキュア Splash Star』、『Yes!プリキュア5』シリーズのプリキュア9人およびシャイニールミナスとミルキィローズ、そして『フレッシュプリキュア!』のキュアピーチ、キュアベリー、キュアパインの3人を加えた延べ14人のプリキュアが世界観を超えて(統一させて)結集し、一つの敵に立ち向かうというストーリーである。本作の主な舞台は神奈川県横浜市にある横浜みなとみらい21を舞台にしている。なお、『無印』から『GoGo!』までのプリキュアは前述の短編映画で共演しているが、本作では初対面として描かれている。一方で、妖精たちはプリキュアに先駆けて全員親交があるという設定になっている。

公開当時に放映中の『フレッシュ』と前シリーズの『5/5GoGo!』を中心に物語が構成されている。また、作中では詳細に明示されていないが、スタッフの間で過去のプリキュア(『GoGo!』までの作品)は「最後のボスを倒した後」というコンセプトで話を作っている[3]

彼女たちをサポートしてきた妖精たちや敵として現れた怪物たちも、各作品の幹部キャラとナケワメーケを除いて総出演する。なお、途中のシーンで登場する怪物達は一部を除いてTVシリーズ中に登場したものである。また、シリーズに続編がある作品(『無印』および『5』)のプリキュアは、続編(『Max Heart』および『GoGo!』)でマイナーチェンジしたコスチュームでの登場となる[注 1]。『Splash Star』からはキュアブルームとキュアイーグレットが主に登場し、派生形態のキュアブライトとキュアウィンディの出番は少なくなっている。以降のオールスターズ映画を始めとするクロスオーバー作品でも同様である。

中学生以下の入場者にはレインボーミラクルライトが配布された。

劇伴音楽はシリーズの音楽を担当してきた佐藤直紀高梨康治が参加。また『フレッシュ』を除いて、各プリキュアのOPテーマが挿入歌として使用されている。

本作は今回だけの奇跡的なコラボレーション企画として制作が進められていたが、好調につき続編が制作されることとなった。しかし本作と次作『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』は製作時間に余裕がなかったという。また、次々作の『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』まで制作されたテーマが偶然それらしく合致したため、『DX』シリーズは本作を第1作とする3部作となる[注 2]。なお、本作のテーマは「出会い」であり、各作品を紹介したうえで最後の大集合が盛り上がるように制作されている[4]。前述の経緯より、以降2020年まで毎年3月(2020年のみ10月)にプリキュアシリーズのクロスオーバー映画が上映されるようになる[注 3]

プリキュアの生みの親である鷲尾天は本作でプリキュアシリーズから一度身を引いたものの、続編においても監督である大塚とともに制作相談を行っており、『DX3』までその各作品の構築に携わることとなった[4][注 4]

ストーリー

ダンスコンテストに出場するために横浜みなとみらい21に向かったラブ達は、途中で道に迷ってしまう。そこへ街を飲み込む邪悪な者「フュージョン」が現れる。力を欲したフュージョンは妖精達を襲い、さらには各プリキュア達を襲う。結集したプリキュア達は力を合わせ、世界を脅かす強大な敵に立ち向かう。


注釈

  1. ^ 言い換えると、『無印』と『5』のコスチュームのプリキュアは一切登場しない。
  2. ^ 『DX』シリーズ完結後は、『NewStage』シリーズ3部作、『春のカーニバル♪』、『みんなで歌う♪奇跡の魔法!』と続いている。その後に『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』、『映画 プリキュアオールスターズF』も制作されたが、この2作は秋季公開である。
  3. ^ 2017年から2020年までは登場作品を公開時点で放送されている現行作品とその直近の2作品の計3作品に絞ったクロスオーバー映画が制作されていた。
  4. ^ Go!プリンセスプリキュア』以降のテレビシリーズでは企画として再びプリキュアシリーズに関わっている。
  5. ^ 今作から『映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』まで、拙い妖精たちを統べるリーダー役も担っている。
  6. ^ 以後の「DX3部作」の「ミラクルライト」は、蛍光部がピンク色となっていたが、『NewStage』からは単独映画同様、白に変更されている。
  7. ^ この時、変身アイテムに変身していた妖精(メップル、ミップル、ポルン、ルルン、フラッピ、チョッピ)は瞬時に元に戻り、ライトを受け取った(なお妖精が離脱してもブラック・ホワイト・ルミナス・ブライト・ウィンディの変身は保ってた)。
  8. ^ 『DX2』では、ラブに叱られたシフォンが泣き出して、浮いていたミラクルライトがばらまかれると、ラブが「アハハハ、ライトを振り回すのは危ないって事で…」と発言。『NewStage』では、冒頭フュージョン(再生)と戦うプリキュア23名を応援する妖精達の中、タルトが説明。『NewStgae2』では妖精学校での教習場面で、特別教師のタルトが説明(因みにこの時『NewStage』の解説場面がインサートされている)、そして『NewStage3』では同じく妖精学校の教習で、「妖精学校の先生」の依頼により、生徒妖精のグレルとエンエン(『NewStage2』で初登場した妖精で、『NewStage3』で坂上あゆみ/キュアエコー (『NewStage』で初登場したプリキュア) のパートナー妖精になる)が説明した(この作品でタルトは登場するも台詞無し)。
  9. ^ そのため児童客らが振っているのは本ライトではなく、『映画 Yes!プリキュア5GoGo!』で採用された「ミラクルライト2」だった。
  10. ^ 現:朝日放送テレビ
  11. ^ そのプリキュアも、『ふたりはプリキュア Splash Star』側はキュアブルームとキュアイーグレットのみ紹介、強化形態のキュアブライトとキュアウィンディは紹介されない。これは以後のオールスターズ映画のフィルムコミックも同じ(因みにプリキュア全員の映画のみの強化形態も)。
  12. ^ 同時上映作の『ちょ〜短編 プリキュアオールスターズ GoGoドリームライブ』は配信されていない。

出典

  1. ^ 2009年度興収10億円以上番組(日本映画製作者連盟 2010年1月発表)
  2. ^ 東映アニメーション
  3. ^ 〈映画「プリキュアASDX3」プロデューサー&監督対談〉part1 シャッフルの意味
  4. ^ a b プリキュアぴあ
  5. ^ 『プリキュアシンドローム』にて
  6. ^ 『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』の映画パンフレットの「オールスターズdxとNewStageの意外なかんけい」「フュージョンのひみつ」にて
  7. ^ 『「プリキュア」シリーズの脚本家、村山功さんインタビュー 前編』にて
  8. ^ 公式サイトトピックス
  9. ^ 過去作無料配信|映画 プリキュア ミラクルリープ”. spring.precure-movie.com. 2020年4月4日閲覧。


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