日野・レインボー レインボーII

日野・レインボー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/08 15:49 UTC 版)

レインボーII

レインボーIIとエルガミオはPDG-よりヘッドライト形状が異なっていた。

レインボーIIは、いすゞ・エルガミオのOEM車として登場し、のちに同車との統合車種となった中型路線バスである。

PA-KR234J1改

レインボーII ワンステップ

PA-KR234J1改 関東鉄道
PA-KR234J1改の運転席
PA-KR234J1改の室内
詳しい車種説明は、いすゞ・エルガミオ#PA-LR234J1を参照。

上記レインボーRJワンステップ車を、2004年8月の平成16年排出ガス規制適合の際に製造を終息させ、バス事業を統合するいすゞ自動車から、エルガミオワンステップ車のOEM供給を受けて、レインボーIIの名称で発売することにした。こちらはジェイ・バス宇都宮事業所が製造する。外観・仕様はエルガミオと同一で見分けはつかない。車内のコーションプレートも「ISUZU」のままである。

エンジンはいすゞ製6HK1-TCN型(直6ターボインタークーラー付、177kW/240ps)で、6速MT(いすゞ・ACT)が標準。粒子状物質(PM)排出レベルは平成12年基準値比75%減の「三つ星」仕様で、日野の自社製(四つ星)に対しては環境性能が劣っていた。この供給開始により数年間、日産ディーゼルの中型バスに日野製エンジンを搭載するようになった[注釈 1]一方で、日野が発売する一部の中型バスには自社製エンジンが載らないという現象を生んだ。その後日産ディーゼルの中型バスは提携先の変更により、三菱ふそう製エンジン搭載となった。

また、CNG(圧縮天然ガス)エンジン車もあり、こちらはディーゼル車とは異なりノンステップ車のみの設定となっている。エンジンはいすゞ製6HA1型(直6、140kW/190ps)で、5速MT(いすゞ・ACT)が標準。

ワンステップ・CNGノンステップともにホイールベース4.4mのエアサス車であり、型式はPA-KR234J1改である。

PDG-KR234J2

レインボーII ノンステップ

PDG-KR234J2 東武バスウエスト
詳しい車種説明はいすゞ・エルガミオ#PDG-LR234J2を参照。

2007年8月29日には、平成17年排出ガス規制適合車にマイナーチェンジされ、OEM車から「統合車種」に移行した。基準に対し、NOx(粒子状物質)10%減を達成している。同時にディーゼルのノンステップ車が発売された。変速機は標準の6速MT(いすゞ・ACT)に加えて5速AT車がオプションで設定された。レインボーHRが9mノンステップを廃止しているため、今後は当モデルが9m路線車全般をカバーする。外観上はヘッドライトがブルーリボンIIと同様に規格型角形2灯化されたことで、エルガミオとの区別が可能になった。また、PA-代では車内のコーションプレートは「ISUZU」になっていたが、当モデルより「日野自動車」になっている。 CNG車については市販車ではなく、ベースに改造されたものである。 ノンステップ・ワンステップともにホイールベース4.4mのエアサス車であり、型式はPDG-KR234J2である。

SKG/SDG-KR290J1

レインボーII ワンステップ

SKG-KR290J1 神姫バス

約2ケ月の空白期間を経て、2011年11月30日に、平成22年排出ガス規制適合車にマイナーチェンジした。型式はSDG-KR290J1。ベース車である、いすゞ・エルガミオに準じ、エンジンは直列4気筒排気量5,193cc、出力177kW(240PS)、最大トルク765N・m(78kg・m)の4HK1-TCH型に変更。尿素を用いずに、排出ガス規制に適合している。型式の数字も234から290に変更となった。4気筒と小型化されたが出力は従来なみで最大トルクは706N・m(72kg・m)からアップしている。発進時にエアコンを停止させる機能をもたせるなどして燃費向上も実現した。また、ABSが本モデルより標準装備となっている[8]。なお、いすゞが開発を担当しているため、ブルーリボンII同様に排出ガス浄化システムに「AIR LOOP」の名称は用いられていない。

2012年6月19日には、新ワンマンバス構造要件適合(中扉開時の動力伝達カット装置標準装備)、MT車に新アイドリングストップ&スタートシステムを標準装備した上で平成27年重量車燃費基準達成などの、マイナーチェンジを実施して発売された[9]。型式はSDG/SKG-KR290J1。なお、新アイドリングストップ&スタートシステム未装着車・並びにAT車の型式は、SDG-のままで変わりはない。 今回のマイナーチェンジでは、ブルーリボンII同様に、開発を担当しているいすゞが発売しているいすゞ・エルガミオより先行発売された。




注釈

  1. ^ 日デからのキャパシタハイブリッド技術の供与に対する補完契約で中型エンジンを日野から日デへ供給することになったため。

出典

  1. ^ 日野自動車発行、レインボー7Mのカタログに「W06E 165ps」の記載あり。
  2. ^ 昭和19年~昭和64年(奈良交通設立後)”. www.narakotsu.co.jp. 奈良県バス100周年記念特設サイト | 奈良交通 (2017年5月). 2020年3月20日閲覧。
  3. ^ 『TLB-0020 日野レインボーバス P-RH160AA型車 取扱説明書』日野自動車工業株式会社、155頁
  4. ^ 天然ガス自動車”. 株式会社フラットフィールド. 2020年5月2日閲覧。
  5. ^ バスラマ・インターナショナル No.77』「特集:小型CNGバスの新しい動き」ぽると出版、2003年4月25日、ISBN 4-89980-077-0
  6. ^ バスジャパンハンドブックシリーズ R65 小田急バス 立川バス』BJエディターズ、2008年9月1日。ISBN 978-4-434-11565-3
  7. ^ 立川バスさよなら運転【第7弾】エルガJ さよなら運転 いすゞエルガJ さよなら運転を実施します 2015年2月26日、立川バス公式サイト、2018年6月12日閲覧。 (PDF)
  8. ^ 日野自動車、中型路線バス「日野レインボーII」を改良し平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ新発売日野自動車プレスリリース 2011年11月30日
  9. ^ “日野自動車、大型バス「日野ブルーリボンII」と中型バス「日野レインボーII」を改良して新発売” (プレスリリース), 日野自動車, (2012年6月19日), http://www.hino-global.com/j/news_release/172.html 2012年6月19日閲覧。 
  10. ^ “日野自動車、中型路線バスをモデルチェンジして新発売” (プレスリリース), 日野自動車, (2016年4月11日), http://www.hino.co.jp/news_release/16-007.html 2016年4月19日閲覧。 
  11. ^ a b “路線バスを改良して新発売” (プレスリリース), 日野自動車, (2017年8月8日), http://www.hino.co.jp/news_release/17-016.html 2016年11月10日閲覧。 
  12. ^ a b c 日野自動車、バスシリーズを改良して新発売 日野自動車ニュースリリース、2019年6月17日
  13. ^ a b c 日野バスシリーズ「ドライバー異常時対応システム(EDSS)」を搭載して新発売 横浜日野自動車、2019年6月18日
  14. ^ a b c 日野自動車、大・中型路線バスにもドライバー異常時対応システムを搭載 Response.、2019年6月18日





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