日野・リエッセ リエッセII

日野・リエッセ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/28 07:56 UTC 版)

リエッセII

リエッセIIは、トヨタ自動車からコースターをOEM供給を受けて日野ブランドで販売している小型バスである。リエッセを日野の親会社であるトヨタにコースターRとしてOEM供給しているのに対し、その見返りとして供給を開始した。

初代(B40・B50系)

詳しい車種説明は、トヨタ・コースター#3代目・B40、50系(1992年-2017年)を参照。

1996年6月発売。レインボーABの実質上の後継車で、ラインナップはコースターと共通である。

コースターとの違いは、車名表記の位置(コースターは後ろなのに対し、リエッセIIは前)、助手席セーフティウインドウとリアガラスのHINOロゴの表記のみである。

2004年(平成16年)7月、新短期規制に適合させるため、国内での1HD、1HZの各6気筒ディーゼルエンジンと、B系4気筒ディーゼルエンジンが廃止され、ディーゼルエンジンは全て自社製のN04C-T系となり、車両型式記号はXZBとなる。


2007年(平成19年)7月24日、マイナーチェンジが行われた。ディーゼルエンジンを新長期排出ガス規制に適合され、ATを全車6速に変更、MTは6速が廃止され、全車5速化された。同時に、ヘッドライトも変更された。

2011年8月22日、ポスト新長期排出ガス規制にともなうマイナーチェンジ。日野が販売しているバスのうち、いすゞ開発担当車ならびにトヨタからのOEM車では初めて「AIR LOOP」の名称を採用した[22][23]

2015年1月13日の改良では燃費を向上させ、110kW(150PS)エンジン搭載車は平成27年燃費基準を達成。客席シートにELR付3点式シートベルトを、補助席にはELR付2点式シートベルトを標準装備とした。またリクライニングの標準化、シート形状の改良を行った。

マカオの岐関車路有限公司と信徳国旅では、コースター同様ミニバス(zh:公共小巴)として導入している。(岐関は5速マニュアルトランスミッション、信徳国旅は6速オートマチックトランスミッション)

2代目(B60・B70・B80系)

詳しい車種説明は、トヨタ・コースター#4代目・B60/B70/B80系(2017年 - )を参照。

OEM元のコースターが2016年12月22日に4代目へモデルチェンジしたことを受け[24]、その4日後の同年12月26日にリエッセIIも2代目へフルモデルチェンジすることが発表された[25]。なお、発売はOEM元のコースターに先行して2017年1月6日からとなった(OEM元のコースターは2017年1月23日発売開始)。

2018年6月22日に、前日のコースターの一部改良を受け改良モデルを発表(7月2日発売)[26]。幼児専用車を除く[27]全車に歩行者の検知にも対応したミリ波レーダー(フロントバンパー中央に装着)+単眼カメラ(フロントウインドウ上部中央に装着)方式のPCS(衝突被害軽減ブレーキ)、車線逸脱警報、オートハイビームが標準装備された。なお、商標権の関係で「Toyota Safety Sense」の呼称は使用されない他、レーンディパーチャーアラートは車線逸脱警報に置き換えて称される。

2019年7月19日に、前日のコースターの一部改良を受け改良モデルを発表(8月1日発売)[28]。エンジン各部の協調制御が適正化された新型エンジン「N04C-WA型(「GX」のロングボデー・AT車、「EX」のAT車は「N04C-WB型」)」に換装するとともに、高性能触媒DPRと尿素SCRの採用により、平成28年排出ガス規制に対応するとともに、全車平成27年度燃費基準(「N04C-WA型」搭載の一部グレードは+5%)を達成。「LX」・「GX」にはにスーパーロングボデー車(コースターの「超ロングボディ」に相当)が追加設定された。




  1. ^ a b c d e f g バスラマ・インターナショナル』臨時増刊 SPECIAL 1995「LIESSE(リエッセ)&日野バスファミリー」:ぽると出版 1995年11月15日 ISBN 493867775X
  2. ^ a b バスラマ・インターナショナル No.32 「日野の新小型バス、リエッセ誕生!」"リエッセ路線仕様、京浜急行で運行開始"』ぽると出版、1995年10月25日、21頁。ISBN 4-938677-32-6
  3. ^ a b 『バスラマ・インターナショナル スペシャル 臨時増刊1995 リエッセ&日野バスファミリー「リエッセユーザーを訪ねて」"リエッセだからできた新しい路線 京浜急行電鉄株式会社"』ぽると出版、1995年11月15日、55頁。ISBN 4-938677-75-X
  4. ^ a b 土屋正忠『ムーバス快走す 一通の手紙から生まれた武蔵野市のコミュニティバス』ぎょうせい、1996年。ISBN 4-324-05037-6
  5. ^ a b 土屋正忠『ムーバスの思想 武蔵野市の実践』東洋経済新報社、2004年。ISBN 4-492-22252-9
  6. ^ a b c d 出典:日野自動車「日野リエッセ」カタログ
  7. ^ バスラマ・インターナショナル No.127』ぽると出版、2011年8月25日。ISBN 978-4-89980-127-6
  8. ^ 株式会社フラットフィールド 公式サイト
  9. ^ a b c d e f バスラマ・インターナショナル No.77』「特集:小型CNGバスの新しい動き」ぽると出版、2003年4月25日、ISBN 4-89980-077-0
  10. ^ a b プレスリリース 2009年|水素燃料エンジン搭載バスのプレス発表と試乗会が実施されました”. 東京都市大学. 五島育英会 (2009年7月27日). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月23日閲覧。
  11. ^ トピックス・アーカイブ 2009年|水素燃料エンジンバスの公道走行を実現、プレス発表会&試乗会を開催しました。”. 東京都市大学. 五島育英会 (2009年4月10日). 2020年8月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月23日閲覧。
  12. ^ a b 2010年のNEWS|低炭素社会実現へ、都市大からの回答 水素ハイブリッドトラックの開発に成功〈東京都市大学 研究TOPICS 2010年11月〉東京都市大学と改称して初めての取り組みとして、2009年4月、水素燃料エンジンバスの公道走行を実現。”. 東京都市大学. 五島育英会 (2012年2月28日). 2020年8月22日閲覧。
  13. ^ 東京都市大学 水素燃料エンジンバスの開発に成功【2009年4月3日発表】”. 五島育英会 公式YouTubeチャンネル. [[YouTube ]] (2009年4月5日). 2020年8月22日閲覧。
  14. ^ 2010年のNEWS|東京都市大学付属小学校の児童78名、東京都市大学が開発した水素燃料エンジンバス乗車体験”. 東京都市大学. 五島育英会 (2011年3月7日). 2020年8月23日閲覧。
  15. ^ 2009年のNEWS|東急グループ「WE DO ECO.」に東京都市大学の水素燃料エンジンバス登場!”. 東京都市大学. 五島育英会 (2009年7月13日). 2020年8月23日閲覧。
  16. ^ 2009年のNEWS|東京都市大学が開発した水素燃料エンジンバスが、北海道室蘭市で走行試験”. 東京都市大学. 五島育英会 (2010年3月30日). 2020年8月23日閲覧。
  17. ^ 東京都市大学が開発した水素燃料エンジンバスが 「“東急系”大学が初の水素バス 」をテーマに、DIAMONDonline(週刊ダイヤモンド)において紹介されました”. 東京都市大学. 五島育英会 (2009年10月30日). 2020年8月23日閲覧。
  18. ^ 2011年のNEWS|東京都市大学における水素エンジン及び水素自動車の研究開発の取り組みが溶接ニュースにて紹介されました 〜2012(平成24)年2月7日付 溶接ニュース〜”. 東京都市大学. 五島育英会 (2012年2月24日). 2020年8月23日閲覧。
  19. ^ 2010年のNEWS|東京都市大学が開発した水素ハイブリッドトラック及び水素燃料エンジンバスに関する記事が新聞等メディアに掲載されました”. 東京都市大学. 五島育英会 (2012年2月28日). 2020年8月23日閲覧。
  20. ^ 水素自動車|水素エンジン自動車の製作事例 (1):東京都市大学様 水素バス”. 株式会社フラットフィールド|電気自動車,水素自動車などの改造製作. 2020年8月23日閲覧。
  21. ^ プレスリリース 2009年|東京都市大学 水素エンジンバスが東京駅周辺を運行~大丸有地区・周辺地区環境交通社会実験に協力~”. 東京都市大学. 五島育英会 (2009年10月27日). 2020年8月23日閲覧。
  22. ^ 日野自動車、小型バス「日野リエッセII」を改良し平成22年(ポスト新長期)排出ガス規制に適合させ新発売日野自動車プレスリリース 2011年8月22日
  23. ^ 搭載エンジンが日野製のため。
  24. ^ “TOYOTA、コースターをフルモデルチェンジ” (プレスリリース), トヨタ自動車株式会社, (2016年12月22日), http://newsroom.toyota.co.jp/jp/detail/14572758 2017年1月2日閲覧。 
  25. ^ “日野自動車、小型バス「日野リエッセII」をモデルチェンジして新発売” (プレスリリース), 日野自動車株式会社, (2016年12月26日), http://www.hino.co.jp/news_release/16-021.html 2017年1月2日閲覧。 
  26. ^ “日野自動車、小型バス「日野リエッセII」を改良して新発売” (プレスリリース), 日野自動車株式会社, (2018年6月22日), http://www.hino.co.jp/news_release/18-014.html 2018年6月25日閲覧。 
  27. ^ OEM元のコースターでは幼児専用車も「Toyota Safety Sense」として標準装備されている
  28. ^ “日野自動車、小型バス「日野リエッセII」を改良して新発売” (プレスリリース), 日野自動車株式会社, (2019年7月19日), https://www.hino.co.jp/corp/news/2019/20190719-002408.html 2019年7月19日閲覧。 
  29. ^ 但し、現行のいすゞ・ジャーニーはオートワークス京都による改造で路線バスにする事が可能である。





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「日野・リエッセ」の関連用語

日野・リエッセのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



日野・リエッセのページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの日野・リエッセ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2020 Weblio RSS