日本電信電話公社
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その他
電電公社の公式マーク(公社章)は、電報(Telegraph)と電話(Telephone)の頭文字である2つの「T」で円を作り、中央の空白部でサービス(Service)の頭文字である「S」を表すデザインであった。国土地理院制定の電話局の地図記号にも使われたが、民営化翌年の1986年(昭和61年)に廃止された[2]。
後身の特殊会社日本電信電話他NTTグループは社章を新しく制定し、この公社章は廃止されたマークとなったため、機器等に標示されたそれも更新と同時に逐次置き換わっていったが、それでも21世紀に入った後もマンホールの蓋など耐久性の高い物品にはこの公社章の入ったものを見かけることがある(右写真は一例)。
電電公社は女性技術者が多数在籍する特色があった。1960年代には技術者の補充が困難となってきたことから、1965年には女性の離職防止対策として育児休職制度(最大3年間)を試験導入。その後、3年間で約1700人の利用者があったことから、1968年5月から本格導入した[3]。
関連施設
以下の病院は元々旧逓信省の下で発足し、同省が2分省化された際に旧電気通信省に属した事から、公社化後には電電公社の付属施設となったものである。ただし、一部の病院に関しては電気通信省または公社発足後に設立されたものもあるが、名称は他の病院と同様に「逓信病院」を名乗っていた。
これらの病院は、民営化後に日本電信電話→NTT東日本・NTT西日本が運営する企業立病院となるが、のちに大半が廃止され、現在は下記の関連施設となっている。
民営化後にNTT病院となり現在もNTTグループが運営する病院
- 札幌逓信病院(現・NTT東日本札幌病院)
- 関東逓信病院(現・NTT東日本関東病院)
- 伊豆逓信病院(現・NTT東日本伊豆病院)
民営化後に売却された病院
- 東北逓信病院(現・東北医科薬科大学若林病院)
- 長野逓信病院(現・朝日ながの病院)
- 東海逓信病院(現・大須病院)
- 金沢逓信病院(現・恵寿金沢病院)
- 大阪逓信病院(現・第二大阪警察病院)
- 京都南逓信病院(現・洛和会東寺南病院)
- 高松逓信病院(現・オリーブ高松メディカルクリニック)[4]
- 松山逓信病院(現・松山まどんな病院)
- 長崎逓信病院(のちに長崎あじさい病院→系列病院と統合により閉鎖)
- 熊本逓信病院(のちにくまもと森都総合病院→移転により解体済、跡地には熊本整形外科病院が所在)
スポンサー番組
- 一社提供
- ミームいろいろ夢の旅(TBS系)1985年4月から同年9月の番組終了までは、NTTの1社提供番組として放送。
- この他、東海テレビの「東海フラッシュニュース」(金曜日及び日曜日20:54~21:00)や、北海道放送(HBCテレビ)の天気予報(月曜~金曜22:54~23:00)など、ローカル放送でのニュースや天気予報を中心に提供していた。
- 複数社提供
注釈
出典
- ^ 『内部組織の状態空間モデル-公企業の動学的効果分析-』内閣府、システム分析調査室、1979年による
- ^ “時代とともに地図記号も変わります” (PDF). 国土地理院広報468号. 国土地理院. pp. 8-9 (2007年6月). 2014年8月28日閲覧。
- ^ 育児休職制 電電公社5月から本番 期間三年まで認める 技術もつ女性引止め策『朝日新聞』1968年(昭和43年)3月3日朝刊 12版 15面
- ^ https://www.olive.clinic/about/history オリーブ高松メディカルクリニック
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