日本心霊科学協会 実践的活動

日本心霊科学協会

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/09 05:31 UTC 版)

実践的活動

日本心霊科学協会では、公益財団法人として、個別の宗派に偏らない心霊科学の立場で、すべての宗教の基礎である霊魂意識について学び、人はどのように生きるべきか、そしてどのようにこの世を去るべきかを考える。人間の死は、現世での修行を卒業し、肉体のない霊的な世界において新たなる修行の段階に入ると考える[28]

人格霊性の向上を目的として、毎日精神統一研修会を開催している。静かな清められた部屋に坐り、日頃の煩わしさから離れ心の働きをしずめ、心の深い所を見つめることにより、心の安定と精神的エネルギーの充実をもたらす。これを精神統一と呼んでいる。協会専属の霊的能力者(霊的直観力の保持者)の指導の下で行っている。そして終了後、霊的能力者により各人に生活に関する種々の忠告(霊査)が示される。

吉田綾の思想[29][30]として、顕幽(顕われているものと隠されているもの、見えるものと見えざるもの)は表裏一体(顕幽一如)であり、物質の世界を深く探求すれば、心・霊の世界へ通じ、また逆に心・霊の世界を深く追求すれば、物質の世界へ通ずると説く。

「ある」(現実)と「ありたし」(理想)の差が大きければ、大きいほど人間は苦しむ。この世は因果律に従い、不自然な方法、無理な方法、不正な方法により目的を達成すれば、遅かれ早かれその報いは受ける。

吉田綾は人の背後にある高い霊と心を同調させることにより、人は幸せになれると説く。そのためには精神統一研修会に参加して自分を見つめることが大切であると指摘する。精神統一研修会の後に参加者には霊的な助言を与えた。吉田綾の薫陶を受けた霊的能力者たちが現在にいたるまで、その伝統を受け継いでいる。

吉田綾の霊的な教訓は、参事会の中村きよ子らによって編纂され、1986年吉田綾霊談集[29]として出版された。この霊訓は会員に尊重されてはいるが、公益財団法人として、会員各自の生活の中で、自由な解釈と科学的検証に委ねられている。

吉田綾霊談集の一節は脚注のサイトで閲覧することができる[31]

日本心霊科学協会では、スピリチュアル健康を希求して、医師精神科医の指導のもと、毎月心霊医療研究会を開催している。相談を希望する会員は、心霊医療研究会において霊的能力者の面談を受けることができる。医療実績と効果に関し、長年のデータは蓄積されているが、整理された報告と評価は現在のところ完成していない。








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