日本におけるLGBTの権利 メディア

日本におけるLGBTの権利

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/25 09:36 UTC 版)

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歴史

明治時代にはグラビア雑誌『風俗画報』などいくつかの雑誌などに同性愛について書かれており、大正デモクラシー〜昭和初頭にかけても中央公論や一部性科学誌などで同性愛について触れられている[要文献特定詳細情報]

戦後においては、戦後直後のSM・風俗雑誌や会員制ゲイ雑誌などを除いた一般のメディアでは、1960年代に『平凡パンチ』に同性愛関連記事が集中的に掲載された[要文献特定詳細情報]。まだ商業ゲイ雑誌がない頃で、取り上げられた回数は1965年(昭和40年)から70年(昭和45年)までに約20回(号)に及んだ。同誌は当時の若者のバイブル的な存在でもあり、そういう雑誌に同性愛が取り上げられたことは画期だった[要出典]

その後、1971年7月創刊の薔薇族を皮切りに、1980年代前半にかけて商業ゲイ雑誌の創刊が相次いだ。テレビメディアでも1970年代後半頃から、非芸能の分野で少しずつゲイなどの性的少数者が取り上げられるようになっていった。一例としてフジテレビ系「3時のあなた」の扇千景逸見政孝が司会・サブ司会を務めていた1974年(昭和49年)4月から1977年(昭和52年)5月の間に、薔薇族の伊藤文学らが出演したことがあり、そこで同性愛者の置かれた状況を訴えた[128]

蔑称「オカマ」を巡って

よみがえった蔑称

2001年(平成13年)、一部週刊誌が東郷健を取り上げた記事「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」における「オカマ」(原義は肛門を指す江戸時代の俗語)表現を巡り、論争が起きた[129]。オカマという言葉の使用にはゲイの中にも賛否両論があり、1990年代頃までは差別用語、若しくは放送上好ましくない用語として、マスメディアでは余り使われなくなっていた経緯がある。使われたとしても「先ほど不適切な発言がありました」などとして撤回されることがあった。それが近年ブレイクしはじめたオネエタレントらが自ら「所詮、私たちはオカマだから」と自虐的に用いることにより、再び使われる機会が増えている(一部番組ではテロップで「オネエ」など別の言葉に置き換えられることがある)。同性愛者の中でも取り分けオネエやトランスジェンダー(女装/非女装の両方)といった女性性が極端に高く、それでいて男性的な部分も一定程度残っているゲイの一部が「オカマ」を使いたがる傾向があり、男性性を受容しているゲイやニューハーフ(トランスセクシュアル、現在は女性にカテゴライズされる)は「オカマ」を差別表現だとして嫌がる傾向がある[要出典]

批判と擁護

自身が当事者である美輪明宏は一部同性愛者の自己卑下した物言いについて、「同性愛者がからかわれる事になる。折角、同性愛が市民権を得てきたのに、歴史が逆戻りする」と批判している[130][131]。また「所詮、オカマだから」(マツコDX)、「私たち汚いオカマは」(おすぎ)という言い方は、石原慎太郎元東京都知事の同性愛者蔑視発言と通底しているという意見もある。一方、ゲイライターの伏見憲明らは、これまで「オカマ」がネガティブに使われてきたことを逆手に取り、自らが肯定的に使い直すことでこの言葉に込められたネガティブな意味合いを一掃する「イメージ置換戦略」を提唱した[129]。また「キャンプ」という概念を援用しつつ、傷つくことを他人から言われる前に自分でいって「笑い」に転化してしまえば生きるのがむしろ楽になる、という考えに立ち、一部のゲイ(トランスジェンダーなど)が自ら「オカマ」を使うのは世間智や生存戦略の一つだ、という主張もある[132]。その主張に対しても、同性愛者を「笑う」ということ自体に偏見を助長する危険があるという意見もある。

「オカマ」蔑称の歴史

女装男娼への蔑称

元々「オカマ」は肛門を意味し、戦後の一時期まで女装する男娼への蔑称だった[130]。戦後直後の1948年(昭和23年)、既に上野の女装男娼らは、オカマと呼ばれたくないという抗議の声を上げ、それに代わる言葉を自ら考えていた[130]。女装家の青江忠一(青江のママ)は自分を「ゲイボーイ」[133]と自認しているので、街中で「オカマ」と罵られると、追いかけて下駄で殴って抗議していた[130]。それほど女装者にとって「オカマ」は差別的な蔑称として受け止められていた[130]

女装男性、女性的ゲイ・ヘテロ男性への蔑称へ

この蔑称の指し示す範囲が広がり、また一般的になり始めたのは1971年(昭和46年)、東郷健が国政選挙に初立候補して以降のことだとされる。彼が選挙に出る度に演説や選挙広報番組で繰り返し「オカマの東郷健です」と言ったのが始まりで、少し後れて1975年(昭和50年)にデビューしたおすぎとピーコがそれを受け継ぎ、「私たちオカマです」という自己卑下的な物言いでお茶の間に拡散させた[130]このようにメディアで顔が知られた女装しない女性的なゲイ(オネエ若しくは非女装トランスジェンダー)の一部が「オカマ」蔑称を広めた[要出典]

これにより、当初は女装男娼者の中のそれも肛門性交をよくする者への蔑称だったのが、1980年代頃からは「女性的な男性」全体に拡大し、性同一性障害者(MtF)を含む女装男性(TG)は勿論、女装しない女性的なゲイ(オネエ)[注 6]、女性的な異性愛(ヘテロ)男性への蔑称としても盛んに使われるようになった[130]。学校などではゲイ・ヘテロを問わず、少し女性的だと「オカマ」と罵られ、暴力的ないじめに遭う被害も起きた[130]

すこたんソーシャルサービスの主宰者は、大学の非常勤講師として学生に接すると、ヘテロだが少し女性的な男子学生で「オカマと言われて凄く辛い経験をした」という者が、「毎年、200人中4〜5人はいる」と話している[130]。男性からのみ言われるとは限らず、女性やクラスの女子生徒、果ては母親からも「オカマ」と罵られ、嘲笑され、人間としての尊厳やセクシュアリティを否定・侮辱されることも多い。「男は男らしく」という性差別的意識も背景にあるとされる。この様に「オカマ」蔑称は、ゲイ/ヘテロ男性の両方を傷つけることになっている。

抗議で減少、そして復活

1980年代後半以降は、オカマ蔑称の広がりと同時に、それを不快に思うゲイ当事者やゲイ雑誌、ゲイ団体らが抗議の声を上げ始めたこともあり[134]、メディアでは「オカマ」の使用に慎重になった時期があった。それが近年の「オネエブーム」でカバちゃんやマツコDXなど、オカマを自称するトランスジェンダーが多くメディアに出るようになり、彼らがオカマ蔑称を復活させた[要出典]

メディアの居直り

2012年(平成24年)、テレビ朝日の視聴者センターで電話応対した女性社員は、同性愛男性を侮蔑的な脈絡でオカマと呼んだと感じた番組に抗議したゲイ男性に「でも、ゲイの人自身がオカマといっていますよね。それはどうなるんですか?差別とは思わない」と猛然と反論を加えた。この事例が物語るように、オカマと呼ばれたくなかったり、オカマと聞いて不快になるゲイが多くいる一方で、メディアに出る一部オネエやトランスジェンダー自身がオカマ・アピールをしてしまっているため、オカマ呼称は止めて欲しいという切実な抗議に居直られてしまい、反論しようがないという袋小路に陥っている[130]

最後の差別カテゴリー

女装家で性社会史研究家の三橋順子は「一部の同性愛者が自らオカマという分には認めていい、としてしまうのは危険」とした上で、一部にある「オカマちゃん」など敬称を付ければいいのかという論議にも、「部落や身体障害の差別語に“ちゃん”を付けたら認められるのか」と疑問を呈している。また女装しないゲイの一部がオカマ呼称を肯定していることにも「女装しないゲイは街を歩いていて、指差されて『オカマ』と嘲笑され差別されることはない」「実際に街中でいつも差別被害に遭うのは、私たちトランスジェンダーだ」といっている[130]。そして「部落や在日、身体障害などを指す、様々な蔑称や差別用語の使用に慎重になってきたが、“オカマ”だけが今も遠慮なく使われ、性的マイノリティだけは別になっている」「“オカマ”は日本社会に残った差別カテゴリー。メディアにおける最後の差別カテゴリーだ」と言っている[130]

「オネエ」の問題点

近年、メディアの中で「オカマ」が差別表現だとして批判されてきたことから、それに代わり「オネエ」が男性同性愛者全体を指す言葉として使われ始めている[132]。しかし新宿二丁目などゲイコミュニティやゲイ当事者の中では、女装をしないゲイの中の女性的なゲイ(オネエ言葉を使うゲイ)のみをオネエと言ってきた歴史があり[135]、男性性を受容しているゲイはオネエ概念に含まれない。

またゲイ同士の会話で「彼、オネエ(言葉)だね」という場合、友達としてはいいけれど、恋愛対象ではない、生理的に受け付けないなどを含意することもあり、ゲイの中でもオネエやオネエ言葉を嫌う人や、自分がオネエ言葉を使うのは抵抗があるという人は多い[136]。その理由として、生理的な嫌悪感の他に、オネエ言葉から連想されるイメージと自分が同一視されることへの嫌悪感や、オネエ言葉を振り撒いて見世物やピエロになることへの反発などがある[136]。また男同士の愛は誇り高く対等なもので、片方が女役になることではないはずだ、という考えもある[136]。20歳前後の若いゲイがオネエ言葉を使うにはまだ可愛いといっていられるが、大人のゲイがクネクネとオネエ言葉を使う姿は多くのゲイにとっても気持ちの良いものとはいえない、とする意見もある[136]。なお、テレビに出演する著名なゲイが極度に女性的なゲイイメージを振りまくことや、彼らが使うオネエ言葉、自虐的オカマ呼称に対しては昔から批判があり、1970年代から1980年代のゲイ雑誌などの読者投稿欄の定番テーマでもあった[137]

メディアの同性愛者のステレオタイプな取り上げ方は変わっておらず、女装男性や女性的な仕草のゲイを茶化して笑おうとすることや、男性的なゲイや女性同性愛者の抹消(社会的無化)などの課題がある、と三橋順子は主張する[135]

報道事例

  • 1985年(昭和60年)、日本公開の英国パブリックスクールのゲイ模様を描いた『アナザー・カントリー』の日本でのパンフレットには、シリアスな作品だったにもかかわらず「コウモンをぬけるとホモダチがいた。」と茶化して書いていた。
  • 1996年(平成8年)6月9日放送の日本テレビ系「怖くて行けない所・第二弾 男がオトコを愛する交差点」(『解禁テレビ』)において、隠しカメラを積んだ車や撮影スタッフが隠し持った小型カメラで、新宿二丁目の街頭でキスをしているゲイらを盗撮し、嘲笑した。番組では取材カメラに気づいたゲイが「こちらの気持ち考えたことあるのか?」と激しく抗議する模様を放映し、するとナレーションは「確かにそうです。彼らの話を聞いてみましょう。」と、小型隠しカメラを装着しゲイを偽装したスタッフが、声をかけてきたゲイの部屋に同行し、部屋の中の模様も放映した。モザイクが掛けられていたとはいえ、一部を除き撮影された人に無断で放送した。番組には当時、ゲイ団体が抗議を行った[138]
  • 2014年(平成26年)1月19日、中華人民共和国政府系ウェブメディア・毎日中国経済「日本で急増とウワサの“ブラ男”ってなに?驚愕の事実に『オネエ化した日本じゃ戦争はムリだね』―中国ネットユーザー」(編集翻訳 恩田有紀)において、日本におけるメンズブラの流行に対するインターネット上の反応として「変態民族か」「変態民族は長年の米国の抑圧によって自信を失い、さらに変態になった」「ここまで低俗なの、日本ぐらいだろ」「キモい」とされた一方で、「日本人ってある意味自由だな」「かわいい」との反応があった報じられた。
  • 2013年(平成25年)12月26日付けの朝日新聞に「五輪の祭典、政治持ち込むな」が掲載された。オバマ米大統領が、ロシア政府が同性愛者を弾圧していることを理由に、ソチ冬季五輪の開・閉会式に出席しない方針を打ち出したことに対し、五輪に政治を持ち込むのは反対だと訴え、日本政府はソチに首相級の人物を送るべきだと主張している。朝日新聞は、2014年2月4日配信の関根和弘記者による記事[139]でも、同趣旨の主張をしている。

注釈

  1. ^ イギリスでは男性同性愛を禁止したバガリー法(1533年、en)があり最高刑は死刑とされ、同国において男性同性愛が完全に非犯罪化されたのは1967年だった。
  2. ^ が、結婚やシビル・ユニオンと異なり、税制上の優遇や相続時の効果など限定的であり、結婚の代替手段とはなり得ていない。同性カップルが養子縁組を結んでいた例として、著名人では俳優の沖雅也と評論家の日景忠男のゲイカップルなどのケースがある。
  3. ^ 国連LGBTコアグループのメンバーは、アルゼンチンブラジルクロアチアエルサルバドルフランスイスラエル、日本、オランダニュージーランドノルウェー米国の11カ国、及び国連人権高等弁務官(UNHCR)、欧州連合(EU)、さらにNGOのヒューマン・ライツ・ウォッチ国際レズビアン・ゲイ協会からなる(2013年時点)。
  4. ^ 鶏姦罪が廃止された背景には、旧刑法草案に関わった仏法学者ボアソナードによるナポレオン法典にソドミー規定がないことや、合意に基づくものは違法でないとの助言があり、司法省も同意したためだった(『矩を踰えて 明治法制史断章』(霞信彦、慶大出版会)「鶏姦罪―施行八年半の軌跡」より)。その他この期間も男色が盛んだった薩長など九州諸藩の政治的影響もあった可能性があるが未検証である[要出典]
  5. ^ 「地方違式詿違条例の施行と運用の実態」 神谷力 (「明治法制史政治史の諸問題」 慶応通信発行 手塚豊教授退職記念論文集編集委員会編集 1977年刊)。例えば東京都違式詿違条例を斟酌増減して公布された浜松県違式詿違条例(明治6年)には「婦人無故シテ猥リニ断髪相ナラス候事」(169ページ)とある。原典である内閣文庫(独立行政法人国立公文書館)所蔵の熊本県史料も参照のこと。
  6. ^ 女装しない男性的なゲイ(オネエではないゲイ)もいるが、その頃彼らは可視化されていなかったため、オカマ蔑称の対象とされる以前に社会に存在しないことになっていた。

出典

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  108. ^ 宍戸圭介 (2017). “判例研究 性同一性障害による性別変更を理由とするゴルフクラブへの入会拒否”. 名経法学 第38号: 67. 
  109. ^ 結婚の自由をすべての人に
  110. ^ 裁判例結果詳細 | 裁判所 - Courts in Japan”. www.courts.go.jp. 2023年10月27日閲覧。
  111. ^ a b c LGBT法連合会公式サイト
  112. ^ 12歳の自然体、決意の詰め襟 男子生徒として春から中学へ、愛知 中日新聞2021.3.14
  113. ^ a b 「LGBT平等法」制定を 10万筆の署名、与野党に提出朝日新聞2021.3.24
  114. ^ 3月9日(木)院内集会「レインボー国会」開催のお知らせ
  115. ^ 「G7で法整備されてないのは日本だけ」LGBT支援団体が政府に差別禁止など早急な対応要請東京新聞
  116. ^ 沢田 大典「自民、LGBT法案議論再開 G7サミット前成立に異論多数」『産経新聞』、2023年4月28日。2023年5月6日閲覧。
  117. ^ 「LGBT差別禁止法があるのはG7でカナダだけ」は不正確(ミスリード)。カナダ以外の国にもLGBT差別を禁じる法律がある【ファクトチェック】(日本ファクトチェックセンター)”. Yahoo!ニュース. 2023年5月6日閲覧。
  118. ^ a b c LGBT理解増進会公式サイト
  119. ^ LGBT理解へ法律の必要性訴え毎日新聞2018.6.13
  120. ^ 自己申告で性別変更が行える国一覧(ヨーロッパの法整備編)”. 自己申告で性別変更が行える国一覧(ヨーロッパの法整備編). 2023年6月27日閲覧。
  121. ^ Keystone-SDA/jc (2022年2月15日). “スイスで戸籍上の性別変更がブーム 第3の性は不可”. SWI swissinfo.ch. 2023年6月27日閲覧。
  122. ^ 自民党のLGBT法案――女湯問題は「デマ」なのか、「不当な差別」とはどういう意味なのか(千田有紀) - 個人”. Yahoo!ニュース. 2023年6月27日閲覧。
  123. ^ a b トランスジェンダーへの誤った認識 自民党勉強会でも”. 毎日新聞 (2021年5月9日). 2021年5月9日閲覧。
  124. ^ 世界陸連、トランスジェンダー女性の女子種目出場を禁止」『BBCニュース』。2023年6月27日閲覧。
  125. ^ 性的少数者団体が会見 「LGBT法は不要」”. 産経新聞. 2023年5月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月6日閲覧。
  126. ^ Day of Families Observed in Tokyo - Universal Peace Federation”. www.upf.org. 2023年2月20日閲覧。
  127. ^ 滝本太郎弁護士が統一教会系メディアのライターと共同記者会見”. やや日刊カルト新聞社. 2023年7月6日閲覧。
  128. ^ 2012年10月1日「伊藤文学のひとりごと」「一枚の写真―女房の久美子も若くてかわいらしい―」より。
  129. ^ a b 『「オカマ」は差別か 「週刊金曜日」の「差別表現」事件 反差別論の再構築へ』(ポット出版)。
  130. ^ a b c d e f g h i j k l 2010年10月17日「3331 Arts Chiyoda」で開催されたシンポジウム「ジェンダー・セクシュアリティの媒介」での三橋順子らの発言より。[要出典]
  131. ^ 2007年12月28日放送「中居正広の金スマ!波瀾万丈スペシャル」にて。
  132. ^ a b ニコニコ動画「藤井誠二×伏見憲明らがオネエブームを斬る!」
  133. ^ 1980年代頃まで女装者やニューハーフは「ゲイボーイ」といった。比留間久夫の小説「YES YES YES」(1989年)ではトランスセクシュアル(ニューハーフ)のルルとフランソワを「ゲイボーイ」といっている。
  134. ^ 1980年代後半のゲイ雑誌「アドン」か「ざぶ」[要文献特定詳細情報]は森田健作が「オカマが増えて困るんですよ」といったことを編集後記で取り上げ批判した。森田はその直後、片岡鶴太郎の番組[要文献特定詳細情報]にゲスト出演し「男が男を愛そうがいいんですよね。そういう人がいたって」と事実上発言を撤回した。また1990年代、さんまがモノマネ番組に出て聖子のマネをしたゲイを「カマ野郎」と呼んだこともゲイ雑誌[要文献特定詳細情報]が取り上げ批判した(それぞれの出典を探しています。森田発言を批判した「アドン」か「さぶ」の号数(何年何月号)、さんま発言を批判したゲイ雑誌の名前と号数をご存知の方がいましたらお願いします。)
  135. ^ a b 三橋順子「トランスジェンダーとテレビ・メディア -操作されるイメージ-」に、「本来のゲイ業界用語である『おねえ』概念は、女装しない女性的なゲイ」とある。
  136. ^ a b c d 「オトコノコノためのボーイフレンド」(1986年発行少年社・発売雪淫社)P53「オネエコトバ」。
  137. ^ 一例として「オトコノコノためのボーイフレンド」(1986年発行少年社・発売雪淫社)P138。
  138. ^ 1996年6月18日朝日新聞。
  139. ^ 朝日新聞2014年2月4日配信「モスクワ五輪・ミーシャ生みの親“政治の場にしないで”」
  140. ^ 【日本・アメリカ】LGBTの歴史を変えた事件 まとめ6選【社会運動の背景】
  141. ^ マツコも輩出! 休刊が発表された“ゲイのトキワ荘”『バディ』が夢見た世界
  142. ^ 「「ハッテンバ」危うい密室」 朝日新聞、2012年2月1日。





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