新潮文庫 Yonda? CLUB

新潮文庫

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 07:53 UTC 版)

Yonda? CLUB

新潮文庫の売上増進のために行われていたキャンペーン。マスコットとして、ジャイアントパンダをイメージしたキャラクターYonda?君」が採用されていた。

フェア

新潮文庫は収録作品が多いため、毎月テーマ別にさまざまなフェアを行っている。毎年時期がたいてい決まっており、例えば2月はミステリー、10月は歴史時代小説などである。7月と8月は「新潮文庫の100冊」、12月と1月は年末年始フェアが拡大して開かれる。

新潮文庫の100冊
1976年から開始。毎年夏に行われるキャンペーン。以前は「新潮文庫夏のキャンペーン広告」「新潮文庫ベスト100」であった。角川書店集英社も同様のイベントを同時期に行っている。

刊行されている翻訳作品

主に新潮文庫から多く邦訳されているものを挙げた[独自研究?]。括弧内は主な訳者。

累計発行部数ベスト10

2014年7月31日現在の発行部数上位10作品は次の通り[11]

  1. 夏目漱石こころ』 701万500部
  2. 太宰治人間失格』 670万5000部
  3. アーネスト・ヘミングウェイ老人と海』 489万5000部
  4. 夏目漱石『坊っちゃん』 420万5000部
  5. アルベール・カミュ異邦人』 412万1000部
  6. 武者小路実篤友情』 411万6000部
  7. 川端康成雪国』 384万7000部
  8. 島崎藤村破戒』 376万1000部
  9. 太宰治『斜陽』 369万6000部
  10. フランソワーズ・サガン悲しみよこんにちは』 366万3000部

文庫内レーベル

ファンタジーノベル・シリーズ

日本ファンタジーノベル大賞の受賞作を刊行するために創設された。大賞・優秀賞を受けた作品は単行本で刊行され、1990年7月に第1回最終候補作の岩本隆雄『星虫』と岡崎弘明『月のしずく100%ジュース』を刊行して始まる。1992年までに十数作刊行しただけで終わったが、恩田陸『六番目の小夜子』は通常の装丁になり刊行され続けている。

Science&History Collection

歴史と科学に関する本を刊行している。2013年9月刊の『代替医療解剖』より始まるが、サイモン・シンの著作など一部それ以前に刊行された本も含んでいる。ロゴマークが統一されており整理番号「シ-38」に分類されている(シンのみ以前の整理番号を引き継いでいる)。

Star Classics 名作新訳コレクション

海外文学の新訳シリーズで、2014年4月刊の金原瑞人訳『月と六ペンス』(サマセット・モーム作)より始まるが、それ以前に刊行されたものも含んでいる。

新潮文庫nex

新潮文庫創刊100年を迎えるに当たり、2014年8月28日、新潮文庫の中の1シリーズとして刊行開始。初回配本は河野裕いなくなれ、群青』、雪乃紗衣『レアリアI』、竹宮ゆゆこ『知らない映画のサントラを聴く』、神永学『革命のリベリオン 第I部 いつわりの世界』、朝井リョウほか『この部屋で君と』、神西亜樹『坂東蛍子、日常に飽き飽き』の6点。nexには、これまでの新潮文庫がカバーできていなかった次の領域と、ライトノベルや漫画の次に手に取れる小説という2つの意味が込められている[12] [13]。ライトノベルとは一線を画し、キャラクター性と物語性(文学性)をあわせ持ったエンターテインメントを目指すとされ[12][14]、主にライト文芸を扱っている[15]。書き下ろしや新潮社刊の単行本の文庫化の他、新潮ミステリー大賞の最終候補作[16] や『yom yom』に連載されたもの、他社から出版されていた作品の再刊も収められている。使われている書体は、岩田オールド明朝体[17]。使われている本文用紙は、パスピエクリーム 66.3g/m2[18]。スピンはついていない[19]。インターネット上に発表されている小説を対象とした新潮nex大賞という新人賞が設けられ[20]、受賞作はこのシリーズに収録されている。ロゴは川谷康久によりデザインされた[21]2015年、創刊からの1年間で最も読者を惹きつけた作品を決める新潮文庫nex総選挙2015が行われる[22]。河野裕『いなくなれ、群青』が2015大学読書人大賞を受賞している[23]


注釈

  1. ^ 現在天の部分を化粧裁ちしていない文庫としては他に岩波文庫、角川文庫ハヤカワ文庫などがある(理由については岩波文庫の項を参照)。
  2. ^ 新潮文庫nexについては、天の部分が化粧裁ちされており、スピンがついていない。
  3. ^ 谷崎潤一郎絲山秋子ジークムント・フロイトなどのように、複数の作品を収めた上で白の背表紙を維持する例もある。また山崎豊子阿刀田高のように2色を組み合わせた背表紙も存在する(山崎・青と白、阿刀田・オレンジと緑)

出典

  1. ^ a b c 「新潮文庫」とは 新潮社
  2. ^ a b 「夏目漱石『こころ』100年ぶり連載 回顧一九一四年」『朝日新聞』2014年9月19日付東京朝刊、14頁。
  3. ^ メトロニュース
  4. ^ 学科ニュース « 日本文学科
  5. ^ ほぼ日刊イトイ新聞 新潮文庫のささやかな秘密。
  6. ^ 新潮
  7. ^ 新潮文庫 第1期 1914年(大正3)9月〜”. 新潮文庫創刊100年. 新潮社 (2014年9月17日). 2014年9月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年9月26日閲覧。
  8. ^ 新潮文庫 第2期 1928年(昭和3)12月〜”. 新潮文庫創刊100年. 新潮社 (2014年9月17日). 2014年9月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年9月26日閲覧。
  9. ^ 新潮文庫 第3期 1933年(昭和8)4月〜”. 新潮文庫創刊100年. 新潮社 (2014年9月17日). 2014年9月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年9月26日閲覧。
  10. ^ 新潮文庫 第4期 1947年(昭和22)7月〜”. 新潮文庫創刊100年. 新潮社 (2014年9月17日). 2014年9月20日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2017年9月26日閲覧。
  11. ^ “夏目漱石「こころ」、新潮文庫版が700万部突破”. 朝日新聞デジタル. (2014年7月31日). オリジナルの2014年7月31日時点におけるアーカイブ。. https://archive.is/20140731190132/http://www.asahi.com/articles/ASG70659SG70UCLV00W.html 2017年9月26日閲覧。 
  12. ^ a b 新潮社による新文庫「新潮文庫nex」創刊、「キャラクター」と「文学」の融合を目指す”. CINRA.NET (2014年9月1日). 2014年9月3日閲覧。
  13. ^ 新潮文庫nex on Twitter: "新潮文庫nexのこと2。
  14. ^ 【新文化】 - 新潮社、「新潮文庫nex」を8月28日に発売
  15. ^ 『ビブリア古書堂の事件手帖』に続く大ヒット作は出るか? いま「キャラクター文芸」がアツい | ダ・ヴィンチニュース
  16. ^ 九頭竜正志『さとり世代探偵のゆるやかな日常』”. 新潮社. 2017年9月24日閲覧。
  17. ^ 新潮文庫nexさんはTwitterを使っています 【造本について、書体のこと①】
  18. ^ 新潮文庫nexさんはTwitterを使っています: "【造本のこと、紙について①】
  19. ^ “新潮文庫100周年 新シリーズ「nex」 表紙も一新、まず6点”. MSN産経ニュース (海老沢類). (2014年9月3日). オリジナルの2014年9月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140903210614/http://sankei.jp.msn.com/life/news/140903/bks14090309300002-n1.htm 2017年9月26日閲覧。 
  20. ^ 新潮文庫nexさんはTwitterを使っています 〈「新潮nex大賞」とは!〉
  21. ^ 新潮文庫nexさんはTwitterを使っています 新潮文庫nexのロゴは
  22. ^ 新潮文庫nex総選挙2015 | 新潮文庫nex
  23. ^ 河野裕『いなくなれ、群青』が「大学読書人大賞」を受賞! | 読み物| 新潮文庫nex


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