斉藤由貴 略歴

斉藤由貴

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/29 14:16 UTC 版)

略歴

1984年、『少年マガジン』(講談社)第3回ミスマガジンでグランプリに選ばれる。10月、明星食品「青春という名のラーメン・胸騒ぎチャーシュー」のCMでテレビ初登場。

1985年2月、『時代だって、由貴に染まる。』というキャッチフレーズのもと、キャニオンレコードより『卒業』で歌手デビュー。同曲はオリコンで最高6位を記録し、約35万枚のヒットとなる。同年4月放送開始のフジテレビ系『スケバン刑事』で連続ドラマ初主演。これにより『卒業』で見せた可憐なイメージとのギャップでトップアイドルへと上り詰める[6]。また同年12月には初の主演映画『雪の断章 -情熱-』が公開され[1]各映画賞の新人賞を受賞した。

1986年4月からNHK連続テレビ小説はね駒』のヒロインを演じ平均視聴率40%を記録するヒット作となった。同年3月に発売した『悲しみよこんにちは」が約30万枚の売上を記録し、年末の『第37回NHK紅白歌合戦』へ初出場し当時最年少の紅組キャプテンを務めた。同年に発売された、オリジナル・アルバル『ガラスの鼓動』7枚目のシングル『青空のかけら』が、共にオリコン週間チャートでの第1位を獲得した。

1987年1月、ドラマ『あまえないでヨ!』(フジテレビ)に主演。スペシャル版が同年9月に放送された。同年8月黒柳徹子自伝エッセイを映画化した『トットチャンネル』に主演。監督・脚本の大森一樹とは『恋する女たち』(1986年)および『「さよなら」の女たち』(1987年)でもタッグを組んでいる。この“三部作”で東宝青春映画のスターの地位を確立。斉藤は『トットチャンネル』と『恋する女たち』により第11回日本アカデミー賞優秀主演女優賞を受賞。舞台では『レ・ミゼラブル』(コゼット)の初演を務めた。

1988年、この頃から多くの連載が始まり、女優活動のみならず、詩、小説、エッセイなど著作がある。特に、雑誌『月刊カドカワ』の連載『運命の女』ファムファタルは(詩とイラスト)1988年5月号〜1996年8月号まで続いた。同年7月公開の主演映画『優駿 ORACION』はフジテレビ開局30周年記念作品として制作され、240万人超を動員する興行成績を残した。また第12回日本アカデミー賞では『「さよなら」の女たち』・『優駿 ORACION』で2年連続優秀主演女優賞を受賞し司会も務めた。

1989年1月、ドラマ『はいすくーる落書』(TBS)に主演。スペシャル版が同年12月放送され、翌1990年7月 - 9月にパート2が放送された。同年4月、主演ドラマ『湘南物語』の主題歌として井上陽水のカバー曲『夢の中へ』をリリースする。オリコン週間シングルチャート第2位、1989年度年間第14位となり、自身最大のヒット曲となった[2][7]。その後も映画作品に主演し、渡邊孝好監督『君は僕をスキになる』 (1989年)、金子修介監督『香港パラダイス』 (1990年)、森田芳光監督『おいしい結婚』(1991年)と、充実した出演歴を重ねた。

1990年7月、オリジナル・アルバル『MOON』発売、斉藤自身がプロデュースを初めて行ない作詞全曲も担当した(訳詞含む)楽曲中では斉藤自身のナレーションによる語りも収録されている。作詞家としてもミュージカル『ローマの休日』(1998年上演)に使用された楽曲の作詞[8][9]同世代の女性歌手(本田美奈子、酒井法子)にも作品を提供している。

1993年10月、主演ドラマ『同窓会』(日本テレビ)に出演。同性愛の夫に愛されない苦しさから男娼を買うという、それまでの役柄とは正反対ともいえる汚れ役が話題となった。

1995年、三谷幸喜脚本による舞台『君となら〜Nobody Else But You』(PARCO劇場)に主演し1997年に再演され、2014年には 竹内結子主演で再々公演された。

1998年、映画『雪の断章 -情熱-』から13年ぶりに相米慎二監督、映画『あ、春』に出演し、斉藤にとって相米との出会いは自分を見直すターニングポイントになったと話している。

2001年、第27回菊田一夫演劇賞『空のかあさま』を受賞。音楽番組『クリスマスの約束』(TBS)のナレーションを2001年から2016年まで担当したほか、ドキュメンタリー番組など数多くの番組でナレーターを務めている。

2006年5月、 宮藤官九郎脚本の主演ドラマ『吾輩は主婦である』(TBS)ではコメディエンヌぶりが高い評判を呼び[10]、以降、日本のトップクリエイターたちが手掛ける注目作に相次いで出演。『吾輩は主婦である』は、2006年度6月ギャラクシー賞月間賞を受賞。またザテレビジョンドラマアカデミー賞で斉藤は主演女優2位、作品賞3位を獲得。2014年11月16日より、TBSチャンネルで10話ずつ4週にわたり再放送された。

2008年3月8日、PARCO劇場にて単独では結婚以来13年ぶりのコンサートを開催、翌日に追加公演を行った 。以後コンスタントに歌手活動再開している。

2010年4月、黒木瞳高橋克典斉藤由貴三上博史、主演ドラマ『同窓会〜ラブ・アゲイン症候群』に出演。2012年4月には韓国版ドラマ『ラブ・アゲイン』も放送された。

2011年2月には、デビュー25周年を機に制作されたニューアルバム『何もかも変わるとしても』をリリース(先行販売は2010年)。これに合わせ5日連続のコンサートをPARCO劇場で開催した 。同年には、わずか3ヶ月で11kgもの減量に成功し芝居の幅が増え再ブレークのきっかけとなった。

2014年、同時期に、宮藤官九郎脚本のドラマ『ごめんね青春!』(TBS)、三谷幸喜脚本の舞台『紫式部ダイアリー』(PARCO劇場)に長澤まさみと二人芝居で出演した。

2015年2月21日に歌手デビュー30周年を迎え、3月11日には、1985年のデビュー以来初の試みとなるジャズスタンダードを選曲したアルバム『ETERNITY』を発売し3月13日~15日東京・日比谷シアタークリエでは『斉藤由貴30th Anniversary Concert』を開催した。本公演は、前売り全席が早々に完売、カメラ席や関係者席を開放後も即完売、当日券も即売と、まさにプレミアムなコンサートとなった。

2016年1月、三谷幸喜脚本の大河ドラマ『真田丸』に出演。12月24日には「第42回ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」を25年ぶり2度目のパーソナリティ一を務めた。

2017年1月、ドラマ『お母さん、娘をやめていいですか?』(NHK)では第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞助演女優賞を獲得し[11]、同年7月のドラマ『カンナさーん!』(TBS)では初のおばあちゃん役を演じた[12]

2018年2月、是枝裕和監督、映画『三度目の殺人』(2017年)での演技が評価され、32年前の新人賞(『雪の断章 -情熱-』)以来のブルーリボン賞助演女優賞受賞となった[13]。斉藤本人は、こんなに年月が経ってからまたもらえるのが夢のような思いがけないプレゼントだとスピーチした[13]。また、第27回東京スポーツ映画大賞助演女優賞も受賞した[14]

2019年1月フジ系連続ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』に出演。斉藤が同局の連続ドラマに出演するのは、1989年の主演作『LUCKY・天使、都へ行く』以来30年ぶりになる。




注釈

  1. ^ 1997年5月 - 1998年5月は市議会副議長。歴代議長・副議長一覧 四日市市

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w 別冊宝島2551『日本の女優 100人』p.113.
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.37.
  3. ^ a b c d e 公式プロフィール”. 東宝芸能. 2013年6月2日閲覧。
  4. ^ 斉藤由貴のプロフィール・ヒストリー”. オリコン芸能人事典. オリコン. 2011年12月17日閲覧。
  5. ^ “おんなのしんぶん・斉藤由貴 つれづれな日々に 50歳の誕生日”. 毎日新聞. (2016年9月24日). https://mainichi.jp/articles/20160926/ddm/014/070/055000c 2016年11月17日閲覧。 
  6. ^ 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.16.
  7. ^ 【1989年5月】夢の中へ/あの独特な振り付けで斉藤由貴最大のヒット曲に”. Sponichi Annex (2011年5月10日). 2013年6月2日閲覧。
  8. ^ 大地真央山口祐一郎他が出演したミュージカル使用楽曲。アルバム「ローマの休日」(1999年1月27日、EMIミュージック・ジャパン)
  9. ^ 大地真央/《東宝ミュージカル》ローマの休日【ミュージカル「ローマの休日」より】”. 紀伊國屋書店ウェブ. 2018年4月1日閲覧。
  10. ^ 斉藤由貴 - 略歴・フィルモグラフィー”. KINENOTE. 2018年2月20日閲覧。
  11. ^ 第7回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」”. コンフィデンス. 2018年2月20日閲覧。
  12. ^ 斉藤由貴『カンナさーん!』で初の祖母役に挑戦 渡辺直美の姑、息子は要潤”. ORICON NEWS (2017年6月5日). 2018年2月20日閲覧。
  13. ^ a b 斉藤由貴がブルーリボン賞受賞に声震わす「思いがけないプレゼント」”. 映画ナタリー. ナターシャ (2018年2月8日). 2018年2月19日閲覧。
  14. ^ “斉藤由貴やたけしが認める「広瀬すずのスゴさ」”. 東京スポーツ. (2018年2月11日). https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/entertainment/913147/ 2018年2月19日閲覧。 
  15. ^ Twitter / mc1242: 【衝撃事実】i☆Ris芹沢優さん「私のママの妹さんが斉藤由貴さんでして」”. 2015年11月20日閲覧。
  16. ^ ファミリーヒストリー 11月10日放送分
  17. ^ 四日市市議会議員 小井道夫のホームページ
  18. ^ “「卒業」させない斉藤由貴 子供も嫉妬?「たまたま美人で声もきれい」”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年10月23日). https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2016/10/23/kiji/K20161023013588090.html 2016年11月17日閲覧。 
  19. ^ 『別冊宝島』2611『80年代アイドルcollection』p.39.
  20. ^ 斉藤由貴と柏原芳恵の“卒業ソング”をマツコが絶賛「すごい歌詞よね」”. 2019年6月19日閲覧。
  21. ^ a b c d e f 別冊宝島2611『80年代アイドルcollection』p.73.
  22. ^ “取調官”天海祐希が復活!“Wユキ”松下由樹&斉藤由貴と対決へ”. SANSPO.COM (2015年8月18日). 2015年8月18日閲覧。
  23. ^ オリコン (2015年9月9日). “小出恵介主演『それでも僕は君が好き』4人のヒロイン決定”. 2015年9月9日閲覧。
  24. ^ マイナビニュース (2016年1月4日). “斎藤工、主演作『最上の命医』5年ぶり復活に「ただならぬ思いがあります」”. 2016年1月6日閲覧。
  25. ^ “再ブレイク中の斉藤由貴、平凡な主婦に訪れた刺激的な日々を熱演”. ORICON STYLE. (2016年9月14日). https://www.oricon.co.jp/news/2078435/full/ 2016年9月13日閲覧。 
  26. ^ “波瑠、『あさが来た』後初のNHKドラマ主演 斉藤由貴と母娘愛憎バトル”. ORICON STYLE. (2016年9月15日). https://www.oricon.co.jp/news/2078502/full/ 2016年9月15日閲覧。 
  27. ^ “斉藤由貴、人生初の“おばあちゃん”役!渡辺直美主演ドラマに要潤、山口紗弥加ら結集”. 映画.com (株式会社エイガ・ドット・コム). (2017年6月5日). https://eiga.com/news/20170605/4/ 2017年6月5日閲覧。 
  28. ^ “竹内結子主演「ミス・シャーロック」の配信日決定、滝藤賢一ら新キャスト6名解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年2月20日). https://natalie.mu/eiga/news/270183 2018年2月20日閲覧。 
  29. ^ “広瀬すず、是枝裕和監督と再タッグ!「三度目の殺人」で福山雅治&役所広司と対峙”. 映画.com. (2017年2月21日). https://eiga.com/news/20170221/1/ 2017年2月21日閲覧。 
  30. ^ 映画「いぬやしき」犬屋敷役は木梨憲武、獅子神役は佐藤健! 本郷奏多らも出演”. コミックナタリー. ナターシャ (2017年3月17日). 2017年3月17日閲覧。
  31. ^ “神木隆之介×有村架純「フォルトゥナの瞳」映像初解禁、志尊淳やDAIGOも出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2018年9月19日). https://natalie.mu/eiga/news/300115 2018年12月13日閲覧。 
  32. ^ “映画『空母いぶき』に本田翼、片桐仁、中井貴一、深川麻衣、斉藤由貴ら出演”. CINRA.NET (株式会社 CINRA). (2018年12月13日). https://www.cinra.net/news/20181213-ibuki 2018年12月16日閲覧。 
  33. ^ 染谷将太主演映画『最初の晩餐』11月公開 戸田恵梨香、窪塚洋介らと共演” (日本語). CINRA.NET. 2019年6月28日閲覧。
  34. ^ “柳下大とイモトアヤコが朗読劇「ラヴ・レターズ」に、「化学反応が楽しみ」”. ステージナタリー. (2016年5月13日). https://natalie.mu/stage/news/186851 2016年5月13日閲覧。 
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  36. ^ 放送ライブラリー 番組ID:R01882
  37. ^ 「パディントン」吹替版で木村佳乃が悪女に、ブラウン一家には古田新太や三戸なつめら”. 映画ナタリー. 2015年11月17日閲覧。
  38. ^  NHKスペシャル 緒方貞子 戦争が終わらない この世界で - NHK名作選(動画他)”. NHKアーカイブス (2013年8月17日). 2019年10月29日閲覧。
  39. ^ “斉藤由貴が「24時間ラジオ」パーソナリティーに”. 日刊スポーツ. (2016年11月1日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1732012.html 2016年11月1日閲覧。 
  40. ^ 放送ライブラリー 番組ID:A23877
  41. ^ a b c 斉藤由貴のCM出演情報”. ORICON STYLE. 2016年12月8日閲覧。


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