文挾夫佐恵 文挾夫佐恵の概要

文挾夫佐恵

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/03 16:11 UTC 版)

東京都生まれ、東京府立第五高等女学校[1]。小学校時代より作句、1934年に上川井梨葉主宰の「愛吟」に入会。1944年飯田蛇笏の「雲母」に入会。のちに同門の石原八束の家での三好達治を囲む文章会に参加した[2]1961年、八束とともに「秋」の創刊に参加、同人となる。1998年、八束の逝去により「秋」主宰。2006年まで務めたのち佐怒賀正美に主宰を譲り同誌の名誉主宰となる。1965年に第12回現代俳句協会賞2007年に句集『青愛鷹』により第7回俳句四季大賞2011年に第2回桂信子賞を受賞。2013年には句集『白駒』(はくく)により、史上最高齢となる99歳で第47回蛇笏賞を受賞した[3]。他の句集に『黄瀬』(1966年)、『葛切』(1974年)、『天上希求』(1981年)、『井筒』(1995年)、『時の彼方』(1997年)など、共著に『私の昭和俳句』がある。

2014年5月19日、老衰のため東京都中野区の病院で死去、100歳没[4]

外部リンク


  1. ^ 文挾夫佐恵 」 デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説、kotobank(2013年3月30日閲覧)
  2. ^ 第二回桂信子賞授賞式のご案内(1月10日) 柿衞文庫、2011年(2013年3月30日閲覧)
  3. ^ “最高齢受賞 俳句・蛇笏賞に99歳の文挟夫佐恵さん”. MSN産経ニュース. (2013年5月15日). オリジナルの2013年5月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130520234718/http://sankei.jp.msn.com/life/news/130515/art13051507570003-n1.htm 2014年3月30日閲覧。 
  4. ^ “蛇笏賞を最年長受賞、俳人の文挟夫佐恵さん死去 99歳”. MSN産経ニュース. (2014年5月19日). オリジナルの2014年5月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140520003545/http://sankei.jp.msn.com/life/news/140519/art14051923390008-n1.htm 2022年10月4日閲覧。 


「文挾夫佐恵」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「文挾夫佐恵」の関連用語

文挾夫佐恵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



文挾夫佐恵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの文挾夫佐恵 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS