戦場にかける橋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/18 07:11 UTC 版)
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | |
---|---|---|---|
フジテレビ版 | ソフト版 | ||
シアーズ中佐 | ウィリアム・ホールデン | 近藤洋介 | 安原義人 |
ニコルソン大佐 | アレック・ギネス | 久米明 | 堀勝之祐 |
ウォーデン少佐 | ジャック・ホーキンス | 安部徹 | 佐々木梅治 |
軍医クリプトン | ジェームズ・ドナルド | 日下武史 | 森田順平 |
グリーン大佐 | アンドレ・モレル (英語版) | 真木恭介 | 塚田正昭 |
ジョイス | ジェフリー・ホーン | 井上真樹夫 | 鉄野正豊 |
斉藤大佐 | 早川雪洲 | 鈴木瑞穂 | 石田太郎 |
リーヴス大尉 | ピーター・ウィリアムズ (英語版) | 岡部政明 | 水野龍司 |
ヒューズ少佐 | ジョン・ボクサー (英語版) | 森川公也 | 金尾哲夫 |
グローガン | パーシー・ハーバート (英語版) | 雨森雅司 | 青山穣 |
ベイカー | ハロルド・グッドウィン (英語版) | はせさん治 | 井上文彦 |
兼松大尉 | ヘンリー大川 | 寺島幹夫 | 後藤哲夫 |
三浦中尉 | 勝本圭一郎 | 国坂伸 | 西凛太朗 |
その他 | 宮内幸平 阪脩 伊藤幸子 木原正二郎 仁内建之 幹本雄之 塚田恵美子 藤本譲 高坂真琴 芝田清子 三枝みち子 小川真司 筈見純 田口昂 |
風間秀郎 三浦潤也 原田晃 宮島史年 大橋佳野人 久嶋志帆 木下紗華 高橋研二 高田陽平 土屋純平 | |
演出 | 小林守夫 | 鍛治谷功 | |
翻訳 | 飯嶋永昭 | 税田春介 | |
調整 | 山下欽也 | ||
効果 | 遠藤堯雄 | ||
選曲 | 重秀彦 | ||
制作 | 東北新社 | グロービジョン | |
初回放送 | 1976年4月16日(前編) 4月23日(後編) 『ゴールデン洋画劇場』 ※本編ノーカット |
エピソード
- 第一次世界大戦前から活躍した大スターの早川雪州は「戦場の日本軍の捕虜収容所の所長」という内容を聞いて逡巡するが、雪洲の背中を「重要な役柄」と妻の鶴子が押し、雪洲は出演を決断した。
- フジテレビ版:初回放送の際に、当時、ロッキード事件の証人喚問で名を馳せた衆議院予算委員長の荒舩清十郎が早川雪州の吹き替えをする企画があった。これは当時の新聞も報じている。だが、国会のスケジュールの関係や、本職の俳優でもないのに声を吹き替えるのは困難な話で、フジテレビがどこまで本気だったかは不明。最終的に荒舩は、映画の冒頭で「日本の武士道と西洋の騎士道はその根本的な部分で一致する。戦争中、南方のジャングルで両者が激突した。だが最後にはほのかな友情さえ花開いたのである(要旨)」というナレーション[4]や、ウィリアム・ホールデン扮するシアーズがジャック・ホーキンス扮するウォーデンに会うため本部に来る場面で指導教官の吹き替え[5]を担当。ラストのクレジットでは、「特別出演」と一枚看板で紹介された。
- ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント発売の「吹替洋画劇場 コロンビア映画90周年記念『戦場にかける橋』デラックス エディション ブルーレイ」と「戦場にかける橋 4K ULTRA HD & ブルーレイセット」には本編ディスクと別に、HD放映版の映像を使用してこの吹き替え(約142分の再放送版)を収録した特典ディスクが付属している。
- デヴィッド・リーン監督から出演を打診された岸惠子は、『雪国』(1957年)の撮影と、フランス人映画監督と結婚して渡仏前だったこともあり、その依頼を断っている。リーンは肩を落とし、岸のために用意された役は脚本から削除された。主演に決まったウィリアム・ホールデンも、来日して岸に出演するよう説得に訪れたという[6]。
スタッフ
- 監督:デヴィッド・リーン
- 原作:ピエール・ブール『クワイ河の橋』
- 製作:サム・スピーゲル
- 脚色:デヴィッド・リーン/ピエール・ブール
- カール・フォアマンとマイケル・ウィルソンは公開当時赤狩りの対象となっていたためクレジットされていなかった(後年復活)。
- カルダー・ウィリンガムは公開当初からノンクレジット。
- 撮影:ジャック・ヒルデヤード
- 編集:ピーター・テイラー
- 音楽:マルコム・アーノルド
- 美術:ドナルド・M・アシュトン
- メイク:スチュアート・フリーボーン/ジョージ・パトルトン
- 提供:コロムビア映画
- ^ ピエール・ブール著『戦場にかける橋』(1952年) - 原題:Le Pont de la rivière Kwaï(fr) / The Bridge over the River Kwai(en)
- ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)139頁
- ^ “Tri-Star Pictures, Inc. v. Leisure Time Productions, BV, 749 F. Supp. 1243 (S.D.N.Y 1990)”. 2015年3月23日閲覧。
- ^ 本放送時に独自で挿入された物で下記の二次使用時はカットされている。
- ^ ただし「相手を倒すつもりでやれ!」など台詞は僅かである。
- ^ 編集委員 小林明 (2021年5月28日). “岸惠子、後悔は「戦場にかける橋」 出演を断ったワケ(エンタメ! 裏読みWAVE)”. NIKKEI STYLE. 日本経済新聞社 / 日経BP. 2021年6月2日閲覧。
固有名詞の分類
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