成田国際空港 空港機能

成田国際空港

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/25 16:57 UTC 版)

空港機能

日本を代表する空の玄関口(ハブ空港)のひとつであるが、歴史的経緯(別項成田空港問題を参照)により現在も、建設計画自体が完了しているとはいえない。開港後の拡張工事も進まず、騒音問題から0時 - 6時 (JST) の離着陸禁止や[15][16][17]羽田空港の拡張、再国際化や24時間運用が進められた。これに対し、成田空港も京成成田空港線の開業によるアクセス向上や、発着枠の拡大、24時までの離着陸容認で国際競争力を高めようとしている[17]

左から、新管制塔・旧管制塔・ランプセントラルタワー(2020年)

1992年に供用を開始した第2ターミナルによって管制塔からの航空機視認性が悪化するため、1990年2月から新たな管制塔の建設が進められ、1993年2月2日に旧管制塔から航空管制業務を引き継いだ[18]。新管制塔の高さは全高は87.3メートルで、当時としては日本一の高さであり、2020年現在でも羽田空港・那覇空港の管制塔に次ぐ第3位の高さである。新管制塔は高層化にともなう風圧を軽減するために塔の中央部分を中抜けにしたほか、制振装置室を設けて揺れを軽減するなどの対策が施されている[19]

新管制塔の供用開始後、旧管制塔は「ランプタワー」として新東京国際空港公団に引き継がれ、最上階の旧航空管制室は地上管制業務の一部(ランプコントロール)を行う施設として使用されていたが、2020年9月10日に新たに設けられた「ランプセントラルタワー」の供用開始により役目を終え、老朽化した旧管制塔は撤去される[20][21]

2013年3月7日にB滑走路用西側誘導路(後述)の供用開始により、2本の滑走路の最大発着数(時間値)が1時間あたり58回から64回に増え、年間発着枠も25万回から27万回に拡大された[22][23][24]。また、広域マルチラテレーション(WAM)の導入によって、最大時間値は2015年の夏ダイヤの運航からさらに68回に拡大されている[25][26]

2015年3月の第3旅客ターミナル完成をもって、年間発着枠30万回化のための施設整備が完了した[27]。また地元と空港側が、2019年10月末から、A滑走路について24時までの発着を行うことに合意した[28]。2019年2月4日、空港周辺9市町と成田国際空港会社、国、千葉県が「四者協議会」を開催し、同年10月27日から先行するA滑走路で発着を23時から1時間延長することで正式決定した。また、国は地元事業への補助率をかさ上げする「成田財特法」を4月から10年間延長する方針を示した。従来の5年ごとの延長から、長期事業にも適用しやすくなる。3本目の滑走路建設後・B滑走路延伸後の発着延長も予定されており、10年延長はそれを踏まえた対応である[29]

空港レイアウト

  • 空港敷地面積:1,137ヘクタール(計画1,151ヘクタール):(日本第2位[30])
  • 第1ターミナル(46.3万㎡) 第2ターミナル(39.1万㎡) 第3ターミナル(6.7万㎡)
  • スポット:137スポット(工事により一部閉鎖中のものを含む)(計画は143スポット)
  • 滑走路
    • A滑走路:4,000×60メートル、16R/34L(16R・34LともILSを装備、16RはCat III b)
      • 着陸帯 ‐ 4,120×300メートル
    • B滑走路:暫定2,500×60メートル、16L/34R(16L・34RともILSを装備)
      • 着陸帯 ‐ 2,620×150メートル(暫定。当初計画は2,620×300メートル)
  • エプロン:面積 約218ヘクタール(計画面積は約260ヘクタール)
  • 誘導路:延長 約25.5キロメートル 幅30メートル(一部23メートル、暫定計画を含む。計画延長は約34.2キロメートル、計画幅は30メートル)
  • 航空保安無線施設:ILS 4式(計画 ILS 6式)、VOR/DME 2式(A滑走路:成田VOR/DME、B滑走路:北総VOR/DME)
  • 運用時間:24時間(ATISは5:00-24:00)
  • 利用時間:6:00 - 24:00[31](開港から2019年10月26日までは6:00 - 23:00)
  • 誘導路の延長・エプロンの面積の推移は、「着陸帯、滑走路、誘導路およびエプロンの数値の推移」を参照。

滑走路

A滑走路

A滑走路(第1滑走路)は、関西国際空港の第2滑走路(06L/24R)と並び、日本国内では最長の4,000メートルである。しかし、新東京国際空港公団による1978年(昭和53年)5月20日の開港以降も、A滑走路34L南端から約800メートルの位置に、反対派の「岩山鉄塔」が建つ未買収地が234平方メートル残っており、アプローチ帯を建設できなかった。このため、本来そこにあるべき900メートルの進入灯を、A滑走路南端から内側へ750メートルにわたって設置せざるを得ず、34Lへ着陸する場合は、3,250メートルの滑走路としてしか利用できなかった。

その後、当該範囲の土地取得と航空法規則改正により2009年度(平成21年度)から、本来の滑走路内にある進入灯を岩山鉄塔の建物を避ける形でアプローチ帯造成とともに750メートル移設する工事を行い、開港から34年後の2012年(平成24年)12月13日に、4,000メートルの滑走路として本来の運用をようやく開始した[32]

B滑走路

B滑走路(第2滑走路)は、2002年5月に開かれた日韓ワールドカップに間に合うよう、同年4月18日に、当初計画の長さより短い2,180メートルの暫定平行滑走路として供用開始された。これは滑走路の用地買収が進まず、34R付近にある反対派住民の住居と農地を避けるため、B滑走路の一部を計画時より北16L側に延伸させたためである。延長が短いためB滑走路の離着陸には制約が設けられ、重量の大きなボーイング747以上の大型機と貨物を含む長距離国際線には使用できず、中小型機と国内線・近距離国際線のみに使用された。

本来の長さである2,500メートルへの延伸は、東峰地区にある反対派の敷地を避けるため、条件賛成派の土地を買収して空地となった16Lを西方向へ320メートル延長する案が提示された。2006年8月開催の100回に及ぶ公聴会意見を踏まえて、同年9月11日に当時の国土交通大臣北側一雄がこの案を認可し、2009年10月22日から2,500メートルでの供用が開始された(方角と大臣姓双方の語句から北側延長と言われている)。そのため、進入灯東関東自動車道の上を通っている。

供用開始時期は当初2010年3月としていたが、2009年3月23日に発生したフェデックス80便着陸失敗事故の影響を受け、NAAと国土交通省が協議をした結果、前倒しでの実施となった(詳細は歴史の節を参照)。B滑走路では2,500メートル化にともない、重量が大きく長い離着陸滑走距離が必要になる貨物機や大型機(ボーイング747-8エアバスA380An-225は除く)の着陸が可能となった。また、燃料を満載する長距離国際線ではアメリカ合衆国西海岸地域やヨーロッパロシアに位置するモスクワへ向かう直行便が離陸できるようになった。

しかし、B滑走路に並行する西側誘導路の一部が空港反対派民家とその所有地を避けるため、滑走路側に向かって「への字」に湾曲していた。このため、この部分を走行する航空機は、離着陸機の滑走に合わせて一時待機を余儀なくされていた。これを解消するため、NAAは既に用地収得済みの「への字」部分について、カーブを緩やかにする改修工事を2010年11月末までに完成させ、2011年3月10日より一時待機は廃止された。これにより滑走路との安全距離が確保され、誘導路上での一時待機がなくなり発着効率が大きく向上した。

2009年7月30日にはB滑走路東側に新誘導路が供用開始され、東側誘導路は「離陸(出発)機専用」・西側誘導路は「着陸(到着)機専用」となり、誘導路の使い分けにより離陸までの時間短縮が可能になった。これにより、第2旅客ビル北側において着陸機があるときに行っていたB滑走路へ入るホールド(待機)は廃止され、ホールドスポットも廃止された。また2012年度末に新たにB滑走路西側誘導路と第2旅客ビル地区とを結ぶ誘導路増設工事を進めていたが、2013年3月7日より、約720メートル延長された新誘導路と横堀地区エプロンを供用開始した[22][23][24]。西側誘導路の整備により、第2旅客ターミナルビルのサテライトから出発した航空機がB滑走路南端から離陸する場合、従来の東側誘導路を通るよりも走行距離が約1,800メートル短縮され、所要時間も約220秒短縮された。

2016年9月には、2,500メートルのB滑走路16Lを北側(成田市側)にさらに1,000メートル延伸して、3,500メートルにする計画が提示された[33]。2019年(令和元年)11月5日の基本計画改定により、北側への延伸が正式に位置付けられる一方、南側の未供用部分については滑走路予定地から外されることとなった[34][35]

2020年4月12日から、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行に伴う航空機発着数減少に伴い、一時的に閉鎖されていたが[36]、同年7月22日に運用が再開された[37]

横風用滑走路(旧C滑走路計画)

当初の基本計画におけるC滑走路(第3滑走路)は、横風用滑走路として長さ3,200メートル・幅60メートルとして計画[注釈 3]されていた。横風用滑走路が整備された場合、強い北風・南風の際の着陸が容易になり、離着陸の遅れの減少、発着の効率性の向上・発着枠の増大が期待されていた。

しかし、C滑走路の用地内に空港反対派の所有地や、空港反対派支援者・協力者の一坪運動共有地が多数存在する状況から計画が停滞し、用地を取得した部分はC誘導路として使用することとなった。またC滑走路予定地南側部分の、航空機整備施設区域に接しているところには、駐機スポットが7スポット(512番、511番、510番、509番、508番、507番、506番)増設されており、誘導路を滑走路として再整備する際は、これらの駐機スポットを移転する必要があった。

またC滑走路南側延長線上の山武市富里市および北側延長線上の成田市大栄地区(旧大栄町)が飛行コース下になることから、新たな騒音問題が発生する可能性があった[38]2009年(平成21年)9月17日、NAAはC滑走路上の6件の一坪共有地について訴訟を起こし、2013年(平成25年)4月25日、2件54人の地主に対して最高裁が持ち分売却を命ずる判決を下し、一連の裁判は4か所でNAAの勝訴、2か所が和解で終結した[39][40][41]

2014年(平成26年)以降、C滑走路の位置や長さを見直す動きが出始め、2015年(平成27年)11月27日に開かれた四者協議会では、新たな第3滑走路についての素案が提示された[42]。その後、後述の新平行滑走路計画に移行することとなり、2019年(令和元年)11月5日の基本計画改定により、本計画は正式に廃止された[34][35]

新平行滑走路(C滑走路)

エプロン地区の拡張工事の様子

NAAは、新平行滑走路として、前述の横風用滑走路を撤回し、山武郡芝山町にB滑走路から420メートル東に離れた場所に、第3滑走路をB滑走路34Rの先端から南へ平行する形で、滑走路・誘導路を設置する計画変更を発表した[33]

設置変更の理由として、航空機およびその搭載航法装置、地上支援機器などの発達によって、横風・強風等でのダイバートが大幅に減少したためで、NAAによれば、横風・強風を理由とする成田空港からのダイバートは、2006年(平成18年)から2015年(平成27年)の10年間で0.03パーセントときわめて少なく、横風用滑走路の必要性はきわめて低下していた。そのため平行滑走路を増設、あわせてエプロンおよび諸施設の拡大による、成田国際空港の機能強化へと用途変更することとなった[33]

新平行滑走路の建築を含めた成田空港の機能強化については、成田空港に関する四者協議会国土交通省、千葉県、空港周辺9市町、NAAで構成)で話し合いが行われ、成田空港の機能充実と地域の共生を両立させながら計画されている。

200回を超える住民説明会や地元要望を受けた計画修正を経て、2018年(平成30年)3月13日に四者協議会は機能強化について合意に達した[43][44][45]。2019年(令和元年)11月5日の改定により本構想は正式に基本計画に明記された[34][35]。2029年3月末の完成を目指している[46]

旅客施設

ターミナルを結ぶシャトルバス
第1ターミナル
第1ターミナル南ウイング出発ロビー
第1ターミナル北ウイング出発ロビー
第1ターミナル第5サテライト

現在、成田空港には3棟の旅客ターミナルビルがあり、ターミナル間連絡バスによって相互に移動できる。ターミナル間の移動の所要時間は10 - 15分である。他社とのコードシェア便(共同運航便)では、機材を運航する航空会社が入居するターミナルに向かう必要がある。

開港から14年半あまりが経過した1992年12月に第2ターミナルが開業した。日本航空グループと全日本空輸グループが第2ターミナルへ移転し、第1ターミナルは海外航空会社がおもに利用した。しかし、真新しい第2ターミナルへの各種サービスの偏重、混雑時間の集中やコードシェア便の増加によるターミナル間移動などの問題があった。

第2ターミナルの開業で処理能力に余裕が生まれたため、入れ替わりに第1ターミナルの北ウイングが閉鎖され、大規模なリニューアル工事が行われた。サテライトの段階的な改築・増築を経て、1998年末にレストランや飲食店などのテナントが集結する中央ビル新館が竣工し、1999年3月に北ウイングが再開業した。その入れ替わりで南ウイングが閉鎖され、工事が進められた。南ウイングの再開業にあたっては、航空会社を可能な限り航空連合ごとにまとめ、同じターミナルに集約することによって乗り継ぎの利便性を高めた。

現在、主要な航空会社は3つの航空連合にまとまっており、ワンワールド加盟社の多くは第2ターミナル、スターアライアンス加盟社の多くは第1ターミナル南ウイング、スカイチーム加盟社の多くが第1ターミナル北ウイングを使用している[47]

第1ターミナル

1978年の開港当時は、北ウィングを日本航空やブリティッシュ・エアウェイズなどが、南ウィングをパンアメリカン航空キャセイパシフィック航空などが使用していた。その後、第2ターミナルの完成を受けて日本航空や全日空などが移動するなど使用航空会社が変更されたほか、改築と増床を重ね、延床面積は当初の2倍以上に拡張された[48]

中央ビルならびに南北ウイングと第1 - 第5サテライトに分かれている。出発ロビーは4階、到着ロビーは1階である。中央ビルには商業施設や有料空港ラウンジ、展望デッキなどがある。北ウイングには第1、第2サテライトがあり、おもにスカイチーム加盟各社が入居している。南ウイングには第3、第4、第5 サテライトがあり、おもにスターアライアンス加盟各社と、全日空ハンドリング各社が入居している。

  • 北ウイング
    • 第1サテライト 11 - 18ゲート(11はバスゲート兼用[49]13欠番、15はエアバスA380対応)
    • 第2サテライト 21 - 29ゲート(26はエアバスA380対応、28A - 28Gは出発バスゲート、29は到着バスゲート[49]
  • 南ウイング
    • 第3サテライト 31 - 38ゲート(32はバスゲート兼用[49]
    • 第4サテライト 41 - 47ゲート(45・46はエアバスA380対応)
    • 第5サテライト
      • 51 - 59ゲート(54はエアバスA380対応、59A - Cはバスゲート[49]
      • A - Hゲート(国内線ゲート、B - Gは出発バスゲート、A・Hはバスゲート兼用)

57Aゲートの搭乗橋は国内線Aゲートに、55ゲートの搭乗橋は国内線Hゲートに、56ゲートの搭乗橋は国内線AゲートとHゲートの両方にそれぞれつながっている。時間帯によって国内線エリアと国際線エリアを切り替えて運用している。

施設の老朽化を受けて、中央ビルと北ウィングが最初に大幅な改築を受け、新たなチェックインカウンターの設置や店舗の改装、ラウンジの増設などが施されて1999年3月16日に新装開業した。2006年6月2日に新装開業した南ウイングの改築完成時に、日本初のインライン・スクリーニングやカーブサイド・チェックインなどのサービスが導入された。また、この前後にはエールフランスや全日空の新ラウンジもオープンした。

なお、南ウイングから発着する一部を除くスターアライアンス加盟各社は、搭乗手続きのチェックインカウンターを航空会社別に区分せず、マイレージ上級会員や搭乗クラスによって区分した「ゾーン・チェックイン」スタイルで行われていた。しかし搭乗客からの評判が悪く、2016年6月2日からチェックイン・カウンターの配置を見直し、以前のような航空会社別の配置に戻った[50]

第2ターミナル

第2ターミナル
第2ターミナル出発ロビー
第2ターミナル到着ロビー
レストエリア

1992年12月に供用開始。当時は単一ターミナルビルとしては世界最大級の規模だった。出発ロビーは3階、到着は1階で、本館とサテライトに分かれる。両館の連絡は、動く歩道を併設した連絡通路(中央部は出発、外側は到着の一方通行)を利用する[注釈 4][51]現在はワンワールド加盟各社が使用しているほか、日本航空がハンドリングする各航空会社や一部のスカイチームの加盟航空会社も使用している[注釈 5]。第3ターミナルに隣接しており格安航空会社の利用もある。成田空港の旅客ターミナルとして唯一、屋根付き駐車場と直通通路により連絡あり、雨天でも濡れることなく移動できる。

  • 本館
    • 60ゲート (到着バスゲート[49]
    • 61 - 68ゲート (66 - 68はエアバスA380対応)
    • 71 - 75ゲート (76・77は第3ターミナルに転用された)
    • 70ゲート(ターミナル連絡バスゲート)
    • 70H - 70Mゲート(出発バスゲート[49]、70A - 70Gは使用中止)
    • A - Sゲート(国内線ゲート、A - Dは出発バスゲート[49]、E - Hは改札機の設置なし、J - Mは第3ターミナル開業にともない使用中止、O・Qは欠番
  • サテライト
    • 80ゲート(ターミナル連絡バスゲート)
    • 81 - 88ゲート
    • 91 - 99ゲート(96はエアバスA380対応)

なお、64・65・66・67A・67B・68ゲートは搭乗橋が国内線・国際線で共用されている。国内線で運用した飛行機をその後、国際線で運用する際(国際線のあとに国内線の場合も)にこのゲートを使用する場合が多い。国内線Iゲートは64ゲートの搭乗橋と、Nゲートは66、Pゲートは67A、Rゲートは67B、Sゲートは68のそれぞれのゲートの搭乗橋とつながっており、スイングゲートを使用することで国内線エリアと国際線エリアを切り替えて運用している。また、65ゲートの搭乗橋は、国内線は到着のみで共用できる構造となっている。

2007年に大規模な改装が行われ、チェックインカウンターの増設やカウンター周辺の改装とあわせて、日本初となる自動出入国管理ゲート「J-BIS」やインライン・スクリーニングなどの新サービスが導入されたほか、成田国際空港初のペットホテルやキッズルームも設けられた[52]。同時に各航空会社のラウンジの改装・新設も行われ、日本航空が日本最大の約4,000平方メートルの面積を持つラウンジをオープンさせた[注釈 6]。同じワンワールド加盟航空会社のアメリカン航空キャセイパシフィック航空カンタス航空が新しいラウンジをオープンさせた[53][54]。また、チャイナエアラインも新しいラウンジをオープンさせた[55]

2009年9月にはサテライトエリアの改修も行われ、レストランや免税店などの拡張をはじめとした各種設備の充実が行われたほか、サテライトエリアにある日本航空のラウンジの大規模な改修と拡張も行われた[56]

繁忙期に深夜の滞在スペースが不足していることから、第3ターミナル移転前まで格安航空会社が使用していた北側仮設ターミナルを改装して、24時間利用可能な滞在スペースが設けられた[57][注釈 7]。2016年7月には成田空港の飲食店では初の24時間営業店舗として吉野家がオープンした[58]

第3ターミナル

第3ターミナル(外観)
シャトルバス(ターミナル連絡バス)は、到着ロビー拡張のため、路線バス乗降場に移転している
第3ターミナル2階出発ロビー
第3ターミナル2階出入り口にある空港アクセスバス路線バス乗降場

2012年(平成24年)、増加が予想される格安航空会社(LCC)の乗り入れに対応し、当時第2ターミナルの北側にあった第5貨物ビルとエプロンの一部であった土地への建設が計画された[59]。建設にあたっては、施設利用料を抑えたいLCC各社からの建設費抑制に対する要望が強く、加えて供用開始後の維持費の縮減にも考慮する設計とされた。ローコストな旅客ターミナルビル建設のため「Terminal3プロジェクト」が立ち上げられ、参加した日建設計[60]良品計画、PARTY[61] の三者が制作過程から密接に連携することで、無駄な装飾を排してコストを圧縮しつつ、建物・サイン類調度品などのデザインの分断を避けている。デザインは伊藤直樹が参画し、同年度のグッドデザイン賞では高い評価を受け、国内空港初の金賞を受賞している[9]

2015年(平成27年)4月8日供用開始。LCC専用空港ターミナルビルとして機能するが、依然として他のターミナルを発着するLCCも存在する。当空港の旅客ターミナルでは唯一専用の空港連絡鉄道がなく、空港第2ビル駅(成田第2・第3ターミナル)が最寄り駅となる。なお、第2ターミナルの最北端部から専用通路で300メートル先に設けられているが、第2ターミナルからの移動はこの専用通路による徒歩のみとなっており、動く歩道は整備されていない。第1ターミナルからの無料アクセスは第2ターミナル同様シャトルバスのみである。

出発・到着客がともに同ターミナルの2階を通行するため、床の動線案内表示が新たに導入された。陸上競技場を模した青色(出発)と赤茶色(到着)のゴムチップトラックで色分けされている[62]

第1・第2ターミナルは一部を除き23時で閉館するが、当ターミナルは公共交通機関始発最終便前のタクシー自家用車での移動や、ホテルでの前泊や後泊ができない乗客のために、2階の空港案内所、フードコートチェックインカウンター周辺、保安検査場前までのエリアを24時間解放している。なお、フードコートのテナントは原則として21時に閉店、その他店舗も21時に営業終了するが、2023年に新規出店した松屋が24時間営業している[63]。フードコートとゲートラウンジには無印良品製のソファーベンチを導入した[64]

LCC専用ターミナルという性質上、航空会社やクレジットカード会員向けの空港ラウンジなどの施設や、上級クラスもしくは航空会社マイレージの上級会員向けの優先レーンなどは存在しない。自動出入国管理ゲートも設置されておらず、設置予定もない[65]。またレンタカーカウンターもない。2019年(令和元年)9月5日の到着ロビーの拡張により宅配便取扱カウンターが設置された。

2022年2月(令和3年)には、隣接する第5貨物ビルを撤去・移転のうえ、跡地にターミナルビルを増築。11万平方メートルに拡張され、年間キャパシティは1,500万人となった[66][67]

  • 本館
    • 150A - 150Eゲート(国際線 出発バスゲート)
    • 151 - 155ゲート(国際線) - 第2ターミナルの76・77ゲートを転用した。
    • 159ゲート(国際線 到着バスゲート[49]
    • 160A - 160Dゲート(国内線/国際線兼用 出発バスゲート[49]) - 150から改番
  • サテライト(国内線)
    • 161 - 164 ゲート
    • 171 - 175 ゲート(171 - 173は出発バスゲート[49]

ビジネスジェット専用ターミナル

2012年3月、首都圏初のビジネスジェット専用ターミナルが運用を開始した[68]。他のターミナルとは離れた場所にあり、ビジネスジェット機で成田空港を利用する場合、出入国や税関などの手続きを、ビジネスジェットプライベートジェット専用ターミナルで行える。空港施設使用料は1機あたり25万円(2015年時点)となっており、別途着陸料や駐機料を支払う。

サービス施設使用料

国際線(出発のみ)・国内線旅客に対し、空港使用料として、旅客サービス施設使用料(PSFC)、旅客保安サービス料(PSSC)を、航空券の発券の際に合算徴収している[69]。従来は国内線旅客に対しては無料であったが、2015年(平成27年)4月8日の第3ターミナルオープンに伴い、国内線でも徴収することになった[70]

下表の料金は2019年10月1日から適用の金額[71]。2023年9月から施設使用料を大人一人最大350円値上げする予定。現在、施設使用料2,130円、保安サービス料530円の計2,660円を徴収しているが、値上げで施設使用料が330円、保安サービス料が20円それぞれ値上げされる[72]

国際線 国内線
出発 乗継 到着 出発 乗継 到着
旅客サービス
施設使用料
(PSFC)
第1・第2
ターミナル
大人 2,130円 1,060円 - 450円 - 450円
子供 1,070円 530円 - 220円 - 220円
第3
ターミナル
大人 1,040円 520円 - 390円 - 390円
子供 520円 260円 - 190円 - 190円
旅客保安サービス料(PSSC) 530円 - - - -

なお、1978年の開港当初の旅客施設使用料は、出発に際して大人1000円、子供500円となっていた[73]

商業施設

店舗
ナリタ5番街(第2ターミナル)
JAL-DFS(第2ターミナル)

国際空港であり、ほかの国内の大型商業施設と比較して1店舗ずつは小規模な店舗面積でありながら、多くの店で単価の高い有名ブランド品を取り扱っているため、ショッピングセンターとしては、2015年度に1,169億円の売上収入があり、日本一の売上高となっている[6][74]

旅客ターミナルの非制限エリアと制限エリア(出国審査を済ませた人のみが利用できるエリア)には、飲食店書店みやげ物屋などの各種売店がテナントとして移動体通信事業者(MNO)国際ローミング対応の携帯電話のレンタル、ドコモauソフトバンクの販売代理店や、有料のエアポートラウンジ(指定されたクレジットカード会員の発着便利用時は無料)などがある(第3ターミナルを除く)。

後述の公共機関を除いたサービス施設として、診療所などの医療機関日本医科大学成田国際空港クリニック、ビジネスセンター、食料品や日用品等の販売店として、各ターミナル内の非制限エリアにNAAによるコンビニエンスストア型売店が数か所ある[注釈 8]。また、成田空港駅空港第2ビル駅にはそれぞれ駅売店KIOSK)もある。

出国審査東京出入国在留管理局成田空港支局)後は、搭乗客や航空会社、店舗の関係者などしか入れない制限区域である。2005年(平成17年)以降の改装により、第1・第2ターミナルともに、さながら街中のショッピングモールのような国内外のファッションブランドのブティックや、DFSなどによる免税店街が広がっている。日本の租税が課される酒税)・煙草たばこ税)・物品に課される消費税・外国製品に課される関税が、出発の制限エリアでは免税されるため、大勢の買い物客で賑わっている。また、化粧室や有料のリフレッシュルーム(仮眠室・シャワールーム)、キッズルーム(第2ターミナルのみ)、第3ターミナルを除いて、プライオリティ・パスといった各種サービス施設も置かれている。搭乗口付近には、各航空会社のラウンジが置かれている。また、ほかの国内空港と同様に、キヨスク風の小型売店とイートインスタンドを兼ね備えたゲートラウンジ店舗(BLUE SKYなど)もあり、搭乗直前まで利用ができる。

第1ターミナル南ウィングの改装に合わせて、出国後の制限エリア(北ウィングの旅客も利用できる)に、免税店モール「narita nakamise」[75] がオープンした。2007年には、第2ターミナルの出国後の制限エリアに、「narita nakamise」よりも約1.4倍広い5,000m2の店舗面積を持つ免税店モール「ナリタ5番街[76] がオープンした。なお、第2ターミナルは本館だけでなく、サテライトにも免税店やファッションブランドのブティック、書店やレストランなどの店舗や外貨両替専門の出張所窓口、航空会社のラウンジがある。

銀行窓口

銀行の支店窓口として、第2ターミナル内に千葉銀行成田空港支店が入居している。このほか、みずほ銀行京葉銀行などの外貨両替専門の出張所窓口、入国時の東京税関での関税出納(納税)に業務が限られるみずほ銀行の派出所扱いの窓口が、税関検査場内に置かれている[77]

ATM

ターミナルビル内の複数箇所で、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、千葉銀行、京葉銀行ゆうちょ銀行セブン銀行(看板は「SEVEN BANK」表記)、イオン銀行ATMが置かれている。また、JR東日本の空港第2ビル駅・成田空港駅のコンコースではビューカードATMが置かれている。

このうち、海外発行のATMカードクレジットカードによる現金引き出し・残高照会利用は、日本と磁気ストライプカードの記録方式が違い、それに対応するカードリーダーの機械が、従前はゆうちょ銀行(旧:郵便貯金)ATMだけであったが、のちに各行のATMが対応している。京葉銀行など一部は、通常の国内金融機関向けATMとは別に、海外発行カード専用ATMを別途設置している。

2009年9月からは、セブン銀行により出国後の制限区域内においては国内初となるATMが設置されている。空港およびセブン-イレブン店内など市中に設置の機種と提携金融機関などの条件は同一である。日本円での引き出しが可能であるが、外為法の抵触(100万円相当額以上の現金を持ち出す場合は税関で携行品申告をする必要がある)を避ける意図から、1回の操作では3万円までしか引き出しができない。

郵便関係

2013年7月1日、成田国際空港郵便局の廃局にともない、管轄が成田郵便局へ移管され、成田郵便局 空港第1旅客ビル内分室、空港第2旅客ビル内分室が設置されている。第3ターミナルには郵便ポストのみ設置されている。

貨物ターミナル

JALカーゴの貨物上屋と、その前で警備にあたる機動隊車両

2019年現在、成田国際空港の国際航空貨物の取扱量は香港上海浦東仁川台湾桃園に次いでアジア5位の地位を占める。開港当時は第1ターミナル北ウイング横に集中して貨物ビルが置かれていたが、航空貨物需要の増加に対応して五月雨式に拡張を続けた。第一貨物地区と第四貨物上屋と第七貨物上屋、第五貨物上屋、空南貨物地区、整備地区暫定貨物上屋などに、JALカーゴ、ANAカーゴ、日本貨物航空、各フォワーダーなどの貨物ビルが点在している。貨物地区内には勤務者やドライバーのためにコンビニエンスストア(ファミリーマート)も設置(第一貨物地区第2貨物ビル内)され、第七貨物前トラック待機場にもコンビニエンスストアが設置されているほか、ガソリンスタンドも設置されている。

施設規模をすべて合わせると20.2万平方メートルの規模を持ち、相次ぐ拡張の結果、年間240万トンの取り扱いが可能となったが、暫定滑走路の延伸工事の完成に臨み、さらに取扱量を増やすために現在も拡張工事が行われている。「貨物管理ビル」の日本貨物航空事務所は2011年中にすべて退去し、現在はNCA整備ハンガー付属棟に移転している。

2017年(平成29年)の輸出額は12兆2,444億円、輸入額は11兆3,131億円と[78]、金額ベースでは国内で首位の貿易港の座にある[79]。輸出入品目としては、電子部品・電子機器・医薬品など、軽量で高付加価値の物品が中心となっている。

  • おもな輸出品目(平成29年)[78]
半導体等電子部品(6.8%)、半導体等製造装置(6.4%)、科学光学機器(5.9%)
  • おもな輸入品目(平成29年)[78]
通信機(15.7%)、半導体等電子部品(10.5%)、医薬品(10.4%)、事務用機器(8.4%)、科学光学機器(6.8%)

また、成田空港はマグロなど魚介類の輸入通関が多く「成田漁港」の別名がある[6][80](平成29年、3万7,508トン[78])。

給油施設

発着回数が多い上に長距離線の割合が多い成田空港は航空燃料の取り扱い数量が多いため、千葉港で荷揚げした燃料を46.9キロメートル[81]に及ぶパイプラインで空港に移送しており、国内唯一の事例となっている[82][83]。空港に送られた航空燃料は「給油センター」のタンクに貯蔵され、多くの場合はさらにそこからハイドラント配管により駐機スポットまで届けられ、車両によって航空機に接続・給油される[83]

諸般の事情によりパイプライン敷設は開港に間に合わず、1983年(昭和58年)まで貨物列車による航空燃料の輸送が行われていた(暫定輸送)[84]

駅サービス施設

両旅客ターミナルに接続した成田空港駅・空港第2ビル駅の改札外には「SKYLINER&KEISEI INFORMATION CENTER(京成トラベルサービス)」と「JR EAST Travel Service Center(びゅうトラベルサービス)」、「みどりの窓口指定席券売機JR東日本)」がそれぞれある。SKYLINER&KEISEI INFORMATION CENTERでは海外旅行保険の加入やトラベレックスによる外貨両替サービスが受けられる。JR EAST Travel Service Centerでは通常の切符類の購入に加え、訪日外国人が海外で購入可能な「ジャパンレールパス」類の実券引き替えや「Suica & NE'X」の発売を行っている。

空港内ホテル

成田エアポートレストハウス

空港内ホテルとしては2か所ある。第1ターミナル横に機内食製造大手のティエフケーが運営する「成田エアポートレストハウス」がある。第1ターミナル北ウイングとは徒歩で10分ほどの距離にあり(雨天時は傘が必要)、各ターミナルとは無料のシャトルバスで結ばれている。ホテル利用者向けの専用駐車場も用意されている。

また、第2ターミナル前のP2駐車場棟地下1階に、24時間365日利用可能なカプセルホテル「ナインアワーズ成田空港」が2014年(平成26年)に開業した。第2ターミナルからは徒歩で3分-5分程度の距離であり、雨でも濡れずに行ける。

駐車場

P1・P2・P3・P5および貨物地区駐車場といった有料駐車場が設けられている。また、オートバイ用の駐車スペースも確保されており、障害者手帳による割引サービスも実施されている。一部の駐車場は事前にインターネットで申し込むことが可能で、割引も適用される。

なお、第2ターミナルに隣接しているP2は第2ターミナルと連絡通路で直結しており、雨天でも雨に濡れることなく空港ターミナルにアクセスでき、料金支払い出口が新空港ICに直結されている唯一の駐車場である。なお、第3ターミナルに隣接もしくは直結した駐車場はないが、P2まで雨天でも雨に濡れることなくアクセスできる。

諸問題

運用・環境面の問題

2008年、NAAは、B滑走路が2,500メートル化する2010年以降に年間発着回数を当時の1.5倍にあたる年間30万回にする試算を「成田国際空港都市づくり推進会議」に提示した。その実現に向けては課題が山積していた[85]が、平行同時離陸や利用時間延長を容認することなどで実現が目指された[86]。この構想には、世界とりわけ東アジアでの国際ハブ空港としての地位低下防止と競争力強化、容量不足緩和の狙いがあり、国土交通省とNAAで能力増強の検討がなされた[87]

2010年10月13日に開催された成田空港に関する四者協議会で、成田空港の容量拡大(30万回)に係る確認書が締結された[88]。NAAは、年間発着能力を最速で2011年度中に25万回、2012年度中に27万回、2014年度中に30万回に拡大させる方針を示した[89]

なお、周辺地域住民への環境配慮も必要で、成田空港では開港以来、住宅などの防音工事に400億円超、電波障害対策に200億円超など、合計3,200億円超の環境対策事業を実施しており、今後も実施され続ける予定である。法律面でも公共用飛行場周辺における航空機騒音による障害の防止等に関する法律(騒防法)や特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法(騒特法、事実上成田空港を対象とした騒音地区の住宅等の建設を制限や補償する法律)に基づき、環境対策を実施している。

2010年3月28日より、基本的にA滑走路を離陸専用、B滑走路を着陸専用とする使い分けが行われていた。2011年10月20日より同時離着陸方式が導入され、両滑走路とも離着陸併用となった[90]。2012年10月現在では、運航ダイヤがピークとなる午前、午後の合計約2 - 3時間程度、同時離着陸が行われている。ただし、航空管制官の目視によって航空機の状況を確認するため、雨天など悪天候時には同方式での運用は停止される。しかし、2012年度中に航空機の監視装置が高度化され、悪天候時でも同時離着陸運用が可能となった[91]An-124An-225エアバスA380などの大型機や貨物機は、B滑走路の長さが十分でないため、A滑走路への着陸となる。年間発着枠30万回化のための施設整備は、上述の通り2015年3月に完了している[27]。また、騒音問題から、開港以来、深夜23時から翌朝6時にかけての離着陸を禁止する「夜間離着陸制限」(いわゆる“門限”)が設定されてきたが、2013年3月31日に、出発空港における悪天候などの航空会社の努力では対応できないやむを得ない場合に限って、“門限”を午前0時まで延長することが可能になった[17][92]2019年10月27日からは、0時まで運用時間が伸びるようになった[31]

成田発着枠は空きがあるものの、昼11時や夕方17時以降のピーク時間帯はすでに満杯と離着陸が偏在しており、夜22時台は騒音問題からA滑走路とB滑走路各10回ずつ、計20回までの便数発着制限を設定されており、その影響で夜21時台の発着回数も自主規制されている[93]。これらの制約もあって、再国際化し24時間発着できる羽田空港へ定期便を移管する動きもあるが[93]、羽田空港の混雑のため、大型機の発着枠に余裕があり貨物機の発着枠も多い成田空港との共存が進んでおり、新しい航空会社の就航も進んでいる。

警備

早朝に到着するバスで空港ターミナルビルに入館する場合[94]、社会情勢次第では入場時に身分証明書の提示を求めることもある。このように、過激派の三里塚闘争が沈静化された現在、空港ターミナルビル内で発見される「不審な荷物」の大半は、置き忘れや所有者の都合で置きっ放しにされるものであり、年間100件近く出動する爆発物処理班の出動も、徒労に終わるケースがほとんどである。このため、空港警備隊は「空港内では荷物から決して離れないで」と、旅行者や利用者に注意を促している[95]


注釈

  1. ^ 近年国際化を行った東京国際空港(通称:羽田空港)の「東京」と区別するため。ただし、海外の一部の空港・航空会社などでは羽田空港と併せて「東京」と表記する場合もある。
  2. ^ 通過客とは、乗継(トランジット)客のこと。
  3. ^ 滑走路方向は南側「03R」、北側「21L」で予定されていた。
  4. ^ 2013年9月26日までは、無料の新交通システム成田空港第2ターミナルシャトルシステム」が設けられていた。
  5. ^ 供用当時は現在は第1ターミナルを使用する全日空も使用していた
  6. ^ なお、日本航空は第2ターミナルに5つのラウンジを擁し、その面積は合計約7,400㎡である「成田空港第2ターミナルに4,000平方メートルの新ラウンジをリニューアル」 マイコミジャーナル(2007年4月24日)
  7. ^ 2020年10月現在、成田国際空港PCRセンターに施設が転用されたため、閉鎖されている。
  8. ^ 第1ターミナルビルにはローソン(地下1階・5階)、ファミリーマート(地下1階)、ミニストップ(1階)、第2ターミナルビルにはセブン-イレブン(地下1階・4階)、ファミリーマート(地下1階)、第3ターミナル2階にもローソンが出店している。一部店舗では、24時間営業実施する
  9. ^ 1973年には近年中に開港すると予想して国鉄がアクセス輸送用の快速用車両を増備している。
  10. ^ 鉄道による暫定輸送は、開港後のパイプラインが完成した1983年8月まで続けられた。
  11. ^ エアージャパンの機材・乗務員で運航する便あり。
  12. ^ エアージャパンによる運航
  13. ^ ヤマト運輸から受託運航
  14. ^ 一例として Ian L. McQueen著『Japan: a budget travel guide』、講談社インターナショナル、1992年、210ページには「Narita "errport" (as it has been called) is Japan's contribution to the world's collection of vast projects started on half-vast ideas.」などとある。なお、本書はロンリープラネットより『Japan: A Travel Survival Kit』の題で販売されていたものの改訂版にあたる。現在のロンリープラネット社のガイドは別内容である。

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