愛媛県
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 05:11 UTC 版)
生活・交通
警察
愛媛県警察本部の管轄にある。以下16警察署が置かれている。
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海上保安庁
第六管区海上保安本部の管轄にある。
- 松山海上保安部(松山市)
- 今治海上保安部(今治市)
- 新居浜海上保安署(新居浜市)
- 三島川之江分室(四国中央市)
- 宇和島海上保安部(宇和島市)
- 来島海峡海上交通センター(今治市)
交通
航空
現在、愛媛県内にある空港は松山空港のみである。国内線では、東京・成田・大阪・中部・福岡・鹿児島・那覇、国際線では上海/浦東・ソウル/仁川・台北/桃園への定期便が就航している。1959年から1965年までは新居浜市の黒島地区に海上空港があり、大阪・大分へ定期便が就航していた。
国内線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
日本航空(JAL)[注釈 5] | 東京/羽田、大阪/伊丹、福岡、鹿児島 |
全日本空輸(ANA)[注釈 6] | 東京/羽田、名古屋/中部、大阪/伊丹、沖縄/那覇 |
IBEXエアラインズ(IBX)[注釈 7] | 名古屋/中部 |
ジェットスター・ジャパン(JJP)[注釈 8] | 東京/成田 |
国際線
航空会社 | 就航地 |
---|---|
![]() | 中国・上海/浦東(月・金)[注釈 10] |
![]() | 韓国・ソウル/仁川(火・木・日)[注釈 11] |
![]() | 中華民国(台湾)・台北/桃園(水・木・土・日)[注釈 13] |
鉄道
JR線に関しては、予讃線の川之江駅から伊予市駅の区間が電化されており、日中の普通列車の本数は県内全域に亘り毎時1本以下である。またJR線を保有しない沖縄県を除く46都道府県では唯一、4番線以上の旅客用のホームを保有するJR線の駅が存在しない(2022年現在。県内のJR線の駅の番線数は全て3以下である)。
バス
- 一般路線バス
- 自治体バス
- 愛南町コミュニティバス
- 伊予市福祉バス
- 上島町有バス
- 鬼北町営バス
- 久万高原町営バス
- 別子山地域バス
- 松前町ひまわりバス
- 松野町コミュニティバス
- 四国中央市福祉バス
- 大洲市営バス
- 内子町営バス
航路
- 港湾
- 定期旅客航路
- 青島海運:長浜港 - 青島
- 石崎汽船・瀬戸内海汽船:松山観光港 - 呉港 - 広島港
- 今治市営フェリー:今治港 - 関前諸島、大島 - 津島
- 宇和島運輸フェリー - 八幡浜港 - 別府港、八幡浜港 - 臼杵港
- えひめ南汽船:宇和島港 - 九島
- 大三島フェリー:盛港 - 忠海港
- 大三島ブルーライン:今治港 - 芸予諸島、大三島 - 岡村島
- 上島町営フェリー:上島諸島 - 土生港、立石港 - 土生港
- 家老渡フェリー汽船:弓削島 - 因島
- 協和汽船:今治港 - 大島
- くるしま:波止浜港 - 来島 - 小島 - 馬島
- ごごしま:高浜港 - 興居島
- 国道九四フェリー:三崎港 - 佐賀関港
- 芸予フェリー:今治港 - 芸予諸島 - 上島諸島
- 三光汽船:上島諸島 - 金山港
- シーセブン - 大島:鵜島 - 伯方島
- 四国開発フェリー:東予港 - 大阪南港、新居浜東港 - 神戸港
- 盛運汽船 - 宇和島港:日振島 - 戸島 - 嘉島
- 九四オレンジフェリー:八幡浜港 - 臼杵港
- 長江フェリー・岩城汽船:長江港 - 土生港
- 中島汽船:三津浜港 - 忽那諸島、高浜港 - 忽那諸島
- 新居浜市営渡海船:新居浜港 - 新居大島
- 土生商船:生名島 - 因島 - 佐木港 - 三原港
- 防予フェリー・周防大島 松山フェリー:三津浜港 - 伊保田港 - 柳井港
道路
- 有料道路
- 一般国道
- (以下の国道は国土交通省四国地方整備局管理)
- (以下の国道は愛媛県管理)
- 県道
- 広域農道・農免農道
- 大洲南部広域農道
- 越智広域農道
- 周桑今治広域農道
- 大崎下島広域農道(広島県と接続)
医療・福祉
教育
県内の一部、特に南予地方の公立中学校において、生徒への部活強制加入制度、所謂部活強制の問題が残存している。
大学・短期大学
国公立
- 愛媛大学(国立大学法人愛媛大学)(松山市)
- 愛媛県立医療技術大学(伊予郡砥部町)
私立
- 今治明徳短期大学(学校法人今治明徳学園)(今治市)
- 岡山理科大学今治キャンパス(学校法人加計学園)(今治市)
- 環太平洋大学短期大学部(学校法人創志学園)(宇和島市)
- 聖カタリナ大学(学校法人聖カタリナ学園)(松山市)
- 聖カタリナ大学短期大学部(学校法人聖カタリナ学園)(松山市)
- 松山大学(学校法人松山大学)(松山市)
- 松山短期大学(学校法人松山大学)(松山市)
- 松山東雲女子大学(学校法人松山東雲学園)(松山市)
- 松山東雲短期大学(学校法人松山東雲学園)(松山市)
- 人間環境大学松山キャンパス(学校法人河原学園)(松山市)
- 放送大学愛媛学習センター(放送大学学園)(松山市)
高等専門学校
- 新居浜工業高等専門学校(新居浜市)
- 弓削商船高等専門学校(越智郡上島町)
中等教育学校
県立
私立
その他の一覧
学校教育以外の施設
- 国立波方海上技術短期大学校(今治市)
県立
- 愛媛県立愛媛中央産業技術専門校(今治市)(職業能力開発促進法に基づく職業能力開発校)
- 愛媛県立愛媛中央産業技術専門校松山駐在(松山市)(職業能力開発促進法に基づく職業能力開発校)
- 愛媛県立新居浜産業技術専門校(新居浜市)(職業能力開発促進法に基づく職業能力開発校)
- 愛媛県立宇和島産業技術専門校(宇和島市)(職業能力開発促進法に基づく職業能力開発校)
マスメディア
新聞
テレビ局
概況
- NHK松山放送局(地上デジタル放送リモコン番号:総合=1、教育(Eテレ)=2)
- 南海放送 (RNB)(日本テレビ系列、リモコン番号=4)
- テレビ愛媛 (EBC)(フジテレビ系列、リモコン番号=8)
- あいテレビ (ITV)(TBS系列、リモコン番号=6)
- 愛媛朝日テレビ (eat)(テレビ朝日系列、リモコン番号=5)
愛媛県ではテレビ東京系列を除く4大キー局系列局が視聴できる。ただし、平成新局であるあいテレビと愛媛朝日テレビは先発局と比べて中継局の数が少なくなっている。
デジタルテレビの親局送信所は伊予市の行道山に置かれている。
- テレビ局舎外観
NHK松山放送局
(松山市)
変遷
愛媛県では1957年(昭和32年)5月29日にNHK松山放送局が、翌1958年(昭和33年)12月1日に南海放送がそれぞれVHF波によるテレビ放送を開始した。4年後の1962年(昭和37年)6月1日にはNHK松山がそれまでの総合テレビに加えて教育テレビ(Eテレ)の放送を開始し、結果的にはこれが愛媛県における最後のVHF局となる。そして全国的にUHF局が開局していった1969年(昭和44年)12月10日、愛媛県にとって初のUHF局である愛媛放送(現・テレビ愛媛)が開局した。以降、平成に入るまではテレビ事情に変化は無く、23年間は NHK、日テレ系、フジ系の3局4波時代が続いていた。ところが平成に入ると1992年(平成4年)10月1日にあいテレビが、1995年(平成7年)4月1日に愛媛朝日テレビが開局し、民放の数が一気にそれまでの倍になったことでテレビ環境が著しく変化・向上した。その後2006年(平成18年)10月1日、全局一斉に地上デジタルテレビ放送(通称:地デジ)を開始、5年間のアナ・デジ共存期間を経て2011年(平成23年)7月24日にそれまでのアナログ放送を終了し現在に至る。
ラジオ局
エフエム愛媛の親局送信所と南海放送のFM補完放送のメイン中継局はデジタルテレビ親局と同じ行道山であるが、NHK-FMの送信所は松山市街地の城山に置かれている。
コミュニティラジオ局
- FMラヂオバリバリ(今治コミュニティ放送)
- FMがいや(宇和島ケーブルテレビが兼営)
- Hello!NEW新居浜FM(ハートネットワーク)
ケーブルテレビ局
- 愛媛シーエーティヴィ(松山市、サービスエリアは松山市、東温市、松前町、砥部町、伊予市、久万高原町、愛南町)
- 今治シーエーティーブィ(今治市)
- 上島町CATV(上島町)
- 宇和島ケーブルテレビ(宇和島市)
- ケーブルネットワーク西瀬戸(大洲市)
- 四国中央テレビ(四国中央市)
- 西予CATV(西予市)
- ハートネットワーク(新居浜市、サービスエリアは新居浜市、西条市)
- 八西CATV(伊方町、サービスエリアは伊方町、八幡浜市)
アマチュア無線FM中継局(レピータ)設置場所・周波数
- JR5WA(松山市高縄山)439.40 MHz、1291.38 MHz、2426.22 MHz
- 西瀬戸内海に四国側から突き出している高縄半島、標高約1000mの高縄山山頂に設置され、愛媛県第一、第二の人口を持つ松山と今治を中継するとともに、西瀬戸内海沿岸地域など広範囲なサービスエリアを有する計画レピータ
- JR5WC(久万高原町陣ヶ森)439.82 MHz、1292.82 MHz
- 皿ヶ嶺連峰県立自然公園内、標高1,200mの陣ヶ森に設置され、県内最高峰に位置している。松山平野と久万高原町を中継するとともに、岡山県西部・広島県・山口県・大分県の瀬戸内海沿岸部もサービスエリアに含めている実質的な広域レピータ[注釈 14]。
- JR5WK(宇和島市小岩道)439.76 MHz、1292.36 MHz
- 標高約450mの小岩道(旧津島町)にあり南予の中心都市宇和島と南宇和郡とを中継するレピータ。南予は平地が少なく、また、リアス式海岸のため、都市間の電波伝搬状況が悪く、中継局が不可欠である。
- JR5WO(四国中央市呉石高原)439.64 MHz、1292.74 MHz
- 標高800mの呉石高原にあり、東予の新居浜・四国中央・香川県の西部地域と山村である旧新宮村・別子山村を中継するレピータ。海上伝搬により岡山県西部や広島県東部の沿岸部もサービスエリアに含めている。
- JR5WR(大洲市神南山)439.88 MHz、1292.22 MHz、2425.44 MHz
- パラグライダーの基地などがある標高710mの神南山にあり、大洲市と西予市・肱川町・内子町などその周辺部を中継するレピータ。久万高原町の一部などもサービスエリアに含めている。
- JR5WS(宇和島市泉ヶ森)439.56 MHz、1292.60 MHz、2425.38 MHz
- 標高約750mの宇和島地域のテレビ送信塔などがある泉ヶ森にあり、宇和島市と鬼北町・松野町などを中継するレピータ。その標高から対岸の大分県南部の沿岸部もサービスエリアに含めている。
- JR5WW(西条市横峰寺)439.96 MHz
- 標高約780mの横峰寺の上にあり、西条・今治を中継するレピータ。その標高から燧灘方面もサービスエリアに含めている。
- JR5WX(伊方町見晴山)439.52 MHz、1292.66 MHz
- 佐田岬の中間点、見晴山(標高約400メートル)にあり、佐田岬半島の各町と八幡浜市や伊予灘・宇和海沿岸の市町とを中継するレピータ。そのロケーションから松山や大分県東沿岸地域もサービスエリアに含めている。
- JR5WY(愛南町御荘中浦)439.62 MHz
- 標高約200mの旧御荘町中浦にあり、リアス式海岸のため電波状況が悪い愛南地域一帯を中継する局部レピータ
- JR5VL(伊予市秦皇山)439.20 MHz、1291.56 MHz
- 標高約870mの中山地区のテレビ送信塔などがある秦皇山にあり、松山平野と旧中山町・旧広田村・内子町など山村を中継する計画レピータ。そのロケーションから久万高原町の一部や広島県西部・山口県・大分県瀬戸内海沿岸地域もサービスエリアに含めている。
- JP5YCF(松山市大峰ヶ台)439.62 MHz、1292.62 MHz
- 愛媛県の人口の3分の1以上を有する松山平野間の中継を担う局部レピータ。JR松山駅の西側にある標高130メートルの大峰ヶ台に設置されている。
- JP5YCG(上島町魚島城山)439.90 MHz、1292.56 MHz
- 瀬戸内海燧灘のほぼ中央にある孤島で、釣り客が訪れる魚島の城山展望塔(標高150メートル)に設置されており、魚島の集落は広島県側に向いているため、旧魚島村と愛媛県東予全域を中継するレピータ。標高はあまりないものの強力な海上伝搬のため、香川県西部やしまなみ海道もサービスエリアに含めている。
- JP5YCI(西予市金剛岩)439.70 MHz
- 野村地域のテレビ送信塔がある金剛岩(標高約500メートル)にあり、山間部の野村地域と大洲市などを中継するレピータ。その標高から肱川町の一部などもサービスエリアに含めている。
- JP5YCJ(八幡浜市郷)1292.02 MHz
- 八幡浜市の西部の標高約300メートルの郷(峠)にあり、八幡浜市と大洲市を中継する局部レピータ。
日本アマチュア無線連盟 (JARL) を免許人とするアマチュア無線用中継局が県内各所に設置されており、運営・管理はJARL直轄局である JR5WA を除きJARL愛媛県支部と密接な関係にある愛媛レピータ研究会がボランティアで行っている。愛媛県の地形は西日本最高峰の石鎚山を有するなど急峻な山が多く、かつ、南予のリアス式海岸など都市・集落間の通信を妨げる要因が多彩に存在するため、それらをカバーするように設置されているところに特色がある[16]。
注釈
- ^ 現在の県章は1989年制定。現在も県章を定める公告は有効であるがほとんど使用されず、県旗のみが紹介されることが多い。
- ^ 海上を隔てて隣接
- ^ 海上を隔てて隣接
- ^ 両遺跡は標高約300メートルの地点にある。東峰遺跡ではAT火山灰の下から局部磨製石斧・台形様石器・安山岩大型石核が、高見I遺跡でもチャート製の剥片と推奨製の破片が出土している。なお高見I遺跡のAT火山灰の上からナイフ形石器や石核などが出土している[2]。
- ^ ジェイエア、日本エアコミューターの機材・乗務員で運航する便あり。
- ^ ANAウイングスの機材・乗務員で運航する便あり。
- ^ 全日本空輸(ANA)とのコードシェア(全便)。
- ^ 日本航空(JAL)とのコードシェア(JAL国際線との乗継時のみ)。
- ^ 日本航空(JL)との共同運航便。
- ^ 就航時、週2便(月・金)。 2012年4月18日から週3便(月・水・金)、2012年10月29日以降 4便(月・水・金・土)に増便されたが、2013年10月27日から週2便(月・金)に減便。エアバスA319型機。
- ^ 2017年11月2日から週3便(火・木・日)で就航。ボーイング737-800型機。 2018年7月・8月および冬ダイヤ期間中は週5便に(月・火・木・金・日)に増便された。2019年冬ダイヤは増便検討も日韓関係悪化に伴い中止。
- ^ 全日本航空(NH)・ニュージーランド航空(NZ)との共同運航便。
- ^ 2019年7月18日より週2便(木・日)で就航。エアバスA321型機。 2020年4月10日より週4便(水・木・土・日)に増便。
- ^ 開局当時は計画レピータの制度がなく広域レピータ周波数の割り当てがなかったため。
- ^ 名古屋市科学館が竣工する2010年までは総合科学博物館は世界1だった。
出典
- ^ 全国都道府県市区町村別面積調 国土地理院 2013年11月28日閲覧
- ^ 寺内浩「愛媛のあけぼの」『愛媛県の歴史』 13-14ページ。
- ^ 寺内浩「古代国家と伊予国」」『愛媛県の歴史』43-44ページ。
- ^ 『日本の特別地域特別編集64 これでいいのか愛媛県』42、43頁。
- ^ 『日本の特別地域特別編集64 これでいいのか愛媛県』44、45頁。
- ^ 『日本の特別地域特別編集64 これでいいのか愛媛県』46、47頁
- ^ a b c “愛媛県人口ビジョン” 2017年1月5日閲覧。
- ^ a b c 農林水産省統計部 (2010) 『生産林業所得統計』
- ^ 愛媛県農林水産部森林局『愛媛の森林・林業について(平成22年度実績版)』
- ^ a b c d 愛媛県企画振興部管理局統計課経済統計係 (2010) 『平成22年工業統計調査』
- ^ 【放射能漏れ】四国電力、原子力本部を愛媛に移転へ - MSN産経ニュース 2011年4月13日[リンク切れ]
- ^ 愛媛県 (2011) 『平成23年 観光客数とその消費額』、2頁
- ^ a b 愛媛県 (2011) 『平成23年 観光客数とその消費額』、3頁
- ^ a b 愛媛県 (2011) 『平成23年 観光客数とその消費額』、5頁
- ^ 愛媛県 (2011)『平成23年 観光客数とその消費額』、4頁
- ^ モービルハム 1985年5月・1986年1月号 電波実験社、CQ ham radio 2008年10月号 CQ出版社、JARL愛媛県支部報 1983年 - 1998年号
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