性具 使用上の注意

性具

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/26 08:16 UTC 版)

使用上の注意

電動器具の問題点

これらの器具には粗悪な工業製品が多いことは前記の通りであるが、中には使用すれば負傷、死亡する可能性のある物まであるので、使用前に安全かどうか良く調べる必要がある。

表面仕上げ
プラスチック部分にバリパーティングライン)が残っていることがある。もしバリがあった場合は、安全のため使用前にナイフヤスリなどで削り落とす。
強度の問題
使用時に簡単に破損してしまうことがあるので、安全のために使用前には強度をチェックする。
動作の問題
モーターや電気コード・操作部分が異常過熱する場合がある。中には部品が溶け、火傷する可能性があるものも存在する。短時間の使用では問題なくとも長時間使用できない物もある。
防水性の問題
バイブレータやロータの一部には防水仕様としているものがあるが、JISなど第三者機関での試験を行っているものはほとんどなく、安全性に問題があるものが多い。感電や器具の破損の危険がある。安全のためコンドームを被せて使用するのも一つの方法である。

使用に際しての注意

相手への配慮
男女間や同性間でこれら器具を用いる場合、相互の合意は必須である。当人の意思を無視して使用すれば、相手を心理的にも肉体的にも傷付ける結果になることがある。特に女性の中には、生殖器に本来異物であるこれら器具を挿入する行為に生理的嫌悪感を抱く人もいるため、男性の一方的な好奇心からこれら器具を使用すべきではない。女性への不意な使用から心理的ダメージを与え不感症に陥るケースも報告されている。
無理な使用
女性生殖器や肛門を刺激する器具の多くは、必要以上に深く挿入できないような構造になっているものの、稀にそのような安全機能(フールプルーフ)を持たない製品がある。それらを深く挿入し過ぎた場合に、子宮口や直腸・S字結腸などを傷付け、その原因となった行為の羞恥心から医師への受診が遅れ、腹腔内の感染症を併発してに至るケースもある。
衛生上の注意
不衛生な工場で生産・梱包されていたり、長期間不衛生な倉庫に保管されている場合があり、購入時は器具をよく洗浄する。できればコンドームを使用し、共有はしない。また、肛門に使用した器具を、そのまま女性器に挿入するなどしてはならない。使用後の手入れは十分にする。

  1. ^ a b AFP - 人間とセックスするロボット、年内にも市場に?2017年01月17日 13:21
  2. ^ a b dot.人間とセックスするロボット、年内にも市場に?”. 2017年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月12日閲覧。
  3. ^ 【特集】ウーマナイザーで100%オーガズム!各モデルの詳細や使用感を解説します | オスメス♂♀【公式】”. eroidesu.com. 2019年12月15日閲覧。
  4. ^ 夢中庵魯鈍作『男色四十八手指南』(文化6年)。
  5. ^ 檜山良昭の閑散余録「第205回 遊興人は4つの性を享楽していた」より。
  6. ^ ライターや広報を希望していた私が、“アダルトメーカー営業女子”になるまで【堀江もちこ】|ウートピ”. ウートピ. 2020年9月13日閲覧。
  7. ^ 「使えない=良さがわからない」ではない【オナホ売りOLの日常】|ウートピ”. ウートピ. 2020年9月13日閲覧。


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