後楽園ホール 後楽園ホールの概要

後楽園ホール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 22:55 UTC 版)

後楽園ホール

情報
正式名称 後楽園ホール
旧名称 後楽園ジムナジアム
完成 1962年1月15日
開館 1962年4月16日
開館公演 ダイナミックグローブ
収容人員 2,005人
客席数 1,403
用途 格闘技の興行・番組収録ほか
運営 株式会社東京ドーム
所在地 112-8575
東京都文京区後楽一丁目3番61号
東京ドームシティ
位置 北緯35度42分15.55秒 東経139度45分6.98秒 / 北緯35.7043194度 東経139.7519389度 / 35.7043194; 139.7519389 (後楽園ホール)座標: 北緯35度42分15.55秒 東経139度45分6.98秒 / 北緯35.7043194度 東経139.7519389度 / 35.7043194; 139.7519389 (後楽園ホール)
アクセス JR都営地下鉄水道橋駅徒歩3分
東京メトロ後楽園駅徒歩10分
外部リンク 後楽園ホール公式サイト
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後楽園ホール入口前通路からの風景(2007年)
東京ドームシティ内の風景(奥が東京ドーム、手前左側が撮影当時の青いビル)
後楽園ホール 正面エントランス出入口
2006年のホール内

概要

東京ドームシティ内の後楽園ホールビルの5階に設置[3][2]。同じ階には「後楽園ホール展示会場」もあり、各種会議や講演会などに貸し出される他(法人限定)、本ホールでのイベントの際のサブ会場およびスタッフルームとして利用されている。

1962年1月15日に開場[4]し、4月16日にオープン(開業)した[5]。当初はボウリング場を中心にサウナやレストラン等が入った「ボウリング会館」として開業し、ホールは当初は後楽園ジムナジアム(二代目)の名称で入居する形をとり[6]、日本初の遮光式ホールとして話題を呼んだ[7]。こけら落とし興行は「報知ダイナミックグローブ」(メインは高山一夫VSオスカー・レイス[6])。1967年にはホール名は後楽園ジムナジアムから現在の後楽園ホールへ改称された他[6]、ビルの名称も「ボウリング会館」から「後楽園ホール」へ改称された。その後ビルはモダンレトロ調の外装となり[6]1973年にはボウリングセンターが後楽園アイスパレス跡地に完成した「黄色いビル」に移転したのに伴い「後楽園ホールビル」へ、1983年に「青いビル」へそれぞれ改称されていたが[6]2014年7月1日に耐震化を含む大規模改修を機に外装を現在の物とし「後楽園ホールビル」へ再度名称変更された[3][6]

2007年から、喫煙室以外では全館禁煙となった[6]

2022年4月には『後楽園ホール60周年還暦祭』を2日間開催。主催は「後楽園ホール 還暦祭 実行委員会」で、鈴木修による大会テーマ曲『SACRED PLACE』が製作された[8]。同月15日に『女子プロレスドリームフェスティバル』[9]。16日に『新日本プロレス+全日本プロレス』が行われた。

後楽園ジムナジアム

前身は、講道館本部の文京区春日移転に伴い閉鎖された旧講道館本部水道橋道場を改装し、1958年6月8日に開場した後楽園ジムナジアム(通称:後楽園ジム)である[4]外堀通り白山通りが交差する場所(現在のMEETS PORT所在地)にあった。

1955年に日活に売却されて閉鎖された「芝スポーツセンター」に代わるボクシング常設会場として作られた。発案者は計画当時の後楽園スタヂアム社長で日本ボクシングコミッション(JBC)コミッショナーでもあった田邊宗英(開場目前の1957年に死去)。

日本テレビ「ダイナミックグローブ」、KRテレビ東洋チャンピオンスカウト」が毎週後楽園ジムナジアムより放送されていた。アマチュアボクシングでも1959年東京国体全日本選手権の会場として使用された。

新装された当時も後楽園ジムナジアムであったが、後に後楽園ジム(現在は閉鎖)というプロボクシングジムがオープンしたため、混乱を避けるべく後楽園ホールに改称された。後楽園ジムナジアムの建物は、後楽園ホールビルにホール機能を移転した後も、後楽園アルバイトセンター(現:東京ドームアルバイトセンター)などに使用されたが後に解体された。

施設

  • 名称:後楽園ホール
  • 所在地:〒112-8575 東京都文京区後楽一丁目3番61号(東京ドームシティ・後楽園ホールビル5F)
  • 面積:ホール575平方メートル、展示会場278.5平方メートル
  • 座席数:1,403席
    • 南固定席:780席
    • 可動席:東109席、西109席、北405席
    • その他2階東西バルコニー部を立見席使用可[7]
  • 最大収容人数:2,005人[5]
  • 駐車場:東京ドームシティ内に約700台収容の有料駐車場

注釈

  1. ^ 一時期、原油価格高騰の影響で、2008年8月から2009年12月まで一脚6300円(税込)に値上げされた。
  2. ^ なお、袴田は2014年3月27日、死刑執行及び拘置の停止、再審開始が決定した
  3. ^ 2011年5月1日〜6月5日の放送分では通常司会者挨拶の時に出される「後楽園ホール」のテロップが消されている。また、番組オフィシャルサイトの放送内容のページにも収録場所が記載されていない。

出典

  1. ^ a b c 営業施設一覧 - 株式会社東京ドーム、2014年3月25日閲覧。
  2. ^ a b c 貸しホールのご案内 - 東京ドームシティHP > 後楽園ホール、2012年7月18日閲覧。
  3. ^ a b c 名称変更のお知らせ『青いビル』から『後楽園ホールビル』へ (PDF) - 株式会社東京ドーム2014年6月24日
  4. ^ a b 後楽園ホールアーカイブス 1952年~1969年 - 東京ドームシティHP、2014年3月25日閲覧。
  5. ^ a b c 東京ドームシティ事業 (PDF, 1.51 MB) - 株式会社東京ドーム、2014年3月25日閲覧。
  6. ^ a b c d e f g ボウリング会館からスタート。格闘技の聖地「後楽園ホール」の知られざる進化の歴史 - テレ東プラス 2020年2月22日
  7. ^ a b c d ボクシング&プロレスの聖地「後楽園ホール」、実はダンスホールだった? - テレ東プラス 2020年2月21日
  8. ^ 後楽園ホール60周年 還暦祭 | 後楽園ホール”. 東京ドームシティ. 2022年4月17日閲覧。
  9. ^ 「新日本vs全日本に人数で負けたのがスゲー悔しい」後楽園ホール60周年還暦祭で女子プロレスオールスター戦が実現も尾崎魔弓が男子プロレスへ対抗心メラメラ!”. バトル・ニュース (2022年4月16日). 2022年4月17日閲覧。
  10. ^ 激動の昭和スポーツ史15 ボクシング p.18(1989年、ベースボール・マガジン社ISBN 978-4583027838
  11. ^ 事務所移転のお知らせ日本ボクシングコミッション 2014年5月15日
  12. ^ “33年前、東京ドームのこけら落としはマイク・タイソンだった?…では東京ドームで最初に投げた“意外な”ピッチャーは?”. Sports Graphic Number Web. (2021年6月22日). https://number.bunshun.jp/articles/-/848521?page=4 2022年4月1日閲覧。 
  13. ^ 『日本プロレス事件史 Vol.8』、P39(2015年、ベースボール・マガジン社)ISBN 9784583622699
  14. ^ AJPW 1972 Giant SeriesPuroresu.com(2015年8月10日閲覧)
  15. ^ NJPW 1973 Summer Big Fight SeriesPuroresu.com(2015年8月10日閲覧)
  16. ^ The 5th IWA World SeriesPuroresu.com(2015年8月10日閲覧)
  17. ^ 『忘れじの国際プロレス』P20 - P21(2014年、ベースボール・マガジン社)ISBN 9784583620800
  18. ^ “33年前、東京ドームのこけら落としはマイク・タイソンだった?…では東京ドームで最初に投げた“意外な”ピッチャーは?”. Sports Graphic Number Web. (2021年6月22日). https://number.bunshun.jp/articles/-/848521?page=5 2022年4月1日閲覧。 
  19. ^ “チェ・ドゥホ、昇侍との死闘制す。横田、桜井、菊野も快勝:6.15 後楽園”. バウトレビュー. (2013年6月15日). http://www.boutreview.com/2/reports/deep/130615deep.html 2015年2月12日閲覧。 
  20. ^ 愛すべきプロレスの原点、後楽園ホール45周年 Number 2007年4月19日
  21. ^ 3.21後楽園ホール大会開催について - 有限会社ネオプラス・アイスリボン事業部プレスリリース 2011年3月15日






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