康暦 康暦の概要

康暦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 07:26 UTC 版)

改元

菅原秀長の『迎陽記』によれば、室町幕府から准三后二条良基を介して、改元の日時や使用する文字に関して様々な介入があったことが記されている[1]。当時、改元は朝廷の権限であったが、室町幕府の同意なくして実現できなかった状況を反映している[2]

出典

唐書』の「承成康之暦業」から。勘申者は式部大輔菅原長嗣。

康暦期におきた出来事

元年(1379年)
2年(1380年)

西暦との対照表

※は小の月を示す。

康暦元年(己未 一月 二月※ 三月※ 四月 閏四月※ 五月※ 六月 七月 八月※ 九月 十月 十一月 十二月※
天授五年
ユリウス暦 1379/1/19 2/18 3/19 4/17 5/17 6/15 7/14 8/13 9/12 10/11 11/10 12/10 1380/1/9
康暦二年(庚申 一月 二月※ 三月※ 四月 五月※ 六月※ 七月 八月※ 九月 十月 十一月 十二月※
天授六年
ユリウス暦 1380/2/7 3/8 4/6 5/5 6/4 7/3 8/1 8/31 9/29 10/29 11/28 12/28
康暦三年(辛酉 一月 二月 三月※ 四月※ 五月 六月※ 七月※ 八月 九月※ 十月 十一月 十二月※
弘和元年
ユリウス暦 1381/1/26 2/25 3/27 4/25 5/24 6/23 7/22 8/20 9/19 10/18 11/17 12/17

関連項目


  1. ^ 『迎陽記』康暦元年3月22日条。なお、『後鑑』同日条にも『迎陽記』からの引用が行われている。
  2. ^ 北爪真佐夫「元号と武家」『札幌学院大学人文学会紀要』第68巻、札幌学院大学人文学会、2000年9月、1-32頁、CRID 1050859370519001728hdl:10742/00003574ISSN 0916-3166 
    《所収》北爪真佐夫『文士と御家人 : 中世国家と幕府の吏僚』青史出版、2002年。ISBN 978-4-921145-13-2国立国会図書館書誌ID:000003067831 


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