川崎市 概要

川崎市

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/11 05:49 UTC 版)

概要

政令指定都市20市の中で面積が最も小さい[1]神奈川県内で横浜市に次ぐ第2の都市であり、非都道府県庁所在地の市では最大かつ唯一人口が100万人を超えている。財政状況が良く、財政力指数は1.02(2022年度)で政令指定都市としては最も財政に余裕がある[2]

多摩川を挟んで東京都と接している。東京へのアクセスが良いため人口は増加傾向にあり、市のほぼ全域で宅地化が進んでいる。市域面積が狭いので人口密度が高い[注釈 1]。古くは東海道中原道大山道津久井道が南北に通り、川崎宿などの宿場を中心にして発展してきた。 川崎大師初詣発祥の地として多くの参拝客が訪れ、参拝客数は日本3位(県内1位)である[3][4]

市南東部の川崎駅京急川崎駅周辺が中心市街地であり、特に川崎駅東口を中心に関東有数の繁華街歓楽街が広がっているほか、西口にはショッピングセンターとして日本2位の売上を誇る巨大商業施設ラゾーナ川崎プラザが位置しており、駅周辺は非常に賑わっている。 東海道線京急線を中心に古くからの市街地が形成されているほか、現在は新百合ヶ丘武蔵小杉などの市の北西部を中心に東京近郊の新興住宅街(ベッドタウン)が広がる。特に多摩川沿いの武蔵小杉駅周辺には東京への通勤者向けのタワーマンションが林立している。また、臨海部は京浜工業地帯の中心的地区であり、製造品出荷額愛知県豊田市に次いで全国2位である[5]。このように川崎市はエリアによって繁華街、工業地帯、超高層マンション街、郊外の新興住宅地と多様な面を併せ持っている。

2015年度の東京都へ通勤・通学する15歳以上就業者・通学者の割合は41.1%であり、いわゆる「神奈川都民(川崎都民)」が非常に多い。神奈川県内であるものの、県庁所在地である横浜市よりも東京との結びつきが非常に強い。2015年の昼夜間人口比率は88.3であり、政令指定都市でありながら東京のベッドタウンとしての側面が強いため、100を大きく下回っている[6]。一方で、古くからの工業地帯であることから富士通東芝などの大企業の本店・本社事務所も位置している。

市民の花は「つつじ」、市民の木は「つばき」、市民にゆかりの深いもの、親しみのあるもの、都市緑化にふさわしいものなどを考えて、多くの候補の中から市民投票で選ばれた(市制50周年を記念して1974年12月1日に制定)。[7]


注釈

  1. ^ 政令指定都市では、12,208人/km2の大阪市に次いで2位。
  2. ^ a b 川崎駅、新川崎駅武蔵小杉駅などからバス利用が便利。
  3. ^ 現在の日本女子大学西生田キャンパス。
  4. ^ 非道府県庁所在地では北九州市に次いで二つ目の政令指定都市。
  5. ^ 当時の川崎市助役へのリクルート社からのリクルートコスモス株譲渡による利益供与が明らかになり、やがて中央政界に影響が波及する。
  6. ^ テナントのイトーヨーカドー新百合ヶ丘店は全国売り上げナンバーワンを記録。
  7. ^ 東急側は「1960年代後半から70年頃に川崎市が鉛を含む焼却灰などを搬入したことが汚染原因」などと、市が汚染の原因者であると主張していた。
  8. ^ 2014年まで実施。
  9. ^ その後2019年9月30日に相模原市の伊勢丹相模原店が閉店したことにより、現在は川崎市のほか相模原市も百貨店のない政令指定都市となっている。
  10. ^ 三菱石油日本石油新日本石油、旧東燃→東燃ゼネラル石油
  11. ^ 矢向事業所・川崎事業所・玉川事業所・小杉事業所
  12. ^ 市域内の路線は主に貨物線として利用され、旅客駅はない。旅客営業は臨時列車のみ。
  13. ^ a b 本来の大井町線側には二子新地駅・高津駅にホームがなく、各駅停車(G各)は両駅を通過する。両駅に停車するのは二子玉川駅 - 溝の口駅間で田園都市線を走行する各駅停車(B各)に限られる。
  14. ^ 現在でも神奈川県道140号川崎町田線の一部が「市電通り」と呼ばれている。
  15. ^ 8月28日から遊園地→大駐車場→サッカー場→スカイロード→遊園地の周回コースで環状軌道となっている。当時世界最長のモノレール・日立アルヴェーグ式で、園内遊具扱ではなく、地方鉄道法の免許を受けた「交通機関」であった。

出典

  1. ^ 熊本市PDF資料(P3参照)
  2. ^ 川崎市:財政状況資料集(令和3年度決算)”. www.city.kawasaki.jp. 2023年7月28日閲覧。
  3. ^ 【初詣】はいつからいつまで?正しい参拝方法や起源を徹底解説”. THE GATE. 2022年10月31日閲覧。
  4. ^ プレスマンユニオン編集部 (2019年12月18日). “初詣 人気&人出 ランキング 全国ベスト20”. ニッポン旅マガジン. 2022年10月30日閲覧。
  5. ^ 全国トップクラスの実力 水島臨海工業地帯”. クラシキ文華. 2023年10月4日閲覧。
  6. ^ 川崎市の”. 川崎市の昼間人口. 2020年9月15日閲覧。
  7. ^ 川崎市プロフィール”. 2023年1月22日閲覧。
  8. ^ 川崎市麻生区:地形”. www.city.kawasaki.jp. 2022年6月28日閲覧。
  9. ^ 川崎市の世帯数・人口、区別人口動態、区別市外移動人口(令和2年9月1日現在)”. 川崎市. 2021年3月26日閲覧。
  10. ^ 外国人国籍地域別統計(オープンデータ)(令和2年度分)”. 川崎市. 2021年5月8日閲覧。
  11. ^ 味の素グループ年表|社史・沿革
  12. ^ 村島鐵男. “川崎市に爆發流行せる赤痢の病原菌竝に、菌検出率に就いて”. 日本感染症学会. 2020年2月9日閲覧。
  13. ^ 「川崎の小売商が結束、デパートを襲撃」『東京朝日新聞』1935年7月23日(昭和ニュース事典編纂委員会 『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p.99 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  14. ^ 「六大府県で味噌、醤油の割当配当」『朝日新聞』1942年1月8日夕刊(昭和ニュース事典編纂委員会『昭和ニュース事典第8巻 昭和17年/昭和20年』本編p.124 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
  15. ^ 日外アソシエーツ編集部編 編『日本災害史事典 1868-2009』日外アソシエーツ、2010年、70頁。ISBN 9784816922749 
  16. ^ 川崎・土壌汚染訴訟で市側に責任なしと東京地裁、東急の訴え棄却/神奈川新聞・カナロコ
  17. ^ “川崎市人口、京都超え”. 日本経済新聞. (2015年4月16日). https://www.nikkei.com/article/DGKKZO85728760V10C15A4L83000/ 2023年9月22日閲覧。 
  18. ^ “川崎市の人口が6位に 政令市で神戸抜き、次は福岡”. 産経新聞. (2019年5月22日). オリジナルの2019年5月22日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20190522152830/https://www.sankei.com/smp/life/news/190522/lif1905220033-s1.html 2019年10月30日閲覧。 
  19. ^ 川崎市:新本庁舎で発生した火災について(第1報)”. www.city.kawasaki.jp. 2023年7月28日閲覧。
  20. ^ 日経クロステック(xTECH) (2022年11月15日). “建設中の川崎市新本庁舎24階で起こった火災、鋼板の切断時に断熱材に引火か”. 日経クロステック(xTECH). 2023年7月28日閲覧。
  21. ^ 川崎市新本庁舎”. skyskysky.net. 2023年7月28日閲覧。
  22. ^ 『日本の歴代市長』第1巻、歴代知事編纂会、1983年。
  23. ^ “武蔵小杉の西武・そごう閉店へ 高級路線では客足伸びず”. 朝日新聞. (2017年5月17日). https://www.asahi.com/articles/ASK5K54RZK5KULOB00Y.html 2018年1月13日閲覧。 
  24. ^ 西武・そごう武蔵小杉SHOP 営業終了のお知らせ”. そごう・西武. 2018年1月13日閲覧。
  25. ^ 下水道事業の概要”. 川崎市. 2019年8月7日閲覧。
  26. ^ 川崎市:羽田連絡道路整備事業について”. 2019年3月27日閲覧。
  27. ^ 大田区vs川崎市 「多摩川スカイブリッジ」開通の裏にあった、知られざる対決の歴史とは Merkmal 2022年7月27日
  28. ^ 武蔵小杉が「デジモンアドベンチャー:」の舞台!?”. 川崎市中原区. 川崎市中原区 (2021年). 2022年8月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月19日閲覧。
  29. ^ 川崎市麻生区:麻生区イメージソング 『かがやいて麻生』”. 川崎市. 2016年3月12日閲覧。






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「川崎市」の関連用語

1
100% |||||

2
100% |||||

3
100% |||||

4
100% |||||

5
100% |||||

6
100% |||||

7
100% |||||

8
100% |||||

9
100% |||||

10
100% |||||

川崎市のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



川崎市のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの川崎市 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS