岡本綺堂
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文庫作品集
- 青蛙堂
- 「影を踏まれた女 岡本綺堂怪談集」 光文社文庫 1988年、新版2006年
- 「白髪鬼 岡本綺堂怪談集」 光文社文庫 1989年、新版2006年
- 「蜘蛛の夢 時代推理傑作集」 光文社文庫 1990年、新版2015年
- 「岡本綺堂集 青蛙堂鬼談」 ちくま文庫〈怪奇探偵小説傑作選1〉 2001年。日下三蔵編
- 小石川の梅沢弁護士邸での探偵談義を書いたシリーズ。雑誌『苦楽』に「青蛙堂鬼談」として連載して好評となり、1926年に単行本化。次いで同年、他の雑誌に書いた怪談を同様のスタイルに書き換えて『近代異妖編』と題して出版。1927-1928年にかけ『探偵夜話』、『古今探偵十話』を出版。現代で言う推理小説というよりは、当時の探偵趣味、ロマンチックでミステリアスな物語が展開される。
- 他の作品集
- 「鎧櫃の血 岡本綺堂巷談集」 光文社文庫 1988年、新版2006年(三浦老人昔話、新集巷談 全18篇)
- 「鷲」 光文社文庫 1990年、新版2006年(ほかは兜・雪女など全10篇)
- 「修禅寺物語 傑作伝奇小説」 光文社文庫 1992年、増補版2021年(修禅寺物語(小説)・玉藻の前ほか)
- 「江戸情話集」 光文社文庫 1993年、新版2010年(鳥辺山心中ほか全5篇)
- 「ちくま日本文学 032 岡本綺堂」筑摩書房[8] 2009年(半七・三浦老人昔話ほか)
- 「岡本綺堂怪談選集」 小学館文庫 2009年(猿の眼・兜ほか全13編)。結城信孝編
- 「三浦老人昔話 岡本綺堂読物集一」 中公文庫 2012年6月
- 「青蛙堂鬼談 岡本綺堂読物集二」 中公文庫 2012年10月
- 「近代異妖篇 岡本綺堂読物集三」 中公文庫 2013年4月
- 「探偵夜話 岡本綺堂読物集四」 中公文庫 2013年10月
- 「今古探偵十話 岡本綺堂読物集五」 中公文庫 2014年6月
- 「女魔術師 傑作情話集」 光文社文庫 2015年11月
- 「狐武者 傑作奇譚集」 光文社文庫 2016年8月
- 「西郷星 傑作奇譚集」 光文社文庫 2017年6月
- 「異妖新篇 岡本綺堂読物集六」 中公文庫 2018年2月
- 「人形の影」光文社文庫 2018年7月。未刊行長編小説
- 「怪物 岡本綺堂読物集七」 中公文庫 2018年10月
- 「玉藻の前・狐武者」 中公文庫 2019年5月
- 随筆集
- 「風俗 江戸東京物語」 河出文庫、2001年、改版2022年10月。今井金吾校註
- 「江戸の思い出」 河出文庫、2002年、改版2023年3月
- 「江戸っ子の身の上」 河出文庫、2003年、改版2023年12月
- 「江戸のことば」 河出文庫、2003年、改題「江戸に欠かせぬ創作ばなし」2024年1月
- 「岡本綺堂随筆集」岩波文庫、2007年 千葉俊二編
- 生前刊行の自選随筆集は『五色筆』、『十番随筆』、『猫やなぎ』、『思ひ出草』
- 編訳書
- ^ 岡本綺堂『綺堂むかし語り』旺文社文庫、1978年、P.249頁。
- ^ a b c d e f 岡本綺堂『中国怪奇小説集』光文社時代小説文庫 解説岡本経一(1938年『月旦』誌)、1994年、340-348頁頁。
- ^ 岡本綺堂『綺堂むかし語り』旺文社文庫、1978年、P.250-52頁。
- ^ 岩井寛『作家の臨終・墓碑事典』(東京堂出版、1997年)67頁
- ^ 2018年9月に病没、享年69。青蛙房も2019年末をもって閉じられた。
- ^ 「半七捕物帳 江戸探偵怪異譚」(新潮社 2019.12)解説ほか
- ^ 「読んで、「半七」!―半七捕物帳傑作選1」(筑摩書房 2009)など
- ^ 旧版は文庫判の単行本「岡本綺堂 ちくま日本文学全集57」筑摩書房 1993年
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