山田耕筰 代表的な作品

山田耕筰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/05 04:13 UTC 版)

代表的な作品

北原白秋と共同して数多くの国民的歌謡、校歌等を創作した。

なお、山田の管弦楽曲・室内楽曲などの作品は未出版のものが多く、しかも自筆譜のほとんどが戦災により焼失してしまったため筆写譜としてしか保存されていないなどの事情があり、出版・演奏の機会がほとんどないものが多い。楽譜の大多数は日本近代音楽館に所蔵されており、日本楽劇協会が管理している。1997年に春秋社から作品全集(既刊12巻)の第1巻として初めて管弦楽曲のスコアが出版されたがパート譜は製作されなかった。近年になって日本楽劇協会監修の下、株式会社クラフトーンにより一部の楽譜の校訂およびレンタル譜の製作が行われている。

2015年平成27年)12月31日著作権の保護期間を満了。

歌曲

  • 野薔薇(作詞:三木露風
  • 唄(作詞:三木露風)
  • 歌曲集「AIYANの歌」(作詞:北原白秋) - 「NOSKAI」「かきつばた」「AIYANの歌」「曼珠沙華」「気まぐれ」の全5曲からなる。
  • からたちの花(作詞:北原白秋)
  • 蟹味噌(作詞:北原白秋)
  • この道(作詞:北原白秋)
  • かやの木山の(作詞:北原白秋)
  • 六騎(作詞:北原白秋)
  • 鐘が鳴ります(作詞:北原白秋)
  • 松島音頭(作詞:北原白秋)
  • 中国地方の子守謡(編曲)
  • ロシア人形の歌(全5曲、作詞:北原白秋)
  • 愛する人に(An die Geliebte、作詞:エドゥアルト・メーリケ
  • 漁師の娘(Das Fischermädchen、作詞:テオドール・フォンターネ
  • 紫(作詞:深尾須磨子

童謡

オペラ

  • あやめ
  • 黒船(初演当初は「夜明け」)
  • 堕ちたる天女
  • 香妃(未完。弟子の團伊玖磨が補筆完成)
  • サムパギィタ(台本のみ)
  • 死の婚礼(台本のみ)

交響曲・交響詩

  • 交響曲ヘ長調『かちどきと平和』 (1912)
  • 交響曲『明治頌歌』(1921)
  • 長唄交響曲第1番『越後獅子』
  • 長唄交響曲第2番『吾妻八景』
  • 長唄交響曲第3番『鶴亀』(1934)
  • 舞踏交響曲『マグダラのマリア』(1916)
  • 交響曲『昭和讃頌』
  • 交響詩『暗い扉』(1913)
  • 交響詩『曼荼羅の華』(1913)
  • 交響詩『神風』(1940)
  • 交響詩『おやさま

その他の管弦楽曲

  • 序曲ニ長調
  • 『君が代』による御大典奉祝前奏曲
  • 『日本組曲』(編曲)
  • ふる里は(交響詩曲『皇軍頌歌』第二曲)
  • 連作『源氏楽帖』
  • 劇音楽『星の世界へ』(木下杢太郎の戯曲による)
  • 劇音楽『わしも知らない』(武者小路実篤の戯曲による)
  • 舞踊詩曲『若きケンタウェルとニンフ』
  • 舞踊詩曲『青い焔』
  • 舞踊詩曲『明暗』
  • 舞踊詩曲『盲鳥』
  • 舞踊詩曲『マリア・マグダレーナ』
  • 舞踊詩曲『日記の一頁』
  • 劇音楽『信仰』
  • 劇音楽『指鬘外道』(柳原白蓮の戯曲による)
  • 『タンジールの死』への音楽
  • 舞踊詩『ねたましき朝の光』
  • 舞踊音楽『野人創造』
  • プリンス・ウェールズへの祝祭前奏曲
  • 『太湖船』ラプソディ
  • 組曲『あやめ』
  • 舞曲『サロメの舞』
  • 詩朗読の付随音楽『千曲川旅情の歌』(島崎藤村による)
  • 詩朗読の付随音楽『地雷爆発』(北原白秋による)
  • 劇音楽『忠義』
  • 童謡組曲『幼き日』
  • 大和楽『砧』
  • 祝典序曲『紀元2600年』
  • 満州国建国十周年慶祝曲
  • 前奏曲『INNO BRITANICA』
  • 劇音楽『ハムレット
  • 壽式三番叟の印象に拠る組曲風の祝典曲
  • 放送会館落成記念祝賀管弦楽『NHK讃歌・わが庭のバラ』

吹奏楽曲

  • 初春の前奏と行進曲
  • 第三艦隊行進曲
  • 連合艦隊行進曲

映画音楽

  • 『黎明』
  • 新しき土
  • 『戦国群盗伝』
  • 『働く手』
  • 『国民の誓』
  • 『牧場物語』
  • 『川中島合戦』

室内楽曲

  • ピアノ五重奏曲『婚姻の響』
  • 弦楽四重奏曲第1番ヘ長調(未完)
  • 弦楽四重奏曲第2番ト長調(単1楽章)
  • 弦楽四重奏曲第3番ハ短調(未完)
  • 弦楽四重奏のためのメヌエット
  • 三重奏曲『まきば 朝昼晩』(フルート、ヴァイオリン、ピアノ)
  • 「この道」を主題とせる変奏曲(フルート、ピアノ)

ピアノ曲

  • 『プチ・ポエム集』(全12曲)
  • 組曲『子供とおったん』
  • 『哀詩-「荒城の月」を主題とする変奏曲』
  • 『源氏楽帖』(全7曲)
  • ピアノのための『からたちの花』
  • 『スクリアビンに捧ぐる曲』 - 『夜の詩曲(POEME NOCTURNE PASSIONE)』、『忘れ難きモスコーの夜』の全2曲からなる。1917年モスクワ滞在時に聴いたスクリャービンのピアノ曲に感銘を受けて作曲された。

合唱曲

  • 『Die Herbstfeier〈秋の宴〉』(作詞:エドゥアルト・メーリケ) - 1912年、ベルリン王立高等音楽学校の卒業制作として作曲。
  • 『梵音響流』(『巴里仏国寺に捧ぐる曲』改題)
  • カンタータ『聖戦讃歌 大陸の黎明』
  • カンタータ『沖縄絶唱譜』
  • カンタータ『天理教教讃頌譜 教祖』
  • 秋の歌 - 昭和23年度全国児童唱歌コンクール(現 NHK全国学校音楽コンクール)課題曲

軍歌・戦時歌謡

  • 杭州小唄
  • 英霊讃歌
  • 燃ゆる大空
  • のぼる朝日に照る月に
  • 翼の凱歌
  • 壮烈特別攻撃隊
  • 陸軍落下傘部隊の歌
  • 米英撃滅の歌
  • アッツ島決戦勇士顕彰国民歌
  • サイパン殉国の歌
  • 曙に立つ
  • 小国民決意の歌
  • なんだ空襲
    • 森脇佐喜子は自著で、山田耕筰が107の戦争協力の曲を作ったと批判している[12]

国民歌

  • 明けゆく空(青年の歌)
  • 空は青雲~全国青年団民謡~
  • 全女性進出行進曲
  • 霊峰富士
  • 健康歌

大学校歌等

明治大学で歌唱指導を行う山田耕筰(1930年) [13]

高校校歌等

中高一貫校など複数の学校機関で校歌が共通しているものは「#その他一貫校などの学校歌」に記載

中学校校歌

中高一貫校など複数の学校機関で校歌が共通しているものは「#その他一貫校などの学校歌」に記載

小学校校歌

その他一貫校などの学校歌

自治体歌

  • 山形県米沢市民歌(1959年/作詞:田中道一)- 市制70周年記念として「唇に歌を」のタイトルで一般公募によりつくられた[27]
  • 福島県福島市歌(1936年/作詞:北原白秋)
  • 茨城県水戸市歌(1935年制定の旧市歌/作詞:北原白秋)
  • 東京市歌(1926年/作詞:高田耕甫
  • 東京市童謡(作詞:吉田栄次郎)
  • 東京都千代田区歌(1957年/作詞:佐藤春夫
  • 東京都港区歌(作詞:柳田仲之助)
  • 東京府松江町歌「わかき松江」(1929年/作詞:北原白秋)
  • 東京都八王子市歌(1936年/作詞:北原白秋)
  • 神奈川県横須賀市歌(1937年制定の旧市歌/作詞:北原白秋)
  • 長野県須坂市民歌(1957年/作詞:南沢次勇、補訂:大木惇夫)[28]
  • 長野県米沢村歌(1936年/作詞:北原白秋)
  • 静岡県吉原市歌 (1957年3月/作詞:山宮充)
  • 愛知県岡崎市歌(1937年/作詞:北原白秋)
  • 兵庫県西宮市歌(1946年/作詞:北村正元)
  • 兵庫県網干町歌(1928年/作詞:北原白秋)[29]
  • 和歌山県民歌(1948年/作詞:西川好次郎
  • 和歌山県和歌山市歌(作詞:佐藤春夫)
  • 山口県下関市歌(作詞:石川千史、補訂:北原白秋)
  • 鹿児島県民の歌(1948年/作詞:坂口利雄)
  • 鹿児島県川内市民歌(作詞:芳賀武)

社歌等

スポーツ関連

  • 国際オリムピック派遣選手応援歌“走れ大地を”(1932年/作詞:齋藤龍) - 歌唱:中野忠晴
  • 全国中等学校優勝野球大会行進歌(1935年/作詞:富田砕花)、全国高校野球選手権「大会行進曲」

編曲


  1. ^ サンデー毎日、1979年9月2日号88頁
  2. ^ 山田耕筰(関西学院事典)
  3. ^ 『若き日の狂詩曲』から「関西学院」の記述より。直筆原稿では86枚目。
  4. ^ 『官報』第7427号、明治41年4月2日、p.45
  5. ^ 2012年5月、地元の文化市民活動団体『「山田耕筰」と「赤とんぼ」を愛する会』[1]や市内有志、企業などによる市民団体『童謡「赤とんぼ」の碑を建てる茅ケ崎市民の会』の運動により、茅ヶ崎市中央公園内に高さ約2.3mのオルガン型の記念碑が建立されている(2012年3月20日除幕式催行)。茅ヶ崎市は毎日夕方に行っている防災行政用無線の試験を兼ねたチャイム放送を、市民の意見を参考に、2007年10月1日から「赤トンボ」のメロディに変更した(『広報ちがさき』2007年9月15日号3面)。
  6. ^ 森脇佐喜子 1994.
  7. ^ 「からたち」の由来(西多摩霊園公式サイト内)
  8. ^ 映画「ここに泉あり」では片手で指揮をする姿が確認できる。
  9. ^ 3.「カルピス」の命名”. 企業情報. カルピス. 2012年4月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月5日閲覧。
  10. ^ 佐々木烈『日本自動車史 写真・史料集』三樹書房、2012年、484頁。ISBN 978-4-89522-591-5
  11. ^ 朝ドラ「エール」に初登場 志村けんと山田耕筰の“意外な共通点””. 週刊文春 (2020年4月30日). 2020年4月30日閲覧。 原出典:文藝春秋 2000年1月号「山田耕筰 現在ならセクハラで社会から葬られています」、高木東六著書『愛の夜想曲』
  12. ^ 森脇佐喜子 1994, pp. 24-26.
  13. ^ 飯澤文夫 『飯澤文夫 書誌選集Ⅱ』 金沢文圃閣、2016年、51頁
  14. ^ 中村雄二郎. “明大校歌誕生の周辺”. 明治大学. 2013年12月28日閲覧。
  15. ^ 明大校歌楽譜”. 明治大学. 2013年12月28日閲覧。
  16. ^ 一橋大学HQ編集部「ホームカミングデーが掘り起こした 校歌『武蔵野深き』の誕生秘話 (PDF) 」 『HQ』第13号、一橋大学HQ編集部、2006年10月、 12-15頁、2013年12月28日閲覧。
  17. ^ 山田耕筰本人の歌唱による音源が存在する。関西大学年史編纂室トップページにリンクあり。
  18. ^ 関西学院大学 (2007年11月13日). “校歌「空の翼」”. 2013年12月28日閲覧。
  19. ^ 新校歌発表——待望幾年、今ぞ我等の校歌生る! 『関西学院新聞』第92号 (PDF)”. 関西学院新聞部. p. 1 (1933年9月20日). 2019年11月17日閲覧。 - 1933年9月18日に開かれた新校歌「空の翼」発表会の模様を報じている。山田のスピーチも掲載。
  20. ^ 今田寛 (2005年2月1日). “校歌を通して知る関西学院・その建学の精神”. 関西学院中学部第一回生同窓会. 2013年12月28日閲覧。
  21. ^ 山田耕筰本人の歌唱によるSPレコードが製作されている。ピアノ伴奏は上田仁。1936年録音(コロムビア, 商品番号:A298_1201151)。CD復刻版は「山田耕筰の遺産(13) 歌のうたい方と音楽観賞」(コロムビア, 商品番号:COCA-13183)に収録。
  22. ^ 同校ホームページ公開の学校要覧(平成29年度学校要覧”. 2018年3月24日閲覧。)による。同ホームページ公開の楽譜(深川中学校校歌楽譜 (PDF)”. 2018年3月24日閲覧。)では「田中俊介」表記。
  23. ^ 年表4:大正元年~大正14年」『釧路市・阿寒町・音別町合併1周年記念 釧路市統合年表』(PDF)釧路市地域史研究会・釧路市地域史料室、釧路市、2010年3月25日(原著2006年10月11日)、Web第4版。2013年12月28日閲覧。 - 「大正5年(1916)」のページに、釧路第四尋常小学校の校歌が後に旭小学校に改称となってからも歌詞を変更して歌い継がれた旨の記載がある。
  24. ^ 業平小学校校歌”. 墨田区立業平小学校 (2013年7月24日). 2013年12月28日閲覧。 - 1982年に原譜が見つかるまで、校歌資料がなかった昭和30年代に関係者の記憶から作譜し歌われるようになった経緯も紹介。
  25. ^ 和木康光『教育にイノベーションを—安城学園100年の歴史と展望—』(PDF)、2012年、246-247頁。2013年12月28日閲覧。
  26. ^ 大谷エッセイ「高2定例仏教講話『自利利他円満』真城義麿校長」 (PDF)”. 大谷高校. p. 8 (2010年9月22日). 2013年12月28日閲覧。
  27. ^ “髙橋義和議員による一般質問「1 市民歌について」” (PDF). 米沢市議会2011年12月定例会. 米沢市議会. (2011-12-09). p. 149. http://www.city.yonezawa.yamagata.jp/secure/5826/13takahasi-yosikazu.pdf 2013年12月28日閲覧。 
  28. ^ 須坂市制施行50周年記念サイト「いま須坂」歴史文化編 資料「須坂の歌・唄」 (PDF)”. 「いま、須坂」実行委員会. pp. 5-6 (2004年). 2013年12月28日閲覧。 - 制作経過と山田のコメントを収載。
  29. ^ 神谷千晶 (2008年9月27日). “白秋と耕筰の「旧網干町歌」原本、20年ぶりに発見”. 神戸新聞. オリジナルの2008年9月30日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080930235332/http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0001485861.shtml 2013年12月28日閲覧。 
  30. ^ 日本国有鉄道 鉄道辞典編集委員会、岡部蔵造(「鉄道精神の歌」の項の解説執筆者)ほか『鉄道辞典(デジタル復刻)』下、日本国有鉄道、公益財団法人交通協力会(原著1958年)、1217-1218頁。2013年12月28日閲覧。
  31. ^ 木村毅、植村清二・中西敬二郎(第20章の執筆者)・西田長壽「第20章 士気昂揚」『丸善百年史—日本の近代化のあゆみと共に』(PDF)下、丸善、1980年、1041-1044頁。2013年12月28日閲覧。
  32. ^ 「嬰ト短調(1964年度から1972年度まで)」・「イ短調(1973年度から1982年度まで)」・「変ロ短調(1983年度から1992年度まで)」とピッチを半音づつ上げて使用していたが、1993年度にアニメーションを残しBGMとしては廃止された。
  33. ^ “志村けんの出演カット公開、連続テレビ小説「エール」で西洋音楽の作曲家”. お笑いナタリー. ナターシャ. (2020年4月24日). https://natalie.mu/owarai/news/376770 2020年4月25日閲覧。 


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