山崎努 来歴

山崎努

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/12 01:09 UTC 版)

来歴

千葉県東葛飾郡松戸町(現:松戸市)出身。東京都立上野高等学校卒業。

俳優座養成所を経て、1959年文学座に入団[1]

1960年岡本喜八監督作品の『大学の山賊たち』で映画デビュー[2]

1963年劇団雲結成に参加し、1975年の劇団雲分裂を機にフリーになる[3]

1963年黒澤明監督作品の『天国と地獄』で誘拐犯・竹内銀次郎役を演じ、一躍注目を浴びる。この年、前年のNHKドラマ『アラスカ物語[4] での共演がきっかけで交際していた元・宝塚歌劇団星組の黛ひかる[5][6] と結婚。結婚の際、仲人を務めたのは交際のきっかけとなった『アラスカ物語』の脚本を担当した石原慎太郎だった[7]

1965年、『赤ひげ』で佐八役を演じて以降、活躍の場をテレビなどにも広げるが、しばらくの間は、映画ではこれというインパクトを残せなかった[8]。この間、黒澤明が監督を務めることになり、撮影も開始された映画『トラ・トラ・トラ!』では源田實海軍中佐という重要な役を演じることとなっていたが[9]、黒澤が監督を降板したため、山崎も出演を辞退した。

1973年、『必殺仕置人』の念仏の鉄に起用される。本役は中村主水(演:藤田まこと)・棺桶の錠(演:沖雅也)と並び、シリーズ屈指の人気キャラクターとなり、続編である『新・必殺仕置人』にも出演した。「同じ役は二度と演じたくない」というポリシーをもっていたが[10]「スタッフが必死に説得しての再登板となった[要出典])。

1975年、劇団雲を退団し、山崎にとっては初の東映映画出演かつヤクザ映画初出演となる、『新仁義なき戦い 組長の首』に出演(最初は出演を固辞していたが、監督の深作欣二の熱心な誘いで出演を承諾した[11]。)

1977年、『八つ墓村』では、青白く無表情で頭にL字型ライトを二本付けて、日本刀と猟銃を手に次々と村人を殺害していく殺人鬼・多治見要蔵役を演じ、強烈な印象を残し、作品も大ヒットとなった。

1980年黒澤明監督の『影武者』で武田信玄の弟であり、信玄の影武者でもある武田信廉を演じ、キネマ旬報報知映画賞助演男優賞を受賞<した[12]

1984年の『お葬式』以降、伊丹十三監督作品には連続起用された。

2000年紫綬褒章受章。同年に緒形拳も受章している。

行定勲監督作品にも2001年の『GO』、2004年の『世界の中心で、愛をさけぶ』と連続起用され、鍵を握る役どころを演じた。

2004年NHKスペシャル(4月〜11月)、『地球大進化〜46億年・人類への旅』ではナビゲーターを務めた。

2007年、秋の叙勲で旭日小綬章を受章[13]

2012年沖縄県沖縄美ら海水族館のPR活動を担う初の名誉館長に、同館前館長・内田詮三とともに任命される。美ら海水族館での実話を元に制作された2007年公開の映画『ドルフィンブルー フジ、もういちど宙へ』で水族館長を演じた事が縁となっている[14]

2019年、『長いお別れ』で認知症に蝕まれる父・東昇平役を演じた。




  1. ^ 日本映画人名事典 P.823 1996年度版
  2. ^ 日本映画人名事典 P.823 1996年度版
  3. ^ 日本映画人名事典 P.823 1996年度版
  4. ^ アラスカ物語 - ドラマ詳細データ”. テレビドラマデータベース. 2014年7月10日閲覧。
  5. ^ <HOPE>「昭和36年11月」”. ☆昭和の名盤! アナログ日記☆ (2012年1月27日). 2014年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月10日閲覧。
  6. ^ 在籍中は千波静(松岡修造の母)とコンビを組んだことがある。
  7. ^ “【山崎努】仲人は石原慎太郎氏!元宝塚の妻働かせゴロゴロ”. zakzak. (2012年6月7日). オリジナルの2012年11月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20121117205958/http://www.zakzak.co.jp/people/news/20120607/peo1206070733000-n1.htm 2014年7月10日閲覧。 
  8. ^ 日本映画人名事典 P.823 1996年度版
  9. ^ トラトラトラ』全配給決定 全出演者が軍服で記者会見”. 週刊映画ニュース (全国映画館新聞社): p. 1. (1968年11月30日)
  10. ^ 時代劇マガジン 2005 vol12 111ページ インタビュー
  11. ^ サンケイスポーツ 1975年10月24日 p. 15
  12. ^ 日本映画人名事典 P.823 1996年度版
  13. ^ “秋の叙勲 三遊亭円楽さんに旭日小綬章”. 日テレNEWS24. (2007年11月3日). オリジナルの2014年7月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140710122953/http://www.news24.jp/articles/2007/11/03/0496537.html 2014年7月10日閲覧。 
  14. ^ “山崎努 沖縄美ら海水族館名誉館長に「初めて名刺というものを持つ」”. Sponichi Annex. (2012年1月23日). オリジナルの2012年1月26日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120126190720/http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2012/01/23/kiji/K20120123002491530.html 2014年7月10日閲覧。 
  15. ^ 時代劇マガジン 2005 vol12 111ページ インタビュー
  16. ^ 山崎努が振り返る“あの役”「僕の演じた役の中で、代表作なんじゃないかな」-excite news 2018年5月22日
  17. ^ 春日太一 すべての道は役者に通ず 火野正平インタビュー p.265
  18. ^ 山崎努が振り返る“あの役”「僕の演じた役の中で、代表作なんじゃないかな」-excite news 2018年5月22日
  19. ^ 時代劇マガジン 2005 vol12 112-113ページ インタビュー
  20. ^ 時代劇マガジン 2005 vol12 112ページ
  21. ^ 山崎努 俳優のノート 87ページ
  22. ^ 山崎努 俳優のノート 75ページ
  23. ^ 公演情報 / ライブラリ / ピサロ”. PARCO STAGE. 2014年7月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月22日閲覧。
  24. ^ “渡辺謙、“師匠”山崎努から「初めてほめられた」と大テレ”. 映画.com. (2012年1月8日). オリジナルの2012年1月10日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20120110085539/http://eiga.com/news/20120108/7/ 2014年7月22日閲覧。 
  25. ^ 「山崎努さん主演の救助劇 火事で逃げ遅れた夫婦を猛煙の中から/東京・世田谷」『読売新聞』1992年11月13日朝刊
  26. ^ 愛媛発地域ドラマ制作開始!題材はあの名作“くたばれ”坊っちゃん”. NHK ONLINE (2016年3月7日). 2016年3月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月8日閲覧。
  27. ^ 佐藤浩市の洗礼を受けた新人俳優出演 『Aではない君と』キャスト追加発表”. ORICON NEWS (2018年8月24日). 2018年8月24日閲覧。
  28. ^ 反町隆史が元受刑者に。「13階段」会見”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  29. ^ 片山恭一のミリオンセラーを映画化。「世界の中心で、愛をさけぶ」”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  30. ^ 山ピーは大物俳優の隠し子!?「クロサギ」完成披露会見&舞台挨拶”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  31. ^ 本木雅弘&広末主演「おくりびと」がモントリオール映画祭グランプリを受賞!”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  32. ^ 役所広司&小栗旬、映画「キツツキと雨」で“決意”の初共演”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  33. ^ 三池監督作「藁の楯」に岸谷五朗、伊武雅刀、永山絢斗、山崎努”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  34. ^ 阿部サダヲ&菅野美穂、不屈の東北魂描く「奇跡のリンゴ」で夫婦に”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  35. ^ 前田敦子がツンデレ招き猫!?「神さまの言うとおり」に豪華アフレコ声優陣”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  36. ^ 日本のいちばん長い日”. 日曜洋画劇場. 2016年8月27日閲覧。
  37. ^ 大泉洋主演「駆込み女と駆出し男」に樹木希林、堤真一、内山理名、山崎努ら演技派ずらり”. 映画.com. 2016年9月11日閲覧。
  38. ^ 安田顕主演作『俳優 亀岡拓次』に麻生久美子、新井浩文らが出演”. ORICON STYLE (2015年9月28日). 2015年9月28日閲覧。
  39. ^ 竹内結子、初の時代劇映画!阿部サダヲ、瑛太らのちょんまげ姿も公開”. シネマトゥデイ. 2016年9月11日閲覧。
  40. ^ 映画「モリのいる場所」公式ページ”. 2017年12月11日閲覧。






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