山内一豊
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系譜
- 父:山内盛豊(1510-1557/59?)
- 母:法秀尼(?-1586) - 梶原氏?
- 正室:見性院(1557-1617) - 千代またはまつ、若宮友興の娘、または遠藤盛数の娘とも
- 長女:与祢(1580-1586)
- 養子:
家臣
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史料
- 『第一代 一豊公紀』山内神社宝物資料館〈山内家史料〉、1980年6月。NDLJP:12262465/79。(要登録)
- 『一豊公御武功附御伝記』
参考文献
- 渡部淳『検証・山内一豊伝説 -「内助の功」と「大出世」の虚実-』講談社〈講談社現代新書〉、2005年。ISBN 9784061498129。
- 小和田哲男 編『山内一豊のすべて』新人物往来社、2005年。ISBN 9784404032690。
- 田端泰子『山内一豊と千代―戦国武士の家族像―』岩波書店〈岩波新書〉、2005年。ISBN 9784004309741。
- 桑田忠親『太閤家臣団』新人物往来社、1971年、108-110頁。ASIN B000J9GTRU
- 山本大『山内一豊』新人物往来社、2005年。ISBN 9784404032744。
- 宮本義己「天下人から見た山内一豊」(『別冊歴史読本』30巻20号、2005年)
関連作品
- 小説
- 司馬遼太郎『功名が辻』文藝春秋社、上下巻組。1965年6月/7月刊。妻の千代が主役の作品で、史実と異なり良妻に助けられる愚夫として描かれていると、一豊の子孫山内豊秋に批判されている[12]。
- 永井路子『一豊の妻』文春文庫、1972年。千代の悪妻振りに一豊が辟易するという『功名が辻』と全く逆のストーリー。
- 橋田壽賀子『旦那さま大事 山内一豊の妻』ラインブックス、1995年。同名ドラマのノベライズ。
- 鯨統一郎『山内一豊の妻の推理帖』光文社文庫、2012年。妻千枝を安楽椅子探偵役とした推理短編集。
- 映画
- テレビドラマ
- このドラマでは司馬遼太郎原作の5つの小説の主人公が活躍しており、『功名が辻』の主人公である千代の朗らかな魅力が人気を博した。
- 徳川家康(1983年、NHK大河ドラマ、演:小野泰次郎)
- 旦那さま大事(1986年、TBS 一豊:西田敏行、千代:佐久間良子)
- 司馬遼太郎の功名が辻(1997年、テレビ朝日・東映 一豊:宅麻伸、千代:檀ふみ)
- 功名が辻(2006年、NHK大河ドラマ 一豊:上川隆也/少年期:途中慎吾、千代:仲間由紀恵/少女期:永井杏)
- 演劇
- 功名が辻(1966年、一豊:市村竹之丞、千代:鳳八千代)
- 花小袖(1975年、一豊:御木本伸介、千代:木暮実千代)
- 花小袖(1976年、一豊:渡辺文雄、千代:木暮実千代)
- 千代の小袖(1981年、一豊:江原真二郎、千代:十朱幸代)
- 一豊の妻(1988年、一豊:坂上二郎、千代:園佳也子)
- 功名が辻 山内一豊の妻(2000年、一豊:渡辺徹、千代:富司純子)
注釈
- ^ a b 山本 2005, p. 34.
- ^ 山本 2005, p. 288.
- ^ a b 桑田 1971, p.108
- ^ 山本 2005, p. 56.
- ^ a b 宮本義己「天下人から見た山内一豊」(『別冊歴史読本』30巻20号、2005年)
- ^ 山本 2005, p. 239.
- ^ 山本 2005, p. 240.
- ^ 村川浩平「羽柴氏下賜と豊臣姓下賜」『駒沢史学』49号、1996年。
- ^ 山本 2005, p. 197.
- ^ 山本 2005, p. 198.
- ^ 山本 2005, pp. 290–291.
- ^ 小和田哲男; 榛村純一 編『山内一豊と千代夫人にみる戦国武将夫妻のパートナーシップ』清文社、2000年5月10日。ISBN 978-4433272500。
- ^ 「千代」または「まつ」、若宮友興の娘、または遠藤盛数の娘とも。
- ^ 法秀院とする説もある。尾張の土豪・梶原氏の娘か。
- ^ 「千代」または「おまつ(まつ)」の名で有名だが、実名かどうかは定かでない。若宮友興の娘とも遠藤盛数の娘ともいわれる。
- ^ 2006年(平成18年)の大河ドラマ『功名が辻』では、「かつとよ」「かずとよ」いずれの読みとするか製作サイドでも最後まで問題となったが、山内家より「親しまれている名前で呼んでやってください」とのメッセージもあり、ドラマでは「やまうちかずとよ」と読むことになった。
- ^ 1919年(大正8年)、岩倉の神明生田神社の遷座式で棟札が発見され、それが一豊がその地で誕生した有力な資料となり、山内家が史家沼田頼輔に調査を行わせた結果、同神社のある地を一豊誕生の地と認めて碑を建てた(神明生田神社の岩倉市教育委員会による説明板による)。
- ^ 黒田城跡の一宮市立黒田小学校にも、生誕の石碑がある
- ^ この時期の一豊に関する史料がなく、仕官した時期の確定は難しい。
- ^ 『一豊公御武功附御伝記』によるものだが、勘右衛門の死は元亀元年という説も。
- ^ 例、本山氏・谷氏・吉田氏・武市氏・宮地氏・森氏など。
- ^ 野中玄蕃・市川大炊・柏原長宅(半右衛門)・乾宣光(七郎左衛門)・乾和三(猪助)
- ^ 築城奉行は、関ヶ原の戦いの後に浪人となった百々綱家を7000石で招聘して任じ、慶長8年(1603年)に完成した。
- ^ 遺骨があるのは日輪山真如寺の墓所、妙心寺大通院には位牌のみ。
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