小宮山重四郎 小宮山重四郎の概要

小宮山重四郎

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 13:12 UTC 版)

小宮山 重四郎
こみやま じゅうしろう
生年月日 1927年9月15日
出生地 山梨県甲府市
没年月日 (1994-11-21) 1994年11月21日(67歳没)
出身校 中央大学予科
日本大学法文学部
早稲田大学政治経済学部
アルフレッド大学(en
所属政党 自由民主党
配偶者 小宮山乃理子
子女 長女・小宮山泰子(衆議院議員)
親族 父・小宮山常吉(参議院議員)
長兄・小宮山英蔵(元平和相互銀行会長)
次兄・小宮山精一(元平和相互銀行社長)

第37代 郵政大臣
内閣 福田赳夫内閣
在任期間 1976年12月24日 - 1977年11月28日

選挙区 旧埼玉2区
当選回数 11回
在任期間 1963年 - 1994年11月21日
テンプレートを表示

衆議院議員(11期)、郵政大臣を歴任。

来歴・人物

山梨県甲府市出身。後に参議院議員となった小宮山常吉の四男。長兄・英蔵は平和相互銀行の創設者。東京府立葛飾中学校を経て、中央大学予科日本大学法文学部を卒業。1948年早稲田大学政治経済学部経済学科に入学。1951年に同大学を卒業しアメリカニューヨーク州のアルフレッド大学に官費留学、経営学を学ぶ。アルフレッド大学卒業後、1955年読売新聞社に入社し、大阪支局経済部に配属される。その後、読売新聞の英字新聞記者となる。

1958年佐藤栄作の秘書となり政界入り。1959年、佐藤夫妻の媒酌で女優桂典子と結婚。1960年第29回衆議院議員総選挙に自民党公認で埼玉2区(当時)から立候補し次点で落選するも、1963年第30回衆議院議員総選挙に再び立候補しトップで初当選(当選同期に小渕恵三橋本龍太郎伊東正義田中六助渡辺美智雄佐藤孝行藤尾正行中川一郎三原朝雄鯨岡兵輔奥野誠亮など)。以後、11回連続当選。佐藤直系として、通産政務次官総理府総務副長官を歴任するが、1972年のポスト佐藤を巡る角福戦争では田中角栄を支持。1976年福田赳夫内閣郵政大臣として初入閣。田中派内では田村元側近として、「田村グループ」を形成。田村の意向に従い、二階堂進寄りから1987年には竹下派に参加した。東京佐川急便事件の竹下派分裂時には小渕派に所属した。

選挙区のライバルは選挙に強い山口敏夫で、お互いに敵意を剥き出しにして争っていた。最後の選挙となった1993年の総選挙時は既に体調不良状態であったが、新生党推薦の山口や日本新党の新人・五十嵐文彦、もう一人の自民党公認候補となった浜田マキ子らと選挙戦を展開。最下位で当選した。

中央大学・早稲田大学・日本大学講師、IPU(列国議会同盟)最高幹事、平沢貞通救援国会議員連盟会長などもつとめた。

1994年11月21日死去。享年67。

政治的には全く異なる立場にあったが、同じ選挙区選出の後輩議員だった、日本共産党衆議院議員・矢島恒夫とよく意見交換をしていた。亡くなる数日前にも議員会館内で懇談、矢島は生前小宮山が最後に会話した議員となった。

墓所は川越市蓮馨寺

家族

  • 乃理子 妻(旧姓戸田。実姉は女優の新珠三千代)。元宝塚歌劇団(宝塚歌劇団39期生)では椿千代。退団後は女優・桂典子として活動。重四郎との結婚を機に芸能界を引退した。
  • 剛平 長男。
  • 徹 次男。長男の辞退を受け、小宮山後援会は徹を重四郎の後継者とした。1996年第41回衆議院議員総選挙埼玉県第7区から自民党公認で出馬したが新進党公認の中野清に敗れ落選。その後も自民支部長に留まり、1999年4月には妹の泰子の県議再選に貢献するが、2000年、現職中野の自民復党が認められ、徹は支部長を解任された。小宮山後援会はこれに反発し、同年6月の第42回衆議院議員総選挙に徹に代わって、妹・泰子を無所属で擁立したが落選した。以後政治活動はなく、宝くじ販売会社「ニューロッタリーサービス」の経営などを行っていたが、2010年5月24日、宝くじ販売事業への出資などの名目で知人らから金をだまし取ったとして、詐欺の容疑で逮捕された。2013年3月15日、東京地方裁判所は徹に対し「政治家一族であることの社会的信用を悪用した犯行」「被害が多額で刑事責任は重大」として懲役7年の実刑判決を言い渡した。
  • 泰子 長女。1995年4月、自民党から埼玉県議会議員に初当選、1999年4月再選。2000年6月、県議を2期目途中で辞職し第42回衆議院議員総選挙に埼玉県第7区から無所属で立候補し落選。同年自民党を離党し、自由党に入党。2001年7月、第19回参議院議員通常選挙埼玉県選挙区から自由党公認で立候補するも落選。2003年第43回衆議院議員総選挙に埼玉県第7区から民主党公認で立候補し初当選。兄・徹に代わって父の後継者となった。



「小宮山重四郎」の続きの解説一覧




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小宮山重四郎」の関連用語

小宮山重四郎のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小宮山重四郎のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小宮山重四郎 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS