小学館の学年別学習雑誌 各誌の連携

小学館の学年別学習雑誌

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/23 11:49 UTC 版)

各誌の連携

年度替りごとに読者を引き継いでいく格好になるため、例えば漫画の新連載が年度始めよりも前倒しに前学年の1 - 3月号からスタートする等の連携は見られる。ただし、そういった事以外での連携はかなり少ない。

また、複数誌に渡って同じキャラクター・原作の漫画が載る事があるが必ずしも横並びではない。例えば、1994年から1995年度に『ウェディングピーチ』が連載されたが『小学一年生』・『小学三年生』・『小学四年生』のみで、『小学二年生』では連載されなかった。また2004年度にはこれと逆に、テレビアニメの企画を元に『みらくる・ドリーム ミンキーモモ』が『小学二年生』のみで連載されていた。そして2007年現在では同様に、『名探偵コナン』の扱いが各誌ごとで大きく異なっている。

他にも、各誌ごとの方針の違いも目立つ。例えば2000年代の『小学五年生』では『ないしょのつぼみ』などの少女向け漫画、企画が非常に充実していたが、同時期の『小学六年生』は『小学五年生』と比較するとかなり減少していた。こういったところで、学年が上がる際の読者の取りこぼしも少なからず存在しているとの懸念もある。

小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会

小学館と日本将棋連盟のタイアップによって開催された小学生を対象とする将棋大会であり、2003年から毎年1月に一ツ橋の小学館社屋で実施されている。総合優勝決定トーナメント上位2名(小学校6年の児童は除外)は小学生将棋名人戦 東日本大会の出場権が与えられる。大会委員長は森内俊之

この大会の開催に合わせて、「小学五年生」(駒魂伝!のみ、六年生でも別エピソードで同時並行)で将棋を題材とする漫画が森内俊之の監修付きで連載が行われた。大会開催時にはその当時掲載されていた作品の主人公達のイラストのカットがポスターなどに起用された。第7回以降のポスターイラストは後継誌の「GAKUMANplus」で連載作品を持つ村川和宏が再び担当している。

  • マサルの一手!(作:村川和宏) - 2002年11月号-2006年2月号
  • うちゅうの王(作:ささけん) - 2007年4月号-2008年3月号
  • 風の棋士ショウ(作:武村勇治) - 2008年4月号-2009年3月号
  • 駒魂伝!(こまだまでん- 作:矢沢柴) - 五年生 2009年4月号-最終号(2010年3月号)、六年生 2009年4月号-最終号(2010年1・2月合併号)

第7回については、2009年秋の小五・小六の休刊決定に伴い、急遽繰り上がる形で2009年12月に実施され、小五・小六それぞれの最終号で大会結果の掲載が行われた。

第8回は「小学四年生」誌面と学習雑誌のホームページ「ネットくんプラス」の告知後、2011年1月16日に、第9回は同様の告知をした上で2012年1月29日にそれぞれ開催されたが、2013年の開催を見送り、それ以降の開催も未定とされたことが「ネットくんプラス」で発表されている[21]

発行部数

各誌ごとの最大発行部数は以下の通り。

雑誌名 部数 年代・号 備考 出典
小学一年生 128万部 1973年1月号 [22]
小学一年生
(年度ごとの月平均)
116万部 1974年 実売部数96万5000部 [23][24]
小学二年生 111万部 1973年1月号 [25]
小学三年生 102万部 1973年4月号 [26]
小学四年生 82万部 1973年4月号 [26]
小学五年生 63万5000部 1973年4月号 [27]
小学六年生 46万部 1973年4月号 [27]

日本雑誌協会のデータによる各誌ごとの月平均発行部数推移は以下の通り。なお、この場合の「年度」とは、前年の10月からその年の9月までの期間である。

雑誌名 2004年度 2005年度 2006年度 2007年度 2008年度 2009年度 2010年度 2011年度 2012年度 2013年度
学習幼稚園 9.5万部 9.5万部 9.6万部 10.1万部 10.3万部 10.0万部 8.3万部 6.0万部 5.5万部 4.7万部
小学一年生 27.6万部 29.2万部 31.8万部 29.9万部 25.5万部 23.6万部 18.2万部 16.7万部 17.0万部 14.2万部
小学二年生 17.4万部 20.5万部 23.0万部 20.9万部 16.7万部 12.4万部 10.4万部 7.7万部 7.5万部 6.6万部
小学三年生 11.1万部 12.7万部 15.1万部 15.8万部 12.1万部 8.4万部 6.5万部 5.0万部 (休刊)
小学四年生 7.5万部 8.0万部 9.5万部 10.4万部 9.1万部 6.5万部 4.7万部 2.9万部 (休刊)
小学五年生 5.8万部 5.8万部 6.2万部 6.7万部 6.2万部 非公表 (休刊)
小学六年生 5.3万部 5.2万部 5.2万部 4.7万部 5.0万部 非公表 (休刊)

2007年度は『学習幼稚園』・『小学三年生』・『小学四年生』・『小学五年生』で昨年度より増加に転じた。

2008年度は『学習幼稚園』以外の全ての雑誌で2007年度より減少に転じ、『小学三年生』・『小学四年生』は2006年度よりも下回った。

2009年度は全ての雑誌で下回った。特に『小学三年生』・『小学四年生』の減少具合が著しい。なお、『小学五年生』・『小学六年生』については公表されていない。

2010年度は価格が大幅に値上げされ、全ての雑誌で下落した。特に『小学二年生』から『小学四年生』までは2007年度の半分程度にまで下がっている。

2011年度は『小学二年生』が大幅に減少した。

2012年度は各誌とも微減傾向にある。




  1. ^ べんきょうを、あそぼう。2010年「小学館の学習雑誌」マニフェスト
  2. ^ 小学二年生 増刊号|小学8年生、小学館ファミリーネット。(2016/8/6閲覧)
  3. ^ 廃刊した「小学2年生」が「小学8年生」にパワーアップ 増刊号が2月15日発売、ねとらぼ、2017年01月12日 16時05分 公開。
  4. ^ a b 「学習誌救うか『小学8年生』 小学館 斎藤慎編集長」『日経MJ』2017年6月16日付、3頁。
  5. ^ 「小学○年生」の後継は全学年対応の『小学8年生』BIGLOBEニュース 2017年1月12日
  6. ^ 夏休みの小学生向け生活&学習増刊号 『小学二年生』8月号増刊 小学8年生(仮)(2016/8/6閲覧)
  7. ^ 『小学五年生』2010年3月号「小学五年生87年間の歴史 1922→2010」。
  8. ^ a b 「小学五年生」「小学六年生」が休刊 小学館 - MSN産経ニュース(2009年10月26日)
  9. ^ 【手帖】学習まんが誌、15日創刊 小学館 - MSN産経ニュース(2010年4月4日)
  10. ^ “学習雑誌『小学三年生』『小学四年生』の廃刊と、小学生向け新ムックシリーズの展開について” (PDF). 小学館. (2011年12月1日). http://www.shogakukan.co.jp/st/files/sho3_sho4.pdf 2012年6月29日閲覧。 
  11. ^ “『小学館の学習ムック』発刊のお知らせ” (PDF). 小学館. (2012年2月2日). http://www.shogakukan.co.jp/st/files/gakushumook.pdf 2012年6月29日閲覧。 
  12. ^ “『小学二年生』休刊、および今後の小学生向け出版事業について” (PDF). 小学館. (2016年10月4日). https://www.shogakukan.co.jp/sites/default/files/manual/20161004.pdf 2016年10月4日閲覧。 
  13. ^ 国民学校六年生以上中等学校一・二年生及青少年が対象
  14. ^ 国民学校六年生以上女学校一・二年生及勤労少女が対象
  15. ^ 「こくみん三年生」「國民四年生」「國民五年生」統合改題
  16. ^ 「コクミン一年生」「コクミン二年生」統合改題
  17. ^ 『小学一年生』90年のあゆみ 表紙コレクション
  18. ^ 2005年より表紙ロゴが『小六』に改称。
  19. ^ 安倍首相や難病を揶揄? 「小学8年生」が炎上、弁明ツイッターも大炎上 - J-CAST、2018年3月6日閲覧
  20. ^ 安倍首相の難病を揶揄と物議の漫画 編集部「あくまで事実として紹介」 - ライブドアニュース、2018年3月6日閲覧
  21. ^ 小学館ファミリーネット|ネットくんプラスの小学館学年誌杯争奪全国小学生将棋大会告知ページ
  22. ^ 学年誌が伝えた子ども文化史 昭和40〜49年編、小学館。 - 2018年2月15日閲覧。
  23. ^ 河野誠哉「〈学年誌の時代〉をめぐる社会史的考察 : 書店と戦後日本社会」、『山梨学院大学経営情報学論集』21巻、山梨学院大学経営情報学研究会、2015年、57-76頁。
  24. ^ 「小学一年生」90年のあゆみ 表紙コレクション、小学館。 - 2017年3月12日閲覧。
  25. ^ 小学館「小学二年生」が休刊へ 残るは「小学一年生」だけに、イザ!(産経新聞)、2016年10月4日 16:24。
  26. ^ a b 小学館が「小学三年生」「四年生」も休刊へ 学年誌、残るは2誌に、SankeiBiz、2011年12月1日 13:39。(インターネットアーカイブのキャッシュ)
  27. ^ a b 小学館、基幹の学年誌を大幅刷新へ、新文化、2009年10月26日。




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