宮之浦岳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/17 02:24 UTC 版)
登山
主な登山ルート
屋久島では登山道を歩道と呼ぶ。よく歩かれているのが、縄文杉ルートと淀川ルートである。淀川ルートは健脚者なら日帰りも無理ではないが、その他のコースは山中の山小屋に泊まることになる。
- 縄文杉ルート(大株歩道):荒川登山口 - 小杉谷 - 楠川分岐 - ウィルソン株 - 縄文杉 - 新高塚小屋 - 平石 - 焼野 - 宮之浦岳
- 淀川ルート:紀元杉 - 淀川登山口 - 淀川小屋 - 花之江河 - 投石平 - 栗生岳 - 宮之浦岳
- 楠川歩道:楠川 - 白谷雲水峡 - 辻峠 - 楠川分岐 - … - 縄文杉 - … - 宮之浦岳
- 安房歩道:ヤクスギランド - 石塚小屋 - 花之江河 - … - 宮之浦岳
- 永田歩道:永田 - 水呑沢 - 岳之辻 - 桃平 - 七ツ渡し - 鹿之沢小屋 - 永田岳 - 焼野 - 宮之浦岳
1970年頃までは、楠川別れから安房川南沢右岸をたどり、石塚集落(廃村)・10km峠を経て花之江河に達する旧安房歩道(石塚歩道)が一般的な登山道だった。深田久弥も、1939年に小杉谷斫伐所(楠川分岐付近)から花之江河を経て宮之浦岳に登ったと『日本百名山』に著している[3]。
現在も国土地理院の地形図にはこの登山道が記されているが[7]、淀川登山口へ至る安房林道の発達、小杉谷事業所の廃止、大株歩道の人気の上昇などにより旧安房歩道は荒廃の一途をたどり、現在では廃道となっている。現在の安房歩道はヤクスギランドから石塚小屋を経て花之江河へ至っている [8]。
周辺の山小屋
いずれも無人の避難小屋である。
- 淀川小屋
- 新高塚小屋
- 高塚小屋
- 石塚小屋
- 鹿之沢小屋
- 白谷山荘
- ^ a b “鹿児島県の山”. 国土地理院. 2021年9月7日閲覧。
- ^ a b “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2014年7月12日閲覧。 “基準点コード TR14530440001”
- ^ a b c 深田(1991), p418-421.
- ^ 川原(2001), p67.
- ^ 森林環境保全センター (1993), p48, 58.
- ^ 九州の最高峰宮之浦岳の最高標高値が変わります - 国土交通省国土地理院
- ^ 国土地理院 地図閲覧サービス ウオッちず
- ^ 太田(1993), p59-61.
- ^ a b 屋久島宮之浦岳流水 - 環境省
- ^ モニタリング調査-森林生態系における気候変動 - 屋久島森林生態系保全センター
宮之浦岳と同じ種類の言葉
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