宝塚市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 17:31 UTC 版)
交通
市街地が広がる市南部を中心に、鉄道網・バス網が整備されている。
鉄道
市の代表駅として、中心的な役割を担っているのは、宝塚駅である。2社3路線(西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線、阪急電鉄宝塚本線・今津線)が当駅を利用している。
なお、市の代表駅である宝塚駅から大阪の梅田方面へ向かう電車のルートは、阪急宝塚本線(川西能勢口・石橋阪大前経由、急行・準急・普通大阪梅田行き)、阪急今津線(門戸厄神・阪急神戸本線塚口経由、準急大阪梅田行き)、JR福知山線(伊丹・尼崎経由、丹波路快速・快速・各駅停車大阪行き)の3つのルートがある。
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- 阪急電鉄
高速自動車国道
一般国道
主要県道
一般県道
バス
- 阪急バス
- 市内に宝塚営業所を持ち市南部(宝塚市内線等)や宝塚駅から阪急川西能勢口や大阪国際空港に乗り入れる。
- 山口営業所(西宮市)が宝塚駅から西宮市北部の生瀬・名塩地区や山口町、神戸市北区の有馬温泉・岡場駅へ乗り入れる路線を担当。
- 西宮営業所(西宮市)が仁川駅から武庫川沿いを経由して阪急逆瀬川やJR甲子園口(西宮市)に乗り入れる路線を担当。
- 清和台営業所(川西市)が阪急川西能勢口から本市の花屋敷松ガ丘方面[* 4]に乗り入れる路線を担当。
- 伏尾台営業所(大阪府池田市)が雲雀丘花屋敷駅から川西市満願寺および阪急川西能勢口・JR川西池田に乗り入れる路線を受け持つ。
- 猪名川営業所(猪名川町)が武田尾駅から西谷地区の路線および猪名川町の日生中央駅と西谷地区を結ぶ路線を運行。2022年4月1日に宝塚営業所から移管[19]。
- 阪神バス - 宝塚駅から国道176号・尼宝線沿いに阪神尼崎、阪神杭瀬駅北、宝塚市立病院経由で阪神甲子園に乗り入れる路線を運行。
- 伊丹市営バス - 伊丹市からJR中山寺や山本団地に乗り入れる路線を持つ。
- 神姫バス(撤退) - 阪急バスと共同運行で三田駅から西谷地区に乗り入れる路線を運行していたが、2021年3月末で廃止(阪急バスも西谷地区から三田への路線は廃止した)[20]。
空港
隣接市の伊丹市には大阪国際空港があり、宝塚市を含め関西一円の航空利用者の交通拠点となっている。宝塚市も、大阪国際空港に対する地元自治体の連合である大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の一員である。宝塚市からは、鉄道・バス・自動車[* 5]などにより大阪国際空港へ短時間で容易にアクセスすることができる。
なお、かつては10市協の他の自治体同様に、宝塚市も、大阪国際空港を発着する航空機の騒音に悩まされていたが、航空機の技術革新により騒音問題は大きく改善した。かつては国が定める騒音防止対策区域に宝塚市の一部も含まれていたが、2009年3月6日をもって宝塚市全域は区域の指定を解除され、少なくとも国の行政の視点からは市内の騒音問題は解決済みである[21]。ただし、宝塚市は、さらなる騒音の改善を見据えて、現在も騒音基準の達成状況については詳細な監視を継続している。また、風速5 m/s以上の強い南東の風が吹くときに行われる逆着陸飛行(大阪国際空港の滑走路14R・14Lを使った運用)は、実施される頻度は極めて少ないものの、実施されると航空機が空港北西側のコース(尼崎市~西宮市~宝塚市~川西市のコース)を低空で空港への着陸に向けて飛行し、当該コース下の地域に通常よりも大きな騒音を与える[* 6]。宝塚市は逆着陸飛行による騒音の影響が比較的大きいため、市は大阪国際空港の逆着陸飛行の動向も調査を行っている[21]。
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三田市 猪名川町 | ![]() | ||
神戸市 | ![]() |
川西市 | ||
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西宮市 | 伊丹市 |
注釈
- ^ 『宝泉寺縁起帳』(1596年)は宝塚の名の最も古い記録。境内の碑石には「高額比賣命宮、壬辰年六月七日薨、御年六十六歳」とある。
- ^ この路線における西宮市の区間は宝塚市の間に挟まれる形をとっている。
- ^ 川西市との市境に位置する。登記上の住所は宝塚市である。
- ^ 「松が丘」の地名自体は宝塚市と川西市にまたがる地名となっている。
- ^ 公共交通機関では、阪急宝塚本線と大阪モノレールの併用、福知山線と伊丹市営バスの併用、阪急バス(直行便)の利用などが挙げられる。自動車利用の際は、国道176号が市内と大阪国際空港を結ぶ主要経路となる。
- ^ そのため、大阪国際空港では通常は、滑走路32L・32Rを使った運用を行う。このときは、離陸機は空港北西側の地域を通過するが、騒音被害を抑えるため、早々に高度を上げて飛び去ってしまう。
- ^ 井上が社用で、日本画家・橋本関雪(作中では谷村大峯)を売布神社の別邸に訪問した時のことが、作中に使われている。
出典
- ^ “市名の「塚」の「ヽ」について”. 宝塚市. 2015年6月12日閲覧。
- ^ 『五畿内志』(1735年):江戸幕府編纂
- ^ 『摂陽群談』1701年、岡田徯志編纂。「宝塚-川辺郡米谷村ニアリ 此塚ノ許ニ於テ物ヲ拾フ者 必ス幸ヒアリ 此ヲ以テ宝塚卜号クル所伝タリ」
- ^ 交通事故死 地域差の解消に重点『朝日新聞』1976年(昭和51年)1月14日朝刊、13版、22面
- ^ 平成25年(2013年)7月12日発生 市庁舎火災事案検証中間報告書 (PDF) - 宝塚市、2013年9月2日
- ^ 議会報「かけはし」第196号(平成21年5月1日発行)
- ^ 宝塚市調査年報資料(平成27年版)
- ^ 宝塚市HP 厳しい!宝塚市国民健康保険の財政状況
- ^ 神戸新聞 2020.6.26. 宝塚市立病院、赤字2億円超 前年比3.4倍に
- ^ 毎日新聞 2020.9.2. 宝塚市立病院、6年連続の赤字 昨年度決算見込み /兵庫
- ^ サンテレビNews 2021年4月9日
- ^ サンテレビNews 2021年4月4日
- ^ 令和元年(2019年)7月8日 宝塚市
- ^ 会派別議員名簿|宝塚市公式ホームページ
- ^ 兵庫県議会/選挙期日と議員任期の「ずれ」の解消に伴う次期県議会議員の任期について
- ^ 池田銀行 宝塚市の指定金融機関に決定池田銀行、平成20年12月19日付
- ^ 宝塚市指定金融機関の交替に係る告示について宝塚市
- ^ “【4月1日(木)より】宝塚市北部(西谷地域)、三田市域 運行内容の変更について (PDF)”. 阪急バス (2021年3月1日). 2021年5月14日閲覧。
- ^ “【2022年4月1日(金)より】武田尾線 運行内容の変更について (PDF)”. 阪急バス (2022年3月23日). 2022年4月2日閲覧。
- ^ “阪急バス、三田市内の2路線廃止へ 2021年4月”. 神戸新聞NEXT (神戸新聞社). (2020年12月4日) 2020年5月14日閲覧。
- ^ a b “航空機騒音”. 宝塚市. 2013年9月29日閲覧。
- ^ “阪神・佐藤輝と女優の相武紗季が震災報道番組に出演「後の世代にも伝わってほしい」”. デイリースポーツ online (2022年1月17日). 2022年1月18日閲覧。
固有名詞の分類
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