宇宙海賊キャプテンハーロック アニメ

宇宙海賊キャプテンハーロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/09 18:27 UTC 版)

アニメ

「宇宙海賊キャプテンハーロック」(うちゅうかいぞくキャプテンハーロック)のタイトルで1978年に東映動画によりアニメ化され、1978年3月14日から1979年2月13日にかけて、毎週火曜日19時00分から19時30分にテレビ朝日系にて全42話が放送された。

未完のままの原作に対して、アニメオリジナルでストーリーが完結している[20]。ナレーターは本編を柴田秀勝が、次回予告を神谷明が担当している。また、テレビアニメ放送中の1978年7月22日から東映まんがまつりの1本として劇場アニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎』が公開されている。これはテレビアニメ13話をベースに新作場面を追加した34分の再編集作品である。

監督はりんたろうで、プロデューサーの田宮武、メイン脚本の上原正三とともに『アローエンブレム グランプリの鷹』からのシフトである[21]。りんは、1979年には本作のハーロックも登場する劇場アニメ『銀河鉄道999』を監督している。これは本作第1話の試写会で感動の涙を流した東映動画社長今田智憲の指名によるものである[22]

音楽については通常20人程度の編成で行われるシンフォニックオーケストラによるところを本作では65人編成で行っており、今までの作品にはない規模であった[23]サウンドトラック『交響組曲宇宙海賊キャプテンハーロック』(CQ-7005)はオリコンLPチャートで最高9位[24]を記録した。主題歌を歌唱した水木一郎は本作のアルバムで日本コロムビアの「コロムビア・ゴールデン・ディスク賞 ゴールデンLP賞」を受賞した[25]。メインスポンサーはタカラタカトクトイスで、両社により玩具を中心とした商品展開が行われた(後述)。

本作の放送終了後にハーロックを主人公として東映動画が製作したアニメ作品には、1982年の映画『わが青春のアルカディア』と、その続編となるテレビアニメ『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』がある。また、2003年には本作で監督を務めたりんたろうにより『SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK』が製作されたほか、2013年には東映動画から社名を改めた東映アニメーションにより、『キャプテンハーロック -SPACE PIRATE CAPTAIN HARLOCK-』が製作された。

アニメ版の特色

りんたろうやメインライター上原正三らのアニメスタッフにより大幅な脚色が加えられ、地球側やマゾーン側に原作では登場しないキャラクターが多数登場することとなった。これによりトチローの娘「まゆ」が創作され、このまゆの存在がハーロックが地球を守る理由付けになっている。これは「ハーロックの哲学」に関わる問題であり、この「改変」をめぐって、原作者である松本零士とスタッフとの間で激論が行われたという逸話が残る。結果的には、アニメスタッフ側の熱意に松本が折れる形で承認を取り付けたという[26]。ハーロックが地球を守る理由を示す「まゆ」と共に、ハーロックに歯向かう気骨ある軍人として登場する敵役の切田長官もアニメオリジナルキャラクターとして加えられ、原作よりさらに視聴者に理解しやすい作劇の作品となった[21]。また、エメラルダスは版権の問題から登場させることができず[27]、彼女に相当するキャラクターとしてエメラーダが創作され、ハーロックがトチローと共に過ごした日々を回想する30話と31話でまゆの母として登場することとなった。

「母星を失い、長い流浪の旅の果てに地球へ移住し、第二の母星とする」というマゾーンの目的も明確に描かれた。原作終盤でハーロックによって提示され、明確な答えが出ていなかった「移住の目的地がなぜ地球なのか」という問いに対しても、アニメ版では26話で移住先を決めるマゾーン達の会議においてラフレシアが地球を提示すると、それに賛同したテシウスの「ふるさとがある以上はふるさとを目指すべきであり、祖先が今日を見越して残した第二のふるさと地球に移り住むのは我々の使命」という主張に周囲が同調する形で決定したという描写となっている。

「ハーロックと台羽という2人の男を通じて40代の男と若い20代の男の価値観の違いを表現できたらと考え、2人の男のタイプの違いをもっと作中に出したかった」とするりんの意図により、ハーロックは「自分の死に場所を求めて生きる男」として描写されているのに対し、台羽は「なにがなんでも、これから生きていく若者」として描写されている[28]。また企画の田宮武は後年、本作をやっていた当時を振り返って自分がマニアに目がいってしまっていたことを述懐している[29]

ビジュアル面での大きな変更点としては、アルカディア号の船体色が原作のカラーページや関連イラストなどでのミリタリー風の緑からアニメ版では青に変更されていることが挙げられる。これはマーチャンダイジングを前提としたスポンサーサイドや制作側の意向に沿った変更である。また原作が艦載機は戦闘機スペースウルフが主として描写され、あとは偵察隊が使用の大型戦闘機コスモバットや台羽救出の際に登場する探査艇風の機体くらいしか艦載機らしきものは登場していないのに対し、アニメではタカラから発売する玩具を増やすための措置として戦闘機「ボレット」、ボレット支援のための中型輸送艇「コスモウイング」も登場した。原作でもアニメの設定を反映してボレットやコスモウイングの名称はセリフ中に挙がりはするものの、結果的にはその機体が描かれていない。

未完の原作に対してアニメ版は多くのエピソードが追加され、アルカディア号クルーの過去を取り上げた話のほか、長い旅の中でのマゾーン同士の政策対立や集団脱走なども描かれた。ラストはまゆや台羽ら若者に地球復興を託し、ハーロックはミーメ以外の乗員を降ろしてトチローの心が宿るアルカディア号で地球を去るという形で終わっている。乗員を降ろし、大切な人物の心を持った船と共にハーロックが宇宙の彼方へ旅立つというラストは、『プレイコミック』1975年11月13日号掲載の「宇宙戦艦デスシャドー」(短編集『帰らざる時の物語』収録)で松本自身の筆で既に描かれているが、この作品に登場する主役メカのデスシャドウ号は「死んだ親友の心を宿した船」ではなく、「恋人の生首をケーブルで機械的に接続した船」となっている。

原作肯定派、アニメ肯定派という形にも分かれたようで、「松本零士のハーロックではない」という評価も一方では受けており[30]、松本本人もインタビューで「私の描くハーロックと少し離れた感じはありますね」と述べているが[31]、りんと上原の解釈によるハーロック像を生んだともいえ、松本零士のヒーロー像とは異なる、もう一人のハーロック像を築きあげている[26]

国内と国外での反響

平均視聴率6.9%と当時のゴールデンタイムのアニメとしてはかなり低かった。しかし、熱心なアニメファンによりテレビ局には絶賛の声が多く寄せられた[32]

日本国内での視聴率は振るわなかったものの、日本国外への販売も行われてヨーロッパでは人気を呼んだ。フランスでは1980年に公共放送「アンテンヌ2」(Antenne 2)の子供向け番組『レクレA2』内にて[33]17時15分から18時までハーロックの名をアルバトールに変え、『Capitaine Albator』として放送された。同年にイタリアでも放送された[34]

アメリカでは1984年に『Captain Harlock and the Queen of 1.000 Years』と題されて、同じ松本原作のテレビアニメ『新竹取物語 1000年女王』とを同一作品として再編集された65話が放送されたが、視聴率では苦戦したという[35]

キャスト

※各キャラクターの詳細およびその他のキャストについては、宇宙海賊キャプテンハーロックの登場人物を参照。


スタッフ

主題歌・挿入歌など

主題歌
2曲ともに、作詞:保富康午、作曲:平尾昌晃、編曲:横山菁児、歌:水木一郎
  • オープニングテーマ:「キャプテンハーロック」
    ハーロックの地球や親友(トチロー)に対する想いを歌った曲で、第3話でのマゾーンとの対艦戦では挿入歌としても使用されている。第17話では、劇中で酒に酔った魔地が機関室で音程を外しながら歌っていた。
    主題歌を担当した水木は原作のファンで連載をずっと読んでいたといい、アニメ化したら主題歌を歌ってみたいと思っていただけに担当することになった時は本当にうれしかったという[36]
  • エンディングテーマ:「われらの旅立ち」
    「君が気に入ったなら この船に乗れ」という歌詞にあるように、ハーロックがアルカディア号への乗船を呼び掛けるものとなっていてロマンアルバムでは“物語中の登場人物のみならず、ハーロックが私たちに語りかけているように聴こえる。” と記述されている。エンディングの映像では空を飛ぶアルカディア号を見上げながらどこまでも追いかけてゆくまゆの姿が描かれ、その姿が可愛いと評判だったとされる[37]
挿入歌・劇中未使用曲
下記8曲はいずれも、作曲:平尾昌晃、編曲:横山菁児による。作詞は原作者・松本による「さすらいの舟歌」を除き、保富康午が担当。
  • 「さすらいの舟唄」(1、2、5、15、17話、28話)
    歌:コロムビア男声合唱団
    演奏が全くない、コーラスだけの歌。物語の導入部で流れた。
    原作からとったものを歌詞として使用している。
  • 「むかしむかし」(1、9、13、38話他)
    歌:水木一郎
    38話では劇中でまゆが歌っている。ロマンアルバムによれば、挿入歌の中で特に人気の高い曲とされる。
    作曲担当の平尾昌晃自身、この曲が一番のお気に入りだという。
  • 「銀河子守唄」(34話)
    歌:水木一郎
    マゾーンに誘拐され、開放された後も緊張状態にあったまゆが寝付いた場面で使用された。
  • 「女王ラフレシア」(41話)
    歌:コロムビア女性合唱団
    ラフレシアのテーマ曲。マゾーン旗艦ドクラス内に進入したハーロックとラフレシアが対峙する場面で使用された。
  • 「わが友わが命」(42話)
    歌:水木一郎
    最終話でハーロックとミーメ、トリを乗せたアルカディア号が地球を去っていく場面で使用。ゆったりとした広がりのある曲で、マゾーンとの戦いが終わった後の開放感を感じさせるものとなっている[37]
以下の3曲は劇中未使用。
  • 「おれたちゃ宇宙の海賊さ スペースウルフ小唄」
    歌:コロムビア男声合唱団
    「さすらいの舟唄」同様に演奏が全くない、コーラスだけの歌。「さすらいの~」がハーロックを歌った曲であるのに対し、こちらはハーロックが従える海賊たちを歌った曲となっている。
  • 「ミーメのエレジー」
    歌:かおりくみこ
    ミーメのハーロックへの思いをつづった曲。
  • 「妹たちよ」
    歌:水木一郎

番組放送時に発売された主題歌・挿入歌LPには以上の他、横山菁児作曲によるインスト曲「まゆのテーマ」(オカリナのみヴァージョン)も収録された。監督のりんたろうによれば、当初「まゆのテーマ」として赤とんぼを使用しようとしたが許可が下りず、急遽新しい曲をつくることになったという[36]

各話リスト

放送回 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 放送日 視聴率
第1回 宇宙にはためく海賊旗 上原正三 りんたろう 小松原一男 1978年
3月14日
7.9%
第2回 未知からのメッセージ 蕪木登喜司 菊池城二 3月21日
第3回 紙のように燃える女 福島和美 窪田正史 3月28日 7.1%
第4回 自由の旗の下に! 山崎晴哉 川田武範 森利夫 4月11日 7.9%
第5回 はるかなる星の涯(はて)に‥‥ 上原正三 生頼昭憲 菊池城二 4月18日 7.8%
第6回 幻のマゾーン 明比正行 谷口守泰 4月25日 7.4%
第7回 海底のピラミッド 松浦錠平 小松原一男 5月2日 6.5%
第8回 女王の宇宙艦隊 明比正行 菊池城二 5月9日
第9回 戦慄の植物生命体 山崎晴哉 大関雅幸
松浦錠平
窪田正史 5月16日 7.8%
第10回 謎の惑星に迫れ 蕪木登喜司 菊池城二 5月30日 6.1%
第11回 ローラが金色に輝く時 生頼昭憲 野田卓雄 6月6日 5.8%
第12回 母よ、永遠なれ 明比正行 菊池城二 6月13日 5.3%
第13回 死の海の魔城 上原正三 りんたろう 小松原一男 6月20日 6.5%
第14回 スフィンクスの墓標 生頼昭憲 菊池城二 6月27日 6.4%
第15回 悲恋! 北極オーロラ 松浦錠平 7月4日 4.8%
第16回 螢・わかれうた 蕪木登喜司 7月11日 6.4%
第17回 白骨の勇者 山崎晴哉 生頼昭憲 野田卓雄 7月18日 6.3%
第18回 魔の幻影戦士(シャドウソルジャー) 明比正行 菊池城二 7月25日 3.9%
第19回 女王ラフレシアの罠 松浦錠平 小松原一男 8月1日 7.8%
第20回 死滅のジュラ星 大関雅幸
蕪木登喜司
菊池城二 8月8日 6.4%
第21回 ゴーラム! 悲劇の戦士 明比正行 8月15日 4.6%
第22回 宇宙の墓場・デスシャドウ 神山香 8月22日 5%
第23回 ヤッタラン.プラモ狂の詩 生頼昭憲 8月29日 5.8%
第24回 純愛流れ星 上原正三 大関雅幸 9月5日 7.7%
第25回 ドクターゼロとミー 山崎晴哉 明比正行 9月12日 6.9%
第26回 はるかなる長い旅 川田武範 9月26日 7.6%
第27回 アルカディア号の意志 上原正三 松浦錠平 小松原一男 10月3日 7.8%
第28回 ユリシーズの星雲 大関雅幸 菊池城二 10月10日
第29回 虹の星の死闘 山崎晴哉 福島和美 10月17日 7.7%
第30回 わが友わが青春 上原正三 生頼昭憲 10月24日 7.1%
第31回 アルカディア号建造秘話 大関雅幸 10月31日 6.3%
第32回 星笛が呼ぶ 山崎晴哉 福島和美 11月7日 5.8%
第33回 たった一人の突撃! 神山香 11月14日 6.6%
第34回 銀河子守唄 上原正三 りんたろう 小松原一男 11月21日 6.4%
第35回 美しき謎の女 生頼昭憲 菊池城二 11月28日 8.6%
第36回 決戦前夜 山崎晴哉 大関雅幸 12月5日 6.3%
第37回 赤いセーターの涙 上原正三 松浦錠平 12月29日 10%
第38回 さらば! まゆ 山崎晴哉 箕ノ口克己 1979年
1月9日
7%
第39回 壮絶! 長官死す 生頼昭憲 1月16日 8%
第40回 その時 天使は歌った 上原正三 福島和美 1月23日 7.2%
第41回 決闘! 女王対ハーロック 大関雅幸 1月30日 9%
第42回 さらば宇宙の無法者 りんたろう 小松原一男 2月13日 10%
平均視聴率6.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

放送局

青森県宮崎県ではテレビ朝日系列加盟局の青森放送テレビ宮崎ではなく系列外の青森テレビ[45]、宮崎放送で放送された。また山口県では放送中にテレビ朝日系列加盟局が山口放送に移行したが[46]、テレビ山口で引き続き放送された。

玩具

先述の通り、放送当時はメインスポンサーであるタカラ(現在のタカラトミー)とタカトクトイス(現在は倒産)が主だって玩具中心の商品展開を行った。同時期に『スター・ウォーズ』の商品化権を取得したタカラとしては本作の商品展開をメインとしておらず、タカトクはトイジャーナル1978年2月号で本作を1番手にあげている。この結果、タカラはプラモデルに関してはSFブームということも合わせ、それなりにヒットしているが、その他の玩具商品は全て失敗[要出典]。タカトクはそれなりにヒットし、後番組の『サイボーグ009』も提供した。

タカラからは、マグネモシリーズとは呼ばれなかったが「マグネモ アルカディア号」などマグネモシリーズ同様、磁石で合体する玩具が発売されたほか、アルカディア号やスペースウルフ、マゾーン戦闘艦ゾネスなどをプラモデルとして商品化している。タカトクからは「Z合金 アルカディア号」などが発売された。また、これら以外にも以下の商品も発売されている。

タカラからプラモデルが発売されているが、本作が終了した後は『太陽の牙ダグラム』が始まるまでの3年間はタカラによるプラモデル販売は存在しなかった。

Z合金アルカディア号
形状はデフォルメされており、発光ギミックを持ち、海賊島(ただし、アニメ本編とは形状が違う)ベース付き。(タカトク)
Z合金スケールモデルアルカディア号
上商品をスケールダウンしたもの。スプリングで艦首衝角が飛び出す。尚、衝角を差し替え無しで再現出来るアルカディア号は本製品のみ。(タカトク)
Z合金コスモウィング
付属のボレット1号を内部に収納できる。ボレット収納部の他にも数か所の展開ギミックがある。スプリング式のミサイル発射ギミックも備える。(タカトク)
Z合金ボレット
1号をはじめとしたいくつかが発売された。ミサイル発射他、ギミックあり。(タカトク)
Z合金ワーワー
発進セット
ソフビ玩具だが、下部に付属の車輪を付けて、ゴム動力によってプラベースから発射される。アルカディア号、コスモウイング、ボレット1号、ワーワーの全4種セット。更にソフビ人形で、ハーロックと台羽正も立体化。(タカトク)
コスモウイング
空気圧を利用した「エアーダッシュ」シリーズの一環として発売。劇中通りボレットを搭載し空気圧で撃ち出せる。(タカラ)
Zマン55シリーズ ボレット
1・2・3号が発売された。「エアーダッシュ」関連商品の一つであり実質的にはコスモウィングの別売りオプション的商品。ボレットを収納・射出するギミックをもつ発射カプセル型ケースが個別に付属。加え、ボレット本体に乗せるための「Zマン55」と呼ばれる『ミクロマン』サイズの小型パイロットフィギュアも付属する。1号にはハーロック、2号には台羽正、3号には有紀螢が付属した。(タカラ)

Zマン55シリーズ スペーストレーラー

スペーストレーラーの唯一の立体化製品。内容的には基地玩具に近く、内部に同シリーズのボレットやパイロットフィギュアを乗せる事が出来る。なお、トリコロール配色のアニメと異なり、色合いはダークブルーメイン。(タカラ)
マグネモアルカディア号
磁石によって装備の付け替えが出来る玩具。フロント部分の交換が可能で、下部に車輪が付く。(タカラ)

マグネモコスモウイング

上記商品同様に下部に車輪が付く。(タカラ)
キャラクター人形
ハーロック、台羽、有紀ら。磁力を利用して「無重力状態」を楽しめるギミックが付いていた。自立させるためのクリアーベース付き。(タカラ)
スーパーコントロールアルカディア号
サウンドコントロール商品として、タカラから発売。単二電池と単三電池を二本使用し、音が出るリモコンの操作で、キャタピラによる走行(前進、旋回、停止)によるアクションと、ディスク発射の二つのコントロールを行う。(タカラ)
MM(ミニメタル)シリーズ アルカディア号
廉価版の合金玩具。ミサイル発射ギミックとパーツ交換の付属品つき。
MM(ミニメタル)シリーズ コスモウイング
廉価版の合金玩具。ウィングの可動とミサイル発射ギミックつき。
1/1100宇宙海賊船アルカディア号
大型サイズのプラモデル。アルカディア号の特徴である後部キャビン部が電池電飾によって発光するギミックを備えるが、造型面でいくつか設定と異なる部分がある。スペースウルフとボレット1号付き。(タカラ)
1/1500アルカディア号
前述の1/1100のスケールダウン品。(タカラ)
クイックモデル アルカディア号
簡易組み立てキット。模型流通でなく玩具流通での取り扱い品であるためプラモデル扱いではない。あくまでも年少児童ユーザー向けの組み立て玩具扱いで企画されており組み立て行程を簡略化する工夫がほどこされている。サイズ的には1/1500スケール版よりも小さいノンスケールモデル。なお流通量が非常に少なかったため本商品の認知度は極めて低い。(タカラ)
小型キット
バンダイのヤマトでのメカニックコレクションを意識した小型モデル類。アルカディア号、スペースウルフ、コスモウイング、ゾネスの4種が発売。ゾネスは敵メカでは唯一のキット化である。(タカラ)
アルカディア号の楽しい組み立てセット
木製パーツをパズル風に組み立てて完成させるディスプレイ玩具。(ブルーベ)

その後の1999年、JESNETでOVA『クイーンエメラルダス』展開時に、松本零士スペースバトルシップコレクションで、ポリストーン製の劇場版髑髏艦首アルカディア号とクイーンエメラルダス号と共に本作版アルカディア号が発売。その際商品名が「初代アルカディア号デスシャドウ」というものになった。

バンプレストは、プライズゲーム景品として「ウォーターシップアルカディア号」を出す。これはデフォルメタッチのアルカディア号の後部に一軸のスクリューが付いており、ゼンマイを巻いて水上に浮かべるとスクリュー回転で走り出す玩具で、同じくTVのものと劇場版髑髏艦首の2種が出ている。

21世紀に入りアオシマが2006年10月に新世紀合金で本作版のアルカディア号を発売。これにより同社が数年前より同シリーズで既に発売していた『999』映画版などに登場の髑髏艦首版と本作の鋭角艦首版の両方が立体化されることとなり、色替え限定バリエーションを含めそれぞれ3種が発売された。なお髑髏艦首版については『CAPTAIN HERLOCK』版と、日本国外限定品のテレビシリーズのブルーカラーに変えた4種となっている。

タイトーからは2008年にプライズゲームの景品として、アオシマのものと同サイズの本作版と髑髏艦首版のアルカディア号に加えハーロックの重力サーベルが登場した。

2011年には、航空機プラモを主に手がけるハセガワから、クリエイターワークスシリーズのラインナップで、「1/72スペースウルフ」が発売され、翌2012年にはこの「1/72スペースウルフ」のバリエーション違いとしてハーロック専用機を限定発売したことに加え、髑髏艦首版のアルカディア号を「1/1500宇宙海賊戦艦アルカディア」として発売した[47]。ただしこのハセガワ版「1/1500アルカディア」キットと前述のタイトーのプライズゲーム景品のうちの髑髏艦首版モデルと重力サーベルについてはハーロックがらみの商品ながらも本作関連の商品ではなく、あくまでも『999』映画版関連の商品という扱いである。

その後、2014年2月に前述のハセガワより「1/1500宇宙海賊戦艦アルカディア 二番艦 (1978TVアニメ版)」として本作TVアニメ版のアルカディア号が発売された。こちらには小型のコスモウイング2機が付属されている[48]。さらに同年にはバンダイから超合金魂で、全長485mmにもなる髑髏艦首版の「超合金魂アルカディア号」がハセガワの後を追う形で発売され、2016年にはメガハウスのコスモフリートコレクションから、本作TVアニメ版が発売された。

映像ソフト

VHS
傑作選という形で全8巻が発売。第1巻と第2巻は1985年3月21日にリリースされた。その後、1996年に第3巻から第8巻が1か月ごとに順次リリースされていった。
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.1(1985年3月21日、商品番号:VRTM00169)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.2(1985年3月21日、商品番号:VRTM00876)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.3(1996年4月12日、商品番号:VRTM01748)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.4(1996年5月10日、商品番号:VRTM01759)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.5(1996年6月14日、商品番号:VRTM01771)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.6(1996年7月12日、商品番号:VRTM01785)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.7(1996年8月9日、商品番号:VRTM01798)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.8(1996年9月13日、商品番号:VRTM01815)
LD
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.1(商品番号:LSTD01296)
    6枚組LD-BOX。
  • 宇宙海賊キャプテンハーロックVol.2(商品番号:LSTD01313)
    5枚組LD-BOX。
DVD
DVD-BOXは2003年12月に後述のDVDレコーダーとのセット販売という形で先行発売された。2004年7月にハーロックプロジェクトの第三弾としてテレビシリーズ全話および劇場版『アルカディア号の謎』を収録して発売。2011年には、8月から11月にかけて単巻でのリリースが行われた。VOL.1からVOL.3までは2枚組で、VOL.4は1枚での発売となっている。
  • 宇宙海賊キャプテンハーロック DVD-BOX(2004年7月21日、商品番号:DSTD02333)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロック VOL.1(2011年8月5日、商品番号:DSTD03421)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロック VOL.2(2011年9月21日、商品番号:DSTD03422)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロック VOL.3(2011年10月21日、商品番号:DSTD03423)
  • 宇宙海賊キャプテンハーロック VOL.4(2011年11月21日、商品番号:DSTD03424)

その他の関連商品

DVDレコーダー
ハーロックプロジェクトの第1弾として、東芝とのコラボレーション企画によりネット通販限定869セットで2003年12月21日にDVD-BOXとのセット販売が行われた。ベースとなった機種はXS-41で商品名をキャラクター名からもじった型番「CH-869」 にし、起動画面やGUI画面が本作のアニメ版仕様となっている。
フィルムコミックス
秋田書店より、アニメのフィルムを元に漫画仕立てにしたフィルムコミックスが全4巻で刊行されていた。1巻につき4話収録で16話分までをコミックス化している。
テレビ朝日 火曜19時台前半枠
【当番組よりアニメ
前番組 番組名 次番組
宇宙海賊キャプテンハーロック
サイボーグ009
(第2作)



  1. ^ 日本以外ではハーロックの綴りを"harlock"とするのが一般的となっている。
  2. ^ 漫画家の島本和彦は、ラジオ番組『島本和彦のマンガチックにいこう!』第41回で本作を取り上げた際、少年時代の当時を振り返って買いづらかったことを語っている。
  3. ^ セリフ中の鉄郎の字が誤植により「哲郎」に変わっている。第5巻207頁。
  4. ^ アニメ版ではノーズに単裝エネルギー砲を備えている(第18話)。
  5. ^ 東映動画刊『宇宙海賊キャプテンハーロック』6頁より。
  6. ^ アニメ第25話での描写より。
  7. ^ 秋田書店刊『宇宙海賊キャプテンハーロック』PART-3によると、高速戦闘艇。中型駆逐艦。大型駆逐艦などに分類されてはいるが、形はどれもこの戦闘母艦である。14-15頁。
  8. ^ 81年発刊『スタジオぬえのデザインノート』中の宮武コメント。
  9. ^ 第1巻32-34頁。
  10. ^ 第1巻56-62頁。
  11. ^ 地球警備隊の表記は秋田書店刊『宇宙海賊キャプテンハーロック』特集号PART-3、16頁より。
  12. ^ a b 徳間書店 ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」P106。
  13. ^ 単行本第5巻119頁。
  14. ^ 単行本第1巻60-62頁。
  15. ^ 別名「雷撃戦闘機」とも称される。秋田書店刊『宇宙海賊キャプテンハーロック』PART-3、14頁。
  16. ^ 第1巻48頁。
  17. ^ 第5巻36頁。
  18. ^ 第3巻122-128頁。
  19. ^ 単行本(サンデーコミックス)第1巻163-164頁。
  20. ^ 『動画王 Vol.4 侵略SF特集』キネマ旬報社、1998年、p.34。
  21. ^ a b 『フィギュア王』No.106、ワールド・フォトプレス、2006年11月。『宇宙海賊キャプテンハーロック』特集。松本零士、上原正三インタビュー。
  22. ^ 小出正志、昼間行雄「日本のアニメーションの発達とともに歩んで 劇場用アニメ監督りんたろうさん」『アニメクリエータになるには』ぺりかん社、2003年、pp.17-18。
  23. ^ 別冊プレイコミック『ビッグまんがBook 宇宙海賊キャプテンハーロック 漫画特集号』、秋田書店、1979年1月、P.186。
  24. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年 - 平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、333頁。ISBN 4-87131-025-6
  25. ^ プロフィール 水木一郎、日本コロムビアオフィシャルサイト - 2019年3月14日閲覧。
  26. ^ a b 赤星政尚、高橋和光、早川優「第6章 つい話したくなるヒーロー&ヒロインのおもしろ裏話 73|『ハーロック』の原作にはない少女の存在が問いかけるものは?」『懐かしのTVアニメ99の謎〈東映動画 編〉』二見書房、1995年1月25日、ISBN 4-576-94199-2、181-182頁。
  27. ^ アニメージュスペシャル ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」( 徳間書店刊 1980年)59頁での松本のコメント及び77頁のキャラクター解説より。
  28. ^ ロマンアルバム・デラックス30 宇宙海賊キャプテンハーロック、P63。
  29. ^ 『アニメージュ』1986年5月号、徳間書店。
  30. ^ ロマンアルバムエクストラ『わが青春のアルカディア』 110頁
  31. ^ アニメージュスペシャル ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」( 徳間書店刊 1980年)59頁での松本のコメントより。
  32. ^ 山口康男『日本のアニメ全史 世界を制した日本アニメの奇跡』テン・ブックス、2004年、p.113。
  33. ^ 清谷信一『ル・オタク フランスおたく事情』ベストセラーズ、1998年、p.41。
  34. ^ 古田尚輝『鉄腕アトムの時代 映像産業の攻防』世界思想社、2009年、pp.256-257。
  35. ^ 草薙聡志『アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?』徳間書店、2003年、pp.150-151,163-164。
  36. ^ a b 徳間書店 ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」P111
  37. ^ a b 徳間書店 ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」P112
  38. ^ 河北新報』1978年4月5日 - 1979年2月14日付朝刊、テレビ欄。
  39. ^ a b 日刊スポーツ』1978年5月12日付、テレビ欄。
  40. ^ 福島民報』1978年3月14日 - 1979年2月13日付朝刊、テレビ欄。
  41. ^ 『福島民報』1978年4月11日 - 1979年2月14日付朝刊、テレビ欄。
  42. ^ 『日刊スポーツ』1979年1月25日付、テレビ欄。
  43. ^ 北國新聞』1979年3月1日 - 3月7日付朝刊、テレビ欄。
  44. ^ 『北國新聞』1979年5月3日付朝刊、テレビ欄。
  45. ^ 青森テレビで放送されたテレビ朝日系番組は、1975年の青森放送とのネットチェンジ時の経緯もあり最小限の編成かつ朝日放送・名古屋テレビ制作番組が中心だったため、テレビ朝日制作番組は少なかった。
  46. ^ テレビ山口はJNN排他協定の都合上一般番組供給のネット保障のみだったが、山口放送は報道ネットワークにも参加した。また山口放送は日本テレビ系列を優先ネットとしていたことや、テレビ山口がテレビ朝日系列からは円満脱退の形を取っていたため、あぶれた番組を引き続き引き受けていた。
  47. ^ 以前の設定とは異なる全長約500メートルを基準に製品化されているため、1/1500ながらもアオシマやタイトーの製品とほぼ同サイズ。
  48. ^ 元々搭載出来ない造りになっているとはいえ、コスモウイングはモールドされた艦底部ハッチのサイズに合わない。
  49. ^ 実ドライブ1台(当時のノートPCに多かった構成)でのプレイの考慮と、モノクロ8階調グラフィック
  50. ^ 【独占スクープ】アルカディア号の戦力やいかに 『戦の海賊』×『キャプテンハーロック』コラボ詳細”. ファミ通App. 2016年1月25日閲覧。
  51. ^ a b 「キャプテンハーロック~次元航海~」舞台化!林野健志、扇けいら出演”. ステージナタリー (2016年3月10日). 2016年3月10日閲覧。
  52. ^ ORICON STYLE SMAPのTV出演情報
  53. ^ 『「キャプテンハ―ロック」スペシャルコンセプトルーム』ホテルグランパシフィック LE DAIBA





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