宇宙世紀の企業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/23 04:16 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動未来の戦争を主軸とする作品の性格上、軍需産業が主体となる。
設定の経緯
リアルロボットアニメが確立してから制作された『機動戦士Ζガンダム』(1985年)以降と異なり、『機動戦士ガンダム』(1979年)の設定考証は大まかにしか創られておらず、主役であるロボット、モビルスーツ (MS) は「兵器」として描かれているものの、その開発・製造元までは設定されていなかった。しかし例外的に、MS用ではない銃器メーカーの一部は型番とともに設定され(劇中では言及されていない)、MS用部品メーカーの一部は『機動戦士ガンダム』放映時に設定画と共に公開された「透視図(いわゆる内部図解のこと)」に書かれていたものもある[1]。ただし、いずれも当初は明確に企業名とはされていなかった。
ムック『ガンダムセンチュリー』(1981年)において初めてジオニック社を始めとするジオン公国軍のMSおよびモビルアーマー (MA) の開発・製造メーカーが設定された(なお同誌はスタジオぬえのメンバー等が参加した同人誌『Gun Sight』を母体としているが、こちらにはまだメーカーの設定はない)。これら企業名の一部は後年になってゲームや映像作品の台詞の中などにも登場している。また同誌では対称的に地球連邦軍のMSの開発・製造メーカーは設定されておらず、すべて軍の官立工廠で開発されているように解説されている。
その後、制作スタッフの異なるメカニックデザイン企画『モビルスーツバリエーション』(1983年)でもこれらの設定を引き継ぎ、さらにMSが携行・内装する武器や、航空機などのメーカーが多数設定された。
OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』の外伝であるCDシネマ『ルンガ沖砲撃戦』(1992年)では、地球連邦軍MS用ビーム・ライフルの型式番号と共に、メーカーとしてブラッシュ社とボウワ社が設定された。これらの設定は初期のマスターグレード (MG) のプラモデル(1995年)の解説書などによってさらに広がりを見せ、MS用部品メーカーも数多く設定されている。
2000年代以降には、漫画『Developers』(2001年)や漫画『アッガイ博士』(2014年)など、MSメーカーやその関連企業を舞台にした外伝作品も発表されている。
『機動戦士Ζガンダム』では巨大な複合企業体であるアナハイム・エレクトロニクス (AE) 社が劇中に登場し、単なる企業に留まらず、劇中の各勢力に対して影響を及ぼす組織として描かれている。
ジオン公国系の企業
機動兵器関連(公国系)
ジオニック
- ZEONIC
『ガンダムセンチュリー』で設定された。当初は英文表記のみ (ZIONIC) であったが、『MSV』で片仮名表記された[2]。その後、英文表記はジオン公国とともに変更された。OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話の台詞で企業名が語られ、公式の存在となった。
サイド3に本社を置く軍需複合メーカーで、初期はスペース・コロニー内で運用される戦車や[3]宇宙作業用ロボットを手掛ける[4]。ジオン公国国防省が各兵器メーカーに対し命じた、ミノフスキー粒子散布下における新型高性能兵器の開発において人型のZI-XA3を提示、史上初のモビルスーツとして採用される。その後も試作を繰り返し、実戦用MSとしてザクIおよびザクIIを開発、公国軍の主力兵器となる[5]。ほかに陸戦用MSのグフや、公国軍最終量産型MSとなるゲルググが代表的な製品として挙げられる。さらに、火器開発部門では[6]プロトタイプザク用から[3]ザクII用に至る「ザク・マシンガン」も開発・製造している[6]。
一年戦争終結直後、共和国制へ移行したジオンは同社をはじめ国家が保有する技術系企業の株式一斉売却に踏み切る[7]。売却先候補はAE社となるが、軍事技術の独占を危惧した連邦政府は同社の売却を交渉、結果価格は高騰し、双方とも出せるだけの資金を投入しても半分ずつしか売却できずに終わる[7]。この際、同社は互いの開発部門が将来ライバルとなることを見越して、それぞれに重複部分がないように分割したとされる[8]。ただし、技術者の中には終戦の混乱に乗じてアクシズに逃亡した者も多く、のちにネオ・ジオン軍の兵器開発に携わっている[9]。同社の売却によって莫大な資金を得た共和国はこれにより債務を精算し、もっとも早く復興を遂げている[7]。ただし一方で、連邦政府の指導のもと解体されAE社に吸収合併されたとする資料もあり[9]、技術者たちは行政指導以上の強制力で月に連行されたともいわれる[10]。
AE社では第2研究事業部(ジオニック事業部[3][11])として、ガンダム開発計画においてガンダム試作2号機の開発を担当している[12]。その後もいくつかのザク・タイプMSのほか[3]、先進開発事業部(クラブ・ワークス)と共同でリック・ディアスの開発をおこなっている[12]。その後はRGM系をはじめとして連邦軍の主力MSのほとんどを手掛けるが[11]、宇宙世紀0111年に開発したMSA-120が次期主力小型MSコンペティションでサナリィのF9に敗れている[11]。また、火器開発部門は0084年にハイザック用のザク・マシンガン改を開発し、翌0085年にはビーム兵器開発部門に統合されている[13]。
漫画『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』では、同社の創業者のひとりであるホト・フィーゼラーが登場する。
トヨタ自動車の2代目オーリス発売中には、同社とトヨタの合弁会社として「ジオニックトヨタ」が設定された。
ツィマット
- ZIMMAD
『ガンダムセンチュリー』で設定された。当初は英文表記のみであったが、ムック『ガンダム・センチネル』で「ツィマッド」と片仮名表記された[9](なお、『MSV』では同社の名称は登場しない)。OVA『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』第3話の台詞でジオニック社とともに企業名が語られ、公式の存在となったが「ツィマット」と発音され、以降の作品など[注 1]でも同様に表記されるようになった。
ジオニック社のライバル・メーカー[17]。機動兵器の実用化では遅れをとるが[9]、宇宙での高機動性と大推力を重視したMSヅダを開発し、宇宙世紀0075年にジオニック社のザク (I) との競合試験に供されるも空中分解事故を起こし、ザクが制式採用されている[18]。その後はザクIIや[19]グフのライセンス生産をしつつ試作機の開発をおこない[20]、ヅダで培った推進器技術を活かした[18]ホバー走行により、地上でのMSの移動速度の問題を解決したドムを開発する。そして、同機の推進器を宇宙用に換装したリック・ドムが、次期主力MS完成までの代替としてジオニック社の高機動型ザクII(R-2型)を退けて採用、量産されている。ほかに、初の量産型水陸両用MSであるゴッグや、マゼラアタックのマゼラ・トップ砲[21]の開発もおこなっている。サブフライトシステムなど、MSの周辺兵装にも実績がある[22]。
一年戦争後期の次期主力MSコンペティションではギャンを提出するもジオニック社のゲルググに敗れるが、後者の推進器は両社の共同開発であるとされる[23](熱核反応炉も同社の開発とする資料もある[24])。一年戦争終結後は2つに分かれ[3]、一方は宇宙世紀0080年にAE社に吸収合併されて "AE/ZIM" となり[16]、ガンダム試作2号機のアトミック・バズーカやリック・ディアスのクレイ・バズーカなどを手掛けている[3]。もう一方はジオン共和国の保有するMSの開発や[22]改良[25]、整備などを請け負っている[22][9]。
MIP
『ガンダムセンチュリー』で設定された。その後、『ガンダム・センチネル』で読みが「エム・イー・ペー」とされた[9]。
サイド3開闢以来の老舗で、外宇宙開発を請け負う官製企業であったが、ジオンが公国制になり民営化する[26]。宇宙戦艦の建造や、鉱物小惑星開発でコロニー間シェア大手に成長し、ジオニック社に続いて作業ロボットの分野に参入する[26]。ジオン公国国防省のミノフスキー粒子散布下における新型高性能兵器の開発命令においてMIP-X1を提出し、要求性能を満たすもジオニック社のZI-XA3に汎用性で敗れる[5]。しかし、MIP-X1の宇宙空間における性能は極めて高いためMAとして発展[5]、同社では直系であるビグロやこれをベースにした水中用MAグラブロ、そしてザクレロを開発している[注 2]。また、ツィマット社とともに公国軍から水陸両用MSの開発が発注され、ズゴックがゴッグと並んで採用されている。
リック・ドム用の試作ビーム・バズーカの開発もおこなっており[27]、ゲルググのビーム・ライフル開発の際には公国軍のMS開発局に一部編入される[28]。残りは一年戦争終結後にAE社の子会社となり、宇宙世紀0083年に同社からガーベラ・テトラ用のビーム・マシンガンの開発を受注している(開発自体はアルバータ社へ)が、翌0084年には同社のビーム兵器開発部門に吸収合併されたとされる[13]。一方で、ギラ・ドーガのビーム・マシンガン(一般兵用)は同社製とされる[29]。
スウィネン
- ZWINEMN[25]
もともとは個人ウェブサイト「生まれてきてすいません」で1990年代末に創作されたものである[30]。2003年発行の書籍『機動戦士ガンダム公式設定集 アナハイム・ジャーナル』の付録ポスターに「スウィネン」のロゴと、アッガイの開発メーカーとするキャプションが掲載され、2014年から『ガンダムエース』で連載された曽野由大の漫画『アッガイ博士』ではその設定が全面的に取り入れられた。
ジオニック社員で黎明期のMS開発に携わったヨハン・スウィネンが、巨大人型重機メーカーを有志とともに買収して立ち上げたベンチャー企業。「夢を形に」をキーワードに、レジャーボート「ツナ・ジェット」の開発・生産・販売を手掛ける。小惑星基地や月面のパラテラフォーミング用に開発した大型土木工作機が公国軍の目に留まり、破格の待遇でジオニック社の傘下に入る[31]。その後、ジオニックからの発注という形でプロトタイプアッガイの開発をおこなう[32]。
パーツ製造関連(公国系)
- ZAS
- 『ガンダムセンチュリー』で設定された。
- エンジン・メーカーで、MS-04やザクI、ザクIIの熱核融合炉を開発・製造している[33]。
- エビヤン (EBIYAN)
- 書籍『MS IGLOO グラフィックファイル』で設定された。英文表記のみであり、片仮名表記は便宜的なものである。
- 水陸両用装輪偵察警戒車ヴィーゼルのコンバット・タイヤを製造している[34]。
- オスカログ精工
- MG『ザクII S型』付属説明書で設定された。
- 医療機器メーカーで、ザクII S型のマニピュレーターのセンサー・ユニットの開発の際に技術提供をおこなったといわれる[35]。
- カノム精機 (KHANOM[25])
- MG『ザクII F/J型』付属説明書で設定された。
- 光学機器メーカーで、宇宙世紀0031年創業[36]。0030年代後半に「モノアイ」の原型となる機動重機用カメラ・システムの開発に貢献、0073年にはモノアイ・システムの開発に参画し[36]、光学装置を開発・製造する[37]。また、ザク強行偵察型のカメラガンや[27]、ザクI・スナイパータイプのライフルの精密照準器も製造している[38]。
- 一年戦争終結後はアナハイム・グループに参加し、同グループの光学機器メーカーの中核として活躍する[36]。
- グラモニカ (GRAMONICA[25])
- MG『ザクII S型』付属説明書で設定された。
- 西暦1895年にルドルフ・アナスチグマートが創業した伝統的レンズ・メーカーで[39]、カメラや光学ディスクのピックアップを製造している[35]。本社はバーデンビュルテンブルグ州にあるが、宇宙世紀以降は生産拠点を月やコロニーに移し、宇宙艦艇用の特殊ガラスなどの分野で大きなシェアを得る[39]。宇宙世紀0040年代にはサイド3に最大規模の生産工場を建造し、ジオニック社の依頼で[39]モノアイ・システムのメイン・フレームを開発・製造[37]。MIP社にも部材を供給している[39]。
- 一年戦争終結後は社名を「グラモニカ精工 (GRAMONICA FEIN INSTRUMENT[39])」と改め[25]、AE社傘下の家電ブランド(カムコーダーやカメラ[39])となるが[35]、本社機能や軍需部門は独立を堅持している[39]。
- フェリペ (FELIPE[25])
- MG『ザクII F/J型』付属説明書で設定された。
- モノアイ・システムのセンサー部を開発・製造している[37]。
- ホシオカ (HOSIOKA[注 3] / HOSHIOKA[3])
- 漫画『Developers 機動戦士ガンダム Before One Year War』に登場。
- サイド3で作業機器の組み立てをおこなう中小企業。社長はゲンザブロウ・ホシオカ。ジオニック社の発注を受け、試作型MS-04 2機の製造をおこなう。その後、技術力の高さを買われて正式なMS部品メーカーとして迎え入れられ、ザクIの開発に貢献する。
ビーム兵器関連(公国系)
- アルバート (ALBERT[3])
- 『MSV』で設定された。「アルバータ」と表記されることもある[13]。
- 小規模なベンチャー企業的技術集団であるが[29]、公国軍初のMS携行用ビーム兵器の実用化に成功している[13]。ゲルググ用のツイン・ビーム・ソード(ビーム・ナギナタ)[40]のほか、ビーム・ライフルの完成にも貢献し[29]、アクト・ザク用のものも開発している[27]。
- 宇宙世紀0082年にはガルバルディβ用のビーム・ライフルを製造、翌0083年にはAE社およびボウワ社に技術提供をおこない[13]、MIP社の依頼でガーベラ・テトラ用のビーム・マシンガンも開発している[13]。その後AE社に買収されて子会社となり[29]、ガブスレイなどのフェダーイン・ライフルや[41]、サザビーのビーム・ショット・ライフル[29]を開発・製造している。
- ウェポン・システム (WEAPON SYSTEM[3])
- 書籍『MSVコレクションファイル【宇宙編】』で設定された。
- ゲルググの兵装を担当し[42]、ビーム兵器の手配をおこなっている[3]。
- キア (KIA[3])
- 『MSV』で設定され、『データガンダム』で明確に企業名とされた。
- ゴッグの腹部ビーム砲[43]やジオングの腕部5連装ビーム砲[44]を開発・製造している。
- コーダ (CODA[3])
- 『ホビージャパン』別冊『GUNDAM WEAPONS U.C.0080』で設定された[注 4]。
- ラインメタル社から拡散メガ粒子砲の開発を引き継ぎ、ザクレロに搭載される[46]。
- ラインメタル (LINE METAL[3])
- 『GUNDAM WEAPONS U.C.0080』で設定された[注 4]。
- 艦砲などの開発・生産をおこない、拡散メガ粒子砲の開発にも携わっている[46]。
実体弾兵器関連(公国系)
- MMP
- OVA『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』で設定された(設定画に記載されているが[47]、劇中では言及されていない)。『データガンダム』で明確に企業名とされ、読みも「エム・エム・ペー」とされた[3]。
- 後期ザク・マシンガンやMS用マシンガンを開発・製造している[48]。
- エール (YELL[3])
- ゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ〈2〉 ヘルメス夢幻』で設定され、『データガンダム』で明確に企業名とされた。
- MS用の長距離ライフルを扱う[3]。T556対MS280ミリライフル、通称「ドラゴンスレイヤー」で知られる。
- ズックス (ZUX)
- 『U.C. ARMS GALLERY 01』で設定された。当初は英文表記のみで、片仮名表記は『データガンダム』による[3]。
- ケンプファーのショットガンを開発・製造している[49]。
- ハニーウォール&ライセオン (H&L)
- マスターグレード (MG) 『ザクII S型』付属説明書で略称が設定された。『データガンダム』で正式名称が付けられ、明確に企業名とされた。
- MS用バズーカで有名[3]。ザク・バズーカ[50]やドムのジャイアント・バズ[51]を開発・製造している。
- フォルクス・アルメーエン・ラボラートリウム (VAL)
- MG『ドム』付属説明書で略称が設定された。『データガンダム』で正式名称が付けられ、明確に企業名とされた。
- ドム・トローペンのラケーテン・バズなど、地上用MSのロケット・バズーカを開発・製造している[3]。
- ブラウニー (BROWNIE[3])
- 『MSV』で設定され、『データガンダム』で明確に企業名とされた。
- ザク・マリンタイプ用の4連装ロケット弾ポッド[52]などMS用ロケット弾を手掛ける[3]。
- ブリッツ (BLITZ[3])
- 『MSV』で設定された。
- ザク・デザートタイプ[53]などのMS用内蔵バルカン砲を手掛ける[3]。
- ラッツリバー (RATRIVER[3])
- 『MSV』で設定され、『データガンダム』で明確に企業名とされた。
- ザク・デザートタイプ用ミサイル・ポッド[53]など、MS用のミサイル[3]およびミサイル・ポッド[54]を手掛ける。
銃器関連(公国系)
- ヴァルタ (WALTA[55])
- OVA『機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争』で設定された(劇中では言及されていない)。書籍『MS IGLOOグラフィックファイル』で明確に企業とされた[56]。
- ナバン62式に次いで[56]P08[55] (P08-M[57]) およびPPが公国軍制式拳銃として採用されている[56]。
- スマルツァ (SMARZA[58])
- 『U.C.HARD GRAPH サイクロプス隊セット』で設定され、『データガンダム』で明確に企業名とされた[58]。
- 公国軍制式マシンピストル[59](機関銃[60])MP-71を開発・製造している[60]。
- タイガ (TAIGA[58])
- アニメ『機動戦士ガンダム』で設定され(設定画に記載されているが(ただし「ダイガ」と表記[61])、劇中では言及されていない。日本サンライズ発行の『機動戦士ガンダム・記録全集2』では「タイガー」と表記[62])、『データガンダム』で明確に企業名とされた[58]。
- 公国軍制式無反動ライフル70-Rを開発・製造している。
- ナバン (NAVAN)
- 『機動戦士ガンダム』で設定され(設定画に記載されているが[63]、劇中では言及されていない)、『データガンダム』で明確に企業名とされた[58]。『機動戦士ガンダム MSイグルー2 重力戦線』で英文表記およびロゴ(ホルスターの刻印)が設定された[59]。
- 公国軍制式拳銃62式 (P-62M[57]) を開発・製造している。
- マズラ (MAGELLA[58])
- 『U.C.HARD GRAPH ジオン公国軍 機動偵察セット』で設定され、『データガンダム』で明確に企業名とされた[58]。
- 機関銃MG74[59]およびMG74/S(ショート・バレルでワッパや車両に取り付けるタイプ)[64]を開発・製造している。
一般企業(公国系)
- B.M.C.
- 『U.C.HARD GRAPH ランバ・ラル独立遊撃隊セット』で設定された。通称は「ベンク」[57]。
- 自動車製造で名を成しており[57]、その製造で培った[65]シャフト・ドライブ方式を採用した同社初のバイクZ78/2(ランバ・ラル隊のゼイガンが搭乗)[57]が公国軍用として一定数導入されている[65]。
- コード・ロジカル
- 漫画『機動戦士ガンダム ギレン暗殺計画』に登場。
- ジオニック系列の企業。PDAや携帯電話向けのモバイル汎用OS "Harmony" を開発。データベース構築アプリケーションも提供している。
- ジオナイト
- 雑誌『B-CLUB』の連載記事「宇宙世紀小monoグラフ」に登場[66]。
- アタッシュケースの製造メーカーで、ザクの基本フレームと同じ材質の「ジオ・ジェラルミン」の削り出しで作られた耐荷重100トンの製品は宇宙世紀0150年代にも製造が続けられている[67][注 5]。
- プリンシパリティ・ボイシズ (PRINCEPARITY VOICES)
- 漫画『ギレン暗殺計画』に登場。英文表記のみ確認でき、片仮名表記は便宜的なものである。
- 公国制移行と同時にギレン・ザビが作ったとされる公国発行の新聞社。
- ルナ・ライン (LUNAR LINE)
- 漫画・アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場。
- 地球-コロニー間を往来するシャトルを運航する民間航宙会社のひとつ[68]。
注釈
- ^ 漫画『アッガイ博士』、メカニックデザイン企画『MSV-R』[14]『Mobile Suit Discovery』[15]、アクションフィギュア『U.C.ARMS GALLERY』[16]ほか。
- ^ なお、これら以外のMAにMIP社が関与しているとする資料はない。
- ^ 『Developers』作中の同社の看板より。
- ^ a b 記事には「ホビージャパンおよび平田篤史が独自に創作したものであり、本編の設定とは若干異なる」との注意書きがある[45]。
- ^ 『機動戦士ガンダム』で、シャア・アズナブルがセイラ・マス宛に送った金塊が入っていたアタッシュケースがこれに当たる。
- ^ 一方で、公国系MSに使用されている流体内パルス・システムを利用した関節用モーターも生産しているとされる[25]。
- ^ なお、本社はオンタリオ州ケベック市にあるとされるが、ケベック市はケベック州の州都である。
- ^ いずれもメカニックデザインは倉持キョーリュー・スタジオGS[122]。
- ^ ゲームブックでは同社が一年戦争後期にギャンやゲルググ、ガルバルディを開発したとされており、従来の設定と異なる。
- ^ ただし、アニメ劇中ではマハディの娘のロニ・ガーベイが「父も母も、ジオンの残党狩りで死んだ。投降を許されず殺されたんだ」と語っている。
- ^ 『Ζガンダム』劇中の看板より。
- ^ 『Ζ』第1話のサイド7コロニー「グリーンノア2」の警備員の台詞より。
- ^ a b アニメ『機動戦士Vガンダム』第11話より。
- ^ アニメ『機動戦士Vガンダム』第13話より。
- ^ 漫画『機動戦士ガンダム0083 REBELLION』では「木星船団公社」という名称が見られるが、これは以前の本記事に記載されていた出典不明のものである[175]。
- ^ 『V』第18話のトマーシュの台詞より。
- ^ 『V』第19話のオデロの台詞より。
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- 1 宇宙世紀の企業とは
- 2 宇宙世紀の企業の概要
- 3 地球連邦系の企業
- 4 一年戦争後の企業
- 5 公社
- 6 脚注
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