学生服
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 07:01 UTC 版)
その他
- 詰襟タイプでオリジナルデザインを指定し採用している学校も、私立校を中心に少なからず存在する。東京では学習院中・高等科、攻玉社中学校・高等学校、明星中学校・高等学校、慶應義塾の一貫教育校、日本大学豊山中学校など。また、同じマリア会系列のミッションスクールである札幌光星学園や大阪明星学園、暁星学園と長崎海星学園では、全国的にも珍しい立折襟型で七つボタンの学生服を採用している。
作品における学生服
テレビ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、DVDやBlu-rayなどでの販売や公式なネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2023年10月) |
漫画・アニメ
- キテレツ大百科
- 登場人物の中に一般の浪人生 → 大学生ながら普段着が学生服の「苅野勉三(勉三さん)」がいる。また、本作に限らず藤子・F・不二雄のマンガ作品において、男子高校生・大学生は記号的におよそ全て詰襟・黒の学生服姿で表される。作品の時代は昭和40年代。
- ジョジョの奇妙な冒険
- 第3部の主人公「空条承太郎」と、承太郎の仲間「花京院典明」が学生服(学ラン)を着用している。承太郎は装飾品をつけるなどして着崩しており、花京院は上着の裾が長い学ランを着ている。
- また、第4部では主人公の「東方仗助」を初めとする男子高校生の登場人物達が学ランを着用している。
映画・ドラマ
- 3年B組金八先生
- 男子生徒の制服が詰襟学生服で一貫している。第1シリーズ・第7回が長ランにスポットライトを当てた話・「学ラン長ラン大混ラン」。
- ビー・バップ・ハイスクール
- 登場人物のほとんどが変形学生服を着用。一部の変形メーカーで「トオル」「ヒロシ」というモデルが作られ、現在では「トオルII」「ヒロシII」「トオルX」という新たなデザインと共になお存在する。
- 人間・失格〜たとえばぼくが死んだら
- 舞台の学校が現在では珍しい白の学生服(前ファスナー)を採用している。
ゲーム
- ダウンタウン熱血物語
- 登場する男性が全員学生服で登場し、どの高校かを区別する必要性からさまざまな色の学生服を着ている。
バラエティ番組
- たけし・逸見の平成教育委員会
- ぐるぐるナインティナイン
- 「グルメチキンレース・ゴチになります!」コーナーにて、男性の出演者が長ランを着用している。
脚注
注釈
- ^ a b c d e 白、生成、霜降りグレーなどの詰襟は戦前までは夏用の学生服として広く用いられていた。しかし夏服に関しては簡素化が進み、福岡県立小倉高等学校などごく一部の例外を除いては、これらが学生服として戦後復活することはなかった。
- ^ 神戸一中および二中が採用したカーキ色は橙色に近い特殊な色であったが、それを模倣する形で軍服と同じ国防色の学生服を採用する学校(灘中など)も存在した。
- ^ 遅刻、欠席、先生からの注意、パーマ・染髪、制服変形、喫茶店出入、万引き、暴力、喫煙の9項目の実行状況にもとづいて判定。中学2年で問題行動傾向有り299人、問題行動傾向無し2112人、高校2年生で問題行動傾向有り409人、問題行動傾向無し2796人
- ^ 表から数字を再集計したため、一部集計に誤差がある可能性がある。
出典
- ^ 岡山県アパレル工業組合HPトップ より。
- ^ a b エキサイトニュース2006年4月20日『ところで学ランの「ラン」って何?』にて、尾崎商事(現・菅公学生服)マーケティング部社員談より。
- ^ a b c 岡山県アパレル工業組合HP「アパレルQ&A」 > 学生服より。
- ^ a b 「ガクラン追放マーク」『朝日新聞』1982年6月11日付朝刊、8面より。以下に、記事の一部を引用しておく。「えりを異常に高くしたり、上着の胴を極端にしぼってすそをやたら長くしたりした服は『ガクラン』と呼ばれ、非行につながるとして問題になっている。このため、日被連は『そで口のボタンは二個、上着のポケットラインは水平』などの標準を定め、これに合わない服は作らず、売らない方針を申し合わせた。」
- ^ a b c d 村田堂/制服の歴史 より。
- ^ 工部大学校資料
- ^ 旧工部大学校史料編纂会『旧工部大学校資料』虎之門会、1931.7
- ^ セルロイドサロン/学生服 より。
- ^ 石橋湛山 『湛山回想』 岩波文庫、1985年より、「2. 明治の学生 - 私のころの学生生活」 53-57頁。
- ^ a b モードの世紀/(2)大正〜昭和戦中期:洋服大衆化の兆し より。
- ^ 法政大学 『法政大学八十年史』 1961年、724頁
- ^ 熊谷晃 『旧制高校の校章と旗』 えにし書房、2016年、132頁
- ^ 東京高等工芸学校一覧 大正10年度、2019年12月24日閲覧。
- ^ アーカイブ 制服・制帽 - 昭和大学、2022年10月22日閲覧。
- ^ a b 岡山県アパレル工業組合HP「岡山アパレルヒストリー」>昭和期・平成期より。
- ^ キショウ堂:特別展示室/そして より。
- ^ MouRaトップページ > カルチャー&ビジネス > 巨乳をビジネスにした男 野田義治とEFGガールズ 第4回-2より。
- ^ a b c d 30-35/特集:学園天国〜裏ボタンVIEW〜制服の変遷(1)(2) より。
- ^ 拓大、29人を退学に 国士舘大生との新宿衝突事件 「学ラン姿、反省なし」『朝日新聞』1978年(昭和53年)7月11日、13版、23面
- ^ 「応援団という゛硬派″な集団の衣装が、その後もっともケンカが強い者である゛番長″に受け継がれ、やがてツッパリが着るものというように広がっていったのだ。」(『Oh! Young Golden 80's』株式会社シーディージャーナル、2018年、p82) ただし同書の論調は当時を知らない愚者による妄想の執筆であり、間違っています。
- ^ カンコー/制服Q&A:「標準型学生服認証マーク」って何ですか?
- ^ a b c d 一番街 > 学生服図鑑 > 標準型学生服「標準型学生服の認定基準」より。
- ^ a b c d 一番街 > 学生服図鑑 > 標準型スラックス「標準型スラックスの認定基準」より。
- ^ 「変形学生服全盛期の80年代のファッションリーダーは間違いなく『ビー・バップ・ハイスクール』の主人公であるヒロシとトオルだろう。彼らに憧れ、ツッパリだけでなく一般の学生たちもボンタンをはくようになった。」(『Oh! Young Golden 80's』株式会社シーディージャーナル、2018年、p87) これもまた、当時を知らない執筆者の空想の記事であり、優しく参照してあげてください。
- ^ a b c @nifty:デイリーポータルZ:学ランは今 より。
- ^ 変形学生服を販売する学生ショップ『一番街』店長の馬目氏は以下ように話している。「(80年代は)当時は私が学生で、店は父がやっていたんですけど、多い日には40万円も売り上げたそうですから、変形学生服人気はスゴかったですよね。あのころは、ツッパリだけじゃなくて、みんなボンタンをはいていましたからね。生徒会長だってボンタンでしたから(笑)。」(『Oh! Young Golden 80's』株式会社シーディージャーナル、2018年、p87)
- ^ 「ブレザー化が始まったのは八〇年代。まず女子制服からだった」(「個性化進む学校制服 ブレザー主流、ファッション性も高く」『朝日新聞』2000年5月15日、朝刊、岡山面、「聞蔵IIビジュアル」にて閲覧)。女子制服のブレザー化に合わせるように、男子制服のブレザー化が進んでいったことが伺える。
- ^ 「学生服かっこ悪いと大脱走 拓殖大学生寮」『朝日新聞』1984年12月1日、朝刊、14面
- ^ 「制服着崩し「ちょいゆるめ」」『朝日新聞』2013年8月29日、朝刊、34面 http://www.asahi.com/edu/articles/TKY201308280548.html
- ^ 「ボクらの「変形学生服」40年史」『FRIDAY Dynamite』2011年4月27日増刊号、pp30-32
- ^ 「70年代~80年代初頭の学生服が、長く太くであったのに対し、80年代半ばあたりから変化が現れる。それまでのツッパリは゛硬派″を信条とする者が多かったが、思春期の男子らしく゛モテたい″というツッパリが多くなったのがその要因だ。(中略)ジーンズの流行がパンタロンからスリムになったのと同様に、学生ズボンもワタリは太いものの裾はキュッと締まったスリムタイプが主流となった。学ランにおいても、丈の長い学ランや中ランよりも短い丈の短ランが好まれ主流になっていった。」(『Oh! Young Golden 80's』株式会社シーディージャーナル、2018年、p84)なお、同誌p83において、ボンタンについて80年代前半に流行、ボンタンよりも裾が細いボンスリについて80年代半ばに人気にという記載がある。
- ^ 「不良 ツッパリはオシャレじゃない?!(若者博覧会:5)」『朝日新聞』1990年5月13日、朝刊、神奈川面。「聞蔵IIビジュアル」にて閲覧。
- ^ “女子中学生の制服もスラックス 世田谷・中野区で選択可”. (2019年1月29日) 2020年5月17日閲覧。
- ^ 錦光山雅子 (2018年3月20日). “全区立中学で性別問わずスカート、ズボンが選べるよう検討へ 東京都世田谷区教委が見解” 2020年5月17日閲覧。
- ^ 今一生 (2019年11月21日). “福岡で市立中の制服を変えた弁護士。「制服を着る着ないを選ぶ権利は生徒にある」”. ハーバー・ビジネス・オンライン 2020年7月10日閲覧。
- ^ “中学新制服はブレザー 福岡市の検討委が了承 20年度から スカートとズボン選択も”. 西日本新聞. (2019年5月15日) 2020年7月10日閲覧。
- ^ “女子制服にスラックス導入広がる 県立高6割、換気での寒さも要因に”. 下野新聞. (2021年2月7日) 2021年2月8日閲覧。
- ^ “制服改革先駆けの藤枝・青島中 自由に選択、自分らしく 機能面や多様性に対応”. 静岡野新聞. (2021年6月23日) 2021年10月2日閲覧。
- ^ “コロナ禍で加速する「学校制服」の自由な選択 家計負担の軽減など費用面でのメリットも”. AERA dot.. (20213-19) 2021年10月2日閲覧。
- ^ 真城 愛弓 (2020年7月24日). “学校制服「価格つり上げ」生むいびつな流通構造 愛知で学生服のカルテル、3社に排除措置命令”. 東京経済. 2020年7月26日閲覧。
- ^ NHK世論調査部編『中学生・高校生の意識―受験・校内暴力・親子関係』日本放送出版協会、1984年。以下に挙げた調査結果は末尾集計結果表のpp.60-61より。
- ^ 国立教育研究所内校内暴力問題研究会編『『月刊生徒指導』別冊 少年非行と生徒指導 少年非行と生徒指導に関する諸調査の総括的検討』学事出版、1984年、pp209-213で、当該調査結果が引用されている。中学2年生でN=2411、高校2年生でN=3205。男女別の集計は引用されていないため不明。
- ^ a b c d 公立中制服の価格差、最大2倍超 SNSで111校調査:朝日新聞デジタル
- ^ ポリエステル繊維の完全物質循環型リサイクル (PDF) (仙台市公式サイト)より。
- ^ 琺瑯看板/学生服 より。
- ^ 標準学生服(幸新堂) より。
- ^ 一番街 > お問い合わせ > Q&A > メーカー全般より。
- ^ a b c d 「彼らはやたらと太いズボンをはきたがる。足が三、四本入りそうなのもある。太さとすそまでのすぼまり具合によって、ドカン、ズドン、ボンタンなどと、細かい名称に分かれている。こうした変なズボンばかり作っているメーカーのカタログは、人気の的だ。股上を極端に大きくとり、ベルトをウエストで締めずに腰骨のあたりで締めるから、山村のおばあさんのもんぺのように、足の部分が実際より短く見え、ひどい胴長のスタイルとなる。しかも、ベルト通しがズボンの上端から7、8センチも下がったところにつけられている。そこへ幅1センチあるなしの、紫や白、虎皮模様などの派手なベルトを締める。なかには、だらしないことにベルトをつけず、年じゅうずり落ちそうにしている者もいる。なんとか目立たなくちゃいかんから、上着も長すぎるかまたは短すぎるのが人気だ。」「裏地は派手な竜などが躍っている倶利迦羅紋々。ボタンもこの学校専用のがあるのだが、いろいろな学校のを見本のようにつけて来る。」筆者解説から1984年頃の農業高校における実話をもとにしていると思われる。(多賀たかこ『はいすくーる落書』朝日新聞社、1988年、pp25-26)
- ^ 株式会社松商様「安く、いいものを」詰襟学生服にこだわって30年-厳しい環境のなかで安定経営へ-(富士通公式サイト)より。
- ^ 学生ズボン、番外コラム(学生服のマスコ)より。
- ^ 『Oh! Young Golden 80's』株式会社シーディージャーナル、2018年、p83
- ^ 週刊プレイボーイ2007年11/5号No.45「鈴木おさむ×きうちかずひろ(前編)」より。
学生服と同じ種類の言葉
- 学生服のページへのリンク