子育て
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 09:55 UTC 版)
児童期(学童期)
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児童期には学級集団を中心とする集団生活に適応するとともに、知識や技能の習得が求められるようになる[8]。
登下校の安全の確保
小学校へ入学することによって、子供は自分で登校・下校するようになる[7]。つまり、保育園に通わせていた子ならば、親は送り迎えをしなくて済むようになる[7]。ただし、(たとえ集団登校方式になっていようとも、集合場所までは一人である場合も多く)登下校時に子供が一人になることがあるので、その時の安全に気を配る必要がある[7]。入学前には、自分の子供が基本的な交通ルールを守れるかどうかを確認しておいたほうがよい。飛び出しをしない、信号無視をしない、横断歩道を作法どおりに安全に渡る、ということができるか確認しておくとよい[7]。また、通学路を親子で一度は歩いてみて、危ない場所などをチェックして子供に諭しておくとよい[7]。
連絡・支度の世話
小学校では、教育施設と家庭との連絡方法が変わってくる。保育園では先生(保育士)が毎朝・毎夕、親と直接顔をあわせてコミュニケーション・連絡をしてくれるが、小学校ではもはや先生は親と直接話さず、もっぱら子供にプリントが渡される形になる[7]。親は、(子供がしばしば失念してしまうそれらのプリントを見つけ出し)必ず目を通し、さまざまな期限等に注意を払う必要がある[7]。子供は小学校に入学してもすぐに、翌日の学校の支度ができるようになるわけではないので、子供が慣れるまでは、親が一緒に宿題の有無を確かめたり、翌日の準備を手伝ってやる必要がある[7]。最初はできなくても、やがて自分ひとりでできるようになってゆく[7]。
学習の世話
小学校に入ると、担任の先生ごとの考え方にもよるが、徐々に宿題が出るようになる[7]。親も家庭でそれを見てやるとよい[7]。例えば、低学年のうちは、宿題として音読、計算、漢字の書き取りなどがでる[7]。子供が音読するのを親がしっかりと聞いてやるとよい効果がでる[7]。保育園・幼稚園時代に行っていた読み聞かせも、低学年の間は続けるとよい[7]。
小学校低学年の時期は、学習の土台となるさまざまな体験をすることが重要なので、いわゆる「お勉強」ばかりをさせるのではなく、手伝いをさせたり、屋外に出て自然と触れ合ったりするなど、(文字や画像・映像ばかりでなく)五感を使った直接体験を十分にさせてやるほうがよい[7]。
安全の確保
知らない大人には近づかせないように配慮する必要もある。言葉たくみに子供を誘い連れ去ってしまったり(誘拐)、いたずらしたり、という事件がしばしば起きている。よって、知らない大人に声をかけられたら、「いそいでいる」などと言って断ったり、とにかくその場から離れる、という方法を普段から言い聞かせておく必要がある[7]。
- ^ 広辞苑.
- ^ 野田 (1995), p. 108.
- ^ 広辞苑 育児.
- ^ Sendai, 仙台市役所 City of. “祖父母手帳 -つなげよう・広げよう「孫育て」-”. 仙台市役所 City of Sendai. 2023年7月3日閲覧。
- ^ “全国の祖父母手帳”. NPO法人 孫育て・ニッポン. 2023年7月3日閲覧。
- ^ “さゆは飲ませる?抱っこしてはダメ? 「孫育て」増加で新旧常識が衝突 自治体で発行広がる「祖父母手帳」 #令和の親”. www.chibanippo.co.jp. 2023年7月3日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 子育て情報ハンドブック 2009 [要ページ番号]
- ^ a b c 野田 (1995), p. 109.
- ^ 野田 (1995), p. 110.
- ^ 武田 2002 [要ページ番号]
- ^ 石原 (1969).
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