太陽熱エネルギー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/23 16:00 UTC 版)
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集熱器を用いて太陽光を熱に変換し、熱せられた空気や蒸気を用いてタービンを回して発電する。直射日光の多い広い土地を必要とするが、蓄熱できるため連続運転が可能な特徴を有する。
熱としての利用
熱としての利用には、下記のように多彩な利用形態がある[1]。
太陽熱利用は、最も古くから用いられてきた太陽エネルギーの利用形態である。一般にエネルギーを熱に変換するのは容易であるため、太陽熱は太陽光のエネルギーを高効率に利用できる長所を持つ。また、蓄熱することでエネルギーを貯蔵しておき、必要な分だけを取り出して利用しやすいのも長所である。利用形態は下記のように多彩である[2]。
- アクティブ利用
- 太陽熱温水器(ソーラーシステム)…加熱した水を暖房や給湯に利用する。
- ソーラーヒートポンプ…低沸点の冷媒を蒸発させて動力として利用し、ヒートポンプを駆動して冷暖房などに用いる。
- ソーラーハウス…上記のソーラーシステムなどを用いた住宅を指す。パッシブな場合もある。
- ソーラーウォール…建物の外壁に集熱器を取り付け、暖房や換気などに利用する[3]。構造が単純なのが特徴。
- パッシブ利用
脚注
- ^ 日本太陽エネルギー学会編、太陽エネルギー利用技術、オーム社、2006年、ISBN 4-274-20278-X
- ^ 金山公夫・馬場弘、ソーラーエネルギー利用技術、森北出版、2004年、ISBN 4-627-94661-9
- ^ ソーラーウォールって何?(ロゴスシステムズ)
- 1 太陽熱エネルギーとは
- 2 太陽熱エネルギーの概要
太陽熱エネルギーと同じ種類の言葉
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